9/14〜16の静岡旅行記。今日はその二日目、9/15の覚書を記しておきます。
トップ画像はホテルの窓から見た静岡駅前の風景。雲はやや多めです。右手に見えるビルが「葵タワー」。下部の少し広くなっている場所に、前日訪れた静岡市美術館があります。
朝ごはんはホテルのビュッフェレストランにて。ホテルを予約した時、なぜか朝食付きプランが取れなかったので、その場での現金払いとなりましたが、宿泊者限定10%オフ特典が使えました。
息子も呼ぼうと7時前から電話をかけ続けたのに、一向に出る気配がなく、待ちきれないので娘と二人で行くことにしました。後で聞いたところ、気づかず寝ていたそうです。
本日は和食中心メニューで。静岡らしくマグロの佃煮(?)、しらす、わさび菜、ぎょうざ、黒はんぺんフライや三島コロッケ(半分)などもあるのが面白いし美味しいです。この他、温野菜にサラダ、その場で作ってくれるオムレツ(桜海老としらす入りにしました)など、洋食メニューも少しいただきました。ホテルビュッフェは高いけれど、バラエティに富んだメニューを少しずつ楽しめるのが良いですね。
比較的早い時間に行ったからか、コーヒーサーバーには長蛇の列ができていました。海外からのお客さん、それも中国や韓国などの人ではなく、欧米系の人が多かったのが印象的です。YOUは何しに静岡へ?
朝からお腹いっぱいになったので、息子から連絡があるまで部屋で一休み。息子とは10時過ぎにホテルのロビーで待ち合わせることとなりました。
息子はクルマで迎えに来てくれて、その日は日本平へ行くことに。展望台までの道は例によってヘアピンカーブの連続ですが、緑濃い季節の山道はそれはそれとして美しいです。
駐車場は比較的空いていましたが、そこまで登っても外は暑く、また平地で足を取られてうっかり転んでしまったりしたため(子供たちに心配をかけました)、《日本平夢テラス》までの登り道は、最近導入された(5月には既にありました)トゥクトゥク的な乗り物を使わせてもらうことにしました。ちなみに有料。往復300円くらいだったかと思います。
せっかくの夢テラス展望台ですが、これだけ晴れているのに、ここでも富士山は雲に覆われて見えませんでした。手前の三保、左手の清水港、そしてはるか彼方の伊豆半島は見渡せるのですが……
こちらは静岡市街地を望んだ景色。街なかに見える山は「谷津山」らしいです。以前行った護国神社本殿の向こうに見えたのがそれで、後で調べたところハイキングコースなども整備されているとか。
さて、時間もあることだし、せっかく家族揃って来られたのだから、今日こそ久能山東照宮にお参りしようということになり、夢テラスを降りてロープウェイ乗り場へ向かいました。そこまでの道がまた意外と遠く、更に陽射しが強くて暑くて、やっとのことで辿り着きました。まずは売店でソフトクリームを買って一休み。バニラとみかんのミックスにしましたが、そのみかんは館内で搾りたてストレートジュースが飲める「蛇口みかんジュース」を使ったものだそうです。お土産物など買える売店や食堂もあり。
詳しくは ↓ こちらの公式ページで。
日本平ロープウェイ
ロープウェイに乗り込むまでけっこう並び、また料金もロープウェイ往復プラス東照宮拝観料セットで1750円と、意外と高いです。これに博物館入館料まで加えた3点セットは1950円。そして乗り場近くには、「境内は急な階段だらけなので、足の弱い方や車椅子のかたはご了承ください」などという注意書きも……
