その7 裏方編

パワーリフティング・ベンチプレス大会（関東圏内）についての記事です。わからない事が無いよう丁寧に書くつもりですが、疑問点などありましたら聞いてください。
各都県にはパワー協会が整備されていて、役員・人員が役割分担を決めて大会などを運営・開催している訳だけど、どの協会でも人手不足は深刻な問題で、なかなか手伝い要員を確保するのも苦労している。そこで「持ちつ持たれつ」の関係を保って、お互い必要時に人を派遣して大会を成功させる為に協力している。ピクニック気分で来る人もたまに見るけど（笑）せっかく来てもらっているから当日の審判員変更などザラだ。埼玉県協会主催の大会は一般・高校生を含めると年間10以上あるから、周辺の協会にはお世話になってます。呼ばれたからと言って、ただ審判だけやって帰りゃいいってもんじゃない。早く着いたら選手の受付や検量・コスチュームチェック（ルールに適合している道具かどうか）・審判員・記録・時計・進行・陪審員・開会式閉会式の表彰など、たくさんある。一般観客にとって「この人たち何だ？」と思うのが陪審員だろう。最前列の一番いい席に陣取って（中にはエラそうな人も【実際、偉いんですょ】）試合を見ているだけ…と思っている人も多いだろう。陪審員というの誰でもできるという訳ではなく、公認審判員の中でも1級及び技術委員会の要請があれば2級の人しかできない。実際、協会の役員名簿でもかなり上の人が多いね。それで何をしているのか？と言えば、選手たちの競技をジャッジしている審判員が適正な判定を下しているか？見落としが無いか？等、グループエリア内をくまなくチェックしている。そんな中…昨日、スクワット競技の副審をしている時…陪審員席にいたモノエ1級審判員から指摘を受けた…（苦笑）。ファール判定（赤）を出さなければならない試技に見落としてクリア（白）ばかり出していた訳ではなく全く逆。クリア試技に対してファールランプを付けていたようだったから…それも3～4回…。自分でも少し辛い判定か微妙だったけど、実業団とはいえ全日本大会なので…。ランプの配線の短さもあったり、補助員の位置で見えにくかった事もあったけど、正直スクワットは難しい…。幸い、自分の判定のせいで失格した選手はいなかったけど、選手にとっても晴れ大舞台での試技だから、もっと経験を積んで冷静に正確な判断ができる審判員になりたい。審判登録証が届いてちょうど1年…昨日で13試合目かな？全日本レベルが4回、県が9回で、さいたま市は1面１グループだったのでやらなかった。来週は関東ベンチ選手権がさいたま市で開催される。2面6グループだから1回はやるんだろうな。埼玉県パワーは年内あと2回あるけど、今年資格を取得した審判員にやらせてあげよう。2級に推薦してもらう条件は3級取得後3年以上の経験と10回以上行い優秀と認められたもの。主審を2回以上経験し、各ブロック大会の審判経験（主審・副審）を有するもの、とルールブックに書かれている。推薦してもらう時に「あいつはダメだ」と言われないよう頑張ろ。