まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

「台湾レトロ建築案内」

2018-01-26 23:54:05 | 
予約していた本が到着したので本屋へ取りに行ってきた。
「台湾レトロ建築案内」。著者の「老屋顔」さんは高雄出身の二人組。


老屋顔とは古い家の趣というような意味で、現代の建物では見られることが少なくなった、表情豊かな面格子や
モザイクタイルや人造石研ぎ出しによるデザインなど、私も大好きな手仕事感溢れるディテールを
圧倒的な量と質で収集されている。しかも日本よりもラブリーなデザインが多いのが特徴。


フェイスブックやインスタでもたくさん紹介されていて、そのデザインのかわいさにはもう感嘆!


この本で紹介されている物件は、台北や高雄などのメジャーどころのみでなく台湾全土に及ぶ。
ほとんどが日本統治時代に建てられたものと見られ、日本人にとっても懐かしい「昭和な」建物たちだ。
レトロな建物の魅力を生かしてリノベーションされ、カフェや雑貨屋、宿など誰でも利用できる施設に
なっているのはうれしいな!

彼ら自身もそういった空間のプロデュースする仕事もされているようだ。

先に彼らが台湾で出した本、その名も「老屋顔」は、2016年の台湾のブックフェア大賞を受賞した
ほどのベストセラーで、続編「再訪老屋顔」も出ている。実は私は2冊とも持っているのだが
届いた本をパラパラめくってみると、日本語に訳されているが内容はほぼ同じだった(笑)。
ということは、また近々「再訪」の方も発刊されるのだろうか!?

台湾版の本は物件チェックと写真を見て所々文章を拾い読みしていただけだったので、日本語版を
ゆっくり読んで、次回台湾へ行くときに訪ねたいなぁ!
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本三冊

2007-03-19 00:52:34 | 
この週末のうちに本を三冊入手した。

まずは「東京建築ガイドマップ 明治 大正 昭和」エクスナレッジ ¥1900
ホワイトデーのお返しにとダンナがくれた。珍しく、粋じゃないの。
前村さんのブログに載っていたのを見て知っていたが、なかなかよさそう。
まず、近代建築だけでなく1970年代まで、幅広い年代の建築が載っているのがいい。
橋や高灯篭、広場、公園、塔などの構造物も含んでいる。
それらは写真に竣工年・設計者・所在地と簡単な説明をつけて見やすく整理されている。
また、それらをプロットしたマップは比較的広域なので場所がイメージしやすく、
記号だけでなく名称・竣工年・設計者のデータが記入されているのは非常に親切。
マップだけコピーして持ち歩けばOKだ。
そしてエリアごとの解説ページがあるのもいい。その地区の歴史の主なところが
わかるし、読み物としても面白い。
「徹底した鑑賞」のためのガイドというだけあって、データは淡々としていて
押し付けがましくないのがよい。
これからは東京へこれ1冊持って行けばかなり楽しめそうだ。


次に、「日本の分水嶺」堀公俊 山と渓谷社 ¥1700
久しぶりに台湾から里帰りしていた友達が、私が興味を持ちそう、といってくれたもの。
実は、先日テレビでこの人のことをやっていたらしくて、兄から「今、NHKで
分水嶺の番組やっててめちゃくちゃ面白いから見てみ!」というメールが携帯に入って
きたのだが、うちではBSが見れなかった、ということがあったのだ。とても偶然。
その後兄と話した時も面白かったと熱く語っていたので(兄と私は結構好みが似ている)、
今からこの本を読むのが楽しみだ。


そしてこれ!!!
「大阪の川 -都市河川の変遷-」財団法人大阪市土木技術協会
この本は私がず~~~っと探していた本。最初図書館で見つけたのだが、
東京の川については研究が進んでいるのに大阪の川について書かれた一般の本が
ほとんど皆無である中、バイブル的存在の本である。
この財団法人は整理されてもうないので後継の財団にも問い合わせたが本の在庫はなく、
図書館の本を延長延長して借りては督促がきて返し、ということを繰り返しながら
ネットの古本屋やオークションでずっと探していたのだ。
図書館の本を全コピーしようかと本気で考えていたくらいで。
これを、私のお気に入りの古本屋で帰りがけに見つけた時の興奮と言ったら!
しかも、謹呈品らしく保存状態はSA級。そして安い。2倍の値段でも買っていただろう。


望めば手に入るものだ。
コメント (2)
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「窓から読みとく近代建築」

2006-05-19 22:18:38 | 
現在、大阪歴史博物館の学芸員をされており
雑誌「大阪人」の連載など数々の執筆活動や、
近代建築、歴史関係の講座やイベントでもおなじみの
酒井一光さんによる、待望の著作です。

私も楽天ブックスで買ったばかりでまだ読んでませんが
日本中の近代建築の美しい写真と目次を見ただけでそそられます。
巻末には「窓辞典」が掲載され、専門用語を写真入りでわかりやすく
説明してくれているのもうれしい。

まちかど逍遥blogを見てくれている人なら
絶対読んでほしいです(私まだ読んでないけど・・・)。
読むのが楽しみ!!

 「窓から読みとく近代建築」
  酒井 一光 著
  学芸出版社
  ¥2200(税別)


コメント (5)
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川-隅田川-

2005-12-09 01:16:49 | 
ヤフオクにて購入。
1950年、治水がまだ不十分ながら流域に恵みを与えてきた荒川~隅田川。
源流から大都会の河口部までを追った記録。

岩波写真文庫19
1950.12.15発行
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