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映画・舞台の感想や俳優さん情報等。基本各種メディア込みのレ・ミゼラブル廃。近頃は「ただの日記」多し。

『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』

2019-07-07 22:24:56 | 雑記

一日中雨。七夕の日の降水率は高いですね。
そんな中、観たいと思いつつなかなか観る機会を得られなかった映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』をやっと観て来ました。
出かけ易い時間帯で字幕版を上映している所が、沿線ではシアタス調布くらいだったので、調布までおでかけ。このシネコンも気になっていましたが、実際に行ったのは初めてです。フロアーは二つで、かなりの賑わいでした。
公開から日にちが経っているため、既に最小(多分)スクリーンでの上映。しかし、小さいとは言えほぼ満席でした。話題作が次々と公開される中、雨の日曜日にわざわざゴジラ映画を観に来るような客層は基本的に「スキモノ」なのか、エンドロールで席を立つ人は全くいませんでした。

ストーリーは——特に人間サイドのそれはいろいろとっ散らかっていたと思いますが、「怪獣映画」としては日本の一ゴジラ映画ファンにも違和感なく見られました。
ラッセル博士には、ゴジラと言うよりむしろ平成ガメラ映画『ガメラ3 邪神(イリス)覚醒』を連想しました。実際、このたびの怪獣王はガメラと同じ「地球の守護者」の役割を負っていたと思います。
思えばギャレス・エドワーズ監督による前作『GODZILLA』に於いて、ゴジラはブライアン・クランストン演じるお父さんが憑依したもの、その化身ではないか?との考察がなされていましたが、今作のゴジラも芹沢博士の思いや魂を宿して最終決戦に臨んだと感じます。更に思い起こせば、1954年の第一作に於けるゴジラも、平田昭彦さんの芹沢博士の鏡像でもありました。庵野秀明『シン・ゴジラ』もまた、牧悟郎博士の思いを背負っていたかのようにも描かれています。ゴジラとは単なる破壊者ではなく、常にそういう存在なのかもしれません。

オタトークに走ると、この文章もどんどんとっ散らかりそうなので、以下ざっと小ネタ的感想。
生真面目だったエドワーズ監督作品と異なり、このたびのマイケル・ドハティ監督は、とにかく怪獣バトルに力と愛情を注いでいることがよくわかります。最終決戦など、こちらは文字通り手に汗握って見つめるのみでした。主な登場怪獣からして『三大怪獣地球最大の決戦』ですしね。ギドラに対する「モンスター・ゼロ」というネーミングには、思わずニヤリとするところ。
ゴジラ登場の音楽やゴジラのテーマ(実は「人類のテーマ」だったというのは有名な話)もさることながら、随所で、そしてエンドロールで流れる「モスラの歌」(歌詞はなし)が嬉しかったです。さすがに小美人は出ないよねえ……と思っていたらチェン博士が双子設定だったんですね。一族の写真も双子だらけだし、伝説や伝承担当ということからも、それを匂わせていたようです。
エンドロールで「伊福部昭」のみならず「古関裕而」の名前が(ローマ字表記ながら)クレジットされていたことに感激しました。

その一方、ハリウッド映画ではたびたび問題視される核の扱いよりも、オキシジェン・デストロイヤーのカジュアルな(?)扱いにびっくりしました……

また何か思い出したら追記します。

映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』公式サイト

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