今日はまたミュージカル『レ・ミゼラブル』の話。
ツイッターでもブログでもたびたび言っていますが、わたくしがミュージカル『レ・ミゼラブル』に初めて触れたのは、1995年ロイヤル・アルバート・ホールで行われた10周年記念コンサートでした。
初演は1985年英国。ブロードウェイと日本での初演は1987年です。日本の帝国劇場公演には行きたいと思いつつも、当時は行ける状況ではなく、またネットが普及する前はチケットの取り方もよく判りませんでした。
そんな自分がやっと観られたのが、NHKで地上波放送された10周年記念コンサートでした。世界各国のバルジャン役者が集まったこの公演、日本からは鹿賀丈史さんが参加されました。また鹿賀さんは放送時の現地レポーター的な役割も務めていらっしゃいました。
コンサート形式とは言え、その楽曲、その歌唱、そして何より作品そのものの力に圧倒されました。、その後さまざまな音源に触れ、また2012年の映画化作品を経て実際の公演を観に行くようになってからも、今なおこれこそが自分にとってのベスト『レ・ミゼラブル』です。
英米豪の初演キャスト中心にプリンシパルが集結したこのコンサート、「ドリームキャスト・コンサート」「In Concert」と呼ばれていましたが、現在ネットでの通称はもっぱら「TAC」です。10th Anniversary Concert の頭文字を取った略称ですね。
そのTACが、新型コロナウイルス禍を受けて在宅を余儀なくされる人たちに向けて、現在フリー・ストリームとして観られるようになっています。
FREE Stream Les Miserables
動画そのものは数年前から You Tube に上がっていたようです。実はTAC動画は、違法なものや画質が良くないものも含めて多数存在するのですが、これは「MEET ME AT THE OPERA」というサイトに上げられている以上、素性怪しいものではないと思われます。
フルで観たことがないかたも。これを機に是非ご覧ください。
現在入手可能なDVDは Amazon のこのページ一覧をどうぞ。
わたしも日本版UK版の他、見出し画像に使った米リマスター版も持っていますが、それはアマゾンで買ったものではなかったような……海外DVD直販サイトから買ったと記憶していますが、リンク先は前のHDDクラッシュで失われてしまったのです。様々な画像や、レ・ミゼラブルに限らずCDを読み込んだ多くのアルバムもすべて失われました……
ショックのあまりずっとそのままにしていましたが、また少しずつ入れ直していこうかと思います。
——なんだか個人的な湿っぽい話になってしまいましたが、そんなことはどうでも良いので、とにかくTACをご覧ください!と、最後にもう一度(何度でも!)お願いいたします。