1月13日、第65回ゴールデングローブ賞の受賞結果が発表されました。ハリウッド脚本家組合のストライキの影響で、大勢の俳優たちを一堂に会しての授賞式もレッドカーペットもなく、記者会見の形での発表となりました。
受賞結果は以下の通り。
・作品賞(ドラマ部門) 『つぐない』
・女優賞(ドラマ部門) ジュリー・クリスティ (『Away From Her』(原題))
・男優賞(ドラマ部門) ダニエル・デイ・ルイス (『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』(原題))
・作品賞(ミュージカル・コメディ部門) 『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』
・女優賞(ミュージカル・コメディ部門) マリオン・コティヤール (『エディット・ピアフ~愛の賛歌~』)
・男優賞(ミュージカル・コメディ部門) ジョニー・デップ (『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』)
・助演女優賞 ケイト・ブランシェット (『アイム・ノット・ゼア』)
・助演男優賞 ハビエル・バルデム (『ノーカントリー』)
・監督賞 ジュリアン・シュナーベル (『潜水服は蝶の夢を見る』)
・脚本賞 イーサン・コーエン、ジョエル・コーエン (『ノーカントリー』)
・歌曲賞 イントゥ・ザ・ワイルド
・音楽賞 『つぐない』
・長編アニメ賞 『レミーのおいしいレストラン』
・外国語映画賞 『潜水服は蝶の夢を見る』
候補者も合わせての一覧は下記が判り易いと思います。
映画データベース - allcinema
Variety Japan は一覧掲載の他、会見会場の様子も伝えてくれています。
AFPは画像も豊富。「次の写真」をクリックして行くと、関連画像が次々と現れますが、前述したような理由から、俳優さんたちの姿はモニターの中に見られるのみです。
ドラマ部門受賞作の『つぐない』(原作イアン・マキューアン『贖罪』)、久々のコーエン兄弟作品『ノーカントリー』(原作コーマック・マッカーシー『血と暴力の国』)に心惹かれつつ、ミュージカル・コメディ部門での『スウィーニー・トッド』作品賞、主演男優賞ダブル受賞が嬉しいです。『ヘアスプレー』に勝っちゃったんですね。ここはやはり、バートン監督とジョニー・デップのツーショットを(また)見たかった!
主演女優賞でジュリー・クリスティのご健在を知り(サラ・ポーリーの初監督作というのも驚き!)、ケイト・ブランシェットの助演女優賞(演じたのは「ボブ・ディラン」ですが)に安心しつつ、主演男優賞に目を向けると──
やはりダニエル・デイ=ルイスは強かった!現在のところ、あらゆる賞を総なめ状態です。残すはオスカーのみですね。これで完全復活と見ていいんでしょうか。