まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

台北名所 波麗路(ボレロ)

2019-08-29 22:29:43 | 
3月の台湾の旅の続き。

迪化街から民生西路へ折れて新芳春行という古い茶商のビルを見に行ったら、道の向こうに何やら変わった看板が見えた。
???あれは何語?台湾語か?よく見ると、アルファベットで「BOLERO」と併記されている。
ははぁ、あれは台湾語の、ボレロ、の発音記号だな。そんな表記の看板は見たことがない。面白いな!
別途、漢字も書いてある。波、麗の上の部分、路、でこちらもボレロと読むのだろう。


おや、その3軒隣にもボレロという看板があるな。ビルもそっくり。同じ店?奥でつながっているのだろうか。


道を渡って偵察に行こう。左側の方のお店の前まで行き、しげしげと眺める(笑)。これまで台北で見たどの店とも
違うこの雰囲気。。。「西餐・喫茶」、あぁカフェレストランなのか。カタカナでもボレロと書いてあるな。
ちょっと会員制クラブみたいな大人の雰囲気だけど、私でも入れるのかな?


琥珀色の入口ガラスドア越しに中を覗きこむと、うわっ、これはまさに日本の純喫茶じゃないの!
店先のスタンドに置いてあるメニューをパラっとめくってみるとお手頃な喫茶メニューもあるようだ。入ろ!


このライトが昔のゲーセンみたいなイメージ(笑)。そして・・・


うわぁ・・・レトロ!!この暗さといい、壁の不思議な模様と言い、まさに昭和の純喫茶だ。すごい!
これはもしかして日本統治時代からやってる店なのでは!?この日本的な雰囲気はきっとそうだ!
ウェイターのお兄さんもいかにもそれらしい制服で気分が上がるぅ~~(笑)台北にこんな雰囲気のお店があったとは!




どこに座ろう~~~いつも迷って立ち尽くしてしまうのだが・・・店内を見渡せる端の席に座った。

入口のガラスは、中から外の様子は丸見え。私が覗き込んでいたのも丸見えだったのか・・・(恥)

あぁ、台湾にこんな純喫茶っぽいお店があるなんて。いいねぇ、いいねぇ!もうニヤニヤが止まらない。
この店がすごく気に入りました。写真を撮ってもいいですか?とウェイターのお兄さんに聞いたら、
No probrem、と。やった~~


入口脇のこの壁は黒白のストライプと思ったら、細長いモザイクタイル貼り。


この椅子、この壁、この照明、、、あぁ全てが素敵。


特にこのパーティションは何!?女性の顔の形にガラスを切り抜いてあるのか?
と思ってさわったら、アクリル板のようだ。かなり苦労して切った跡(笑)。


聞けば、1934年創業で今年で85年になるとか。1934年というと日本統治時代の昭和9年。やっぱりそうか!


フロアの中央にドンと鎮座している存在感抜群の階段。きらびやかなシャンデリアが下がり手すりはステンレス。
加工が甘いのはご愛嬌(笑)。上ってみたいけど、注文したプリンが出て来たのでいったん席に戻ろう。


キャイ~~ン!!これ!レモン型のガラスのお皿にかわいらしいプリンが2つ。ちゃんと蒸しプリンじゃないの~~
また顔が緩んでしまう~~。そしてミルクティが出てきた。何と、ポットサーブとは!!


こんな老舗の洋食店だからお値段も高そうに思うが、ミルクティが150元、プリンが120元。2つ載っててだよ?
その辺のチェーンカフェと比べても全然高くないな!メニューのデザインもおしゃれ~~~


あぁ、すっきりした味は日本人好み。まわりにあしらわれたシロップ漬けフルーツが程よい甘みを添えてくれる。
一口ごとに幸せ気分が広がる。ひとりでニヤニヤ笑いながらプリンを食べる日本人を、ウェイターの兄ちゃんは
どう思っただろうか(笑)。しかし抑えても抑えてもニヤけてしまうんだよ~~(爆)


先客のセレブご婦人仲間が記念写真をウェイターに頼んできゃっきゃ言いながら撮ってもらっていて楽しそう。
私もまぎれて席を立ち、2階を見せてと頼んで階段を上がる。


今は電気か消えていたが、ディナータイムにはお客が入るのだろう。ここは本格的な食事のできる洋食屋なのだ。
台北一古い洋食屋だそうで、オープン当時から上流階級の人々の人気を集めたという。


2階の方が比較的新しい感じで、壁の装飾は昭和4~50年代っぽいな。建物はおそらく光復後のもので、内装も
何度かは手を入れていると思われる。しかし店構えやロゴや、すべてのものから老舗の風格が醸し出されている。


ブレブレ(汗)


階段の上から下を覗き込むと何と階段の裏には金魚池が!ラブリ~(笑)薄暗いのでこちらもブレブレだけど(苦笑)


トイレ付近もレトロなタイル貼りだった。現代のものだろうが、店の雰囲気を損ねないタイルセレクトがGOOD!!


あぁ至福のひとときだった。次回はディナーをここで食べてみたいなぁ~!
幸せな気分で店を出て、15歩ぐらい歩くと、もう一軒のボレロがあった(笑)

続く
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いと忠喫茶店

2019-07-18 23:14:38 | 
ネタはどんどん溜まってきているのだがまだ準備ができていないので、小ネタでごまかす・・・(汗)

少し前に仕事で名古屋へ行ったとき、打合せのあともう直帰するのでひとりで喫茶店へ。
SNSで見てチェックしていた純喫茶「いと忠」がたまたますぐ近くでラッキー!
ビルが並ぶオフィス街の中で、超急勾配の青い屋根と赤い装飾テントが遠くからでも目を引く。


フリルのようなS字瓦、アーチ型に切り抜かれたバルコニーの壁、小さなピナクル・・・建物は洋館風なのに
たっぷりした筆書き書体で「いと忠」という和名の店名が書かれているのが、店主のこだわりを感じさせる。


一方、ローマ字のIとCの文字を組み合わせた、いと忠のオリジナルロゴもある。おしゃれだね!!


