レ・ミゼラブル -1995年10周年記念コンサート-東宝このアイテムの詳細を見る |
あの…こんなこと、ご存知の方はとっくにご存知なんでしょうけど…ただ単に私が無知だっただけなんでしょうけど……
でも、私にとっては「仰天の新事実!」だったんですよ。だから、恥は承知で書いてしまいます!
これまた何を今さらとお思いかも知れませんが、ヒュー・ジャックマン&デイヴィッド・ウェナムが共演したことで(更にリチャード・ロクスボロも加えての「スリー・オージー・ボーイズ」共演で)、当ブログにとっても私個人にとっても記念すべき映画となった『ヴァン・ヘルシング』から話を始めます。
あの映画、始めの方のヴァチカンのシーンに、ジネット枢機卿という人が出て来ますよね。「秘密組織」の長としてヘルシングに命令を下すあの人です。
演じているのはアラン・アームストロング氏。『ハムナプトラ2』に出演していたのは知っていましたし、日本でも近日公開の『オリバー・ツイスト』にも出ておられるようですが、実はこのかた、
ミュージカル『レ・ミゼラブル』ロンドン初演のテナルディエだったんですね!
英語圏では最初にして最高のテナルディエ役者と言われた人ですよ!
1995年、ベストメンバーの一人としてコルム・ウィルキンソンやマイケル・ボール等と共に出演した、ロイヤル・アルバート・ホールに於ける十周年記念コンサートのDVDは何度も観ていたと言うのに……
改めて見れば、確かにあの人がこの人というのは判るのに……
本当に顎が外れるほど驚き、今までその事実に気づかなかった我が身の不明に恥じ入るばかりです。
IMDbには画像がないので、こちらもどうぞ。
なおアフィリエイトは日本版ですが、前ブログでも書いたように、オリジナルサイズで観られることや画質、PCでの視聴が可能であることなども考えると、真のおすすめはUK版です。
ああ、アームストロングさんの歌う "Master of the House" が耳をついて離れない…
コンサートDVDでは、このシーン、他の出演者の皆さんがそれぞれの役の扮装で後ろに控えたまま、「宿屋の客」としてコーラスに加わっているのが楽しいです。ジャン・ヴァルジャン、ジャヴェール、マリウス、アンジョルラス等が笑い合いながら歌っている図は、実際の舞台ではあり得ないシーンだけに、何だか嬉しくなります。
更にちょっと調べたら、この時のジャヴェール=Philip Quast さんって、シドニー・キャスト版ジャヴェールだったんですね。豪では映画にも出ていますが、若き日のラッセル・クロウやナオミ・ワッツもちょっと出ていたテレビドラマシリーズでレギュラー出演もしていたようです。
全くオーストラリアの業界って…などということはともかく、この人のジャヴェールもかなり好きです。
それにしても『ヴァン・ヘルシング』撮影時のヒューは、シュラー・ヘンズリーさんだけでなく、アームストロング氏ともミュージカルの話とかしたのかな?
氏とは「トレヴァー・ナン繋がり」ってことになりますしね(レミゼも『オクラホマ!』も彼の演出)。
ヒューも10年後くらいにはジャン・ヴァルジャンかジャヴェールをやっていそうな気がします。と言うか、私が観たいです!それこそ短期か一日限りのプロジェクトであっても。
VHファンのかたは、枢機卿の意外なお姿にびっくりすることでしょう。
ttp://www.youtube.com/watch?v=RjK1javHD7g