まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

塩袋と伝統のギャッベ展

2022-05-14 23:17:12 | イベント
最近はお手軽にフェイスブックにさらっと書いて終わってるけど、できるだけこちらに書いて残しておこうと思う。

たばこと塩の博物館へ、明日まで開催の塩袋と伝統のギャッベ展を見に行く。
西アジア地域の染織品の収集家である丸山繁氏のコレクションから、すべて初公開の貴重な塩袋、ギャッベ、絨毯が90点。
それを100円の入場料で見れるなんて、たばこと塩の博物館、何と素晴らしいのだろう!


ギャッベは絨毯と作り方は同じだが、交易物として作られた絨毯とは違って自家用の日用具であり、
売ったり鑑賞されることなどさらさら考えずに作られているので、私的な思いが詰まっている。
中には子供が親に教わりながら作ったと見られる稚拙でいびつなものもあったが、家庭内だけで使われるからこそ。
子供の成長を温かく見守る家族の思い出の品でもあるのだ。作り手のプライベートが透けて見えるようなギャッベたち。
天然染料の経年変化やデザインも素敵で目の保養になった。写真撮影NGだったので写真はないが、、、
お気に入りは1930年代のアフシャール族の黄色いギャッベ、1960年代のカシュガイ族の櫛模様のキリム。


生命の樹、羊の角、狼の口、孔雀・・・魔除けや吉祥を表す数々の模様を見ていると、20年ほど前に友人と
トルコへ行って山ほどキリムを買ってきたことを思い出す(笑)。絨毯屋を見るたびにあれこれ欲しくなり
次々買っているうちに膨大な量になり・・・当時はまだ荷物の重量制限とかおおらかで、自分の体重と同じ
くらいの荷物を持ち帰った。あの頃は物欲の塊だった・・・(爆)
それらは実家の片隅で袋に入って積まれているが、一枚だけ今の部屋に持ってきて敷いている。

1200x3000と大きいもので、お気に入りの一枚。

この博物館は墨田区にあり本所吾妻橋から歩いて行った。杉浦非水展の時にも通ったが、こちらは
北十間川と小名木川をつないでいた大横川に掛かっていたワーレントラス橋、平川橋の名残のモニュメント。
2011(平成23)年に撤去された。


大横川は埋め立てられたあと公園として整備され、一部釣り堀になっている。川の水面をイメージできて面白い。


大きな鳥がゆうゆうと水面に佇んでいて笑った。


無料だがちゃんと管理されていて、17時になったら柵が閉められ水面にネットが掛けられる。
こんなまちなかの小さな無料の施設にも管理人がいてきっちり管理されているなんて、東京へ来てびっくりした
ことのひとつでもある。


橋のたもとに祀られていた石像。都会の片隅で土着の信仰が息づいているように感じた。

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瀬戸蔵で建物のキオク展を見てきた。

2019-02-11 17:54:22 | イベント
※残念ながらこの展示は終了しています。

名古屋から瀬戸へ移動してきた。
瀬戸蔵ミュージアムの「建物のキオク―瓦・タイル・テラコッタ―」展を駆け込みで見に来たのだ。
ここのミュージアムも好きなのだ。焼き物で発展してきた瀬戸の歴史がまるごと分かる実物展示が面白い。
ミュージアムは「洗練された」「カッコイイ」展示よりも、分かりやすいのがいちばん。最近キャプションの
文字が私でも読めないほど小さかったり、文字数が少なくて知りたいことが書かれていなかったり、管理上の
問題なのだろうが展示物が遠くて細部が見れなかったり、というのもあるので困る。


この企画展では主に戦前の瀬戸市内にあった建物を飾っていた焼き物が展示されていた。
普段屋根の上の高いところにあり遠目でしか見ない鬼瓦、変わったものは写真には撮るが、目の前で見ると
やはり「焼き物」としての迫力が感じられる。特に釉薬のかかった鬼瓦はリッチで、ひとつひとつが芸術作品のようだ。


展示品の中でも出色だったのは、磁器製のるり色の鬼瓦。るり釉の磁器タイルは見るが、こんな立体造形は初めて見た!!
この鳳凰の頭がついた鬼瓦は、元陶原学校で瀬戸村役場だった建物に取り付けられていたもので、幕末~明治の
名工と言われた6代川本半助による明治17年の製作。パーツを鋳込みか型で作ってつなぎ合わせているものと
思われる。雄雌が対になっていて、雌形の方は陶器館(舜陶館)の玄関上に飾られていた。
陶器館は、陶磁器製品の展示販売、古陶磁等参考品の展示、競技会など育成の場として使われた施設。


同じペアが旧水野小学校の木造校舎の屋根にもあった。こちらが雌形で、色白で艶っぽい顔をしている。
雄形の方は今も水野小学校の玄関内に飾られているという。焼き物のまちとしての威信が感じられる作品だな!

