デコ

昨日、代々木の学校まで家内を迎えに行って、大宮の病院まで付き添った。その車内で「スマホカバーのデコ用のラインストーンあげる」普段ならこんなギャルチックな物は受け取らないし、使ってみようとも思わない。先月か3月にMRI検査を受けたら、余計な物が写っていて判定結果は「専門医療機関で要精密結果」。13日に受けた結果を聞きに病院に一緒に行って、僕は隣のココスで待っていた。頼んだポテトが届かない早い時間にスマホがブルッた。もしかして「身内の人を呼んでもらえますか？」とでも言われるかと心臓がバクバクした。結果を先に言うと判定は白で、もう会計も済ませてこっちに向かっていると言ってた。今まで散々心配をかけまくっていた罪が、家内の悪性腫瘍という罰で返ってきたと覚悟を決めても、現実には受け止められる自信は無かった。一気に緊張から開放された事と、表通りを歩いてくる家内を見かけて涙腺が緩みそうになって、押さえようとしてもジワっと来た。不眠の原因の1つが無くなってひとまず安心はしたものの、下腿の痛みは少し増している。パッチが使えないから効かない湿布でしのごうとしても何のたしにもならない。普段、心配をかける立場が逆転しただけで、こんなにダメージを喰らうとは思わなかった。