ロープウェイ車内は立ち乗り。しかし乗ってしまえば周囲の雄大な自然に目を奪われ、またガイドさんの説明により、古い地形や地層、武田信玄が築いた久能城の石垣跡や古木にも目を留めることができて、約5分ほどの空中散歩を楽しめました。久能「山」と言っても、日本平からは海に向けて山を降りることになります。
ロープウェイ発着所から急な階段を降りて東照宮門前へ。中に入る前に、自分は社務所でまずお守りを買い、子供たちは茶店でラムネを買っていました。
一息ついたところで、いざ東照宮へ。
久能山東照宮|静岡
まず楼門へ上がるまでに大階段あり。杖をつき手すりに掴まって、どうにか登りました。
楼門を下から見上げたところです。その後も境内案内図にはない急な階段があり、更にその先、本殿(御社殿)へ到るまでも階段が……娘の観察によると、その階段は段差が急な上に各段の幅も均一ではないため、杖があっても(むしろ杖があるから?)危険だということで、子供たちだけ先に行かせて、自分は下で待つことにしました。
その間に撮った写真。
これは「鼓楼」というものだそうです。
この上に見えるのが本殿かと思いきや、これはまだ「唐門」に過ぎず、写真や映像でよく目にする御社殿はその更に奥となるようです。この唐門の美しい透し彫りも見てみたくはあったのですが……息子によると、そこへ到る道も石段は推奨されず、脇のスロープを進んでほしいという表示があったとか。
そして本殿のもっと奥の奥、更なる石段を登った所にあるのが、家康公の御遺骸を埋葬した「神廟」です。
これほど暑くなくて、もう少し体力があれば、神廟は無理としても御社殿くらいまでは辿り着けたでしょうか。それでもやっぱりあの石段を踏破するのは難しそうです。
さて、石段は登りよりむしろ降りが怖い。転がり落ちないよう娘のアドバイスにより、手すりを両手で掴み、横向きにそろそろと降りました。
やっとのことで楼門下の社務所前まで戻り、ベンチに腰掛けて自販機の梅ジュースで一休み。風が吹くと少しは心地よく感じられるのですが、陽射しと登山(?)でヘトヘトです。しかし東照宮にお勤めのお坊さんたちは、更に海寄りの大鳥居から1100段以上の石段を毎日登って来られるのだとか。本来はそれが表参道で、ロープウェイができる前は一般の参拝客もそこを登るしかなかったそうです。ひー!
博物館の入場券はチケットセットに入れませんでしたが、立ち寄る元気は残っていなかったから、それで良かったと思います。後で調べたら面白そうな展示をやっていたので、少し残念ではありましたが。
売店裏の展望台から見下ろした駿河湾。三保から安倍川あたりまで真っ直ぐ続く湾岸通り(国道150号線)も見えます。美しい風景に、少しは疲れが癒されました。
なお、自分たちが参拝した前日から11月にかけて、境内では「天下泰平の竹あかり」と銘打った夜間拝観が行われているそうで、そのためのディスプレイもあちこちで見られました。
これに明かりが灯ったら綺麗でしょうね。
日本平ロープウェイのInstagram公式アカウントでも、その様子は一部見られます。→こちら
再びロープウェイで日本平へ。帰りは海が見える方向の窓際に寄って、美しい景色を楽しみました。
発着所に着いた後は売店などにも寄らず、夢テラスまで戻りました。テラスの展望台には上りませんでしたが、富士山の頂上だけが一瞬見えました。写真も一応撮ってみたものの、ちゃんと写っていませんでした。
後はトゥクトゥクも使わず、ひたすら坂を降りて駐車場方面へ。このあたりになると、暑さと疲労であまり記憶が定かではありません……
ともあれ、少し遅くなったけれどお昼を食べようということで、駐車場前のドライブイン(?)《月日星》レストランへ。改修中らしく建物まわりに足場が組まれていましたが、ちゃんと営業していました、今日は団体客もなく(もう帰ったのかも)ゆうゆう入れました。
