第31話「心の嵐」
このタイトル、ナイスネーミング。そりゃー。吹き荒れるわよねぇ。
大型トルネードよね。うふふふふ(*´艸`*)
忘れもしない、探していたアレクサンドラことヒュッレムの声を聴き驚きを隠せない。
けれども、確かめたわけではないので、ただ心臓が高鳴るだけ。
んん~。非常にもどかしいわぁ。さっさと確認できるといいのにね。
ヒュッレムは純粋に母后さまのお誘いが嬉しかったのに…。なんだか、可哀想だよ。
せめて純粋な気持ちは、純粋で対応して欲しいな。母后さまでしょうに。
謀など全く知らない(気が付かない)ヒュッレムは暢気にハディジェの新居を眺めていましたね。
後ろに元恋人がいて、後宮には取って代わろうとしている刺客がいるって言うのに。
けれども、ヒュッレムが1番心を痛める原因となる事が、…後宮内で起こってはいけないことが
起こってしまった。
その頃の子守役のギュルニハルはミフリマーフにミルクを与える為に席を外し、側にいた
マヒデブランも自分の考えに耽っていたため誰もメフメトを見ていなかった。
そのため、メフメトは庭園の池に落ちてしまったのである。
「きゃーっ」
庭園で側女たちが悲鳴をあげ、よそ見をしていたマヒデブランはすぐさま駆けつけて、
池に落ちたメフメトを拾い上げる。
きっと…私だったら、池に入って探すかも…。
無事だったからよかったものの、もしこれでなにかあったら(ヒュッレムが産んだ子とは言え
皇子ですから)近くにいたマヒデブランは宮殿にはいられなかったよね。
陛下は何をしていたか、というと…。
母后さまの放った刺客(ヒュッレム的に言うとね)サドゥカと2人きり。
そのサドゥカは陛下と寝所にはいったけど、そういう事をするため…じゃなくって、復讐をしようと実行に移したら…。
もう、運がないのよね~としか言えない。
騒ぎになったため、(メフメトが池に落ちた件ね)血相を変えてメフメトの許に向かった陛下の背中を見送るしかなくて。
サドゥカ、ざ~んねん。スンビュルが迎えに来ちゃったよ。
そうして、ハディジェの処から戻って来たヒュッレム。
何時もなら、息子メフメトの事故にマヒデブランが関わっているとものすご~~く疑っていたのが、旧宮殿から戻って来てからというもの、そんな態度は何処に行った という感じで居合わせた全員に見せたことで、今までのヒュッレムと違うと感心させました~。
さっすが、ヒュッレムね。そして、陛下はますますメロメロになって行くのであります。
(だから、悪魔なのか)
けれども本人からすれば、本心を隠す事を学んだだけだったことが、まぁニギャールとの話で
分かるけれどね。そのニギャールとの話で、実は陛下の寝室にサドゥカが呼ばれていたのよ、と聞き自分が母后さまと
ハディジェの家に行ったことすら謀だったのだと、この時に初めて知ったんだけど…。
さぁて、今後ヒュッレムはどう行動するのかな?
後日なのかな?
ヒュッレムの部屋にハティジェがやって来て、イブラヒムとの結婚により後宮を去る際
ギュルフェムも伴えないことをこぼすんだけど、本当に仲がいいよね~。
でも、普通に考えたらさ兄ちゃんの嫁さんを自分の新居(しかも新婚)に連れて行くって
ありえないよね? って思うのワタクシだけですかー?
そこで、悪知恵の働くヒュッレム(失礼っ!!)は、2度と母后さまに送り込まれないように、と
何気~にサドゥカを連れて行ったらどうですか? と提案する。
そう。「提案する」のがポイントよ。
マヒデブランのように命令のように言ってしまっては受け入れて貰えないからね。
ハディジェは母后さまにお願いをしてサドゥカを譲り受ける事になったんだよね~。
きっと、ものすごいホッとしたんじゃないかな、ヒュッレムは。
そして、何の音沙汰もないマヒデブランはどうしているか、というと。
彼女は今絶賛悩み中なのである。何に悩んでいるのかって?
