[登場人物]
私/小山田麻子 53歳
娘/小山田さやか 25歳
夫/小山田隆史 53歳
私は大学を卒業して、OLとして2年会社勤めした後、寿退社。
大学時代の同級生と24歳で結婚した。
一昔前はそれが当たり前だった。
何となく大学に入学して、田舎に帰りたくないが為に必死で就活した。
だって、田舎に帰ったらお見合い結婚をさせられるのが分かっていたから!
当時付き合っていた隆史と離れたくなかったし、結婚するつもりだった。
そして隆史と結婚したわけなんだけど。
子供は直ぐに欲しかった。でも2度流産して、
私はもしかしたら子供が産めないんじゃないかとさえ思っていた。
だから、娘のさやかを授かった時は嬉しかった~
刺す血管がないくらい点滴して少しは辛かったけれど、そんな事はどうってことはなかった。
今でいう不育症なんだけど、当時の世間ではそんな認識などなかった。
姑には子供を産めない嫁扱い。まぁ、これも良くあることだった。と思う。
半月産婦人科に入院してそろそろ退院という頃、隆史が風疹に罹ってしまった。
妊婦にうつってしまうと、胎児に影響が出るので、また退院が延期(汗)
お蔭でゆっくりは出来たけど、不妊治療には保険治療が適応されなかった。
だから、さやかは値札をつけて生まれてきた子供なの(笑)
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