入口の上に欄間のような場所に「ITOCHU」の文字も。
勾配屋根が奥行方向に圧縮されたような形をしているが、奥行は結構ある。


建物はそれほど古くなく、戦後、せいぜい昭和3~40年代くらいだろうか。




入口を入ったとたん目の前に広がった素晴らしい空間にしばし立ち尽くす・・・あぁどこに座ろうか。
木や石を使った落ち着いたインテリアは私好み。




やっぱりこのマーブルタイルが美しいマントルピースの前の席かな!


蛇紋岩風の擬石タイルはよくあるが、ここのは切り石貼りのように、大きさや形の違うタイルを組み合わせて貼って
あるのが珍しい。五角形のタイルもあって目地には斜めのラインも見える。お店のママさんに聞いたところ、
開店当初からのもので、イタリア製と言われていたが、それはどうなんだろうか・・・日本の広正製陶という
メーカーが結構昔からマーブルタイルを作っていたが・・・


タイルを眺めながらカフェオレを飲みしばらくまったりしたあと、ちょっと店内を見せてもらう。
壁を掘り込んだ舞台か祭壇のようなコーナーが。これは何??聞けばここにテレビを置いていたらしい。
テレビ様を祀る祭壇か!(笑)。かつて各家にテレビがなかった時代には皆喫茶店へテレビを見に来たのだな。
やはり建てられたのは戦後復興期ぐらいだろうか。ICロゴ入りの台もオリジナル。


シャンデリアも素敵。


あっ、ここにもタイルが!低い位置で椅子やテーブルの陰に隠れて見にくいが、飾り棚の正面に二丁掛サイズの
とりどりのタイルが見本帳のように貼られていた。


目地代わりにボーダータイルが。うわ~いいなぁ!


他のお客さんが入って来たのでそろそろおいとましよう。


あぁ素晴らしい純喫茶、いと忠。永遠なれ!



こちら別の喫茶店。看板のライオンコーヒーの文字、好きだなぁ~


近くでもう一軒チェックしていた「純喫茶クラウン」を偵察に行ってみると、入口のガラス扉に張り紙が・・・・


「閉店のお知らせ」・・・あぁ。またひとつ、宝石のような喫茶店が消えてしまった。。。


最後に丸栄を見に行く。去年の6月末、403年の歴史に幕を下ろした丸栄。最後の見学会に参加したときの
黄昏の屋上の光景が今も心に残る。村野藤吾の素晴らしいモザイク大壁画はもうなくなってしまっただろうか・・・


建物全体を覆うパネルが組み上げられているが、まだかろうじて建物はそこに建っていた。あぁ、今からでも
解体を取りやめてくれないかなぁ~
※これは4月初めの光景です。


通りを見やると、中日ビルの屋上回転展望台が見えた。


こちらも3月末で完全閉館した。ほんの数日前。久屋大通の顔だった中日ビルも電気が消えて静まり返っている。
からっぽの建物の寂しいこと。。。


横断歩道を渡り1階のガラスに近寄って中を覗くと、ホール天井のモザイクが見えた。また会えますように・・・

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COFFEEロビン

2019-02-10 23:50:21 | 
松岡旅館を見たあとは瀬戸へ行くつもりだが、ふと思い出してロビンへ行ってみたら、あっ開いてる。入ろ!
ここは中村に来るたびに見に来ているのだが、先にまちを歩いてから来ようと思っていたら閉まってしまったり、
お休みだったり、時間がなかったりでこれまで入れていなかったのだ。

町割をかたどった装飾が素敵。

ガラスドアを押して中へ入ると、おぉ・・・素敵。「ずっと来たいと思ってたんです。やっと来れました」


1955(昭和30)年から店を始めてもう64年になる。聞けばママさんは元は大阪の方で、お舅さんのお店を
手伝うために若夫婦で名古屋へ移って来たのだとか。当時はまだ中村遊廓は現役、喫茶店も繁盛したことだろう。
木を多用した、シンプルながら温かいインテリアは、ご主人が「飽きのこないように」と考えたそう。


コーヒー屋さんなのでカフェオレを注文。サンドイッチはなくてトーストならできるというので、ママさんの提案に従い
バターとジャムトーストを半々で。


昔からの常連さんが朝早くからやってくるので開店時間がどんどん早くなり、今では朝4時から開けている。
まだ暗いうちからやって来たお客は、皆でおしゃべりを楽しむというわけでもなく、それぞれゆっくり過ごされるのだとか。
ママさんや顔なじみの人はもう家族みたいなもので、わざわざしゃべらなくても、いるだけで安心なのかもしれない。


最近は若い人が遠くからやって来ることも増えた。雑誌やテレビの取材も来るが、最近はお客さんの支障になるからと
断っているそう。


このかわいいポスターはひ孫さんが小学校2年生の時に書いたもの。「世界一おいしいコーヒーはここにあります」。
眺めながらカフェオレを飲んでいると、ほのぼのしてつい頬が緩んでしまう。


そのひ孫さんはもう中学生だそう・・・えっ、いったいママさんはおいくつなの!?ちょっとびっくりするが、
早くに結婚されたとかで、ママさん、娘さん、お孫さん、ひ孫さんと4世代そろって微笑んでいる写真を見せて頂いた。
すご~い!


ママさんはとてもお元気でバリバリ現役だし、お店はこれからも安泰そうだな!


常連さんが自分の家に帰ってきたようにふらりと入ってこられたのと入れ代わりに、お店を出た。
あぁ、短い時間だったけどほっこりした気持ちになった。中村のまちの変遷を見続ける素敵な喫茶店、これからも
長く続いてほしいなぁ!