いずれも取り付けられていた建物の写真とその歴史についても解説されているのがいい。

この欄間は陶器館の二階の会議室にあった。欄間に陶板を埋め込むというのは斬新だな!
はめ込まれている扇形や雪輪型の陶板は、青白モノトーンの染付と色絵のものがあった。


どちらもそれぞれの味わいがあるが、特に色絵の美しさには驚いた。タイルばかり見ていて器のことは正直あまり
知らないのだが、瀬戸の器は日常使い用で模様も素朴でラフな感じのイメージだったが、こんな緻密で写実的な
生き生きとした動植物の絵が描かれた焼き物があったのか。
染付の方もよくある筆書きでなく、輪郭を針のように細い線で描いた中を美しいグラデーションで彩色した素晴らしいもの。


陶磁器試験所瀬戸試験場は瀬戸市立窯業試験所として1932(昭和7)年に開設、翌年国へ移管された。
やはり外壁や玄関周りなどタイルやテラコッタで飾られていたといい、これは玄関灯の透かし模様のテラコッタ。
夕暮れ以降には唐草模様の間から漏れる光が美しくきらめいたことだろう。


こちらは、今この瀬戸蔵のある場所に1928(昭和3)年に建てられた、旧瀬戸町役場の建物の装飾として
取り付けられていたテラコッタ。


手仕事の跡が感じられる。




これは満州国務院の屋根に取り付けられていたものと同形の鉄釉のシャチホコ。瀬戸の三浦製陶所に残されていたもので、
試作品か予備品だったのかもしれない。かなり小さいパーツに分けられているのは、遠く満州まで運ぶためか・・・


小森忍は1928(昭和3)年に瀬戸に山茶窯を開設してタイルやテラコッタを作った。
このタイルは山茶窯製陶所の近くにあった柴田合名瀬戸支店(酒造会社)の外壁を飾っていたもの。説明によると、
小森忍の山茶窯時代のタイルは「瀬戸産の耐火質黄土に匣鉢破片の粉砕物を混ぜた素地」なのだそう。ははぁ。
窯道具である匣鉢(エンゴロ等と呼ばれる)を粉砕したものがシャモットであるというのは、実はつい最近知ったのだった。


味わいのある色の布目タイルも同じ建物に貼られていた。裏には山茶窯の花のマークが。泰山タイルよりはフラットな感じ。


これはこの近くに建っていた唐破風を持つ蔵所派出所にあった警察章。このほかに黄瀬戸釉、結晶釉など合計4つの
警察章が見つかっているとのことで、どれが実際に使用されていたのかはよく分からないらしい。
こんなものまで焼き物で作っていたとは、さすが瀬戸だなぁ!面白い~

じっくり見て堪能。小さいが充実した企画展だった。しかし、こんな素晴らしい展示なのに、予算がなく
毎回図録が制作されないというのはもったいないなぁ・・・

ちなみに瀬戸蔵ミュージアムで現在開催中の企画展「新収蔵品展 2012-2018」には、私の寄贈した品
台湾三峡救生医院の敷瓦蚤の市で見つけたタイル)も展示されている。多くの人に見てもらいたいなぁ!

続く。
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敷瓦の世界展を見に、多治見へ。

2018-11-28 23:54:58 | イベント
※この展示は終わっています。

瀬戸からの続き。

モザイクタイルミュージアムのある多治見の笠原は、瀬戸から車で20分ほど。
車がないと、尾張瀬戸から名鉄で瀬戸市へ行き愛知環状鉄道に乗り換えて高蔵寺へ出、JR中央本線で多治見まで
行って1時間に1本のバスに乗る・・・という超面倒なルートになってしまう。瀬戸と多治見をあわせてめぐりたい
人は大勢いるはずなのに直通のバスがないのは、大人の事情なのか・・・土日だけでも走らせてくれればいいのに。。。

さて私は前から湿式タイル好きで、存在感のある重厚な敷瓦を見ると異様にテンションが上がる(笑)。
今年7月に台湾の三峡の救生医院の床にみっしり敷かれた本業敷瓦を見てからずっと敷瓦熱が冷めやらぬままのところに
この特別展。火に油を注ぐようなタイムリーな企画じゃないの!!(笑)


モザミューは相変わらず賑わっていた。何度も来ているので、3階の企画展へ直行。
部屋に入るやいなや目に飛び込んできたのは・・・うわ~~~っ!
部屋のど真ん中にずらりと並べられた色とりどりの印刻本業敷瓦!実物である。すごいインパクト!!


織部、黄瀬戸、鉄釉、志野・・・65枚。よくこれだけ集めて来たなぁ!そしてそれを実際に床に敷き詰めるという
見せ方が素晴らしい!もうここだけで感激~~


3階の展示室は基本は常設展示だが、奥へ行くにしたがい特別展の関連品が展示してあって、奥のギャラリーで
企画のテーマの濃密な展示にどっぷり浸れるという、巧みな誘導がなされている。
スペースは広くないがいつも見ごたえのある展示に満腹になる。

奥のギャラリーには大きな垂れ幕が4枚、天井から下げられていた。古い本業敷瓦が実際に使われている物件の写真が
高画質で印刷されたものである。本などで知っている物件でもこんな大きくカラーで見られるのはうれしいな!


