ポッと 芽が出る うたが出る♪

Violinレイトスターター”ぽっとめ”の 日々のあれこれ。

音の記憶の積み重ね

2017-11-29 10:50:20 | Violn


先日の 弦楽合奏団の分奏で、

先生が「絶対音感というのは、記憶だ」とおっしゃっていました。



歳だから…。

大人から始めたから…。と

諦めたりせずに

音を覚える 努力を続けていく。



個人レッスンの先生にも

「音は 覚えなくっちゃいけないよ。たくさん聴いてね。」と言われます。



なにか 無意識下に 思い込んでいることがあって

それが 伸びようとしていることを阻んでいるのだと言います。

自分で 自分に呪いをかけているような。。。



「あきらめる」の字が違うのかも。

自分が 覚えていない音、初めで出会う響きを 「あきらか」にすることを

「明らめる」。。。



面倒くさがらずに 丁寧に その音に どれだけ ふれることができるか…

日々忙しいと、すぐ いろんなことが 浅く ないがしろになってしまうことを

少し 反省した日でした。







呼吸をすることは、表現すること

2017-11-28 23:34:06 | Violn


発表会は、誰にとっても 緊張するものでしょうか。

初めての Violinの発表会は、

習い始めて3年目。

小さなホールで、弦楽合奏の伴奏で、

バッハのドッペルコンチェルトを 弾かせていただきました。



生まれて初めての体験で、あまりの緊張に、トイレで 吐いてました…(涙)

お相手は、中学生の女の子で、とてもお上手な方だったのですが、

緊張しすぎて、頭 真っ白なまま あっという間に 演奏は終わりました。

録音が残っていないので、どんな演奏だったか、いまだにわかりません。

知らない方が いいのかもしれません(苦笑)



それからは、緊張をほぐすには どうしたらいいのか、いろいろ試してみました。

当時は「緊張したら深呼吸」というのが 子どもの頃から知っている方法でしたので 、

呼吸法を習ったらいいのではないか?

でも 音楽につながらないと モチベーションが続かないので、

「歌」を習うことにしました。



友人に紹介していただいた先生が、劇団出身者ということもあり、

歌うだけでなく、歌語り、朗読、ミュージカル、作曲など

さまざまなことにチャレンジ。

そして その過程で、自分の中にある「表現の種」とつながって 表現するということを学びました。



一つのセリフを言うにしても、

自分の中にある感覚と結び付け、練習を重ねるうちに それさえも手放し、

ただ 物語の ストーリーのなかで 生きる(呼吸する)。。。

そんな 表現の仕方。



自分の五感に引き寄せて、

自分の心と体を通し、

最後は、自分を空にして 表現する。

しかしながら、自分というフィルターを通すので、どうしても自分らしさは出てしまいますが、

でも 受け止める側が、自分のことのように受け取ってくれる、感じてくれる そんな表現になったりすることがあります。



この 演劇的な表現方法が、

私の今の Violinの演奏にも、自然に応用されているようです。

そして この演劇的な表現と、Violinをつなげてくれたのは、M先生です。

そして 五感が開き、より共鳴しやすいこころと身体つくりを 仕上げてくださってるのは E先生です。



それは、本当に 楽しい瞬間で、

生きていてよかったとも 思える瞬間です。

お肌も ツルツルになるし、日常生活 自然と笑みがこぼれます。

私にとっては、生きることは本当に大変なことでしたが、

この歳になって初めて、 生きていることは ありがたく幸せなことなんだなぁと、

やっと思えるようになってきました。



この小さな幸せがあるからこそ、日々の生活も大切にしようと思えます。

私にとっては、そのための、大切なVilonです。






端から端まで

2017-11-26 00:52:08 | Violn


今日は、朝から 洗濯機を3回まわし、

お布団シーツ周りを 夏用から冬用へとチェインジ。

今日やらなければ、ずっと寒いまま冬を越しそうで

無理くり 洗濯しました。



午後からは、お世話になっている弦楽合奏団の

分奏と 合奏練習。



後期高齢者前後だという先輩たちと 大笑いしながらの分奏。

そのなかで、ボウイングの練習で気づいたことが ありました。



ほぼ全弓を使うのは変わらず、音符の長さが短くなっていく練習で、

短くなるにつれ、力が入っていく自分の身体に気づきます。

そうすると、一定に圧力がかからず

粗くなったところ、

意識が飛んでいるところなどが、

ひと弓のあいだに あることにも気がつきます。

弓を大きく使うことが優先されて(見た目)、

音の質を 重視してこなかった結果です。

気が通っていない状態。

これを 注意深かく感じながら、気を抜かずに 意識を向け続けていると

弓が吸い付くようになっていきます。



細心の注意を払って、弾くこと、

まだまだ 練習が必要です。




淡々と長く続ける

2017-11-25 20:54:16 | Violn


同じことを長く淡々と続けられること

これは、才能だそうです。



テレビを見ていたら、そんなことを話していました。

Violinの練習も、小さなことを面倒くさがらず、

丁寧に 繰り返し 集中して 練習していくことが多いです。



それを飛ばして、

なんとなく 弾けた気分になっていた私には 耳の痛い話(;^ω^)

大いに反省して、

その大切さを 心の底から身に染みて 思い至ったことで、

今は、コツコツ練習できる自分が ありがたいと思います。



さてと、

今日も 基礎練と、

うまくいったら ご褒美のような Violinの響き ♡ (*^-^*)




クレモナの香り

2017-11-21 13:00:00 | Violn


初めて、演奏旅行に 参加させていただいた時、

クレモナで、クレモナ市所有の「 Cremonese 」1715年を聴かせていただくチャンスに恵まれました!

コムーネ宮で、楽器の保存状態を健康的に管理するため

毎日15分ずつ 所蔵されている楽器を弾くという 専任の職員の方が 演奏してくださいました。



演奏者から、私の座っているところは かなり離れていていましたが、

コムーネ宮に 優しく 音色が 響き渡り始めました。

どうも、バッハの無伴奏を弾いてくださっているようなのですが、

私の耳に 聴こえてこないのです。

たぶん、今まで 聴いたことのない 美しい響きだったのだと思います。

そのうち、鳥肌が立ってきて、

鼻水も、涙も 出てきて 嗚咽っぽくなってきてしまいました。

まずいなぁと 思いつつ、周りの人の様子を伺うと、

みなさん、私のような状態にはなっておらず、

良い音だなぁという感じで 聴き入っておられました。

だから、本当に 演奏されていて、Violinの音は、響き渡っていたのだと思います。



結局、最後まで 私の耳は 音を聞き取ることが出来ず、

私の 皮膚が、 細胞が

その音色を 堪能したのでした ♡



忘れられない想い出です。