人命救助

ザーザー降りの都内某所、コインパーに向かっている途中の暗がりの路上に何か人形のような物体が横たわっていた。近寄ると・・・熟女・・・いや枯女(驚)。もし死んでいたら、第一発見者と同時に容疑者にもなりえる。ずぶ濡れの冷えきった体を揺すってみたら、かすかに意識を取り戻す。超酒臭いし・・・でもほっとけない・・・確実に肺炎起こすからね。一人で歩けそうもないから、寝てしまわないように話し掛けて、何とか立たせる。傘を持っていたら連れて行けなくなるから一緒に雨に打たれながら、近くの自宅まで運んであげた。アパートに独り暮らしらしく、鍵を開けようとしても穴に入れられない。代わりに開けてあげて「早くタオルで拭いて着替えて戸締まりしてから寝なよ。左手に2ヶ所怪我しているから絆創膏貼りな。」あんな冷たい雨に長い間濡れ続けても起きない程、酒飲むなよな・・・。もし自分が逆の立場なら誰か助けてくれるんだろうか？。今まで犯した色んな罪と、多少は差し引きしてくれるだろう(笑)。ってか、こっちもずぶ濡れで頭が痛い。