続く
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最近行った純喫茶3つ 8月

2018-08-23 20:47:13 | 
最近行った純喫茶を。

まずは、いつも堺市役所へ行くたびに気になっていた堺東のアトラス。踏切脇にあるカウンターだけの小さなお店だ。




うわ、、、やっぱりかわいい。涼しげなレースのカーテンの窓辺でモーニングを。


堺東駅のロータリーに面した商業施設ビル「ジョルノ」は、テナントを追い出していたところまでは知っていたが、
すっかり解体されて更地になっていた!!どんな建物が建つんだろうか。。
尚、堺東駅東口のレトロな通路は健在でほっとした(笑)


次は大阪駅前第二ビルのジャマイカ。これまでにも数回は行っている。


ランチタイムを逃してしまってもう夕方近い時間になってしまったので軽く、安く、済ませようとここへ。




ピラフは400円と激安だが(若干値上がりしたようだ笑)、卵も入っておいしいよ!


最近やけに利用する機会が多い千里中央駅。こちらは、いつも通るたびにこのタイルの色とフォントに惹かれていた、
CLOVER。駅のホームを見下ろす通路沿いにある。午後の仕事に行く前にここでお昼を食べることに。


看板もショーケースもレトロでいい感じ~~


中は暗めで静か。。。貝殻ステンドグラスのランプシェードがぶら下がり、ヤシの木の鉢植えがあるなど、
南国風インテリアなのかな??




ここでもピラフを食べたけど写真撮るの忘れた(苦笑)
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小倉 ドンとタカヤマ

2018-08-11 23:52:02 | 
久々に九州へ出張があったので(もちろん日帰り)、朝一本早い新幹線で行って小倉駅前でモーニングを。

小倉駅前の大きな商業ビル、コレットの裏手。元は飲食店街だったような細い通りにある「篆刻喫茶」ドン珈琲館。
一歩入ると、、、おぉ。レトロな空気。どこに座ろうか・・・


くすんだ壁、太い木の梁、ステンドグラスの照明・・・作られた雰囲気なのか天然レトロなのかと一瞬とまどうが、
「もう37年になります」との店主の言。建物はもっと古そうで、ちょっと演出も入っているだろうが素敵な空間。
昭和56年と聞けば結構新しいように思うがもう37年か。昭和は遠くなりにけり。。。


お客は私一人だったので、写真を撮ってもよいかと尋ねると快くOKして下さった。


インコがいるんですよ、と言うので見に行ったら、店の片隅に大きな緑色の鳥が微動だにせずとまっていた。
「ボタンインコなんです」「へぇ、オウムじゃないんですか」「弥太郎と言います」
店主さん、弥太郎が描かれたポストカードをくれた。


店内に見とれて「モーニング」としか言っていなかったため当然コーヒーが出てきた。
あっ、しまったなと思いながら、一緒に出てきた泡立てた生クリームをたっぷりと混ぜて飲んだら、
まったく嫌味がなくおいしく頂くことができた。あれ、これならいけるな!?
このコーヒーの種類を聞いておけばよかった。

サンドイッチも卵と野菜が入ったトーストサンドでとても美味しかった。これで500円って、すごくない!?

お店のゆる~い空気感についゆったりしていたがあんまり時間もないんだった(汗)。急いで食べ終えてそそくさと
店を出たのはちょっともったいなかったなぁ。篆刻についても聞けなかった。小倉に来たらまた来よう。



さて仕事の打合せは午前中に全部終わってしまった。ちょっと要領よくやりすぎたな(笑)。この時間だと直帰と
いうわけにいかないじゃないか(苦笑)。支店に寄ったあととりあえず小倉でランチを食べてから大阪へ戻るか・・・

駅前でランチどころを探すのに、さっき乗せてもらった車からちらっと見えた銀天街裏のアーケードを歩いてみる。
そしてここ、気になっていたレストランタカヤマへ。


年季の入ってそうな洋食屋さん。タイル貼りのファサードも気に入ったし、ここにしよう!


中へ入ると・・・おぉ、こじんまり、カウンターのみ。いい雰囲気~~




そして背後の壁がなんと一面玉石タイル貼り!!うわぁ~、レストランの内装に玉石タイルって面白いなぁ~。
しかし落ち着いた色合いで違和感なく、温かみのあるインテリアにちょっとクールさを添えている。


さわるとつるつる、毎日きれいに拭いておられるんだろうな。


ランチを注文すると目の前で作ってくれる。もう50年になるという老舗洋食屋らしい、肉の味がしっかりした
ハンバーグのランチはとても美味しかった。ドリンク無しで980円は普段のランチとしてはちょっと高いけど
テーブルに出ていた単品メニューは3000円台~だったので、ランチはお手軽なんだろうな。


このお店、2階もあって、落ち着いたテーブル席は少人数での食事会にもぴったりそうだ。



小倉では結構有名なお店と見え、何も下調べなしに行ったにも関わらずうまく見つけられてよかった!


ランチのあと旦過市場をひと回り。だいぶ前に来たことがあるが相変わらず賑わっていてワクワクするなぁ。


おや、裏手にひときわ古い市場が広がっている。こちらは見ていなかったかな?前すぎて忘れているのかも。
鶴橋の市場のようだなぁ!


古い看板を掲げたお店。ここのおばちゃんと少し会話したが、この市場は戦後にできたらしい。
昔は歩くのも体が前後の人とくっつくほどの混みようで、それに比べると今はもう全然お客がいない、と。
いやそれでも巨大なスーパーができている今も古い市場にこれだけお客が来て賑わっているのはすごいですよね!


ゆっくり楽しんで行ってね。ありがとう~~
あぁ、古い市場は楽しいなあ。また遊びに来てじっくりまわってみよう~


小倉駅へ戻りさくらで大阪へ。夕方の会議にも余裕で間に合う(苦笑)
日帰り出張のささやかな楽しみはせいぜいこのくらいかな(笑)


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最近行った純喫茶、また3つ

2018-07-06 23:23:44 | 
最近行った純喫茶。

一つ目は、大和高田駅前のロータリーに面したコーヒーショップ西岡。ここは前々から気になっていた店であるが、
少し前に母親が入ったと話していたのを思い出したのだった。あぁ、まだやっているのか!
それで仕事で大和高田へ行ったときにお昼を食べに入ってみることにした。

内部の様子があまりわからないスモークガラスのドアを開けると・・・うぉう!!


