効率、時短、便利。
このような言葉が世の中を席巻しています。
いろいろなものが便利になり、物事がスピーディーに運べることは良いことかもしれません。
でも
あえて
言いたい。
本当の良さは、不便や非効率な時間のかかるところを超越した先にあるんではないでしょうか?
不便が当然で、非効率な時間がかかる作業を繰り返し
そこから生み出されたものにある種の美しさが備わっていると思います。
それが生き様だと僕は思っています。
個人的な感覚ですが、自分を汚さずに仕事をしている人の言葉は何も響きません。言っていることは正しいかもしれないですが、その人からグッとくる迫力がないからです。
泥にまみれて生きてきた人の、生きた言葉が今の世の中には少なすぎると思います。
現代は僕のような考えの人間ではお金は大きく稼ぐことはできません。多くの人に好かれることも難しいでしょう。
無責任に小手先の言葉を並べ、甘い言葉と思わせぶりな言葉で人を惑わす人たちが、さまざまなメディアで分不相応なお金を平気で稼ぐことが現代の主流かもしれません。
それでも泥臭く鈍くさく、不便や非効率を超越した先にある、先人が見たであろう景色を探してみようと思います。