月日星(つきひぼし) – 富士山と駿河湾を一望できる静岡の観光とお土産処 – 日本平月日星
桜えびのかき揚げざるそば。以前いただいたのは普通のおそばでしたが、今回は家族揃って茶そばにしました。これも美味しいです。サクサクのかき揚げも、付け合わせのまぐろ煮もえびせんも美味しかったです。お茶は冷たいほうじ茶。何回もおかわりしました。
1階のお土産物屋さんも覗きましたが、今回は特に何も買わず。娘はお酒を買ったようです。
駐車場に戻りクルマに乗って、静岡方面へ。先ほど久能山から見えていた国道150号にクルマを走らせました(息子が)。海水浴場も港もなく、ずっとテトラポットが並んでいる海岸ですが、海を眺めながら広い一本道を走るのは気持ち良いです。この道沿いにはいちご農家のビニールハウスもずっと続いていて、別名「いちごライン」とも呼ばれています。走っている途中、ロープウェイやその支柱もちらっと見えました。
それから、またどこかでコーヒーでも飲もうと湾岸から北上し、息子が以前行ったことがあるという喫茶店へ。《珈琲館エバーグリーン》というお店ですが、カフェと言うより「喫茶店」と呼ぶのが相応しい場所でした。あのチェーンの《珈琲館》とは特に関係なく(息子はチェーンと思っていたようです)昔からそういう店名だったらしいです。店内は明るく、ボックス席中心で意外と広々していました。
SNSアカウントもサイトもありませんが、食べログなどよりこちらのサイトの紹介記事がわかりやすいかと。
自分はコーヒーではなくアイスティーとりんごタルトを頼みました。子供たちはアップルパイにチーズケーキと、それぞれ好きなものを。タルト、美味しかったです。先のサイトによると、モーニングからランチ、スイーツまでメニュー豊富でしかも安いのが嬉しいですね。近くに住んでいたら通ってしまいそうです。
再びクルマに乗って静岡市中心部へ。夕闇が迫りつつあったけれど、駿府城公園へも行ってみることにしました。
まずは新静岡セノバの駐車場にクルマを入れ、そこを出て駿府城方面へ向かいます。
5月にも撮った家康公金陀美具足の「プラモニュメント」。このモニュメント、市内にますます増えつつあるようです。
歴史博物館の企画展は次回準備中。時間がないので常設展も見ず、入り口のギャラリーをちょっと覗いたくらいで、ほぼ「ただ通っただけ」でした。
例によって、博物館前から東御門・巽櫓方面を望んで。
橋を渡った入り口の門。櫓門はここを入って右側にあります。
夕方だからか特にイベントもないからか公園内は割と空いていて、普通にお散歩する人くらいしかいない感じでした。
久能山東照宮でお参りできなかった家康公にご挨拶。園内の他の場所や紅葉山庭園などにも行ってみたいです。
公園をぐるっと回った後、晩ごはんを食べるためセノバに戻りました。レストラン街でも《さわやか》は論外。おそばは昼に食べたし、待たされそうなお店や若い女性に人気そうなお店は息子が敬遠するため、以前行った《西安健菜キッチン》に入ることに。
この《西安健菜キッチン》、名前からして《西安餃子》の姉妹店と判りますが、実は《謝朋殿》やとんかつの《さぼてん》と同じグループなんですね。この店名のお店はこことたまプラーザにしかないようです。
自分が頼んだのは海老あんかけ焼きそばセット。スープに棒餃子、杏仁豆腐が付いてきます。食前にたたききゅうりも頼んで、皆でシェアしました。美味しかったけれど、お昼にてんぷら、おやつにりんごタルトなど食べたからか、全部は食べきれずに少し残してしまいました。不本意だし申し訳ないです……