あぁ~カワイイ!!丸いパープルのランプシェード。アイアンの衝立。ひゃ~~、すべてがカワイイ。


「いらっしゃい」「何か食べるものはあるんですか」「あーうちはトーストぐらいしかないわ。ごはん食べるんやったら
あっちに店あるで」「いや、ここに入ってみたくて来たんで・・・」
おばちゃん、えらく喜んでくれた。「ほなトーストしとこか!」
他にお客は誰もいない。写真を撮ってもいいか聞いたら快諾してくれ、いろいろとおしゃべりを。
「こないだも若い子が4人も来てなぁ、いっぱい写真撮っていったわ。好きやなぁ(笑)」


この店を始めて50年になるという。昔は工場の人や運転手さんやらお客が多くて、店員4人で対応していたが
それでも手が回らないぐらいだったといい、慣れたお客は立ち飲みしていたとか。


この魅惑のランプシェードも当時のままで、日本橋の道具屋筋の人が見てびっくりしていたという。
割れたりしたら替えはないだろうに、すべてきれいなままでよく今まで保っているものだなぁ!


「私いくつに見える?」と言われて、う~ん、70いくつですか?と答えると、いや~うれしいわ!とニコニコ顔。
なんと、昭和2年生まれの91歳だとか。えぇ~信じられない!!めちゃくちゃお元気なのだ。
あんたは20代やろ?・・・ちょっと、何それ!?おせじにもほどがありますよ~(笑)
ほんとの歳をこそっとささやいたら、「うそやろ!?」と腰を抜かしそうになっていた(爆)

こないだのヒュッテのおばちゃんも90と言っていたし、純喫茶は超高齢の店主によって支えられているなぁ。

あ~、魅惑の空間でもちもちのおいしいトーストを頂き、さらにいい気分~~♪(笑)。
「また来てや!」「また来ます!」

まだまだお元気でがんばってほしいなぁ!


次に、西舞鶴のTEAROOM MONAMI。ここは以前にも一度行ったことがあり、また行きたいと思っていたので、
仕事で西舞鶴に行く機会があったので行ってみた。あぁよかった、今も変わらずやっているな。


う~ん、とても好きなタイプ。バスの冷房で冷えたので、グリーンミルクというのを頼む。抹茶オーレだな。


あぁ~相変わらず素敵な店内。窓際の席に座って、昔のブログを見ていたら、前も同じ席に座ったようだ(笑)
黄色い光の中でしばしまったりとくつろぐ。


4年前に一度来たんです、とシャイなママさんに話しかけてみるが、そんなこと覚えておられるはずもなく(笑)
「相変わらず素敵なお店ですね」「ありがとうございます」

同行者がそろそろ到着するというので店を出た。


さてこちらは、鳳駅前の商店街と駅前の間の路地を入ったところに、ぼつんと佇む小さな喫茶店、セリーヌ。
以前通りかかった時に入ろうと思ったら、ちょうど閉めるところで入れなかったのだったが、今回はやっているな。


中に入ると、喫茶店というかちょっとスナックみたいな雰囲気(笑)
「いけます?」「11時半にいったん閉めますけど。」「大丈夫です。食べ物は何かありますか?」「ありません」
・・・潔いというか(笑)
ちょっと仕事の整理をしながらミルクティーを飲む。


このあたりの路地は駅前の飲み屋街だったような雰囲気。鳳駅前の道路の拡幅工事は何年も前から行われていて、
それが完了したら駅前の風景もずいぶん変わりそうな予感。。。路地の様子を覚えておこう。
このお店にも、今日入ることができてよかったな。

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最近行った純喫茶さらに3つ。

2018-06-09 21:39:34 | 
最近行った純喫茶、まだある。

専門学校などが固まって立地する梅田のWINSの付近は昔からの梅田界隈の雰囲気が残るちょっと不思議なエリア。
大阪駅の目の前なのに昭和のまま時間が止まったような。グランフロントができ、貨物駅跡の残りの部分の
再開発も進んで、いよいよこの辺りも手がつけられていくのではないかという刹那的な雰囲気も漂う。
そんな一角にある、モンシェリー 。


このビルもまわりと同じく昭和40年代のビルだろう。壁のタイルの紺色は濃淡がついていて味わいがある。


階段を下りた先にあるガラスドア。こういうアプローチの喫茶店も昭和のビルには多いな。


おぉ・・・・素敵!!喫煙可、デコラティブな内装のラウンジっぽい雰囲気はオフィス街の隠れ家といった感じ。
お客は見事に中年サラリーマン(男性)ばかり。


ちょうどランチタイムで混んでいたが、うまい具合にテーブルがひとつ空いていた。一時は相席も出るほどの人気。
日替わりのランチはカツカレー。

タバコの臭いは嫌だけどこれも含めての昭和の純喫茶なんである(笑)

こちらは阪急高槻市駅の近くにある、白樺。


高槻市駅の南側は歓楽街っぽい雑然とした雰囲気で細い路地もあったりして面白いが、ここは落ち着いた雰囲気。
レースのカーテンが涼しげだね。


ピラフを頂く。遅めの時間だったのでお客はおらず静かでリラックスできた。



こちらは、大阪市内、堂島にある近代建築、中央電気倶楽部。
業界の倶楽部なので通常は会員同伴でしか入れないのだが、先日見に行ったら喫茶コーナーは一般の人も入れるように
書いてあったので、入口の受付のお姉さんにも念のため確認して、ここでランチすることに。
中央電気倶楽部は11年前に初めて見学した。→こちら

看板が変わっているな。

喫茶軽食コーナーは、正面の扉を入って1階の左側。
倶楽部の中ではあるがまさに純喫茶だ。ちょっと社員食堂のような雰囲気も。メニューは割とお手ごろな定食など
いろいろあって、近隣のサラリーマンで混んでいる。お客が多く写真は撮れず。。。


ビリヤード場ビューの席でオムハヤシを。なかなかおいしかった!


