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映画・舞台の感想や俳優さん情報等。基本各種メディア込みのレ・ミゼラブル廃。近頃は「ただの日記」多し。

今日のおでかけ

2024-10-14 22:17:20 | 雑記

昨夜なかなか眠れず、今朝の起床は8時頃。朝ドラには間に合いませんでしたが、録画はしています。
朝ごはんは昨夜のうちに作っておいたおにぎり。フリーズドライお味噌汁と共にいただきました。洗濯もできました。

娘と待ち合わせて出かけるため、11時頃駅前へ。陽射しが強く、まだまだ日傘が必要です。
娘と共に向かった先は多摩センター駅。《パルテノン多摩》で上演中の舞台を観に行くためです。駅前ではこの連休中「肉フェス」的イベントが開催され、様々なフードカーが並んで賑わっていました。そこでお昼を食べようかとも考えていたのですが、立ち食い体制になる上(少し離れた場所にテーブル席も設置されていましたが)陽射しがあってとにかく暑い!やはり屋内で食べよう、ということで《ロイヤルホスト》へ。少し待ちましたが、思ったより早く入れました。



注文したのは母娘ともこの秋メニュー「黒毛和牛ステーキご飯&海老と帆立のあつあつグリル」。秋メニューもいろいろなものがあって目移りしましたが、量的にもこれがちょうど良い感じでした。ステーキご飯もグリルの海老も美味しかったです。



メインディッシュの前に、この「牡蠣のカリッとフリット」もいただきました。今季はじめて食べる牡蠣です。
ドリンクバーもいろいろ楽しみました。

しかしホリデーメニューとあってお値段がすごいことに……ドリンクバーも平日ランチの倍近い価格です。有り体に言うと二人でトータル1万円近くになりました。
しかし、こんなこともあろうかと、東京都から低所得者のために支給されたジェフグルメカードを持って行ったおかげで、全額それで支払えた上、お釣りも出ました。

食後はタラタラ歩いて《パルテノン多摩》へ向かいます。まだ少し時間があったので、館内で開催中の「多摩くらふとフェア」にも寄ってみることに。

多摩くらふとフェア

そもそもは例年これくらいの時期に多摩中央公園で開催されていたクラフトマルシェで、数年前までは息子と一緒によく行っていました。広い公園内での開催ゆえ、良いお散歩にもなりますし、芝生広場で遊んだりフードカーで買ったランチを食べたりするご家族連れも多かったです。
しかしここ数年は、コロナ禍と公園大改装により開催困難となり、近くのショッピングセンターの屋上広場での開催も雨で中止になったりと、いろいろ大変そうでした。
今年は初の屋内開催。覗いてみたところ、コミケやデザフェスのような雰囲気で、ショップ数は公園で開催していた頃よりかなり少なめでしたが、その分ゆっくり見られる感じです。時間の関係でザッと眺めただけで、特に何も買いませんでしたが、焼き物(陶器)などもっとゆっくり見たかった気もします。でも、おなじみの名物ショップも出店していてホッとしました。
今後も屋内開催が続くのか判りませんが、公園改修が終わったら、またそちらに戻ってほしいとも思います。

前置きが長くなりましたが、本日の主目的はこちら。大ホールで上演中の舞台劇『GOTT 神』です。



『リーディングシアター GOTT 神』いよいよ10/11 より上演!! - パルテノン多摩公式サイト

『リーディングシアター GOTT 神』いよいよ10/11 より上演!! - パルテノン多摩公式サイト

上演時間は休憩20分を含み約2時間20分を予定しております。本公演では演出の都合上、開演後お席にご案内出来ない時間帯がございますので、開演前までに会場にお越しください...