これ以外の物件もパネルで紹介されていて、中には知らなかった物件もあった。即座に行きたいリストに追加した
ことは言うまでもない。
左から2番目の鹿児島の仙厳園は見たな。


定光寺の拝殿の床に敷かれているのと同じ鉄釉手描き唐草模様の敷瓦も。


敷瓦は概して古いものほど大きく、厚い。湿式の敷瓦は粘土を枠に入れて踏み固めて作っていた。
機械を使って粘土をプレスする半乾式、粉末状の原料をプレスして作る乾式と進化するにしたがい、薄く作れる
ようになっていった。もちろん湿式は不安定で歪みも大きく、表面は滑らかでない。しかしそういうところが
魅力なのだ。


尾張戸神社の改修時に取り替えられた古い敷瓦のカケラも展示されていた。後から思えば、飫肥の山本家の敷瓦
同じタイプのものが、このとき展示されていたじゃないか!


大棟山美術博物館で見つけたのと同じ雪輪型、ぼかし模様の敷瓦も。


手描きの時代、銅板転写の時代、乾式の時代。各時代の各技法で作られた敷瓦、タイル。
ところで私は、湿式のものを「本業敷瓦」、半乾式以降の大量生産品を「本業タイル」と呼び分けているが、
正式なところはどうだろうか。


独自のデザインを募った図案帖と、採用されたデザインで実際に作られたタイル。


海外から入って来たものをまねて日本でも作り初めていたマジョリカタイルに対抗しようとしたのだろう、
マジョリカタイルの柄をそのまま写した本業タイルも興味深い。




瀬戸本業窯では銅板転写タイルを復刻している。瀬戸のまちなかを歩くとお店などで復刻タイルやその
バリエーションが使われているのも目につくようになってきている。

あぁお腹いっぱい!!
今回の展示で紹介されていた、古いタイプの敷瓦がみっしり敷かれた物件を全部見たいな!

そのあと、多治見で見たいと思っていた元町公民館へ、小道さんに案内してもらって行く。丘の上の住宅地の道は
くねくねしていて見つけるのは難しかったが、、、途中で出会った、芸術的なモザイク壁のお宅。


そして・・・これか!カワイイ~~~


豆タイルによるかわいいバンビの模様の外壁は、お風呂屋のモザイク壁画としか思えない。何でこんなところに!?
公民館にしてはラブリーすぎるじゃないの~~~


当時町内会の会議で、新しい公民館にこのタイルを貼ることを満場一致で可決したのだろうか(笑)


手書き風のフォントが愛らしい。。。あぁ、元町公民館よ、永遠なれ!


この後名古屋まで車で戻り、新幹線でちょっと慌しく帰途についたのだった。

7月の瀬戸、多治見終わり。
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陶磁器試験所の講演会 今ごろ・・・

2018-11-22 22:20:10 | イベント
先月多治見と瀬戸へ行ったときのことを書こうと思ったら、7月に行ったときのことをまだ書いていなかった(汗)。
そしてそう言えば2月にも多治見へ行ったけどそれも書いていなかったなと。。。(爆)
もう忘れかけてしまっているが・・・この際、3つ連続で書いてしまおう。

なんでこうも多治見へ何度も行ってるのかというと、モザイクタイルミュージアムで魅力的な展示やイベントが
次々開催されるからである。あぁ困る(笑)
2月に行ったのは、12月に見に行った「陶磁器試験所と近代の建築装飾」展の関連企画の講演会に参加するため。
愛知県陶磁美術館の佐藤一信さんの講演はとても面白かった。
1896(明治29)年に創設された京都市立陶磁器試験所は、材料開発、技術改良、図案作成などを行ったほか、
京都以外のメーカーや海外からの依頼試験にも応じ、陶磁器研究に大きな成果を出していたため、1919(大正8)年に
国立となり京都から名古屋に移る。陶磁器試験所ではいち早くタイルやテラコッタなど建築装飾の陶磁器の試作を行い
製造に力を入れた。
小森忍、河井寛次郎、濱田庄司ら、ゴットフリート・ワグネルから近代窯業学を学んだ人々が技手となり、
伝習生として学んだ人がまたスタッフとなり、、、先生も生徒も入り混じって、日本らしい建築陶磁器を作り出そうという
意欲に満ち満ちていたようだ。そんな雰囲気の中で、後の美術タイル界に名を馳せるそうそうたる人材の
ネットワークが出来上がっていった。泰山タイルの池田泰山も泰平タイルの福田直一、菊池左馬太郎、杉崎竹次郎も、
笠原の山内逸三も、元をたどれば陶磁器試験所につながる。すごい!!
国立となった陶磁器試験所が役割を終え解散した後も、ネットワークは生き続けたらしい。あぁなんと素晴らしき時代!!
窯業の技術のピークは今ではない、100年前の方が技術力は高かった、との話に、目からうろこが落ちる思いだった。


私たちの身の回りを取り囲む陶磁器であるタイルについて、ノスタルジーでなく、その役割をもう一度見直したい、
焼き物としての美しさ、安らぎ、豊かさ、刺激、など、タイルの有用性に、今再び目を向けるべきである、との
佐藤さんのお話には、あぁもう、諸手を挙げて同意する!!
美術タイルは私の特に好きなジャンルの1つで、外国にはない日本が誇るべきタイルだと思っている。
土の質感や窯変による多様な表情は、日本人ならではの繊細な美意識によるものだろう。そしてそれが1点ものの
美術品でなく、建築部材であることが素晴らしい。なので私は「工芸タイル」という呼び名の方が合う気がするのだが。
焼き物らしい魅力を持つタイルがまたどんどん作られるようになればいいなぁ!