行き帰りにロビーも眺めることができる(笑)


誰でも入れるとわかったのでまたお茶でも飲みに来よう~~
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最近行った純喫茶3つ。

2018-06-08 23:21:38 | 
仕事の出先でのランチなど、最近行った純喫茶を紹介。再訪もあり。

まずは、近鉄大和八木駅の高架下にある、ヒュッテ。前回行ったのはもう10年前か!→こちら
実家が割と近くおなじみの駅だが、高架下の店に入ったことは大人になるまで一度もなかった(苦笑)


ここは全面型板ガラス張り、入口ドアも濃い色のガラスなので外からは全く中の様子がうかがい知れず、
入るのはかなりハードルが高い。勇気をふりしぼって入ると、その名の通り、山小屋風インテリアで、
店の中央にドカンと鎮座する太い木の幹がインパクト大。


朝だったからかおばあちゃんがひとりでやっていた。家族みたいな常連さんが集う濃密な雰囲気だが(笑)
ヨソモノに対しても冷たいことは全くなく、カップルの先客もいた。
おばあちゃん、聞けば御歳90歳だとか!矍鑠とされているのに驚き。

カワイイ椅子カバー。

テーブルと椅子もぽんと切った大きな丸太が使われているが、かなり年季の入った色合い。
「いつからされてるんですか?」「もうわからんわ!わからんぐらい古いで」(笑)


やはり山が好きで、最初「山小屋」という名をつけたが、ドイツ語で山小屋を「ヒュッテ」ということを知り、
おしゃれな響きに惹かれてすぐに変えたのだと言う。


「また来てや!」
いつまでもお元気で・・・



こちらは京都のポケット。一度前を通ってその可愛さに目が釘付けになったが、その時は別のところでお昼を
食べたばかりだったので後ろ髪引かれながら素通りしたが、次に来た時はちゃんとお腹を空けておいたのだ(笑)


京都では有名な店らしいが、全く知らなかった。2003年で一度店を閉めたが2011年にご長男が2代目
として引き継ぎ再オープンした。壁の「ト」の文字が外れたままになっているのは、先代への敬意だとか・・・




うわぁ・・・カワイイ・・・外観を裏切らない素敵なインテリアに、しばらく立ち尽くしてしまった。


白と茶色の落ち着いた壁に赤い椅子が引き立つ。


雑穀パンのサンドイッチを食べたが、おいしいこと!!パンがもちもち~~


あぁ豊かな時間・・・



こちらは、高槻のJRと阪急の間にある、モン。ここも以前行ったことがある。→こちら


店内ビューのいちばん端の席に座り、前回と同じくミックスサンドを注文。
軽食メニューはトーストかサンドイッチくらいなのが正統の純喫茶らしい。


壁から天井へと連続するこの木製パネルの流麗な曲線が素敵!


右側の壁は垂直でなく少し角度がついている。あぁ、たまらない~~


惚れ惚れと店内を眺めながら優雅なランチタイムを過ごした。


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喫茶ボンボンで名古屋の〆

2017-12-03 22:26:48 | 
名古屋の続き。

豊田佐助邸でイベントをやっていたように、この連休はスタンプラリーなどいろいろイベントをやっていた。
また10月末から約1ヶ月間にわたって、週替わりで愛知県全域での建物特別公開も行われている。
近年、11月3日の文化の日前後で全国的に近代建築や産業遺産などの公開を行うというのがすっかり
定着してうれしい一方、どこを狙うか、全国レベルで検討しなくてはならず選択が難しくなってきた(汗)

そうでなくても普通のまちなかでもいろいろ気になって寄り道してしまうので、一日にいくつもハシゴ
しようと考えても無理なんである(苦笑)
市政資料館から豊田佐助邸へ行くまでの間にも、カッコイイビルはあるし。


きれいなタイルはあるし。


カトリック主税町教会の信者会館も公開しているというのでちらっと覗いたり。


見学可能なのは1階だけだった。明治期のシンプルな純洋風の建物だった。


春田鉄次郎邸を門から覗いたら「どうぞ~」と声をかけていただいたので見学することに。
ただしレストランになっている洋館部分は対象外で、裏の和館部分だけ。敷地の奥の方にある玄関から入る。


春田鉄次郎は多治見出身で陶磁器貿易商として財をなし、中部日本の対米貿易の開拓者と呼ばれる人物。
この建物は、彼が交流のあった武田五一に依頼して建築した自邸である。1924(大正13)年築。
和館と言ってもダイニングは洋風だな。


階段の途中にある古めかしい分電盤


二階へ上がると、こんな天井の洋室があった。武田五一らしいと言えるか。


書院付きの座敷。


表は洋館、裏は和館と思っていたが、意外と和洋室が混在していて、外観よりもずっと洋の割合が多く、
洋室も使いこなされていた印象。
展示資料を見ると、表のレストラン部分はかなり見どころがあるようなので、一度ランチでもしたいなぁ。

思いがけず春田邸に入れたので、豊田佐助邸に行くのが遅くなったんである。
まぁ無事見れたからよかったが。

豊田佐助邸を出るとバスの時間までもう1時間ほどしか残っていない。ここからぶらぶらまちを見ながら
名古屋駅まで歩こうかとも考えたのだが、ちぃ~と遠いな(汗)。それにいつも思ったより時間は
かかってしまうもので、帰りのバスの時間に遅れたりしたら元も子もない。
ちょっと早いがやっぱり高岳駅から地下鉄で戻ることにしよう。


すでに日が傾いているまちをふらふら歩いて下っていくと、あっ、ここがボンボンか!名古屋で有名な純喫茶だ。
前にチェックしていたのを今回すっかり忘れていたが、たまたま見つけてよかった~
小腹もすいたしちょうどいい、入ろ!


電球とか瓦屋根とかこの派手な店名サイン、ちょっと野暮ったい感じがいかにもローカル純喫茶的でいいね(笑)


ドアを開けると、、、おぉ、店内は結構広く、あめ色でキラキラ、夢のような世界。
老若男女、お客がいっぱいだったがギリギリ入ることができた。その後入って来たお客は満席と
言われていたから、うまく入れてよかった!


