当旧HPP2001/9/16---2021/7/15ブログへ掲載
(主に霊脳研究1991年12月号、「自分を活かし自分を超えるα波操縦術」より抜粋)
ここで脳力開発になぜ老化問題を持ち出したかと言いますと、心身の老化は脳力の減衰に繋がるからです。
あなたを生き生きさせるには
何時迄も健康で健やかな充実した生涯を送ることは、老若男女を問わず私たちの願いです。それには、人生に喜びと感動と生き甲斐と感謝があることでしょう。
◎昔から、「笑いは、百薬の長」と云われています。あまり凝り過ぎないで大いに笑うとか、楽しく歌うこともいいでしょう。
◎人は誰でも、毎日がワクワクしたりドキドキしたりする嬉しさ楽しさや驚きと、新鮮な感動や感激の興奮を覚える悦びと幸せの毎日でありたいと心から願っています。
◎誰でも、人生に趣味を持ち興味や関心などを失わず、毎日が嬉しくて楽しくて生き生きした人生でありたいと望んでいます。
⦿あなたは職場や家庭や人生の様々な出来事や問題に対して、何でも勉強・学習とそれらに積極的に対処して人生の教材となし、それらをプラスに活かして体験して行きますか。
⦿あなたは嫌な事や辛い事や苦しい事があっても、早く気分転換が出来る心の強いタイプですか。
⦿あなたは1日の終わりに感謝と希望に満ちて、魂の充足感と満足感を味わって居らっしいますか。
⦿あなたが何時でも何処でも、生き生きと新鮮な感動や感激と喜びの光り輝く日々を送るためには、あなたが柔軟な心を持って、あなたらしさを出し切って生きることです。
常に好奇心と冒険心を持って何かに挑戦し、あなたならではの個性的な良さ・魅力を発見することです。
渡辺美樹ワタミ会長とキヤノン電子の酒巻久社長の言葉
渡辺美樹ワタミ会長が「365日24時間死ぬまで働け」、「出来ないと言わない」の理念集と名付けられ全社員に配布した資料があります。
考え方として、休日も休憩も余暇も睡眠も仕事へ備えたチャージアップとして必要であり、十分な休息と気分転換があってこそ仕事への取り組みと意欲が湧き、能率・効率・成果が上がりミスも少なくなるでしょう。
羽目を外した遊びや暴飲暴食とか飲み会などで出勤日は胃もたれや二日酔いとか、休日だからと目一杯遊んで疲れ過ぎたりで出勤しても身体が重いや気怠いとかでは、仕事への備えと取り組みが疎かになっているとも言えます。
つまり365日24時間は「気構え」として良い仕事への備えを含めた時間であり、精神的に仕事をしているのと同じだと云えて、職場とか会議・企画・接客・セールスなどの業務に従事している時だけが、仕事・労働・業務ではないでしょう。
良い仕事をする為に自ら見聞を広げて余暇も充実させて興味・趣味に興じたり、健全に遊んで、ポジティブ思考で楽観的に生きて自分の居場所を作り、日々の努力・精進・磨き・開発を怠らない「心掛け」とか、「生き甲斐を感じて楽しく有意義に生きる」ことが人間にとって大切でしょう。
さらに、ワタミの社長が以前にインタビューで応えていた内容が気になります。
「従業員が楽しく働いていると言っている間はだめです。楽しいということはまだ余裕がある証拠で、余裕が無くなるまで働かないとだめです」と言っています。
こうした人を使い捨てにする企業はワタミだけじゃなく日本に増えつつあります。
この様に従業員を労働に急き立て追い詰める職場の環境と雰囲気では、精神的なプレッシャから神経がピリピリして気疲れと心に余裕が無くなり注意は散漫になり、脳波は周波数の高いベータ波が多くなり仕事の能率・効率は低下してミスやトラブルが起きたり、病気になったり怪我をする人が出て来るでしょう。
一方では、明るく楽しい雰囲気で仕事が出来れば会社の業績は向上し発展するという、ある会社の社長もおられ従業員が気持ちよく頑張れる様に、福利厚生制度をより整えたり休日を多く取り長期休暇制度を設けて海外旅行へも行けるのです。
キヤノン電子の酒巻久社長が2009年度の入社式で放った言葉 より