ところで、静岡ではこの7月から9月23日(明後日ですね)まで、劇団四季の『キャッツ』を上演中。場所は駿府城公園にほど近い静岡市民文化会館ですが、このセノバでもタイアップキャンペーンを行なっています。
劇団四季×cenova 2024|新静岡セノバ|新静岡セノバ
各店でコラボメニューやアイテムも。
スペシャルメニュー&アイテム 劇団四季×cenova 2024|新静岡セノバ
観劇予定はないものの、もっと早く静岡に来られればいろいろなメニューを楽しめたのにと思い、ちょっと残念です。館内BGMに『キャッツ』の曲が流れ、東京で言うと、帝劇で『レ・ミゼラブル』上演中の日比谷シャンテを彷彿させます。館内にも劇場帰りとおぼしき人たちがちらほらと……
そして、レストラン街の一画、ちょうど西安健菜キッチンの前あたりにギャラリーも設置されていました。ゴミ捨て場に集まるネコたちの話(と言っていいのか?)ということで、各地の公演で使われた「ご当地ゴミ」が一部展示されています。
これが静岡版。
大阪の551蓬莱の空き箱もいいですね。しかし東京ばな奈とか広島のもみじ饅頭とかをそのままゴミに出す人間などいるのかと……
その後、丸善ジュンク堂にも寄って文庫本を1冊買い、また息子のクルマでホテルまで送ってもらいました。
暑い中を歩き回って、上着がびしょびしょになるくらい汗をかき疲れ果てましたが、楽しい一日でした。
ホテルでは特に部屋の掃除も頼まず、また掃除お断りとも言っていませんでしたが、部屋に戻ってみると私物にはいっさい手を触れないまま、ベッドメイキングがされ、バスタオルもフェイスタオルも部屋着も交換され、アメニティも新しい物が来ていました。そのアメニティも昨今のビジネスホテル系ホテルのようにロビーから「自由にお持ちください」ではなく、初めから洗面所にセッティングされていて、さすがシティホテルだと思いました。
そんなわけで、今日もバブルバスに気分良くゆっくり浸かって体を休めることができました。大河ドラマ『光る君へ』も夜の『坂の上の雲』も観られましたが、【クラシック音楽館】の「N響ほっとコンサート」は途中でお風呂に入ったりしたので観られなかった個所もあり。大河ドラマはまた一つの節目と言える重要な回でしたが、感想が書けず残念です。
トップ画像はホテルの窓から見た静岡駅前の風景。雲はやや多めです。右手に見えるビルが「葵タワー」。下部の少し広くなっている場所に、前日訪れた静岡市美術館があります。
朝ごはんはホテルのビュッフェレストランにて。ホテルを予約した時、なぜか朝食付きプランが取れなかったので、その場での現金払いとなりましたが、宿泊者限定10%オフ特典が使えました。
息子も呼ぼうと7時前から電話をかけ続けたのに、一向に出る気配がなく、待ちきれないので娘と二人で行くことにしました。後で聞いたところ、気づかず寝ていたそうです。
本日は和食中心メニューで。静岡らしくマグロの佃煮(?)、しらす、わさび菜、ぎょうざ、黒はんぺんフライや三島コロッケ(半分)などもあるのが面白いし美味しいです。この他、温野菜にサラダ、その場で作ってくれるオムレツ(桜海老としらす入りにしました)など、洋食メニューも少しいただきました。ホテルビュッフェは高いけれど、バラエティに富んだメニューを少しずつ楽しめるのが良いですね。
比較的早い時間に行ったからか、コーヒーサーバーには長蛇の列ができていました。海外からのお客さん、それも中国や韓国などの人ではなく、欧米系の人が多かったのが印象的です。YOUは何しに静岡へ?