ケーキセットを食べようと思ったら、ケーキの種類が35種類もある!!しかも250円から一番高いもので
400円と庶民的価格がうれしい~~そりゃあ、満員御礼だわ。
すごく迷ってからミルクレープを頼んだら、品切れとか。あららっ


最後に素敵な空間で休憩できて、バスに乗る前に小腹も満たせてよかった(笑)。
地下鉄の1日フリー券は結局元本割れしたけど(爆)なかなか充実した名古屋日帰り旅だったな!


終わり。
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純喫茶アメリカン

2017-11-22 22:19:12 | 
食道園を出て難波駅へ帰る途中、雨を避けてアーケード街を通ったら、純喫茶アメリカンが。あぁ、ここか。
超有名純喫茶だが、私は入ったことあったかな、、、あったとしても忘れてるぐらい前か(苦笑)


ここも昭和ゴージャス。キラキラピカピカ、でも下品ではない。華やかでワクワク、テンションが上がる。
女王様が降りてきそうなドラマチック階段が私を誘惑する(笑)。ちょっと、食後のお茶でもするか~


ガラスドアを入ると、まるで天井から降り注ぐシャワーのようなシャンデリア。


吹き抜けの壁には躍動感あふれるアート装飾が。ここは美術館のロビーか!?


店内はすごく賑わっている。お買い物途中のおばさまたちが多いようだな。私が席についてほどなく満席になった。


天井を見上げると、波間に浮かぶクラゲのような照明が。


木目模様の壁が波打ってる!そこにビー玉をはめ込んだような窓・・・斬新すぎる!




席ごとに飾られている大きなユリの花は造花かな?と思ったら本物だ。


クールなデザインのパーティションは、なんと貝殻を貼り合わせてある。


トイレに行こうと思ったら・・・うわ~、この照明は何!?目みたい~~
その背後の壁は大柄の大理石。


トイレの床にはこんな人研ぎの模様が入っていた。




変わった意匠が満載の昭和ゴージャス、無機質でメタリックな素材と、有機的な形や模様、質感が
混在していて面白いなぁ!楽しいなぁ!カッコイイなぁ!


ケーキと紅茶で1000円近くのお値段もゴージャスだったけど、、、(苦笑)
充実した一日になった。


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COFFEEユニオンに行って来た。

2017-11-20 22:04:50 | 
平日のお昼時に烏丸御池を通る機会がやっとできたので、ずっと前から入りたいと思っていた純喫茶、
COFFEEユニオンへ。うぉ~ぅ♪相変わらずそそられる店構え。
町家の軒に並んでこのゲームセンターみたいな(笑)緑色のテントがいいでしょ!


深い軒の下の奥まった入口。横縞のモールガラスにコカコーラのロゴが60年代アメリカンな雰囲気!?


メタリックな入口のロゴ、アクリル板の切り文字もまた魅力的だね。




さぁ、中へ・・・・ぉぉぉ、渋い!!
外観の印象よりも内部はあったかい山小屋風のインテリアだ。かなり広いな。
柱や梁は削り目をつけてあり、一部にチューリップ(と言われていた)の模様の透かしが入っている。


どこに座ろうか・・・ちょっと迷ったが、壁画の前の席に腰を下ろし、カフェオレを飲みながら
店内を惚れ惚れと眺める。


この壁画はコーヒー豆の収穫の図だろうか。1953.1.15の日付が入っていた。お店ができたときに
描かれたもとするとその年が開業年だろう。しかし昭和28年って、戦後ほどない時期じゃないの!?

お勘定をするときにマスターに聞いてみたら、やはり1953年にお店を始められたという。
ママさんも出てこられて少しおしゃべり。この店の内装は京都の画家で片山さんと言う人が手がけて
くれたもので、最初白い壁だったが寂しいからと言って絵を書いてくれたのだとか。

画家でも、絵だけでは食べていけないから喫茶店の内装を手がけたりすることがよくあったらしい。
片山さんという人は京都の方で、他にも裏窓、ソワレなど、京都の多くの喫茶店を手がけられたという。
へぇ~!!
壁の絵のほか、柱の彫刻や、表の「香り高い珈琲の店」という味わいのある看板も手作り。
小さな工房を持っておられて何でも自分で作られたそうだ。


お店の中ほどにある吹抜けみたいな空間は、増築するときに元々中庭だったのをふさいで天窓にした部分。
自然光がやさしく差し込み、その下はスポットライトに照らされた舞台のよう。
やはりその明かりがいいといって俳優さんや女優さんの撮影をされたこともあったとか。

当初はだるまストーブがあり、煙突を中庭へ抜いていたのだそうだ。

カウンター前のクリンカータイル。これの正方形のパターンは時々見かけるが、長方形バージョンが
あったのか!第一、長方形のクリンカータイルなんて見たことない気がする。しかもこの微妙な比率。。。


古くからの商業地ではよく聞く話だが、染織産業華やかなりし頃は周辺の会社の人が仕事中に休憩や打合せに
使って大変賑わい増床もしたが、今ではお客は減り、土日は人がほとんど通らないので閉めているそうだ。

ライオンの壁泉のエプロン状の池は撤去され、今はもう水が出ない。

ただ月に一回歌声喫茶をやっていて、その時だけは50人ほどのお客で店はいっぱいになるのだとか。

60年以上もの間、オリジナルの雰囲気を大事に残して続けておられる。華やかではないが隠れ家のように
落ち着ける純喫茶はほんとに貴重。気さくなマスターとママさんからお話を伺いながらいろんな光景を
思い浮かべ、とっても素敵な時間をすごすことができた。また行きたいなぁ。

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ヒュッテとアルファ

2017-11-12 02:12:05 | 
今日の洋風建築めぐり講座は神戸方面だったので、mayumamaさんとランチしてから行こうと
前日にネットで調べたお店で待ち合わせ。私はJR元町駅から坂道を上り、ちょろちょろ寄り道しながら花隈へ。
あっ、ここだ。


喫茶ヒュッテ。ごく普通なまちなかに突如として現れた、青いアルプス山脈。うわぁ~~いいなぁ!!