いや~~ほんとに面白かった!参加してよかった。
その講演会には知り合いが何人か来ていて、なんと毎月の建築講座でお世話になっている川島先生も来られていて驚いた(笑)

その後Tさんと合流して多治見のまちへ戻り、元多治見輸出陶磁器完成組合のフレンチレストラン、Reverieで
ディナーを。




多治見らしいタイルに囲まれた建物で頂いたコース料理はとてもおいしくボリュームもあって、満足満足!


続く
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台湾花磚博物館館長 徐嘉彬氏の講演会

2018-11-04 22:38:15 | イベント
INAXライブミュージアムでのマジョリカタイル展の開幕に先立ち、台湾花磚博物館館長徐嘉彬氏による
講演会が11/2に行われた。平日の17:00~だったため、一般の人の参加は少ないのではと危惧していたが、
私とmayumamaさんも招待して頂き、土・どろんこ館に用意されたスペースはほぼ埋まりほっとした。

通訳がついての講演だったが、徐さんのパワーポイント資料は日本語の解説入りという配慮がうれしい。
台湾の伝統的建築物におけるマジョリカタイルの使用例を示したたくさんの写真を見ながら、
手間のかかる台湾の伝統的装飾から施工が簡易なタイルへの置き換えが起こり、そこから職人たちが
独自に工夫してデザインを生み出したり、装飾場所を広げていったりと、台湾でマジョリカタイルの使用が
拡大していった経緯など、興味深いお話に参加者は皆くぎ付けに。
穏やかな口調ながらユーモアを交えたお話に時々笑いが起こり、会場は和やかで温かい雰囲気に包まれた。

最新の活動状況として、ウイスキーのCMに徐さんが出演したり、ジャズミュージシャンのアルバムの撮影に
博物館のタイル壁が使われるなど、いろんな分野とのコラボレーションを進められたり、教科書メーカーと
協力して台湾の文化としてタイルのことを子供たちに教えるなど、とどまるところを知らない台湾の
タイルムーブメントの勢いを見せつけられた。日本も負けじと、タイルをめぐる動きが盛り上がればいいなぁ。


展示では残念ながら、徐さんたちが救出したタイルの実物展示はなくパネル1枚の説明のみとなっていたが
この講演会によって台湾での日本製マジョリカタイルの使用についてや、徐さんたちの活動について詳しく
知ることができ、参加者の多くが台湾へ、嘉義の台湾花磚博物館へ行ってみたいと思っていただけたと思う。
台湾花磚博物館公式サイト

講演会が大好評を博したことは私とmayumamaさんにとって一番うれしいことだった一方で、
このような素晴らしい講演会だったのに一般の人は20名限定と少なく、もっと多くの一般の方に参加して
頂けたらと、もったいなく感じた。あと通訳の人のマイクの音が小さすぎて・・・後ろの人は聞こえていたかなぁ。

展示はすっきり、おしゃれな感じ。正直バタバタしていてあまりじっくり展示を見れていないので、
会期中にもう一度見に行こう。※展覧会は来年の4月9日まで。

私たちも交流会や懇親会にも参加させて頂いて、タイル関係者とのつながりが増え、これからますます
タイルにのめりこみそうな予感(笑)

今回私たちの思いを汲んで展示や講演会を実現して下さり、さまざま準備をして下さったLIXILの皆様、
関係者の皆様にお礼申し上げます。
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11/3~ INAXライブミュージアムで和製マジョリカタイル展

2018-10-31 23:01:34 | イベント
企画展 「和製マジョリカタイル―憧れの連鎖」 Japan-made Majolica Tiles―Trail of Inspiration

【会期】2018年11月3日(土・祝)~2019年4月9日(火)
【会場】INAXライブミュージアム「土・どろんこ館」企画展示室
【休館日】水曜日(祝日の場合は開館)、2018年12月26日(水)~2019年1月4日(金)
【観覧料】共通入館料にて観覧可(一般:600円、高・大学生:400円、小・中学生:200円)
【主 催】INAXライブミュージアム企画委員会
【協 力】株式会社Danto Tile、台湾花磚博物館、コンフォルト(建築資料研究社)
【展示デザイン】GENETO


資料提供:INAXライブミュージアム 撮影:梶原敏英

公式サイト
リーフレット

台湾の嘉義にある台灣花磚博物館をmayumamaさんと一緒に訪れて、その素晴らしい活動とタイルコレクションに感動し、
日本でも広く知ってほしい!と、2人でいろんな施設に声をかけて、いろんな人に相談していたところ、
LIXILさんがそれを取り込んで展示企画をして下さることになった。
イギリス製のヴィクトリアンタイルをまねて日本でマジョリカタイルが作られるようになった歴史、海外各地に渡った
日本製タイルの最新情報など、さすが世界のLIXILさんらしい幅広い内容となった。
台湾についてはその一部でパネル紹介のみとなってしまったが、台灣花磚博物館の徐館長を招いての講演会が実現し、
台湾と日本のタイル研究者、愛好者の交流によってますますタイル界隈が盛り上がっていくことに期待が高まる!!