そりゃ~あれですよ、あれ。
・ヒュッレムが後宮に戻って来たコト、
・陛下がギュルフェムを部屋に呼んだコト、
・ハティジェの新居の下見に(母后さまが)連れて行ってくれなかったコト、
・神聖な木曜の夜伽で陛下に悉く無視され続けたこコト、
なんていう気苦労からか胃の痛みが続き、とうとう体調を崩してしまうんだけど、
どうやらその症状が妊娠の時と同じものらしくて、ギュルシャーはマヒデブランに
「ご懐妊なのでは?」と言うんだけど、マヒデブランは「違うから」と何度も否定している。
……っていう所で、この回は終わるんだけど…。
珍しい終わり方だよねー。
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第32話「クリミアの恋人」
も~何度も言うけど、ワタクシ的にはこのテレビの設定は好まない。だけど、仕方がないので
この関係は程よくスルーしようと思っています。
さぁて、この物語の冒頭は…。
ハディジェからだー。
サドゥカを側女として賜る事が出来て、良かったね。ハディジェは喜んだけども、その当の本人
サドゥカはやっぱりかなり抵抗した。行きたくないって。
彼女の本来の役目は陛下を弑することだからね。でも命令だから、という事で内通者の斧槍持ちのボンジュクに相談するんだけど…。
どうしてそういう事になるのか全くワタクシには理解できないのですがね、突然このボンジュクが後宮を(命令とは言え)去ろうとしているサドゥカに乱暴をし始めるんだけど…。
陛下の後宮内で、ですよ? 隠れているとは言え、そりゃ無謀というものではないんかい?
突然ムラムラしちゃったんですかね?
サドゥカの悲鳴を聞いたスンビュルが駆けつけて、事なきを得たサドゥカ。(まあ、服は破けてしまったけれどね)ボンジュクは話を聞いて貰える訳もなく、後日斬首刑となったんだけど…。
話を聞いていたら、面白かったのになぁって思ったのはワタクシだけかしら?
さてさて。
ここの所ずーっと体調不良のマヒデブラン。
ギュルシャーはマヒデブランの体調不良は絶対に「ご懐妊」だと信じて疑わないため、大部屋の
側女に先走って話してしまうんだけど…。
それって、拙いよね。かなり拙いかな~…。
だって、陛下に触れられてもいないのにデキル訳がないのに…。
でも、1人寝の寂しい一夜を何度も過ごしているなんてコトはやっぱり打ち明けられないか。
ん~プライドもあるしデリケートな問題か。
それなのに、ぺらぺらとおしゃべりしてしまったから、母后さまの耳にまで入って祝福されて…。
母后さまの計らいで女医に診断された結果懐妊していなくて…。
これも、サドゥカとは違うけどある意味一種の辱めだと思いました。流石にこれはマヒデブラン、可哀想になったわ~。
そして、ここでもヒュッレムの悪魔的嫌み攻撃がさく裂。
ギュルニハルがマヒデブランの懐妊をヒュッレムに報告したんだけど、「ちょっと様子を見てきて」ってお願いをして、結果が懐妊していないことが分かったのね。
その報告を受けたヒュッレムは、わざとらしくマヒデブランの部屋にしれっと入ってきたのよね。
「ご懐妊とのこと、おめでとうございます」
な~んて言っちゃってさ。懐妊していないのを知っているのに。その時にはもうその場にいた全員が懐妊ではないことを知っていたので、お祝いにきた(とみんなは思っている。)その人に、
ハディジェは「懐妊していないから。もうその話はしないように」と言われて、またまたしれっと謝るんだけど、もう嫌みさく裂~。
そして、スッキリしたのかな、ヒュッレムは大好物のウズラ料理を自室で食事をしているのだけど、その食べる量がとんでもなくスゴイ。
その姿をみたニギャールは、当時の事を思い出して妊娠中思わずみたいと言う。
その言葉に心当たりがあるのかヒュッレムは医女を呼んでとニギャールに伝えてすぐさま確認させると…。
な、なんと。第三子懐妊の結果だった。
喜ぶヒュッレムはすぐさまは母后さまに報告する。その場には、何時ものメンバーがいて同じように喜んでいた。
マヒデブランは、自室に戻り思わず悔し涙を見せてしまう。その姿を見たギュルシャーはヒュッレムの命を奪うことを誓う。
っていう所で今回の物語は終わるんだけど…。
ホント、ギュルシャーってもろ刃の剣だなって思う。主人に一途っていうのかな。
次回はどういう始まり何だろう…。楽しみである。