「山小屋」に入ると、、、おぉ、中も期待通りのかわいさ。かなり奥行が長く、意外に大バコだな。
手前のエリアには先客がいたので写真を撮れていないが、長年地元の人々に愛されてきたお店ならではの
気安い空気が流れている。


私たちは一番奥の席に落ち着いてサービスランチを注文。
COFFEE&GRILLと書かれている通り洋食メニューが豊富で、しかも安い!
手作りのハンバーグとカレイのフリッターはとてもおいしかった。これにライス、サラダと味噌汁とお漬物が
ついて570円って!!そりゃ、地元の人や周辺で働く人たちに愛されるはずだわ。


こんな安いランチで長居するのは申し訳ないので食後のお茶も。
ロゴ入りのカップが素敵~!


ガラスドアに彫られた山小屋の絵もかわいいなぁ。いいお店を見つけてよかった!


実はつい最近カメラを買い替えて、今日始めて外へ持ち出した。ミラーレスと悩んだが結局コンパクトデジカメに
した。mayumamaさんは一眼レフからミラーレスに買い替えたので、どんな感じか見せ合いしたのだった。
その後の建物見学で使ってみたが、やはり使い慣れた以前のカメラと違い、何か思うようにいかない。
センサーサイズが大きくなったのでボケが大きく出るようになったが、絞りの設定とかちょっと戸惑っている。。。

その後講座が湊川神社で解散したあと、皆でお茶するところを探して元町商店街のアーケードに入ると、
素敵な純喫茶を発見!


TEAROOMアルファ。
うわぁ~~、照明、椅子、すべてが昭和の古きよき喫茶店。ここにしよう~~


ちょっと大人数なんですが、、、と言ったら嫌がられるかなと思ったら、
どうぞどうぞ、テーブルくっつけて用意しましょう、と、ご主人も奥さんも笑顔で対応して下さり、
皆でまったり楽しいひとときを過ごすことができた。


mayumamaさんが頼んだホットオレンジはみかんが浮いてる!!かなり甘かったようで、これも昭和の味!?
私のココアはそれほど甘すぎずおいしかった。


壁の一部はタイル貼りに。元は他の壁も全部タイル貼りだったのかな。


入口付近にぶら下がっていたこの照明も、雪の結晶型で素敵だなぁx。


神戸は商店街を歩くだけでも魅力的な純喫茶がたくさんあって目移りする。いくつか入った店もあるが、
また機会があったら片っ端から入ってみよう(笑)
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弾丸今治 純喫茶不二家

2017-08-14 23:55:59 | 
今治の続き。

今治駅についたが、さてどうしようか。とりあえず前回来たときの今治のまちなかの地図だけコピーして
持ってきてあったが、昨日の今日でラヂウム温泉以外のスポットを調べてなどいるわけない。
今回もレンタサイクルを借りるかと行ってみるが、時間制でなく1日料金で1000円。えっ、高っ!
あてがあるわけでもないし、暑いけどぶらぶら歩くかぁ。。。

スマホのGoogleマップで見たら、今治駅から蒼社川沿いを通り港まで続く貨物線跡のように見える
カーブがあったので、ちょっと遠いが歩いて行ってみる。蔵敷町という魅力的な名前のまちは全体的に古く
何かありそうな雰囲気ではあるが、鉄道跡らしい場所も見当たらない。まるまる道路になっているのかも
しれないし、そもそも本当に貨物線があったのかすら、私の妄想でしかないのだ(爆)。


しかし途中で1軒めちゃくちゃ古いお風呂屋の建物を見つけた。う~~ん、渋い!!


残念ながら確実に廃業されているな、これは。。。すでに屋号が書かれたものは何も見当たらない。
中はどんなだろう。いつ廃業されたのだろう。


その後で「関西の激渋銭湯」のサイトを見ていたら、ここのことが出ていた!
それによると神の木湯という名で2010年まで営業されていたらしい。え~っ、2010年って
それほど昔の話じゃないな!サイトの写真を見ると現在と形はまったく変わっていないが、やはり
毎日毎日暖簾を下げてお客を迎えているときは建物もいきいきとした様子。古さは関係ないのだ。
廃業で一気に老けた、という感じで寂しいなぁ。。。


日本基督教団今治教会のかわいい鉄扉。
建物はあまり古くないようだが、四国最古のプロテスタント教会で、四国における宣教活動の拠点であった。


中心部へ戻りちょっと休憩しよう。前回から目をつけていた、駅前のクローバーという喫茶店。
ファサードがたまらなくカワイイ!写真を撮っていると常連らしきおばちゃんがニコニコしながら
入って行った。外観をひとしきり撮ったあと私も店の中へ。


中は昭和な空間だが割とすっきりしている。
さっきのおばちゃんと店主のおばちゃんがきさくに話しかけてくれ、ラヂウム温泉を見に来たと
話し、今日明日はおんまくというお祭りで今日は花火もあるよ~と教えてもらった。


11時でランチには少し早いので、いちごミルクのかき氷を。あぁ~甘い~おいしい~冷たい~~


お祭り準備に盛り上がる商店街を歩き、敷島湯へ行ってみる。こちらも先のサイトによると
一見客を敬遠されているような話なので無理に入るつもりはないし、だいたいまだ営業時間になっていない。


ただ、建物の健在を確認、そして鉄柱にくくりつけられた一本ロープの弛みのない張り具合を見て
現在も営業継続されていると確信し、外観写真だけ撮って安心して立ち去った。


前回も惹かれた、商店街の一本裏を流れる水路の風景を写真に撮りながら、うろうろと歩いていたら、
おや!?あれは・・・喫茶店??


純喫茶不二家、うわぁ~~~、なんか不思議な感じで素敵じゃないの~~~!


入口ドアがずいぶんと引き込まれたこの店構え、喫茶店というより、有名観光地にある和風の食事処?
ショーケース内のメニューも昭和全開!ランチはここに決定~~!


それに、左側の暖簾のかかった待合みたいな部屋は何・・・?
語らいにご利用下さいませ、と書いてある。貸切個室ってことか?居心地よさそう~~


そして・・・入口を入ると、さらに驚きの空間だった!


