多分、日本で一番小さなパワーリフティングチームの今井工務店バーベルクラブ。監督が不在に等しい状態でも、2名は地道な練習を続けている。3年前のスタートからの第1号練習生の種屋選手は県・市・実業団と来て、とうとうノーギアでは最高峰の大会に参戦できるまで登りつめた努力には本当に頭が下がる。マスターズの83kg級は、怪力自慢とキャリアが長い選手が多い激戦クラスで、参加標準記録を突破したての種屋氏にとっては、まともに行っても歯が立つ相手ではない。それでも持ち味の試技の安定性と、高確率で成功させる基本ベースを工夫して自分のやりやすく微調整したフォームに尽きると思う。練習でも試合でも常に記録を伸ばしていきたいという貪欲さと、アドバイスを吸収する柔軟さと、ただ聞いてばかりいるのではなく、しっかりとした自分の考えを持っている事と、試合本番で自己ベストを叩き出せるハートの強さ。そういった面では作戦を立てやすいし、ある程度計算通りに進みやすい。反面、ブリ氏は計算では計り知れない「大化け」を期待してしまう。次の目標はブリ氏の実業団参加標準記録突破だね。
【今日のあなたに贈る歌】
天池真理 ひとりじゃないの
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