ラポーレの住民達

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2010年11月08日 | Weblog

「ヤギ放牧」いかが 食害対策のPR役人気 静岡

 野生鳥獣被害防除事業を対象にした静岡市の補助金交付制度のマスコットとして、市中山間地振興課が7月から、市林業センター(同市葵区千代)の敷地内で飼育しているヤギ(推定5歳)が、近隣住民などの人気を集めている。


 同課が入居する林業センターがあるのは安倍川右岸を走る県道沿い。ヤギは体高約90センチ、体重約32キロ、アルパイン種の雌。昨年11月、市営の井川牧場(同区井川)から引き取った。


 同課の担当者によると、試験的に6月まで同市清水区宍原の草地に放牧したところ、雑草をきれいに食べ尽くした。


 7月に同センターに引っ越してから、草を食べたり、木陰で休んだりしながら、のんびりと日々を過ごしている。おとなしくて人なつっこい性格で、近隣住人からは思い思いの愛称で呼ばれている。


 ヤギが“PR”に一役買っているのは市が4月から始めた補助制度。制度を利用すると、除草を目的とした家畜購入代金の50~90%(最大10万円)が助成される。イノシシなど、野生動物の「隠れ家」や「寝場所」になりやすい耕作放棄地や未整備のやぶに、ヤギや牛を放牧して雑草を食べさせ、農作物や木の苗への食害を防ぐ試みは近年、全国に広がっている。


 10月下旬に偶然、ヤギを見つけ、ドライブ中に立ち寄った女性たちは「かわいい」「癒やされる」とつぶやきながら、携帯電話のカメラで撮影。「(食害対策のPRという)そんな大役があるとは驚き。頑張ってほしい」とエールを送った。
 同課の担当者は「鳴き声が大きいなどの課題はあるが、農家や林業関係者はぜひ検討してほしい」と期待している。


 補助制度に関する問い合わせは同課〈電054(294)8805〉へ。




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