Stay Gold・鍼灸整復一花院・ 若杉昌司

鍼灸整復を生業として、食べること・歩くこと・生きることを大事にしている自由人

歩行時の筋活動:ハムストリング筋

2017-04-09 06:43:02 | 東洋医学
今まさに脚が大地を捉えようとするときに
どの筋よりも強く働きかけて
膝関節をほんの少し屈曲位にする
股関節は屈曲位から伸展位に向かう

今まさに脚が大地を捉えたときに
さらにどの筋よりも早く強く働きかけて
膝関節のほんの少し屈曲位を保つために
股関節はどんどんと伸展位に向かう

この二段階の切り返しが
ハムストリング筋の腕の見せ所である
脚の見せ所というべきかも知れない

脚の踏み込みが上手くなると
足の太陽膀胱経・足の少陰腎経が受けた太陽のエネルギーと
踵が受けた大地のエネルギーを
すべて推進力(運動エネルギー)に変換することができる

※注釈
   ハムストリング筋:大腿二頭筋・半腱様筋・半膜様筋
         作用:膝関節の屈曲・股関節の伸展・骨盤の後傾
            股関節・膝関節の外旋(大腿二頭筋)
            股関節・膝関節の内旋(半腱様筋・半膜様筋)

   足の太陽膀胱経
        経穴  承扶(しょうふ):殿横紋の中央
            殷門(いんもん):承扶の下6寸
            浮郄(ふげき):委陽の上1寸
            委陽(いよう):膝窩横紋の外側端、大腿二頭筋の内縁
            委中(いちゅう):膝窩横紋の中央


次回は、足の太陽膀胱経をお伝えします。

公益社団法人 大阪府鍼灸師会 スポーツ鍼灸プロジェクトチーム 若杉昌司
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