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映画・舞台の感想や俳優さん情報等。基本各種メディア込みのレ・ミゼラブル廃。近頃は「ただの日記」多し。

日記です

2024-10-06 21:26:01 | 雑記

雨は朝のうちに上がった模様。しかし昨夜から今朝にかけて、窓を閉めて長袖を着ていても、タオルケットだけでは寒くて体が冷え込みました。というわけで朝ごはんは久しぶりにスープパスタで。プラス温かいミルクティーも飲んだら、少し元気が戻ってきました。

洗濯して、Eテレで【日曜美術館】と【将棋フォーカス】を観てからおでかけ。
日曜美術館は没後300年となる英一蝶の特集。現在サントリー美術館で大規模回顧展が開催中です。絵師であると共に吉原の幇間でもあったことや、絵師としての名が高まった時期に三宅島に流人となったこと(十数年後に赦免)など、何も知りませんでしたが、番組を観て興味が湧いてきました。
将棋フォーカスは、将棋のことなどそれこそ何ひとつ知らないのに、なぜか毎週流し見しています。

出かけた先は、例によって駅前ショッピングセンター。買いたい物がいくつかあったためです。本当は昨日行きたかったのですが、一日中雨だったので。
一番の目的は、書店で大河ドラマ・ガイド『光る君へ』完結編を買うことでした。



無事買えて良かったです。

その後はスーパーやコンビニ、それにパン屋さんでも買い物をして、お昼前には家に戻れました。しかし、気温は低めなのに湿度のせいで汗びっしょり。体に良くなさそうです。
お昼ごはんはパン屋さんで買った美味しいパン。お値段高めのお店ですが、その分美味しいです。酵母が合うのか、もたれることもありません。
食前食後はしばし横になって、買ってきた大河ドラマ・ガイドをパラパラ……ではなく、じっくり読みました。この先も面白そうですが、つらいことも多そうです。

午後はテレ東【日曜ミステリー】で。船越英一郎さん主演の『吉永誠一涙の事件簿12』を視聴。最初の容疑者、実は犯人ではないのかな?と思わせて、やはり真犯人でしたが、そこに交換殺人トリックでひとひねり加えていました。冒頭の「資源ごみ」話がトリック解明にひと役買い、更にラストのサプライズに繋がるのも効いていました。しかしこの犯人、最後まで「自分は被害者」モードで、吉永さんが妙に同情的だったのも釈然としません。
その直後に『孤独のグルメ』Season10再放送もあったため、続けて視聴。白金のインドネシア料理店回でした。再放送なのに「ふらっとQUSUMI」コーナーがあったのが意外です。

おやつはセブンイレブンで買ったモンブランをミルクティーと共にいただきました。今年はモンブランはないのかと思っていましたが、時間によって売り切れたりしているようです。今日は割と早い時間に行ったため手に入ったのかも。美味しかったです。
晩ごはんは冷凍の「鶏ひき肉バジル炒め」をご飯にかければ、これ即ちガパオライス。前もって荒みじんに切っておいたパプリカを炒めて加え、目玉焼きをのせていただきました。
調理したり食べたりしながら『ドキュメント72時間』伊那谷の産直市場編の再放送と、Eテレ『ソーイング・ビー』再放送も途中から視聴。産直市場回、楽しかったです。

シャワーの後はもちろん大河ドラマ『光る君へ』。サブタイトル「まぶしき闇」。
藤式部ことまひろの許に訪れた清少納言ことききょうが『源氏の物語』の感想を伝える。「根暗なまひろ様らしい物語」と皮肉な口調ながらも、物語の面白さや作中にうかがえる和歌や漢籍の教養は評価するが、それを書いたのは、道長の命により一条帝に皇后定子の輝きを忘れさせ、『枕草子』の存在をも消し去る意図あってのことではないか?と難詰する。それでも自分は生涯、定子様の面影を胸に、その火を絶やさぬように生きていくつもりだと。次第に激昂してゆくききょう様の口調や表情が怖かったです。こうして、この二人は決裂(訣別)してしまうのでしょうか?

彰子の子である敦成親王を東宮の座に据えるため、敦康親王の元服を急がせようと目論む道長。しかし当の親王は、藤壺を去って彰子と別れることになるのは嫌だと元服をしぶる。
その頃、敦成親王の寝所近くから呪符が発見される。実行者として円能という僧が逮捕され、厳しい尋問(拷問)の末、伊周の縁者・関係者3人の関与が明らかになる。呪詛の罪は当時非常に重く、死罪に値するが、道長は帝に官位剥奪が相当であると進言。温情と言うよりこれ以上よけいな恨みを買わないためでもあった。かくして参内停止処分を受けた伊周だが、大量の木の形代を前に狂気に憑かれたように呪詛を続けるのだった。その有り様を呆然と見つめるしかない隆家——

ここに至って、道長は嫡子頼通にも敦成親王の東宮即位計画を打ち明ける。決して家の繁栄のためではなく「民のために良き政を行うため」との言葉には、かなり無理があると思いますが……
同時に道長は頼通の縁組も進める。男の行く末は良き妻によって決まる、と語って妻の倫子(とその実家)への恩義を口にするが、その目が泳いでいるのが何とも……ツイッターなどでも指摘されていますが、まひろに向ける目とは全く違うんですよね。
頼通は頼通で異母弟の頼宗(明子の子)とも親しくつきあい始め、明子から引き立てを頼まれたり、尊敬する大納言実資に指導を仰ごうとするなど、自らの人間関係を広げようとしています。そこはまだ欲得ずくではないと思いますが、父・道長は兼家をも超えるブラックさを身に着けつつあるようで……

