ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還 スペシャル・エクステンデッド・エディションポニーキャニオンこのアイテムの詳細を見る |
昨夜は『王の帰還』後編が放映されました。
が…相変わらずCMの入れ方が(その内容も)「ここで入れるか!」という感じで、余韻も何もあったもんじゃないです。
そんな放送形態の上、家族が騒がしくて、なかなか落ち着いて観られなかったのですが、それでも指輪棄却前後くらいではホロッと来ました。
本当は、黒門前あたりからラストまでは滂沱の涙が流れたりするんですけどね。
やはりこの映画はノンストップで観るべきものです。
という訳で、今更ですがSEE版のDVDを。
初め観た時には、冗長な部分も、これはカットして正解だったかも、というシーンもあり、『旅の仲間』『二つの塔』SEEほどの感激はなかったのですが、TVで、しかもあんな風な放映を観てしまうと、やはりSEEでなくては物足りなくなっていることを自分で感じました。
サルマン様の末路も描かれ(あの描き方でいいかどうかは疑問としても)、ファラミア大将はじめ執政家関連は、これでかなり補完できます。どころか、大将のオスギリアス特攻の背景にある心情自体、通常版とこれとでは大違いだと思えます。
個人的には、エオウィンとの出会いよりも、ピピンと二人で語り合うシーンが好きでした。後でピピンが体を張って大将を護ろうとする件りにも説得力が出ますし。
但し、アラゴルンに関しては、大将への「癒しの手」がカットされたままだったり、通常版よりヘタレ度倍増という感じで、原作の王様がお好きな人は失望されることでしょう(私自身もそうでした)。
とは言うものの、映像特典も充実しているし、わざわざDVDで『帰還』を観るなら、やはりこちらをお奨めしておきます。
ピピンとメリーのそれぞれも活躍が印象的です。
SEE版は観ていませんが、アラゴルンの癒しの手のシーンはやはりなかったのですか。
SEEだと、ゴンドールとローハンに別れたピピンとメリーの対称がよりはっきりと描かれていて、その点は良かったと思います。
「癒しの手」、アラゴルン→エオウィンの「癒しの手もどき」(そういう能力があるとの明確な説明はありません)シーンはありましたが、ファラミアへのそれはカットされたままで、発売当時ファラミアファンの怒号が渦巻いていたことを思い出します。