もう20年超ほど家計簿をつけている。たまにサボって数日分を一気につけることもあるが、大体は一日の終わりに現金の支出、カードの支出それぞれをまとめて、最後の仕上げに現金の残高が一円単位までぴったり合うのを見るのがこの上ない快感である。
ということは、反対に合わない時はそれはもうとてつもない疲労感や敗北感にさいなまれる。合わない時は2か月に一回くらいあるが、早ければ2時間、遅ければ一日ほど放置していくとふと書き込んでいなかった支出を思い出す。その時は、脳内麻薬が出まくる。
が、半年に一回くらい、結局わからなくて終わってしまうことがある。
昨日がまさにそれで、ちょうど100円足らなかった。一日寝かせても結局思い出せず。確かめようがないのだが、十中八九スーパー銭湯に雪見風呂に行った帰りに、脱衣所か靴のロッカーどちらかで返却された100円を取り忘れたのだと思う。
非常にに悔しい。が、そんな百円玉を見つけたり道端で拾ったりするので、人生トータルで見たら、百円玉利得に関する収支はきっとゼロなんだと思う。
と思うことにして諦めた(笑)。
僕はとにかく文房具が好きで、ちょっと気にいるデザインのものがあるとすぐ買ってしまうという悪い癖がある。特にノートやメモ帳類。20数年前のある日、そんなノート類を全部集めてみたらかなりの冊数になったので(これは死ぬまでに使い切れんな)と思った。そこで、一日1ページ使って家計簿を書いてそれらを全部消費してしまおうと思った。それが始まり。
何orどの店で使ったか、支払いは現金かカードか、いくらか、それだけを書いて、一日の終わりに合計して、財布の中身と照合する、この習慣はそこから始まっている。
それ以来、気に入る文房具があっても(どうせ使わないから)と買うのを諦めることができるようになった。
たまには進歩もするのである。
それから数年が過ぎ、ノート類メモ類を全部消費してしまったので、そのあとどうしようと一瞬思ったが、家計簿をつけるのがもう習慣になっているのでやめるという結論には至らず。しかし、また新たにノートを買ってモノを増やしたくもなかったので、それ以来MSエクセルで毎日家計簿をつけている。
とはいえ、記録内容はノート時代とほぼ同じ。ひとつだけ違うのは、仕事でエクセルのピボットテーブルという機能も酷使しているので、費目と言う欄を一つ追加して、食費とか交通費とかの合計などがワンアクションで出るようにしたことくらい。
でも、集計して飲み代が多すぎるとか反省したりはしない(笑)。
ほんとはした方がいいんですけどね。
話変わって、前回の日記に関して、なぜ突如2月の東北ツアーの詳細を詰める気になったのかということにふと思いついた。
持ってきた本の一冊を昨日読み終えたのだが、それが昨夏BOOKOFFで買った沢木耕太郎さんの『旅のつばくろ』だったからだと思う。東北新幹線などで読める車内誌トランヴェールに連載されているエッセイで、何気に東北の話題が多いので、それで脳ミソが東北脳になったんだろうなと読み終える頃に気づいた。
車内誌掲載のエッセイだけに、短くて少々物足りない感じもしないこともなかったがそれぞれが軽快に読めた。楽しかった。
旅モノはいいですね。
久しぶりに盛岡に行くことに決めたらそれはそれでちょっと嬉しくなって、昨日は頭のどこかで盛岡で何をしようかを考えていた。
ひさしぶりに神子田の朝市にも行きたいし、駅から20分ほど歩いたところの畑のわきにある無人販売所でしその実の塩漬けを買いたいなとか、市内のローカールな八百屋でキノコの塩漬けを買いたいなとか。その中でも、今回はずっと行きたかったのになぜか行かなかった紫波城に行ってみようと思っている。
前から書いているように、僕は社畜社会そのものの戦国時代と幕末の歴史が大嫌いなのだが、紫波城は平安時代のお城というか砦みたいなもの。坂上田村麻呂が征夷大将軍に任命されて東方征伐にやってきた頃のお城の一つ。
去年はそんな日本の中世のお城の一つ秋田城にも行ってみたのでそのシリーズと言うことになりますか。やはり戦国時代の社畜(サラリーマン大名)がせっせと作った城とは全く違って趣があって、歴史のロマンも詰まっていてワクワクしましたね。
東北にはまだそういう城がいくつかあるはずなので、全部見に行ってみたいですね。
でも紫波城になぜそこまで惹かれるのかと言えば、紫波城の近くに紫波町という町があるんですが(紫波城の城跡自体は盛岡市にある)、そこに日本酒の酒蔵がいくつかあるからなんですよね(笑)。月の輪の蔵元は紫波町じゃなかったかな。
因みに、盛岡は好きなのですが、盛岡のお酒「あさ開」は僕は苦手なんです(笑)。重すぎて。ドスンドスン来る。出されれば飲みますけどね(笑)。
おやすみなさい。
こんばんは。
盛岡の夢が膨らみますねー。
紫波郡まで足を伸ばしたの1回きりです。1998年の頃じゃなかったかと。
きのこの塩漬けは知らないです。どんなものかも想像つきません。
以前、じゃじゃ麺の話題もあったかと思いますが、自分は駅前の「HOT JAJA」と「不来方」にそれぞれ1回ずつ行ってます。
あぁなんか食べたくなってきました。
その1998年の訪問が、居酒屋さすらいの花太郎の回ですね、きっと。何度も読んだので細部を意外に覚えていて(笑)。Kirin Cityで飲んだ後かその前かって書いていらっしゃったような。
東北はどこもそうなんですけど、秋に業者も素人もキノコを採ってきて塩漬けにしたのを売っているんですが、その中でも「ボリ」ってキノコを使って花太郎の女将さんがよくひっつみを作っていました。出汁が良く出て。
一度花太郎でそれを食べていた時に、岩手大学で開催された学会に来ていた農学者の先生が飛び込みで隣で飲んでいらっしゃって「ボリというのはこの地方の呼び名で、通常は〇〇茸のことでね・・・」といろいろ話してくれて非常に楽しかったことがあります。
花太郎、美味しくて楽しかったな(笑)。今思い出しましたが、あそこが無くなっちゃったのが盛岡に行かなくなった理由の一つでした。今回、いい店に巡り合えるといいんですが。
>その1998年の訪問が、居酒屋さすらいの花太郎の回ですね、きっと。何度も読んだの... への返信
おはようございます。
何度も読んでいただき感謝です!
おっしゃるとおり、駅のKIRIN CITYで飲んだ後に「花太郎」を見つけました。その数年後「花太郎」を再訪しています。
秋保温泉で暮らしているというお母さん、お元気かなと思い出しています。
お袋の故郷は一戸ですが、きのこの塩漬けの文化はないと思います。
今度盛岡に行ったら、チェックしてみます。できれば、一戸とセットで行こうかなと夢を膨らませています。