第83回アカデミー賞授賞式からそろそろ一週間が経とうとしていますが、このたび司会者に抜擢されたアン・ハサウェイ、ジェイムス・フランコのコンビにはいろいろと批判の声も上がっているようです……
シネマトゥデイ
最低の司会と言われているアカデミー賞授賞式の司会デュオ、ジェームズ・フランコとアン・ハサウェイが、舞台裏では非常に仲が悪かったと報じられている。
表舞台では満面の笑顔を見せていたアンとジェームズだが、舞台裏ではジェームズはプロデューサーともかち合い、授賞式が終了した途端にニューヨークに戻るという行動に出た。ジェームズは自身が主催したアフター・パーティーも欠席。表向きの理由は大学の授業があるためと説明されているが、関係者からは司会がうまくいかなかったことにムカついて帰ったとのコメントもあるようだ。
アフター・パーティーに出席したアンは、「ジェームズはオスカーの司会をした上にノミネーションもされていて、複数の大学にも通っている身。今も授業に出ているんじゃないかしら。授賞式が終わった途端、すぐに飛行機に乗って帰ったわ。わたしはパーティーで楽しんだけど」と授賞式後の様子をオプラ・ウィンフリーに語っている。
アンとジェームズはリハーサルのときからお互いを毛嫌いするようになったとUsマガジンは報じ、アンが必死に盛り上げなければ成り立たなかったよう。しかし、時の人と言われているジェームズとアンの険悪な舞台裏報道を二人のスポークスマンは否定。ジェームズ側は「まったくのデタラメです」とコメントし、アンのスポークスマンは「アンは彼とすばらしい体験をすることができました」と優等生のコメントを出している。
元情報は USMagazine.com のこの記事あたりでしょうか。
そこでも書かれているように、アメリカでも、また日本でも、ヒュー・ジャックマンやビリー・クリスタルの姿が画面に映ると、「もうあんたがやれよ」みたいな声が上がってはいましたが……ビリーの時なんて、かつてはオスカー司会者と言えばこの人!だったボブ・ホープの映像まで流れていましたものね。
ビリーさんはもちろん、2009年のヒュー・ジャックマンも、実は司会者経験豊富な人で、そもそも『Xメン』でハリウッドデビューを飾る前、オーストラリアでは、ミュージカル俳優また司会者として知られていたんですよ。アメリカでも3年連続トニー賞の司会を務めるなどした後、満を持してのアカデミー賞司会だったわけで、昨年も今年も真っ先にオファーが行ったのはヒューの所だったそうです。
私は今回のお二人もそれなりに頑張ってはいたと思いますが、いきなりオスカーの司会となると、やはり荷が重かったのでしょうか。
以下どうでもいい雑感ですが──
私はヒューのファンですが、彼が演技賞の候補や受賞者としてあのステージに上がることなど今後もないだろう、と思っています。30年後くらいに功労賞を手にする可能性はあるかも知れませんが、それは決して「演技者」としてではないと予想します。
別に悲観的な気持ちでそう言うのではなく、それがヒュー・ジャックマンという人の在り方だと思うのです。