パルテノン多摩公式サイト

 


原作はフェルディナント・フォン・シーラッハ。これまでもシーラッハ作品を数々演じ、朗読してきた橋爪功さんが一応の主演である「弁護士」役です。
「リーディングシアター」と銘打っての本公演。セットはごく簡素で動きも少なく、『十二人の怒れる男』に近い感じです。

愛する妻の死により自らも死を願うようになった老人。その願いは法的には既に受け入れられているのですが、この場では「倫理委員会」という形で、参考人として集められた医師や聖職者たちの間で公開討論が交わされます。観客はその傍聴人の立場として、「医師による自死幇助」の是非を、幕間に投票することとなります。



上の写真でもわかるように、2幕は20分ほどの「最終弁論」時間でした。

安楽死としての自死の自由はあるのか、それは罪なのか権利なのか、ひとたび国家がそれを認可してしまった後、暴走の恐れはないのか。人間の自由意志とは何か、自己決定権とは何か。そもそも「いのち」とは誰のものなのか——

自分としては、当初はひたすらキリスト教の教理に沿って話を進めていた司教様の、人としての真情あふれる最後の弁論に惹かれ、またケラー医師が最後に述べた、自死幇助を国や法が認可するなら、その「権利」はやがて「義務」となり、人間性は失われるだろうという意見は当然の恐れだと思いました。

扱われているのは非常に重いテーマであり、すぐさま結論が出せる問題ではないけれど、観劇を終えた後、たとえばミュージカル『パレード』終演後のようにドーンと落ち込んで言葉も失うような感じはありませんでした。作者シーラッハ自身の代弁者かもしれないビーグラー弁護士の意見に全面的に賛同はできないけれど、橋爪功さんの飄々とした演技に救われた部分もあるかもしれません。恥ずかしながらその演技を舞台で拝見するのは初めてですが、相変わらず巧いなぁ……と思いました。
「面白かった」と言っていいかどうかわかりませんが、これもエンターテイメントだと思います。

最近は専らミュージカルばかり観ていますが、それ以外の演劇も良いものですね。つい先日知ったのですが、ここパルテノン多摩で来年2月に『オイディプス』再演もあるそうです。主演は以前と同じ三浦涼介さん。『GOTT 神』でも委員長として最初と最後をきっちり締めてくれました。しかし2月には『ラブ・ネバー・ダイ』を観に行かなくてはならず(ううう…)、もしかして『レ・ミゼラブル』も……と思うと、残念ながらオイディプスは観られそうにありません。

観劇後はパルテノンのその他の展示も少し見てから、丸善に寄ってシーラッハの原作本を探しました。娘が「ミステリー」コーナーで見つけ、それが最後の一冊かと思ったら、別の所にも平積みされていたので、自分はそれを買いました。



シーラッハ作品はデビュー作の『犯罪』から何冊か持っていますが、久しぶりに買いました。「付録」部分の様々な意見や論文、解説までじっくり読んでみたいです。

帰る頃にはそろそろ晩ごはんタイムに。キッチンカーはまだまだ営業中でしたが、自宅最寄駅に戻ってから食べることにしました。
というわけで、久しぶりに駅前の《銀蔵》へ。



季節にぎり10貫。



土佐巻き。戻り鰹に沢庵も巻かれています。



じゃこ天。



イカの七味醤油焼きと明太マヨネーズ&海苔の薄焼きピザ。ピザを頼むのは初めてでしたが、ちゃんと美味しかったです。

にぎりを早めにいただいたので、それでお腹が満たされ、おつまみものはあまり頼みませんでした。

食後はスーパーでそれぞれの買い物。その後はカフェで一休みしました。



自分は朝もランチタイムにもコーヒーを飲んだので、温かいゆずティーを。娘も同じでした。

コンビニにも少し寄り、娘はバスで帰りました。

帰宅後はシャワーしてからこれを書き始め、今(日付変わって午前1時)に至ります。
夜のTVはEテレ【グレーテルのかまど】と【100分de名著】を続けて流し見。名著だけでなく、かまどの方も今日はドリトル先生モチーフでした。『航海記』、やはりまた読み直したいです。

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