※台湾では「マジョリカタイル」という名称はあまり使われず、「花磚」「彩瓷面磚」「タイル」などの呼び方が
 ありますが、統一されていないようです。

そして、、、今回のことを今年6月に亡くなられた酒井さんにご報告したい。
闘病中とは知っていたがそこまで状態がお悪いとは知らずに相談した私の話を丁寧に聞いて下さり
電話やメールで実際的な助言を下さった。
レベルは天と地ほど違うのに、同じタイル好きとしていつもフレンドリーに接して下さる方でした。
天国から見て下さいますように。。。
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台北故事館でタイル展を見る

2018-10-10 22:12:23 | イベント
台北の続き。

台北ではちょうど今、嘉義の「台湾花磚博物館」による「老花磚的故事」展が、台北故事館で開催されているので、
それを見るのも楽しみの一つだった。

相変わらず青空にくっきりと映える台北故事館。美しい~~


1階と2階に3部屋ずつのこじんまりとした洋館で、今は、この建物についての常設展がある1階の一部屋を除いて
全館が「老花磚的故事」仕様になっていた。


高い天井、暖炉、大きな縦長窓。純洋風のクラシックな空間は美しいマジョリカタイルの展示にぴったりだなぁ!!


2ヶ国語で書かれた解説パネルはゆったりと配置されている。スペースの都合で日本語は省略されたらしく残念。。。


タイルの実物がはめ込まれたパネルは、タイルが落ちないように傾斜がつけられた特製の台に載せられている。


つやつやと光るタイルを間近で眺め、手で触ってその滑らかさを確かめることもできる。


台北市内でも市街地から少し離れた場所にある台北故事館だが、次々とお客がやって来て賑わっていた。
以前も書いたとおり台北故事館では洗面所や暖炉に実際にマジョリカタイルが貼られていて、展示と共に使用例を見る
ことができる。


ただし、台湾のマジョリカタイルは、このような使い方をされているのは例外中の例外と言ってよい。
こんな純洋風の邸宅建築は台湾には数えるほどしかない。だいたい台湾に暖炉など不要だ(笑)




これまでこのブログでも何度も紹介してきたが、台湾ではマジョリカタイルは伝統的民居や商店のファサードや
屋根の棟や軒まわりや室内の壁などに貼られている。
そしてそういった建物は老朽化して近年どんどん取り壊され、急速に失われつつあるのだ。


解体現場からタイルを救い出す、台湾花磚博物館館長の徐さんたちの活動の映像を、若い子たちも食い入るように見ていた。
三合院民居に住んだことのないだろう彼女らにも大きなインパクトを与えたに違いない。


マジョリカタイルがはめ込まれた古い家具の展示とともに、復刻タイルを使った新しい家具の展示もあった。
魅力が十分に伝えられるゆったり贅沢な空間の使い方。


そしてもう1つのお楽しみはショップでのお買い物。ここのショップはセンスがよくてほしくなるものがたくさん!
台湾花磚博物館オリジナルグッズも、嘉義の博物館で1月に見たときに比べても格段にラインナップが増えていた。
パッケージもセンスよくて、日本でも売れるだろうな!




この「台湾花磚竹茶盤」は、中華民国外交部により、2018年の台湾外交礼品に選ばれている。
国際交流の推進において、台湾文化をアピールできる優れたお土産品として推奨されるもの。


あぁ、マジョリカタイル展にぴったりな会場での、素晴らしい展示だった!
嘉義の台湾花磚博物館まで行く余裕がない人でも台北のここなら気軽に行けて美しいタイルを堪能できるね!


台湾花磚博物館公式サイト

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そして、日本でも・・・
常滑のINAXライブミュージアム「土・どろんこ館」で、11/3(土)から来年4/9(火)まで、
企画展「和製マジョリカタイル-憧れの連鎖」が開催されます!!その一部で、台湾花磚博物館のことも紹介されます!!
11/2(金)には、徐嘉彬館長が来日されオープニング講演会も行われます。先着20名。是非どうぞ!!

LIXILプレスリリース

続く
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老屋顔のお2人に会う

2018-03-20 01:57:06 | イベント
台湾でかわいいタイルや面格子の写真を撮って本も出版されている老屋顔のお2人。前々からファンだった。
つい近日日本で出された「台湾レトロ建築案内」という本のプロモーションイベントのために今回来日された。
イベントは2日間とも東京だったので参加できなかったが大盛況だったようだ。
その後大阪に来られるということで、一緒に食事をする機会に恵まれた。
前にも書いたが1月に台湾へ行ったときに、嘉義へ行く前に高雄で老屋顔さんのタイル展を見に行き、
そのときにお2人に会えるかなと思ったが会場にはおられなかったので、今回が初の顔合わせ。
発展途上英語力でもコミュニケーションは何とかなるもので(笑)、仲間数人と一緒に、初めてとは思えない
和気あいあいとした雰囲気の中、タイル談義、面格子談義、物件情報交換、プレゼント交換などとても楽しい時間をすごした。
ありがとう!!


