東京でも桜が花開き始めました。
さて、元気が出る歌、とは言い切れない気もしますが、最近また聴きたくなったのがこの歌。
ヴェルディの歌劇『ナブッコ』より、有名な合唱曲「行けわが思いよ、金色の翼に乗って」。バビロンの虜囚となったヘブライ人たちの望郷の思いを歌った曲です。
下は2002年、メトロポリタン歌劇場の舞台動画。
二度歌われるこの歌。最初は深い絶望と苦痛、凍り付いたような悲嘆が舞台を覆い尽くしています。が、二度目にこれを歌う時、人々は目を上げています。そこにあるのは絶望だけではなく……
おお、あんなにも美しく、そして失われたわが故郷!
でも、いつかきっと……
『ナブッコ』については、Wikipedia の記載をご参照下さい。この歌の原詞および訳詞も載っています。