寒三日月内なる彩の固つぼみ 春隣幽玄の月と師のライン 編みぐるみのボタンの眼
子にしか見えぬ 雪の結晶 掌に 地に落ちて 弾んでシャララ...
振り向けば 淡き虹立つ 初時雨 初しぐれ いつものランチ...
風花のひとひらあとは白い雲 雪止めば繊月更に冷たくて ...
冬三日月雲に隠れてしまひけり 三日月は陰暦の月の三日目に出る月
紅葉見て焼鳥買い食いして帰る 冬三日月家路を急ぐ鴉かな ...
冬の夜空に関する句を並べてみた。私にはいづれもこれこそ冬、というイメージを醸し出して...