サインももらったよ!


これはお昼に撮った淀駅前の河津桜。もうすっかり春だね!
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まちかどの近代建築写真展 in 大阪XIII

2018-03-05 21:01:13 | イベント
先週土曜日に、毎年恒例の近代建築写真展の設営のお手伝いに行ってきた。、、、とは言っても参加は3年ぶり(汗)
今年は教会を中心に、お寺なども。狭いバックヤードの廊下に、これでもか!というぐらい貼ってます(笑)
全国津々浦々に美しい教会建築がこれほど残っているとは。圧巻!!






「まちかどの近代建築写真展in大阪XIII」(通算第72回)
テーマ:「信仰の場 教会からモダンなお寺まで」
会期: 2017年3月3日(土)~4月7日(土)
会場: ハヤシライスと雑貨の店 ハaハaハa 
    〒552-0022 大阪府大阪市港区海岸通1-5-28 2F
    Tel 06-6576-0880
    月、木、金曜日 11:00~17:00
    土日祝日 11:00~18:00 最終日は15:00まで
    火曜日、水曜日 休み

オムハヤシおいしかった~♪
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今治ラヂウム温泉の特別公開に行ってきた

2017-08-05 20:03:05 | イベント
3年前に、入る気満々で行ったのにすでに廃業してしまって外観しか見れなかった今治ラヂウム温泉が
特別公開されるというので一も二もなく駆けつけた(笑)
予約殺到しているかと思いきや、初日の午後のツアーはふたりだけ。これがなんと知り合いのUさんでびっくり(笑)
案内してくれたのは、所有者の親族というお姉さんで、当事者ならではの歴史エピソードをいろいろ
聞かせてもらうことができた。

まるで天文台のような浴室のドーム天井は有名だが、マーブル仕上げの柱や外壁の家紋モチーフの飾りなど、
さらっと見るだけじゃ気づかないことを教えてもらえ、萌え萌えな私たちに、お姉さん、
「次はホテルの方へ行きましょう」

ホテル青雲閣と喫茶ブルースカイのある部分は昭和42年の増築なのだが、これが意外に面白かった!
昭和レトロなブルースカイのカウンター、そしてそこからつながる秘密の(?)階段、
踏み込みに玉石タイルが貼られた青雲閣の客室。大興奮する私たちに、お姉さん、「まだまだありますから。」

もとは休憩所だったという3階のダンスホール、戦時中に軍の司令部が置かれていた証拠の無線機、
「おせったい」でお遍路さんを泊めた屋根裏部屋、さらに六角形の塔屋の上まで!
いや~~、これはほんとにスペシャルツアーだよ!!行く価値ある!

それに、いいこと聞いた。お風呂もホテルも、廃業でなく休業なんだって!復活もあり得るかも!?

文化財登録記念!誕生から98年 魅力発見Specialツアー
8月5日から11日まで
午前:10時〜11時半 午後:15時半〜17時 ※予約制
参加料:2000円(お茶お菓子&記念品付)

→もくじ
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武田五一の建築標本 展示と講演

2017-04-30 20:16:08 | イベント
先日mayumamaさんとLIXILギャラリーで「武田五一の建築標本~近代を語る材料とデザイン」展を見てきた。
あまり内容を分からずに行ったのだが、そこにはいろんな建材のサンプル帖や見本などが展示されていた。
タイル、型板ガラス、引き手金物、パイプ、壁面の仕上げ材・・・などなど、それらは武田五一が
メーカーから取り寄せたもので、近代の建築によく用いられている材料や部材だ。
当時の新しい技術により作り出されてきた品々であるが、そこに並べられたラインナップを見るといずれも
質感豊かなものばかり。即ち、私好みのものばかりで、ため息交じりでじっくり眺める。。。


武田五一が建築学科の授業で行った、蝶の標本から羽の色をピックアップしてマス目を塗っていく
という配色分解の課題も展示されていて、自然界の色彩をこうやってレシピ化して図案に生かした
のかと興味深く見た。こんな授業受けたかったなぁ~

マルホフ式図案というのも聞きなれない言葉だったが、「歴史的模様や天然物の写生に拠らない創作」
によるものだそうで、ふと「模様から模様を作らず」という富本憲吉の言葉を思い出した。
彼は自然の草本の写生を元に新しい図案を創作した。武田五一はさらにハードルの高いクリエイティブを
目指していたのだな!

小さな部屋1室だけの展示は最初見たときは「これだけ?」と思ったが、見ていくといろいろ
発見があったり、参考になったり、見惚れたりで(笑)1時間たっぷり堪能した。
グランフロントのLIXILギャラリーになってから、地味なオフィスフロアの1室で場所も
分かりにくいしあまり来ていなかったが、やっぱり面白い展示をやるな~!


