異動の為に午前中から机の身の回り整理をしていたら、引継ぎで呼んでいた業者が挨拶に来て応対したり、引き継ぐはずの同僚が家族の緊急の要件で帰った後で概算用物件の見積依頼が来たりとバタバタしまくり。昼食を終えてから明日配属になる本社へ挨拶に行ってきた。飛鳥山公園はＪＲ京浜東北線王子駅に線路を挟んで隣接していて三分咲きにも関わらず花見客がたくさんいた。今週末あたりが見頃のピークだろう。公園を通り抜けるとすぐ目の前に本社がある。工事部内勤依頼12年振りに通うことになるけど社員を除いて雰囲気は昔のままだった。フロアーに着いたら課長に挨拶をしてからお偉方に順々に自己紹介しながら回った。若い人も結構いたし、部署が違うと雰囲気も全然違ってたね。まるで小中学校の時に転校していった時のような感じだった。辞令は営業部付けで出ているみたいだが、別に外回りをするわけでもなく、新しいボスを紹介してもらったときに概要を聞いてみて驚いた。この事業部には積算セクションが存在していなくて各営業担当が値段を入れて受注に参加していたみたいだ。受注金額に対して実行予算を組むのは建築と一緒だが原価管理に関してはかなり時代遅れといった印象。そこで自分がやらなければならないのは、近々部署内に積算専門セクションを立ち上げてそこで工事金額を算出し、担当営業がその値段で札を入れる。分業制にするといえばわかりやすいだろうか？それだけに入札で負けっぱなしなら受注につながらず会社の存続にも直結する。この先どうなるのであろうか？その部署で活躍するもしないのも自分次第。一生懸命やっても結果につながらなければ何の評価もしてもらえないだろうし…19年間在籍した建築が今日で最後という実感はまだ沸かない。