朝からお腹いっぱいになったので、息子から連絡があるまで部屋で一休み。息子とは10時過ぎにホテルのロビーで待ち合わせることとなりました。
息子はクルマで迎えに来てくれて、その日は日本平へ行くことに。展望台までの道は例によってヘアピンカーブの連続ですが、緑濃い季節の山道はそれはそれとして美しいです。
駐車場は比較的空いていましたが、そこまで登っても外は暑く、また平地で足を取られてうっかり転んでしまったりしたため(子供たちに心配をかけました)、《日本平夢テラス》までの登り道は、最近導入された(5月には既にありました)トゥクトゥク的な乗り物を使わせてもらうことにしました。ちなみに有料。往復300円くらいだったかと思います。
せっかくの夢テラス展望台ですが、これだけ晴れているのに、ここでも富士山は雲に覆われて見えませんでした。手前の三保、左手の清水港、そしてはるか彼方の伊豆半島は見渡せるのですが……
こちらは静岡市街地を望んだ景色。街なかに見える山は「谷津山」らしいです。以前行った護国神社本殿の向こうに見えたのがそれで、後で調べたところハイキングコースなども整備されているとか。
さて、時間もあることだし、せっかく家族揃って来られたのだから、今日こそ久能山東照宮にお参りしようということになり、夢テラスを降りてロープウェイ乗り場へ向かいました。そこまでの道がまた意外と遠く、更に陽射しが強くて暑くて、やっとのことで辿り着きました。まずは売店でソフトクリームを買って一休み。バニラとみかんのミックスにしましたが、そのみかんは館内で搾りたてストレートジュースが飲める「蛇口みかんジュース」を使ったものだそうです。お土産物など買える売店や食堂もあり。
詳しくは ↓ こちらの公式ページで。
日本平ロープウェイ
ロープウェイに乗り込むまでけっこう並び、また料金もロープウェイ往復プラス東照宮拝観料セットで1750円と、意外と高いです。これに博物館入館料まで加えた3点セットは1950円。そして乗り場近くには、「境内は急な階段だらけなので、足の弱い方や車椅子のかたはご了承ください」などという注意書きも……
ロープウェイ車内は立ち乗り。しかし乗ってしまえば周囲の雄大な自然に目を奪われ、またガイドさんの説明により、古い地形や地層、武田信玄が築いた久能城の石垣跡や古木にも目を留めることができて、約5分ほどの空中散歩を楽しめました。久能「山」と言っても、日本平からは海に向けて山を降りることになります。
ロープウェイ発着所から急な階段を降りて東照宮門前へ。中に入る前に、自分は社務所でまずお守りを買い、子供たちは茶店でラムネを買っていました。
一息ついたところで、いざ東照宮へ。
久能山東照宮|静岡
まず楼門へ上がるまでに大階段あり。杖をつき手すりに掴まって、どうにか登りました。
楼門を下から見上げたところです。その後も境内案内図にはない急な階段があり、更にその先、本殿(御社殿)へ到るまでも階段が……娘の観察によると、その階段は段差が急な上に各段の幅も均一ではないため、杖があっても(むしろ杖があるから?)危険だということで、子供たちだけ先に行かせて、自分は下で待つことにしました。
その間に撮った写真。
これは「鼓楼」というものだそうです。
この上に見えるのが本殿かと思いきや、これはまだ「唐門」に過ぎず、写真や映像でよく目にする御社殿はその更に奥となるようです。この唐門の美しい透し彫りも見てみたくはあったのですが……息子によると、そこへ到る道も石段は推奨されず、脇のスロープを進んでほしいという表示があったとか。
そして本殿のもっと奥の奥、更なる石段を登った所にあるのが、家康公の御遺骸を埋葬した「神廟」です。
これほど暑くなくて、もう少し体力があれば、神廟は無理としても御社殿くらいまでは辿り着けたでしょうか。それでもやっぱりあの石段を踏破するのは難しそうです。
さて、石段は登りよりむしろ降りが怖い。転がり落ちないよう娘のアドバイスにより、手すりを両手で掴み、横向きにそろそろと降りました。
やっとのことで楼門下の社務所前まで戻り、ベンチに腰掛けて自販機の梅ジュースで一休み。風が吹くと少しは心地よく感じられるのですが、陽射しと登山(?)でヘトヘトです。しかし東照宮にお勤めのお坊さんたちは、更に海寄りの大鳥居から1100段以上の石段を毎日登って来られるのだとか。本来はそれが表参道で、ロープウェイができる前は一般の参拝客もそこを登るしかなかったそうです。ひー!