流木が各座席の仕切りとして使われ、中央にはシャンデリアが。いろんなデザインのガラスの照明
シェードが配され、植物もたくさんぶら下がっている。

どの席に座ろうかしばし悩んだが、、、明るい川沿いの席で、店内を見渡せる一番端の席に。
店内の写真を撮ってもいいですか、と聞いたら、店主のおばちゃんはちょっと戸惑われた感じだったが
了解頂けた。

絨毯をタペストリーにした席はちょっとオリエンタルな雰囲気。


綿壁が残っている部分などもともと和風の空間だった痕跡があるな。水路に面した窓際のソファ席は
もともと小上がりがあったような感じ。


それぞれの席は雰囲気が違うが流木のパーテションでゆるやかに仕切られ、全体的にまとまっていて、
いずれも一度座ればしっぽり落ち着いてしまってなかなか動けなさそうだ(笑)


ホットケーキが看板メニューのようだが、ランチとしてなのでミックスサンドを頂く。
しっとりしたパンに挟まれたレタスがシャキシャキで美味しかった!


ゆっくり涼んで、会計の時にちょっと聞いてみたら、喫茶店としての営業は今で52年になるとか。かなり古いな!
その前は食堂とかいろいろやってましたけど、と。ははぁ、なるほど。だから食堂っぽいんだな。
照明はガラス作家さんの作品ですか?と聞いてみたが、おばちゃん、曖昧に微笑んだだけで、おばちゃん自身が
ガラス作家なのかどうかはよくわからなかったが、、、「チェロを弾いてみませんか」などの張り紙もあり、
アートサロン的な空間として親しまれているようだな。うーん、いい純喫茶を見つけてよかった!


続く
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梅雨逃避行 室蘭の純喫茶

2017-08-01 23:46:51 | 
室蘭の続き。

そろそろ歩き疲れてきたところでちょうど喫茶店があったので、20分ぐらいだけでも休憩することに。


2軒あってどっちにしようか迷ったのだが、、、
フルーツパフェ、フルーツサンデー、プリンアラモード・・・ショーケースのフルーツ山盛りの
スイーツ類に惹かれてこちらのTEA ROOMすずやさんに。


アーケードに面した小さなビルに組み込まれた目立たない入口だが、中に入ると意外な広さだった。
入口脇の明るい席に座り、目移りするメニューの中からプリンアラモードを注文。
あんみつもかなり迷ったのだが・・・・


おぉ~~、ゴージャス!!これで650円って安いよね!?紙ナプキンもオリジナルの模様入りでカワイイ!


会計のときに聞いてみたら、この辺でいちばん古いそうな。この雰囲気を目当てに来る純喫茶好きの
お客も結構いるという。

ほんの短い間だったけど昭和の香りに満ちた店内でリラックスし、汗も引いたし小腹も満たされた。

すずやさんと迷ったもう一軒の喫茶店が、こちらの英国館。この近くにはすでに廃業された喫茶店跡も
いくつも見られ、最盛期での需要の多さがしのばれる。労働者の多い町には喫茶店がたくさんある。


こちらは独立した一軒家の店構え。オレンジのテントがかわいいな!


開いたドアから中を覗いたら・・・うわぁ、こちらも落ち着いた色合いの木やレンガのインテリア。
途中で折れた階段が素敵だね!!2階もあってかなり大バコだ。ハシゴしたい誘惑にかられる・・・(苦笑)


最後に常盤町会館だけ見て、車へ戻ろう。

今はアーケードの商店街も歯抜けだったり、老朽化して空き家のまま年月の経った大型店舗があったり
なんとも寂しいが・・・
噴火湾に突き出したロケーションは魅力的だし、夜景クルーズも行ってみたい。
去年には噴火湾を横断して室蘭と渡島半島の森町を結ぶ高速船が試験運航されていたらしいが
その後どうなったのだろう・・・定期運航されたら是非周遊ルートに組み込みたいなぁ!

そろそろ行かねば。今宵の宿はカルルス温泉、山道もあるので明るいうちに着いておきたい。
今日登別温泉に立ち寄るのはもうあきらめよう。

旧室蘭駅舎裏の駐車場。ここに線路が伸びていたのだ。

母恋駅の駅前に右折矢印で地球岬という案内が出ていてスルーできず(笑)、車で5分くらいのようだから
一瞬だけ行ってみるか。。。ほんとに、これが今日最後の寄り道にしよう。
こうやっていつもどんどんスケジュールが押していくのだ(苦笑)。


高さ100mくらいの崖が続く海岸線に、白亜の灯台が立つ。土木学会選奨土木遺産となっている
この「チキウ岬灯台」は無筋コンクリート造で、1920(大正9)年点灯。
光達距離は44kmで、北海道ではもっとも遠いとか。


独特の青色。




展望台からは室蘭港も見える。絶景スポットだな!


今日3度目の母恋駅に別れを告げて一路今宵の宿へ。

・・・とか言いながら、このあと輪西駅に立ち寄ったのだった(爆)。

続く
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エイト珈琲店

2016-12-23 00:53:40 | 
京都市役所の裏あたりにある純喫茶、エイトに行ってきた。
前々から気になっていて、先日近くへ行ったときに夕方入ろうと思っていたら4時半ぐらいで
閉まってしまったのだった。。。ようやくリベンジ(笑)


細長いフロアの一番奥が全面ガラス張りで、緑が目に飛び込んでくるのがいいね!


内装はそれほど古くないが、カウンター上にステンドグラスの照明が。
ご主人いわく戦前のもので、もともとお菓子屋さんの建物につけられていたのを入手され
ここにはめ込んだのだそう。照明の熱のせいで膨らんでしまっているのでワイヤーで
止めてあるのはご愛嬌(笑)


常連さんとご主人の会話を聞き流しながらモーニングを食べ、しばしゆる~い時間を過ごした。

いちごジャムを塗ったトースト、久しぶりに食べたなぁ。

ファサードの「Eight」の文字がいつの間にか取り外されているのが残念・・・復活して欲しいなぁ!
コメント (4)
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