現在発売中の STARLOG 3月号(#353)にデイヴィッド・ウェナムのインタビューが載っています。
紀伊國屋 Book Web では品切れになってしまったので、お近くの本屋さんでこの表紙を見かけたら、お買い求め下さい。
記事は全4ページ。もちろん公開間近の『300』関連の話が中心です。
インタビュー中のtense等から察するに、どうもこれは撮影中のインタビューだったようです。
『中つ国から古代ギリシアへ、デイヴィッド・ウェナムは今なお剣を振い、コンピュータの描く恐るべき敵と戦っている。』
なる文章に始まって、記事はまずこの映画の基礎知識、即ちスパルタ対ペルシア帝国のテルモピュライの戦いと、原作がフランク・ミラーのグラフィック・ノベルであることなどに軽く触れた後、デイヴィッドが演じるディリオスという役について述べています。
「この映画で最も近しい間柄の三人の登場人物は、レオニダス王(ジェラルド・バトラー)と彼の片腕の隊長(ヴィンセント・リーガン)、そして『語り部』ディリオスだ。この三人は最も古くから共にいて、他の戦士たちよりも深い絆で結ばれている」
と、デイヴィッドは言います。
エージェントからスクリプトが送られて来た後、このプロジェクトについての説明を聞いて、大いに血沸き肉躍る作品だと思ったそうで、
「その段階で、ザック・スナイダー監督は既に少しテスト・フィルムを撮影していた。僕のエージェントとマネジャーが聞いたところでは、実に驚くべき作品だということで、僕も興味をそそられた。ザックと話し、スクリーン・テストを送ったところ、ザックはそれを気に入ってくれたので、僕は『是非参加したい。すぐ行くから!』と伝えたよ」
これを読むと、以前聞いた「役を引き受けた後で初めてどんな映画か(そのコスチュームも)知った」という話とはちょっと違うみたいですが……
それとも、話を聞いた頃は普通に「歴史劇」だと思っていたのかな?
「撮影がモントリオールで行なわれることは知ってたけど、100%スタジオ撮影とは思わなかった。撮影が始まるのは冬、しかも零下30度のモントリオールで、おまけにコスチュームはあんなだし、ザックと話して、スタジオ撮影だって判った時にはほっとしたよ」
デイヴィッドが『300』に惹かれた理由の一つが、フランク・ミラーの原作がスパルタ人の真実を伝えていると思ったからだそうです。
「学校に行ってた頃には、ちょっとした古代史ファンだったから、この(テルモピュライの戦いの)物語も馴染み深いものだった。何か興味を惹かれるものがあったし、フランクのグラフィック・ノベルにも強く惹きつけられた。偉大な古典的物語に大きな新機軸を加えるものだと思ったんだ。それに、ザックのコンセプトも真に革新的で、今までになかったものだ。『映画』にとって何か新たな可能性を持ち得る作品に関わることは、わくわくさせられる」
という訳で、彼がこの映画に出演したのは、何か「新しい」ことが出来る可能性を信じたからだということがわかり、何だかホッとしました。
いえ、当初は、なぜ彼がこれを選んだのか疑問視する声もあり、私自身も不思議に思っていたもので。
かなり長くなりますので、続きは次回に。とか言ってるうちにベルリンでのプレミアが始まってしまいそうですが……
スターログ入手したものの英語が苦手で(なら買うなと言われそうですが・汗)訳して下さるのが大変嬉しく、ひとことお礼をと投稿させていただきました。コミコンでの話と確かに違いますね。その場のノリでウケ狙いで言ったのかしら?
ところで現在、ベルリン映画祭のライブストリームを見ているのですが…今から不貞寝します(笑)
それでは失礼致しました。
こんばんは。お返事が遅れて失礼しました。
実は私も英語は苦手でしかし、それ以上に日本語の語彙の乏しさに四苦八苦しています。
インタビューの後の方を見ると、原作を見たのは、やはり出演を決めた後のことのようですが……
ベルリンではデイジーを見ることが出来ませんでしたが、全米プレミア(あるんでしょうか?)には来てくれるといいですね。