高校のとき、
私は特に将来の目的も持てず悶々と毎日を暮らしていました。
部活動には参加をしていて、運動部で毎日つらい練習をしていましたが、それもなんとなく惰性でやっていました。
練習が本当につらかったので、部活を辞めたいと思っていたんですけれど、同じ校舎の中で顔を合わせるであろう先輩方になんて言われるかとか、同期のメンバーからなんて言われるかとか、そんなことが怖くて辞めると言い出せずにいました。
幸い、部の友達は優しくて、楽しくて、その人達と一緒にいることが自分にとって幸せだとも感じたので、なんとか部活は続いていました。
練習は嫌だったけれど。
そんな状態なので、あまり好きではない勉強に身が入ることなどなくて、成績も学内で下位10%ということもざらでした。
さすがにこれではまずいと思い、若い私は私なりに考えて、
- 勉強に身が入らないのは、将来の目標がないからだ。
- 目標が見つかれば、勉強やる気になるんだ。
と考えて、将来の目標を無理やり作りました。
それが、
「宇宙飛行士になる」
もしくは、
「宇宙開発に携わる仕事をする」
ということでした。
宇宙といえば、そういうことを思い出します。
ただ、本当にやりたいことでもなく、結構無理やりこじつけていたことでしたので、
当然、その目的に向けたヤル気はあまり出ず、勉強に身が入らない状況というのは継続していて、高校卒業後は浪人生になってしまいました。
その後、1浪後の大学入試では、一応私立大学の「航空宇宙学科」に合格。入学準備をしていましたが、記念のつもりで受験した公立大学の電気工学科に受かってしまい、
「学費の安い方に行け!」
という父の言葉に、宇宙の夢はあっさりあきらめることになりました。
まあ、その程度の夢だったということです。
ただ、そのときにもし、電気工学科に受からずに、航空宇宙学科に進んでいたら、今は明らかに違う場所で違うことをして違う家族と暮らしていたと思います。
そんな意味では、人生を変えるできごとが大学入試で起こっていたということですね。人生とはわからないものです。
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