博物館の入場券はチケットセットに入れませんでしたが、立ち寄る元気は残っていなかったから、それで良かったと思います。後で調べたら面白そうな展示をやっていたので、少し残念ではありましたが。
売店裏の展望台から見下ろした駿河湾。三保から安倍川あたりまで真っ直ぐ続く湾岸通り(国道150号線)も見えます。美しい風景に、少しは疲れが癒されました。
なお、自分たちが参拝した前日から11月にかけて、境内では「天下泰平の竹あかり」と銘打った夜間拝観が行われているそうで、そのためのディスプレイもあちこちで見られました。
これに明かりが灯ったら綺麗でしょうね。
日本平ロープウェイのInstagram公式アカウントでも、その様子は一部見られます。→こちら
再びロープウェイで日本平へ。帰りは海が見える方向の窓際に寄って、美しい景色を楽しみました。
発着所に着いた後は売店などにも寄らず、夢テラスまで戻りました。テラスの展望台には上りませんでしたが、富士山の頂上だけが一瞬見えました。写真も一応撮ってみたものの、ちゃんと写っていませんでした。
後はトゥクトゥクも使わず、ひたすら坂を降りて駐車場方面へ。このあたりになると、暑さと疲労であまり記憶が定かではありません……
ともあれ、少し遅くなったけれどお昼を食べようということで、駐車場前のドライブイン(?)《月日星》レストランへ。改修中らしく建物まわりに足場が組まれていましたが、ちゃんと営業していました、今日は団体客もなく(もう帰ったのかも)ゆうゆう入れました。
月日星(つきひぼし) – 富士山と駿河湾を一望できる静岡の観光とお土産処 – 日本平月日星
桜えびのかき揚げざるそば。以前いただいたのは普通のおそばでしたが、今回は家族揃って茶そばにしました。これも美味しいです。サクサクのかき揚げも、付け合わせのまぐろ煮もえびせんも美味しかったです。お茶は冷たいほうじ茶。何回もおかわりしました。
1階のお土産物屋さんも覗きましたが、今回は特に何も買わず。娘はお酒を買ったようです。
駐車場に戻りクルマに乗って、静岡方面へ。先ほど久能山から見えていた国道150号にクルマを走らせました(息子が)。海水浴場も港もなく、ずっとテトラポットが並んでいる海岸ですが、海を眺めながら広い一本道を走るのは気持ち良いです。この道沿いにはいちご農家のビニールハウスもずっと続いていて、別名「いちごライン」とも呼ばれています。走っている途中、ロープウェイやその支柱もちらっと見えました。
それから、またどこかでコーヒーでも飲もうと湾岸から北上し、息子が以前行ったことがあるという喫茶店へ。《珈琲館エバーグリーン》というお店ですが、カフェと言うより「喫茶店」と呼ぶのが相応しい場所でした。あのチェーンの《珈琲館》とは特に関係なく(息子はチェーンと思っていたようです)昔からそういう店名だったらしいです。店内は明るく、ボックス席中心で意外と広々していました。
SNSアカウントもサイトもありませんが、食べログなどよりこちらのサイトの紹介記事がわかりやすいかと。
自分はコーヒーではなくアイスティーとりんごタルトを頼みました。子供たちはアップルパイにチーズケーキと、それぞれ好きなものを。タルト、美味しかったです。先のサイトによると、モーニングからランチ、スイーツまでメニュー豊富でしかも安いのが嬉しいですね。近くに住んでいたら通ってしまいそうです。
再びクルマに乗って静岡市中心部へ。夕闇が迫りつつあったけれど、駿府城公園へも行ってみることにしました。
まずは新静岡セノバの駐車場にクルマを入れ、そこを出て駿府城方面へ向かいます。
5月にも撮った家康公金陀美具足の「プラモニュメント」。このモニュメント、市内にますます増えつつあるようです。