「『生きるために仕事をしている』という言葉すら、私に言わせれば甘えています。
生活という逃げ場を無意識で作ってしまっているからです。
どうか皆さん、『仕事をするために生きている』という意識でこれからは生きて下さい。」と、従業員となる新人に会社の隷属となる暗示の催眠・洗脳を仕掛けたとも言えます。
私たちはこの言葉とは反対に凝り過ぎないで仕事一筋ではなく半減させて、自分の時間を必ず持ち自ら寛げる安住の居場所を見つけて、自らの人生を振り返り省みる必要があります。
私たちは、仕事を通して世の中へ貢献したり自らを高める機会を得て精進し、課題や試練を乗り越えて人格・品性を高める過程にあると努力しましょう。
若々しさを保つ秘訣は精神的な弾力性
私たちに大切な事柄は、あなた自身の人生をより高次元の視点から「想念」や「観」という、心(精神・意識)のハイテクなソフトの武器によって支配するのです。
現代の医学は、心療内科もあるように精神が身体に及ぼす影響について実証されています。
私たちは、一日の内20分くらいの時間を割いて精神統一をして、常に「吾若し」と念じ、「もっと若々しく長生きして働くことが出来る」との、信念を持つべきでしょう。
私たちが、何時迄も若々しくするためには、子供の様に心・精神を柔軟にして、好奇心や冒険心や道楽・趣味を一つくらい持って、感動したりとか感激したり、上手く行った時は満足する心で生き甲斐を見つけ、適度にリフレッシュしなければならないものです。
さらに、常に若き人々を友にして交流し、その若々しき想念の作用を受ける事も良いでしょう。常に喜び・嬉しさ楽しさを念じて、迷い悩みや苦痛を思わないことも大切です。
人間は神や仏の子であり、神や仏の「自己実現」を果たさんが為にこの世へ生まれて来た訳でありますから、神や仏の全能なる豊かな生命力と完全なる健康とを有するのが本来の姿ですから、時々刻々と一層に優れて進歩するように、肉体組織は定期的(2週間から3ヶ月)に再創造(リフレッシュ)する力が、私たちの内部に与えられているのです。
自己の本体は魂であり、霊的であり、宇宙に普遍する無限の能力を内に秘めている素晴らしい存在でありますから、自己を単なる肉体的な存在だと限定している想念を棄てるべきでしょう。
ですから、何時までも常に若くあるためには、日々の生活に於いて老いの観念を潜在意識に吹き込み印象・イメージしてはならないように注意しましょう。
人類意識からの「人間は年齢が高くなるに従って老いた姿勢になる」という、過去からの産物である念波放送の暗示を受けてはならないものです。
あなたは日々の生活の合間で顕在意識(目覚めた心)に、「老い」を思い浮べてはならないでしょう。
実業界で成功したような人々の老いない理由の一つは、猛烈なる事業欲であるのです。
常に使命感を持って冒険と熱意を示し、大いなる夢・ビジョンを想像して描き、好奇心と希望とロマンを抱いて「必ず成る」と、信じて進歩し向上する努力を続けているからです。
この様な人々は、どの様な悪い条件下であったとしても、世間に不景気が襲ってきても、それで屈してしまわないで、すぐ気持ちを心機一転して光明の方へ振り向き、不況を跳ね返す精神的な躍動する弾力性を持っているものです。
つまり、その精神的な弾力性が、その人の血管や筋肉や内臓や脳細胞や、皮膚にも弾力を与えて肉体を若返らせるのです。
何時迄もかくしゃくとして長生き出来るのは、長生きをすれば、人生の幾多の問題・難儀・試練に直面して、豊富な知識と体験を積み重ねることで、ますます益することが多くなると考え、柔軟と寛容な心を持って、人生に趣味と探求心を始めとして興味や関心や好奇心などを失わない人たちです。
彼らは人一倍に好奇心と冒険心を持ち、毎年のように何か新しい事物に挑戦して感動し、それに応じた収穫物・成果を手にして感激して喜んだり満足して楽しみ、日々の充足した生活に感謝して生き甲斐に浸り、いつも手を休めることの無い働き者です。
