あまりにも馬鹿馬鹿しい内容なので世界に大々的に報道されていないのがまだ救いかもしれませんが、文科省高官の受託収賄逮捕と、その関係者の東京医科大学の裏口入学に関する報道についてはとても遺憾であります。21世紀のこのご時世でそんなことをやっているアホな輩がまだ息をしていたことに驚きを隠せないといいますか、今回の例が氷山の一角ではないことを祈っています(でも、1匹見つかったからには本当は100匹くらいいるのでしょうね、ゴキブリのように)。
日本の医師免許を持つ身として、私は私立大学への「裏口入学」がとても気になります。こういう風に金や権力で医師免許を無理矢理買おうとする輩に対しては、正直、嫌悪感しか抱くことが出来ません。
どうして不正までして医学部に入りたいの?
普通に入学試験を突破すれば良いのに…
残念ながら、正規の手段で医学部へ入学することが出来ないならば、その方は少なくとも医師になるだけの能力や適正がないのだろうと私には思います。入学試験で高得点をとる能力が必ずしも医師としての能力と比例するわけではありませんし、他にも必要な能力は色々とあると思われますが、少なくとも受験を勝ち抜くだけの「根気」と「情報処理能力」は、やはり医師に必要でしょう。辛くて大変な医療現場で他人の命を預かるからには、それなりの根気と情報処理能力がないといけませんから。
私は画家のように美しい絵画を描けませんし、音楽家のように美しい旋律を奏でることは出来ません。サッカー代表の選手のように、プレーを通じて、人を感動させることも出来ません。つまりはそういう職種への適性や能力を欠いているわけで、それはそれで仕方ないというか、素直に諦めるしかないだろうと思います。私だって、昔はプロ野球選手になりたかった時もありましたが、やはり諦めました。しかし、仮にそれらの適正や能力を欠いていたとしても、他に適性がありそうなものを見つけて頑張ればいいだけの話です。
繰り返しますが、裏口入学をしなければ医学部に進めない方は、残念ながら、医師になるだけの能力や適性がないと思われます。他の職種の場合と違って深刻なのは、そういう能力を欠く者が医者になると、適切な医療が施される可能性が低下し、患者さんの多大な不利益につながり、ときには死に至らしめることがあるかもしれないという点です。残念ながら、周囲に不幸をまき散らすだけなので、そういう方は医者をやらない方が社会的に望ましいのです。
また、そのような社会的リスクがある裏口入学を認めてしまう私立の医科大学の判断も「愚の極み」といえるでしょう。すこし極端だということは自分でも判っていますが、こういうアホな例を絶滅させるために、私大の医学部や獣医学部などはある程度廃止したらいいのではないかとさえ思っています。今回の例でもそうですが、結局、アホな政治家や官僚が自分の関係者に便宜を図るため、私立の学校を使って無茶苦茶やるわけですから。もう、ウンザリしています。
今の日本の首相に対して私は正直失望していますが、おそらくモリカケのような例は、残念ながら、彼に限らずとも政治家たちの中でそれなりによくある話なのではないでしょうか。私は個人的には「国政を担う国会議員には、滅私奉公で、国益を求める人物にこそなってほしい」といつも願っていますが、職能に伴う裁量の大きさ、つまり「権力」を「自分のもの」と勘違いして甘い汁をすう馬鹿な政治屋はそれなりの割合でいるのだろうと考えています。そして、それを見抜けずに投票してしまうような愚かな国民も本当は悪いのでしょう。官僚についても同様です。私は「公務員は公僕として日本社会がうまく機能するように支えてほしい」と願っていますが、残念ながら、現行の公務員試験を通過する人の中にも「権力」を「自分のもの」と勘違いしている輩はそれなりの割合でいるのでしょう。今回の文科省高官の受託収賄と関係者の東京医科大学の裏口入学の件を「一度きりの過ちだろう」と考えるとしたら、人が好すぎるというものでしょう。
したがって、現行の社会制度の中でその種のアホな政治家や公務員がある程度存在してしまうことを許容しつつ、それでも社会全体にとってもうすこしマシな道を探るとしたら、腐敗した権力と結託して不正を働く可能性がある「越後屋(越後屋、おぬしも悪よのう)」みたいな連中、今回の場合でいえば私立学校、を潰すのが一つの方法なのではないかというのが私の意見です。とくに市民の生命の危機に直接関与する医療従事者の育成については、フランスのように医師を全員公務員にして国公立の教育機関で育成する形にするなどの可能性も模索して良いのではないでしょうか。
すくなくとも、今回の件で「裏口」の存在が露見しつつある東京医科大学とかいうアホな医大はもう廃止すべきでしょう。
裏口入学で権力者の子息に医師国家試験受験資格を与えようとしたのは、上記のように「社会を危険に晒す」ような行為です。将来的に多くの患者さんがもしかしたら不幸になったかもしれないわけですから。そのような社会的リスクを無視してでも文科省高官の歓心を得ようとする自分勝手で浅ましく愚かな学校には、国から出ている補助金(いわゆる私学助成など)を即刻全額返還し、さっさと潰れてもらった方がいいのではないでしょうか。今回の裏口入学が事実だとしたら、「医師を養成する場」として、この医大ははっきり失格ですね。
日本の医師免許を持つ身として、私は私立大学への「裏口入学」がとても気になります。こういう風に金や権力で医師免許を無理矢理買おうとする輩に対しては、正直、嫌悪感しか抱くことが出来ません。
どうして不正までして医学部に入りたいの?