歴史博物館の企画展は次回準備中。時間がないので常設展も見ず、入り口のギャラリーをちょっと覗いたくらいで、ほぼ「ただ通っただけ」でした。
例によって、博物館前から東御門・巽櫓方面を望んで。
橋を渡った入り口の門。櫓門はここを入って右側にあります。
夕方だからか特にイベントもないからか公園内は割と空いていて、普通にお散歩する人くらいしかいない感じでした。
久能山東照宮でお参りできなかった家康公にご挨拶。園内の他の場所や紅葉山庭園などにも行ってみたいです。
公園をぐるっと回った後、晩ごはんを食べるためセノバに戻りました。レストラン街でも《さわやか》は論外。おそばは昼に食べたし、待たされそうなお店や若い女性に人気そうなお店は息子が敬遠するため、以前行った《西安健菜キッチン》に入ることに。
この《西安健菜キッチン》、名前からして《西安餃子》の姉妹店と判りますが、実は《謝朋殿》やとんかつの《さぼてん》と同じグループなんですね。この店名のお店はこことたまプラーザにしかないようです。
自分が頼んだのは海老あんかけ焼きそばセット。スープに棒餃子、杏仁豆腐が付いてきます。食前にたたききゅうりも頼んで、皆でシェアしました。美味しかったけれど、お昼にてんぷら、おやつにりんごタルトなど食べたからか、全部は食べきれずに少し残してしまいました。不本意だし申し訳ないです……
ところで、静岡ではこの7月から9月23日(明後日ですね)まで、劇団四季の『キャッツ』を上演中。場所は駿府城公園にほど近い静岡市民文化会館ですが、このセノバでもタイアップキャンペーンを行なっています。
劇団四季×cenova 2024|新静岡セノバ|新静岡セノバ
各店でコラボメニューやアイテムも。
スペシャルメニュー&アイテム 劇団四季×cenova 2024|新静岡セノバ
観劇予定はないものの、もっと早く静岡に来られればいろいろなメニューを楽しめたのにと思い、ちょっと残念です。館内BGMに『キャッツ』の曲が流れ、東京で言うと、帝劇で『レ・ミゼラブル』上演中の日比谷シャンテを彷彿させます。館内にも劇場帰りとおぼしき人たちがちらほらと……
そして、レストラン街の一画、ちょうど西安健菜キッチンの前あたりにギャラリーも設置されていました。ゴミ捨て場に集まるネコたちの話(と言っていいのか?)ということで、各地の公演で使われた「ご当地ゴミ」が一部展示されています。
これが静岡版。
大阪の551蓬莱の空き箱もいいですね。しかし東京ばな奈とか広島のもみじ饅頭とかをそのままゴミに出す人間などいるのかと……
その後、丸善ジュンク堂にも寄って文庫本を1冊買い、また息子のクルマでホテルまで送ってもらいました。
暑い中を歩き回って、上着がびしょびしょになるくらい汗をかき疲れ果てましたが、楽しい一日でした。
ホテルでは特に部屋の掃除も頼まず、また掃除お断りとも言っていませんでしたが、部屋に戻ってみると私物にはいっさい手を触れないまま、ベッドメイキングがされ、バスタオルもフェイスタオルも部屋着も交換され、アメニティも新しい物が来ていました。そのアメニティも昨今のビジネスホテル系ホテルのようにロビーから「自由にお持ちください」ではなく、初めから洗面所にセッティングされていて、さすがシティホテルだと思いました。
そんなわけで、今日もバブルバスに気分良くゆっくり浸かって体を休めることができました。大河ドラマ『光る君へ』も夜の『坂の上の雲』も観られましたが、【クラシック音楽館】の「N響ほっとコンサート」は途中でお風呂に入ったりしたので観られなかった個所もあり。大河ドラマはまた一つの節目と言える重要な回でしたが、感想が書けず残念です。