人間というのは何か趣味や興味や関心を持っている事柄があると、物事に集中するから精神も落ち着いているし生きる喜びも感動も満足もあり楽しめます。
その時はエンドルフィンを始めとした快感物質が脳内に分泌される事から、意識・感情の高揚・興奮により精神を若く保つことが出来ます。
脳内には神経を成長させる因子ホルモン(NGF)があることも分かっています。
このホルモンは脳神経の老化を押さえると共に、シナプスの成長と枝分れを促進する働きをしていることも解明されているのです。
大自然の働きから観れば、決して人生50~60才という様な不経済で怠慢な計画や展開をしておられる筈はないのですから、全ての人類(老人)は「必ずもっと若々しく快活に長生きし働くことが出来る」との信念を持つべきです。
老いず若くあるコツ
ある小冊子のなかに書かれた長寿のコツとも云う「長寿十訓」より紹介します。
長寿のコツ「長寿十訓」
ここで(6)少念多笑というのは、あまり凝り過ぎないで大いに笑いなさいという訳です。
(7)少食多粗というのは、少なく食べて粗食にしなさいということ。
(8)少言多謡は老いの繰り言を言わず大いに歌を唄いなさいということ。
(10)少欲多興は、あまり欲張らないで、その道の三昧境に遊びなさいという訳です。
あなたの若さが何時までも老いず健康で充実した生涯を送れる可能性は、知ること、認めること、信じることによって実現してくるのです。
あなたが、何時までも若く健やかであるためには、人生に喜びと感謝と生き甲斐があるということです。
何よりもあなたにとっての喜びは、あなたの人生は御親なる大生命(神様)から祝福されて、生み出された尊い人生であるという事です。
つまり、あなたは神や仏から生まれた神や仏の愛し子であるから、実相に於いて永遠の存在であり、時間の流れに従って衰えて行く様なことはないのです。
一瞬一刻と云えども、自分は老齢になりつつあるという考えを、起こしてはならないのです。
あなたの生命が神から生み出された神の子の生命であると知ったとき、そこに絶対の喜びの世界が開けます。
ここから無条件の喜びが湧き出てきます。ここに生命の活性化の秘密があります。
どんな年令に於いても、その時点に於いて神の裕かな生命がほとばしり出で、溢れ出でつつあるのです。
あなたは生命を増やす生き方をしていますか。「いいですよ」「素晴らしい」という激励や肯定のコトバで人は奮い立ち、エネルギーは満ち溢れ、豊かな生命力が開放されます。
生命は(1)褒めるとき増える(2)感謝するとき増える(3)喜ぶとき増えるのです。
私たちの生活で人々の永遠の救いと開発のために愛行として、人のお役に立つ利他愛的な生活をする時はポジティブ・プラスのサイクルです。
人から喜ばれ感謝されますと、自分の生命が増えて若返るのです。
人・事・物の全てに愛と赦しと感謝と人の善を見る深切な心を持ちましょう。
私たちの個生命は宇宙の大生命から生まれてきました。
従って私たちは宇宙普遍の大生命と繋がっているのです。
真理の朗読や祈り、瞑想や座禅で、高次な神の霊域を造り霊的な人間観で無量寿の生命を受けましょう。
若さを保つ秘訣とは
子供のように柔軟と大人の寛容な心であること。
探求心や冒険心を持つこと。
興味や好奇心を持つこと。
趣味や遊び(道楽)心を持つこと。
感動とか感激する心を持つこと。
想像したり創造力を働かせる心を持つこと。
物事が上手くいった時には喜び満足する心を持つこと。
私たちの生活で何もしないで暇過ぎて「退屈」な毎日は大敵となります。
心の拠り所を持っていないと心にぽっかりと穴が空いた様で、落ち着かずだらだらした生活ではリズムが狂い鬱憤が溜まり心身のストレスが続くと、精神的に不安定なったり身体を「壊す」こともあります。
子供の頃に得意だった事柄や関心や興味があった事柄を思い出して、「夢中になれる何か」を見つけ構えないで気軽に遣り始めることも必要です。
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