そしてそこで関連企画の講演会があると知って申し込み、昨日行ってきたらセミナールームはぎっしり満員!
石田潤一郎先生が講師でテーマは「武田五一から学ぼう、近代建築の技術と意匠」というものだったが
教育者としての武田五一やその人物像にもスポットを当てる内容で、個人的にとても面白かった。

若いときに数年間欧米視察をしてアールヌーボー、ゼセッション、グラスゴー派の理解を深め
日本にも紹介した。中でもゼセッションを好んだのは、使用する材料の性質を生かすことができること、
従来の因習に縛られず自由な試みができること、などの理由であり、日本式のゼセッションの創出を
目指したとか。
スパニッシュスタイルの導入にも貢献したのは、サンルームが日本建築の縁側と相通ずると見たから。
西洋の新しいものに無条件に飛びつくのではなく、日本の風土や暮らしや文化に裏打ちされた
日本建築のよさを認めながら、外部からも相性のよいものを取り入れて、独自のものを創っていく、
フラットな感覚には大いに共感する。素晴らしいなぁ!

もうひとつすごいのは、建築家でありながら机上の設計だけでなく材料や製造の技術まで詳しい
知識を持ち、現実的に「作る」ところまでを考えていたということ。
明治期には建築家が自ら新しい技術を持ち帰ったりしたが、武田五一の時代ではすでに技術が高度化して
専門職の仕事となっており、その中にあって技術的知識を併せ持つ建築家は特異な存在だったようだ。
分野は違うがちょっと自分の仕事と重ね合わせてうんうんと感じ入った。

武田五一の設計対象は建築だけにとどまらず、家具や工芸、橋梁や街灯などの都市施設など多岐にわたる。
建築家という枠にはおさまらない総合的なデザイナーだったのだな!
弟子や教え子などの思い出語りから、とても気さくで形式ばらない魅力的な人だったことがわかり、
ほんとにこの時代に生きて武田五一の教え子になりたかったなぁと思わずにいられない。
ま、それには先に帝国大学に入学しなければいけないんだけど(苦笑)

武田五一についてもっと知りたくなった講演会だった。

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JR畝傍駅貴賓室の公開に行って来た

2015-03-17 20:49:51 | イベント
先日、実家の母から、JR畝傍駅の貴賓室が公開されるから朝イチ行こうとの誘いで、
また例によって兄と母と三人で出かけてきた。
以前畝傍駅の記事を載せてからこれまでに何度か一般公開があったことは聞いていたが、
実際に見るのは初めて。


おっ、あの開かずのドアが開いている!10時から始まって続々と人が集まってくる。


畝傍駅は1893(明治26)年に開業。現在の駅舎と貴賓室は1940(昭和15)年に改築
されたもの。皇紀2600年にあたる昭和15年は「紀元2600年祭」という国家プロジェクトが
行われた近代史上重要な年で、その一環として畝傍駅の貴賓室も作られたのだとか。
紀元2600年祭の様子を映した映像が流されていたが、戦後の東京オリンピックや大阪万博ぐらいの(?)
壮大なイベントだったようだ。


その50年前、皇紀2550年にあたる1890年(明治23)年には、神武天皇を祀る橿原神宮が
創建された。そしてその橿原神宮や畝傍御陵への最寄り駅として、畝傍駅は設置されたのだ。
展示されていた資料によると、貴賓室は関西圏で9駅、全国で27駅に設置されていた。


中央に白い椅子が二つ置かれた貴賓室は、全く手つかずのままこれまで封印されていたようだ。
高い天井、たっぷりしたドレープのカーテン、気品ある織地の壁紙、、、いずれも経年劣化でくすんで
いるが、時代の空気までも閉じ込められていたと感じる。


この部屋が最後に使われたのは、美智子様のご婚礼時に橿原神宮へ報告参拝された1959(昭和34)年で、
それ以来使われることなく、畝傍駅の無人化に伴い閉鎖されたという。


この折上げ格天井は、台湾檜が使われているそうで、阿里山から切り出された巨大な丸太を船から
クレーンで降ろす様子も映されていた。


単線ローカル線の桜井線も開通当初はお召し列車が走り、畝傍駅は皇族をお迎えする華々しい
玄関口だったのだ。現代では橿原市の中心部にありながら橿原市民にすら存在の薄い
ちっぽけな駅だけれど。
しかし、今までこの古い木造駅舎が壊されずに残ってきたのは、こういった歴史があるためであろう。
これからもずっと残していって欲しいなぁ。


そう思って、受付の横で売られている和菓子を買って、その収益が駅舎の保存に使われるのかと
兄ちゃんに聞いたところ・・・苦笑い。和菓子屋の収益になるだけのようだ(苦笑)。
でも梅を求肥で包んだ「鵜野さらら」というその和菓子はめちゃくちゃおいしかった~
コメント (7)
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トワイライトエクスプレス