普通に入学試験を突破すれば良いのに…
残念ながら、正規の手段で医学部へ入学することが出来ないならば、その方は少なくとも医師になるだけの能力や適正がないのだろうと私には思います。入学試験で高得点をとる能力が必ずしも医師としての能力と比例するわけではありませんし、他にも必要な能力は色々とあると思われますが、少なくとも受験を勝ち抜くだけの「根気」と「情報処理能力」は、やはり医師に必要でしょう。辛くて大変な医療現場で他人の命を預かるからには、それなりの根気と情報処理能力がないといけませんから。
私は画家のように美しい絵画を描けませんし、音楽家のように美しい旋律を奏でることは出来ません。サッカー代表の選手のように、プレーを通じて、人を感動させることも出来ません。つまりはそういう職種への適性や能力を欠いているわけで、それはそれで仕方ないというか、素直に諦めるしかないだろうと思います。私だって、昔はプロ野球選手になりたかった時もありましたが、やはり諦めました。しかし、仮にそれらの適正や能力を欠いていたとしても、他に適性がありそうなものを見つけて頑張ればいいだけの話です。
繰り返しますが、裏口入学をしなければ医学部に進めない方は、残念ながら、医師になるだけの能力や適性がないと思われます。他の職種の場合と違って深刻なのは、そういう能力を欠く者が医者になると、適切な医療が施される可能性が低下し、患者さんの多大な不利益につながり、ときには死に至らしめることがあるかもしれないという点です。残念ながら、周囲に不幸をまき散らすだけなので、そういう方は医者をやらない方が社会的に望ましいのです。
また、そのような社会的リスクがある裏口入学を認めてしまう私立の医科大学の判断も「愚の極み」といえるでしょう。すこし極端だということは自分でも判っていますが、こういうアホな例を絶滅させるために、私大の医学部や獣医学部などはある程度廃止したらいいのではないかとさえ思っています。今回の例でもそうですが、結局、アホな政治家や官僚が自分の関係者に便宜を図るため、私立の学校を使って無茶苦茶やるわけですから。もう、ウンザリしています。
今の日本の首相に対して私は正直失望していますが、おそらくモリカケのような例は、残念ながら、彼に限らずとも政治家たちの中でそれなりによくある話なのではないでしょうか。私は個人的には「国政を担う国会議員には、滅私奉公で、国益を求める人物にこそなってほしい」といつも願っていますが、職能に伴う裁量の大きさ、つまり「権力」を「自分のもの」と勘違いして甘い汁をすう馬鹿な政治屋はそれなりの割合でいるのだろうと考えています。そして、それを見抜けずに投票してしまうような愚かな国民も本当は悪いのでしょう。官僚についても同様です。私は「公務員は公僕として日本社会がうまく機能するように支えてほしい」と願っていますが、残念ながら、現行の公務員試験を通過する人の中にも「権力」を「自分のもの」と勘違いしている輩はそれなりの割合でいるのでしょう。今回の文科省高官の受託収賄と関係者の東京医科大学の裏口入学の件を「一度きりの過ちだろう」と考えるとしたら、人が好すぎるというものでしょう。
したがって、現行の社会制度の中でその種のアホな政治家や公務員がある程度存在してしまうことを許容しつつ、それでも社会全体にとってもうすこしマシな道を探るとしたら、腐敗した権力と結託して不正を働く可能性がある「越後屋(越後屋、おぬしも悪よのう)」みたいな連中、今回の場合でいえば私立学校、を潰すのが一つの方法なのではないかというのが私の意見です。とくに市民の生命の危機に直接関与する医療従事者の育成については、フランスのように医師を全員公務員にして国公立の教育機関で育成する形にするなどの可能性も模索して良いのではないでしょうか。
すくなくとも、今回の件で「裏口」の存在が露見しつつある東京医科大学とかいうアホな医大はもう廃止すべきでしょう。
裏口入学で権力者の子息に医師国家試験受験資格を与えようとしたのは、上記のように「社会を危険に晒す」ような行為です。将来的に多くの患者さんがもしかしたら不幸になったかもしれないわけですから。そのような社会的リスクを無視してでも文科省高官の歓心を得ようとする自分勝手で浅ましく愚かな学校には、国から出ている補助金(いわゆる私学助成など)を即刻全額返還し、さっさと潰れてもらった方がいいのではないでしょうか。今回の裏口入学が事実だとしたら、「医師を養成する場」として、この医大ははっきり失格ですね。