「不可視の両刃」放射線に挑む~英国大学院博士課程留学~

英国に留学して放射線研究に取り組む日本人医師ブログ

平成28年(2016年)熊本地震

2016-04-16 | 留学するまでの色々
平成28年4月14日、熊本で震度7の大地震が発生しました。

普段はテレビ報道を見ない私ですが、さすがに病院のテレビをしばらく見てみました。
東日本大震災の時も医学部のテレビで大津波が仙台空港の飛行機を流す画像を見たことを、日本三名城の一角である熊本城が被災した映像を見ながら思い出していました。
私の知り合いも幾人か熊本にいらっしゃるのですが、彼らの無事は確認しているので、今はすこし落ち着いた気持ちで事態を見守っています。出来るだけ被害が最小限に食い止められるように願っています。医療ボランティアとして熊本に行くことも検討はしているのですが、私自身が仙台に移ったばかりですので、どうしたものかと悩んでいます(まあ、私が行ったところで何もならないかもしれませんが……)。
犠牲になられた方々のご冥福を祈念申し上げます。

天災はいつ訪れるか判りません。
天災に限らずとも凶報はいつだって突然に突きつけられるものです。いつ自分が死ぬかも判らない。自分だけは大丈夫だと信じてはならない。一寸先は常に闇であり、だからこそ、我々は今できることを一生懸命にやらなくてはなりません。
熊本地震は、改めて、そのことを思い出させる出来事でした。

明日、何が起きるか、判りません。
だから、今日も今日とて、やれるだけのことはやらなくてはならないと。
自分のためにも、他人のためにも、最善を尽くさなければならないと。
そう思いながら、自分を奮い立たせています。