2015-03-13 01:08:33 | イベント
今日は現場へ行く予定が会議で遅れ、11時半頃に会社を出て大阪駅へ向かったのだが、ちょうど
今日で最後となるトワイライトエクスプレスの出発時間じゃないの!
ということで、10番ホームへ行ってみた。(・・・確信犯?いやいや)


すでに入線している濃緑色の客車を大勢の人が取り囲んでいて、ホームを歩くのもなかなか思う方向に行けない。


老朽化したといえどもやはり風格があるな。
窓から客車内を見ると、プラチナチケットを手にした幸運な人々が旅の始まりを今か今かと待っている。
うらやましいなぁ。。。


大阪駅のホームで見る「札幌」の文字。一歩踏み込んだらそのまま北海道まで行けるんだ、というときめき。
LCCで2980円とかで気軽に行ける今じゃ、そんな憧れはあまり感じなくなってるんだろうな。。。


何年も前から一回乗ってみたいと思って、観光列車でも移動の足として使えないかと計画したこともあったが、
時間と費用の狭間で二の足を踏んでるうちに、廃止が決まり、JRが最後の書き入れ時と煽ったおかげで
もう全く手が届かなくなってしまった。。。こういうパターン、何度もあったな。




大きな音で汽笛一声のあと、ゆるりゆるりと動き出した車体。動き始めると早い。

古めかしく見えるトワイライトエクスプレスだが、実はそれほど古くなく、1989(平成元)年に運転開始
したというから、今年で26年目ということになる。
走った期間が比較的短いからか、観光列車だからか、それともにわかファンが多いからだろうか、
急行銀河の時などと比べると盛り上がりは少なく、出発もすんなり、あっさり 行ってしまった感じ。

あぁ、夜行列車の時代は終わった。憧れの対象となるような列車はもう大阪駅では見られなくなる。
というか、JRの各社を跨いで運行される列車は新幹線以外なくなって行く。寂しいなぁ。
2年後に「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」という豪華寝台列車が運行されるらしいが、
九州のななつ星と同様、現役世代の小市民など相手にしない、裕福なリタイア層向けの観光列車だろうから
興味が湧かない。あぁ、鉄道はどんどん身近でなくなっていく。
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まちかどの近代建築写真展in大阪X

2015-03-08 17:30:54 | イベント
天保山の天満屋ビルで毎年恒例になっている、まちかどの近代建築写真展。
私はいつも設営・撤収のお手伝いだけの参加なのだが、今年でなんと10周年!
今年のテーマは「お役所建築」。全国に残る建物たちを津々浦々まで追いかけて
撮影される近代建築メーリングリストのメンバーの方々はほんとにすごいんである!


10周年記念として初日に行われたトークショーでは、生駒ビルの生駒さんが、
現在の税制の理不尽、資本主義経済の中でのオーナーの葛藤など、古いビルを所有し続ける
ことの難しさについて語られたが、保存活用に取組まれているメンバーの方々から
数少ない成功事例や新しい枠組みの可能性の話題なども出、とても有意義なお話を
聞かせて頂いた。

今回のテーマは民間のビルとはまた違うが、元はお役所として建てられた建築でも
その後他の用途に転用されてきたものも多い。
会場である天満屋ビルは今年で築80年。用途を変えオーナーを変え現代まで
生き延びて来た素晴らしい建築を、これからも大事にしていこうという思いを
伝えるこの写真展の役割は、これからますます大きくなっていくことだろう。


「まちかどの近代建築写真展in大阪X」(通算第43回)
天満屋ビル2階「お茶と雑貨のハaハaハa」
大阪市港区海岸通1-5-28
会期2015年3月7日(土)午後13時~4月4日(土)午後15時まで
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まちかどの近代建築写真展 in 大阪Ⅸ

2014-03-15 23:21:50 | イベント
毎年恒例の「まちかどの近代建築写真展」、先週より天保山の天満屋ビルで始まっている。
今年は設営を手伝いに行けなかったので、今日mayumamaさんを誘って見に行って来た。
ひろ009さんも途中で合流。


今年のテーマは工場建築。工場というとやたらデカくて無骨な建物を想像するだろうが、
かなり広い意味合いでの工場建築を集めてあり、驚くほど多種多様!!


装飾豊かでシンボリックな管理棟。機能美・構造美の粋を集めた工場。レトロでノスタルジックな倉庫。
レンガあり木造ありRC造あり。遺構あり、現役あり、転用あり。。。
まだこんなにたくさんの素晴らしい建築が、日本中に残ってるんだなとうれしくなる。

遺憾なことに、今回私自身は写真提供しておらず、、、スミマセン(汗)

写真を見たあとはハaハaハaさんご自慢のハヤシライスを食べてのんびりおしゃべり。


ハaハaハaさんのサイトから下記転載

まちかどの近代建築写真展In大阪
今回のテーマ「工場建築」
2014年3月8日(土)13:00~4月5日(土) 15:00
天満屋ビル2階「お茶と雑貨のハaハaハa」
大阪市港区海岸通1-5-28
7:30~18:00 土・祝11:00~18:00定休・水,日曜日
主催)まちかどの近代建築写真展実行委員会
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