この頃、除目で公任、斉信、行成が出世、源俊賢も加え、世に言う「一条朝の四納言(しなごん)」が揃ったことも伝えられます。俊賢さん、兼家時代は妹の明子と共に鬱々としていたけれど、今やすっかり左大臣道長の忠臣、右腕的存在となり、明子の「頼宗をよろしく」アピールには若干引き気味です。

また、まひろの娘・賢子も裳着を終えたら藤壺に出仕させてはどうか、もう一人くらい人気の女房がほしいという道長の提案に、まひろは新しい女房として、かつて出会った和歌の名手「あかね」を推薦。あかねは「和泉式部」と名付けられる。本人は「別れた夫の官職ゆかりの名前なんて嫌。『宮の式部』と呼んで」などと文句を垂れるのですが、彼女の存在は藤壺に華やかな雰囲気をもたらし、貴公子たちの出入りも増え、頼通くんもドキドキしたりするのでした。

その頃、道長は彰子に甘える敦康親王の姿を偶然目にし、光る君と藤壺女御の関係を思い出して将来を危惧し、いよいよ敦康親王の元服を急がせようとする。しかし同じ頃、中宮彰子の第二子懐妊が明らかになり、その出産まで敦康親王の元服は延期されることとなる。
また中宮懐妊恩赦として、伊周の参内停止も解かれるが、伊周が参内することはなかった。

中宮が出産のため再び土御門殿に下がった頃、藤壺でボヤが起き、敦康親王は姉の脩子内親王やそこに仕える清少納言らと共に伊周の屋敷に身を寄せる。すっかり病みやつれた伊周の姿に驚き、息を呑む一同。これはもしかして過剰な、そして異常な呪詛が自らに返って来たのでは?とネットでは言われていましたが、そんな姿を親王様の前にさらすことこそ、そもそも「穢れ」なのではないでしょうか?

しかし、左大臣は近頃自分を邪魔にしているのでは?という敦康親王の不満を聞いた伊周は(藤壺の火事も誰のせいか判らぬという道雅の言葉もあり)、力を振り絞って道長を訪ね、敦康親王を帝から引き離すのはやめてほしい、そして次の東宮は帝の第一子である敦康親王であるべきだと、土下座までして訴える。どう考えてもそれが正論だが、道長はそれには答えず、なぜ参内しないのかと逆に問う。
「おまえのせいだ……何もかもおまえのせいだあぁぁー!」
凄まじい形相で狂ったように絶叫する伊周。さすがに道長も血相を変え、今後伊周が政に関わることはないと言い渡す。完全に狂気の態でいつもの(?)「八剣」の呪詛を口にして繰り返し、道長の名を記した紙の呪符(形代)をばら撒く伊周。家司に取り押さえられ、連れ出されるその姿を、たまたま通りがかった遠くより呆然と見つめるまひろ。ふと道長とも目が合う。そこに見出したのは、変わり果てた伊周の狂態だけでなく、権力の頂点に立って別の意味で変わり果てた道長の姿でもあったのかもしれない。道長を見つめるその目には涙が——

とにかく伊周こと三浦翔平さんの発狂演技(アップで見ると表情が本当に凄まじい)に持って行かれた終幕でした。父・道隆を演じた井浦新さんによる崇徳院様(大河ドラマ『清盛』)の怨霊を思い出しましたが、院は最期には穏やかなお顔になられていました。伊周殿はこれからどうなるのでしょうか?そして、やはり安倍晴明殿が健在なら、ここまでのことになる前に何とかしてくれたのでは?と思ってしまいます。
今回、この発狂伊周もさることながら、ききょうこと清少納言の『源氏の物語』への怒りも、そしてどんどん権力の闇に囚われてゆく道長も、すべて怖かったです。
そんな中、数少ない癒しの一つが、頼通と実資殿の今いち噛み合わない会話。もう一つは、月を見上げていた藤式部に語りかける「宮の宣旨」の言葉でした。帝のため、中宮様のため、またまひろを頼りにしている家族のために尽くすのも良いけれど、まず自分が元気でいなくちゃね、みたいなことを言ってくれて、まひろも少し肩の力が抜けた感じでした。まひろが働き始めた当初は、女房たちのリーダー的存在であり、それこそ意地悪「お局」みたいな人なのか、と思ったりしましたが、まひろの状況もちゃんと理解してくれている、情も理もある良い上司でした。

東宮即位や一条帝後継問題については、この先ますます複雑化していくこととなり、またガイドブックによれば「刀伊の入寇」もちゃんと描かれるようで、そんな中で道長はともかくまひろがどう生きてゆくのか心配です。

大河ドラマの後はEテレで【クラシック音楽館】。夏恒例、ベルリンフィルのヴァルトビューネ・コンサート特集でした。キリル・ペトレンコの楽しげな指揮も良かったけれど、ユジャ・ワン(王羽佳)の演奏によるプロコフィエフのピアノ協奏曲1番が圧倒的でした。すさまじくパワフル!初め露出の多いミニスカボディコン衣装とハイヒールに驚きましたが、あの演奏ならこれくらいの衣装でなくては釣り合わない、と思うに到りました。この人のステージ衣装はいつもこういう感じらしいです。そのパワフルさにアルゲリッチを思い出したりもしました。

クラシック音楽館の後はNHKに戻って『坂の上の雲』。大日本帝国憲法発布。のぼさん喀血。「正岡子規」と号す。大津事件。好古・真之兄弟の父・久敬(伊東四朗さん)死去。そして東郷平八郎(当時は呉鎮守府参謀長)登場!というところです。

——と、全部書き終えるのに4時間近くかかってしまいました。

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