第14話「危険な出産」
始まりました。始まりましたよ。ヒュッレムの出産。初産だからね、大変だよね。
そして…やかましいわ。なんか、ここら辺はドラマを感じさせるなぁ。
叫び続けているんだけど、可哀想だわ。「スレイマン!」って呼んでも来ないのに。
だって、彼は今ご休憩中だからね。
負けるな、ヒュッレム。1人でも頑張れ。
漸く出産したと思えば首に臍の緒が巻き付いている、だなんて…。
そして、開口一番に、「男の子なの?」なんて聞けるとは、流石ヒュッレム。それには耳を傾けずに、医女が奮闘するのよね。
ハラハラしてしまいましたよ…。ワタクシ。
玉のような皇子が無事に産声を上げ、ヒュッレムはやっと安堵するのよね。だけどね、なんだけど…。ちょっとひっかかるの。
お産の時に部屋に側女が沢山いたけれど、あんなにいるものなの? しかも、ただ見守るだけの、ただ茫然として突っ立っているだけの。
それって、要らないよねって思うんだけど。
駆け付けた母后さまは、まず自分(母后さまね)が見てからヒュッレムが抱っこしたいというので、ニギャールが近づけるけれど、それを妨げる。今はその時ではない皇子にお清めをせよと命じる。
これも、底意地の悪さを感じる訳で。やな感じ~
そして、出産の報告を受けた陛下は、皇子を抱いてメフメトと名付ける儀式に母后さま、ハディジェ、ギュルフェム、ダイェと居るがマヒデブランの姿が見えない。来ないんだろうなぁ…と思っていたらギリギリで祝いに訪れ、ホッとした母后さま。
「産後のソルベを用意して菓子と金貨を配りなさい。完璧に頼むぞ。倹約は無用だ」
と母后さまは格好よくダイェに命令している。
そして次に、ただじぃー…と一点だけを見つめているマヒデブランに声をかけ「私を失望させずよく来てくれた。皇帝妃らしい振る舞いよ」と褒めている。良かったね、マヒデブラン。
そうして、儀式から戻る母后さまたちは、ヒュレムが1人で産んだと息子に不満を漏らしていた事がとても気に入らないご様子。
「わがままな女だ。付き添いはいたのよね」とダイェに確認すると…「ニギャール女官長が」と答えたのに対して、母后さまは、「友人は? 世話係にしたはず」と聞き返してきたのに、ワタクシビックリ。
母后さまは、其処まで把握しているのね、と。そして、ダイェが返事をするのだけど…。
「ギュルニハルは、直前まで一緒にいました。ですが…」と、言ったところで、スンビュルに案内されてとうのご本人登場ー
「昨夜は何処に? ヒュッレムを1人にして、地獄にでもいたか」と尋ねる母后さまに、スンビュルは答える。ギュルニハルは、下を向いたまま答えない。…答えられない?
「この者に罪はありません。陛下のお召しで…」と、行った時の母后さまと、ダイェと、スンビュルの目配せ…。
大好きだわー
(*´Д`)ハァハァ
い、イケナイ。また、コーフンしてきちゃったわ(;^_^A
母后さまは、行ってよしと促してからダイェと会話をするのだけど…。やっぱり気になるよね。ヒュッレムがどういう反応をするのか。それをダイェに確認すると、「気付いておりませせん。知ったら大騒ぎです。小姓頭の手配だそうで…」と伝えると母后さまは「イブラヒム?」と口に出したのよね。わざわざ名前だす必要、ある?
そして、「息子のお気に入りの小姓頭か…」とこの時始めて表情がね柔らかくなったのは気のせいだろうか。
「ヒュッレムは敵が多いな」と言いながらその場を立ち去るんだけど…。微笑みがちょっと気になったわー。
でも…ヒュッレムを頑なに認めない母后さまにも非はあると思うけど、この時代にそういうは無理よね~。
夜伽のことはスンビュル宦官長から口止めされていたので、ヒュッレムからは出産の昨晩にどこにいたと責められて、何言ってよいやら、言葉に詰まっていた。
辛いよね~。ギュルニハルには。
出産後、漸く託せる唯一のギュルニハルが戻って来たので、眠る事のできたヒュッレム。疲れて眠っている間に悪夢にうなされ目覚めると隣に眠っていたメフメトがいないと、
大騒ぎしながら後宮をうろつきまわる。
だが、母后さまのもとで医女の診察などの世話を受けていたメフメトを見つけて、母后さまに対して「息子をさらった」と無礼な態度を取るが、逆に母后さまから
「メフメトは帝国に属する皇族の一員であり、側女一人には任せられぬ」と諭されてしまい、しょげかえって引き下がる。
ヒュッレムがそういう態度に出るのを辞めさせたいならば、自分たちも変わらないといけないのに…ってついつい思っちゃう。
そして、母后さまの指示で、メフメト皇子の誕生を祝って、後宮の女たちに金貨が配られる。っていうか、放り投げられるって言った方が正しいかも。金貨は欲しいけど…投げられた金貨なら、ワワタクシは要らない。……なんか、ヤダ。
そして、夜になり陛下はヒュッレムの部屋に訪れて、自らクロテンの毛皮等の品々が贈った。「毛皮は気に入ったか? その毛皮は妃だけが着られるものだ」ってヒュッレムに言うのよねそうしたら、ヒュッレムったら、「私は妃ね そうでしょ」と陛下に確認しているんだけど…。いい感じよ~「ヒュッレム妃」と改めて言われたヒュッレムでした。
皇帝妃となったヒュッレム妃に、皇帝から妃と認められて喜んでいた。
このまま幸せが続けばいいのにねぇ。だけど、イブラヒムの陰謀がこの後さく裂。(違うかも? でもイブラヒムの戦略だと思うんだけど…)
ヒュッレムが出産の夜に陛下が側女の誰かと同衾していた事を、ヒュッレムに伝えるようにって絶対にニギャールに頼んだんだと思うのよねぇ。イブラヒムも悪い男よの。(勝手に決めつけてますワタクシ)
んで、早速実行したってわけね。ニギャールは。……側女エスマから出産の晩に、陛下が側女の誰かと同衾していたと聞き知って激昂。ギュルニハルにその側女を突き止めて、と依頼するんだけど、「誰だっていいじゃない。陛下は女を選べるのよ」って何とか気を紛らわそうとするんだけど、全然ダメ。寧ろ、勢い余って彼女の首を激しく締め上げる。
ここで、この回は終わるんだけど…。
ハラハラするわねー。
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