第39話「反逆の代償」
エディルネ宮にいた陛下の許に第二宰相アヤスの使者からの報告を受けた陛下は
迅速に行動を起こす。
っていうところからこの物語は始まります。
イブラヒム邸に迫っている歩兵常備軍(イェニチェリ)から逃れるため、地下に行く最中に
ハディジェは階段で転がり落ちてしまったのを、レオが抱えて地下壕まで降りて行く途中で
歩みを止めてしまうのを見たマトラークチュは、レオの状況を瞬時に理解したのよね。
地下壕で横たわっているハディジェ。
不安で仕方がない、ムスタファとメフメト。
銃弾を背中に浴びてどうしようもならない、レオ。
この状況を早く解決して欲しいと誰もが願った時に、漸く鎮圧された。
そう。陛下が、鎮圧してくれましたー。
海路を取り帝都イスタンブル入りを果たし、歩兵常備軍(イェニチェリ)の要求を聞き暴動を
抑えつけたんですよー。
そして、後宮に戻った陛下は母后と再会するが、先立って出発したヒュッレムの姿が
ないため、母后さまに確認するけれど、二人の皇位継承権を持つ皇子たちの行方不明も伝える。
同時に、大宰相邸にハティジェがいる事を知り、迎えに行った陛下は、ここで漸くヒュッレムと、そして皇子たちと再会する。
けれど。
哀しい知らせも同時に聞かなければならなくて。
今回の暴動によって、ハディジェは流産となってしまったこと。
悲しんでいる妹を見て、陛下は後日、歩兵常備軍(イェニチェリ)の暴動を先導した長官を陛下自らの手で斬首。
同様に、手引きをした書記官長も処されてしまった。
その後、無事に後宮に戻ったムスタファ。
自分の事をヒュッレムが守ってくれたと、話の中で聞いたマヒデブラン。
これは、指輪を返さなければ、と早々にヒュッレムの部屋に訪れるが中々戻せない。
その姿を見ていて、ワタクシ、昔のヒュッレムを思い出しました。
マヒデブランに礼を尽くせ、と言われていたあの頃。
なんか、そうやって思いは巡ってるのねぇ、としみじみ思いました。
漸く一安心だわね、とか思っていたら漸くイブラヒムのご帰還です。
この回の終わりはイブラヒムでした。
次はどうなるのか、ちょっと楽しみです。
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第40話「痛みの記憶」
イブラヒムと再会したハティジェは泣きながらも流産を伝える。
そうだよね。色々と事情があったにせよ、「ごめんなさい」と謝るのは、何時の時代も
同じことなのかもしれないね。
次は、大丈夫だよ。ハディジェ。
その頃の陛下はは再びヒュッレムに籠の小鳥を贈る。
また、セキセイインコを贈られて喜んでいるけれど、陛下はあの小鳥たちをどうやって
手配しているのかしら?
と、非常にどうでも良いことを考えてしまったワタクシです
そして、紛失してしまった大きな指輪を探す。
だけど、なかなか見つからないー。そうこうしていると、マヒデブランに呼び出されたニギャール。
ヒュッレムの指輪の返却を言いつけられる。
自分で返せないところは、どうしようもないわね、マヒデブランも。
ニギャールは、直ぐに見つかりましたよ、とヒュッレムに手渡すも、犯人は誰だかわかってる、
なんてコトをいうもんだから…。
燻っている火種がいつ発火するか、もうわからなくてドキドキよね。
うふ。
そして、忙しいヒュッレム。
今度はレオへの手紙を報奨金に紛れ込ませニギャールに届けさせるが、何かに感づき手紙をこっそりと読んでしまう。
本当は、そんな事をしたら、ダメなんだよー。でも、ヒュッレムの母国語を読めたんだね。
って、全然違う事を考えてしまったわ。
読めたおかげでヒュッレムの過去の恋を知ったニギャール。
どうするの? イブラヒムに言うの?
まぁ、言ったっていいけれど。
以前にもワタクシ言いましたが、レオが絡んでいるストーリーには、ちょいと興味がない。
もう、早くこの昔の恋とやらが終わればいいのに、とさえ思っています。
さて、今度はニギャール。この人も割と忙しい。
以前、マヒデブランの命とは言え、とてもスゴイ嫌がらせをギュルシャーから受けたので、その仕返しをする。
ギュルシャーがお風呂に入っている時に、背後からそー…と近寄って、浴場の桶に頭を押し込んで沈めるの。
突然の事だから、ギュルシャーだってビックリよね。
「マヒデブランの命令だからやった」
とか言って自分には非はない、見たいな事を言ったって、結局あなた、やったよね?
っていう所で、ニギャールは容赦なく押し込めて沈めてた。
……コワイよね、昔の女同士の戦いって。
陛下は、ヒュッレムとの約束があるために、戻るつもりでいたのだが、ハティジェを心配した
スレイマンは妹のおねだりに断りきる事ができずに、大宰相邸に外泊することになり…。
そこで、以前見かけたサドゥカを見つけ果たせずにいた夜伽を迫る。
ここで、今回の物語は終わるんだけど…。
妹の屋敷でそういう事をする陛下って、ちょっとどうなのよーって思う。
この場所は陛下の後宮ではなく、イブラヒムの屋敷なのに。
……なんか、ヤダ。
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