心の自由

被曝を最小限にして命を繋ごう!

【資料】<東京湾における海域モニタリング結果(海底土)> H25 9.19

2013年09月21日 | 資料・論文

<東京湾における海域モニタリング結果(海底土)> H25 9.19

試料採取日:平成25年6月24日~27日

★江戸前に注意

2.28~192Bq/kg

「2010年の3.5Bq/kgを下回ったのは一か所だけ。他の19か所はすべて上回った」

と記事にある。実際のデータは18個しかないのが変である。

★通し番号に C-P6、 C-P7 が抜けているのを発見。

木更津と東京湾外洋の間であろう。

抜かしたのは何故だろうか?高すぎたからだろうか?


 <データ> Cs合算は小数点以下を四捨五入               

                  Cs134   Cs137   Sb125   Cs合算 Bq/kg       

K-T1     21        45                      66 

K-T2     15        31                     46

M-C1           2.9       6                         9

M-C2           9.5     21                       31

M-C3           9.9     20                       30

M-C4           7.9     17                       25

M-C5          17       36         1.8         53       

M-C6          31       64         3.0         95

M-C7          24       51                      75

M-C8          27       56        2.0          83

M-C9            9.8    22        1.0          32

M-C10          1.9      4.2                     6

C-P1             3.3      8.6                   12

C-P2             2.1      5.9                     8

C-P3           23       48                      71

C-P4           22       46                      68

C-P5             0.7      1.6                     2(2.28)

C-P8           62     130                    192

http://radioactivity.nsr.go.jp/ja/contents/9000/8135/24/425_0919.pdf


 東京湾の海底土セシウム濃度 福島事故以前より、この夏最大で48倍増 政府データで判明(FGW) 「江戸前のお魚」も要注意

tokyowansesiumキャプチャ規制委員会は19日、東京湾の海底土の放射線濃度(セシウム134,137)の測定結果を公表した。それによると福島事故以前の濃度に比べ、今年6月採取分の放射能濃度は基準点で16倍、最大で48倍の高濃度を記録した。福島事故後に発生したブルームの影響で、首都圏に降下した放射能物質が東京湾に堆積し続けていることを裏付けた。

調査は、今年6月に、東京湾の20か所の地点の海底にある土を採取してセシウム134,137の含有量を調べた。2011年3月11日の東電福島第一原発事故以前の、東京湾の放射能データは、10年が1kgあたり3.5ベクレル、09年が4.0ベクレルだった。

これに比べて、今年のデータは、過去の調査時点と同一対照地点で、総セシウム量が66ベクレル、もっとも高いところでは、192ベクレル、最も低いところは2.28ベクレル。09,10年の数値を下回ったのは、この2.28ベクレルの一か所だけで、他の19か所はすべて上回った。

最も低かった一か所は、東京湾の外洋との入口付近で、汚染土壌が外洋に流出したとみられる。反対にもっとも汚染度の高かった地点は千葉県の木更津市の沿岸部で、汚染物質が川から流入して堆積したとみられる。

今回のデータで、福島事故の影響によって東京湾の海底土が汚染されたことは明らかといえる。これらの汚染が海底に生息する生物、それらを捕食する魚類にどう影響するかの調査はまだ十分には行われていない。東京湾は海水の出入り口が一か所だけの閉鎖性水域であることから、汚染された海底土の自然浄化が進むとは思えない。

食卓で注意が必要なのは、福島県産・茨城県産の水産物だけではなく、残念ながら「江戸前」もよく吟味する必要があるといえる。

 http://radioactivity.nsr.go.jp/ja/contents/9000/8135/24/425_0919.pdf


 Finance GreenWatch より転載

 http://financegreenwatch.org/jp/?p=36371


<データの信頼性消滅>8/25 木下黄太氏はウラン235検出データの誤りを指摘。

2013年08月13日 | 資料・論文

 


<データの信頼性消滅>

8/25 木下黄太氏はウラン235検出データの誤りを指摘。


 

8/25@KInosiaKouta:あんたが電話で話した内容の詳細を聞いています。許しませ

 

8/25@KInosiaKouta:そもそもバズビー氏に関して、彼を利用してお金儲けをしようと

た連がいて、その流れで、有料の検査やサプリ販売の話があって、これを推進側が

いてきたのは、周知の話。

 

8/25@KInosiaKouta:バズビー氏が知らないところで、すすめられた話であるけれど

も、脇が甘かったのは事実。だから、バズビー氏紹介のラボで、精密検査をするという話

がのれるかどうかは、本来そこで考えないとダメ。社会が受け止められる話にできないと

やる意味さえない。

 

8/25@KInosiaKouta:しかもラボの詳細を確認したのに、それもわからないとの返

事。こんなレベルで会見をやるのは、正気の話ではない。マスコミで二十年仕事をしたか

ら、そんなことくらいすぐに見当がつく。だから、少なくとも会見は止めるように忠告した。そ

れを聞かなかった時点で呆れ返った。

 

8/25@KInosiaKouta:問い合わせの時に深夜電話で対応、体調不良だが伝えること

はきちんと僕は伝えた。しかし、僕は内容を認められないし、協力はしない結論。そうする

と、今度は第三者に対して電話をかけ、「私は医療従事者。木下は対応がおかしい。うつ

病。」と言ったと聞いている。そういう共産党関係者を僕は許さない。

 

8/25@KInosiaKouta:誤解で済まない。許さない。

 


 ☆8月27日 1:40  blog泥棒の二人目を発見。

 @tc96btm のプロフィールより
 
大阪ライダーも盗人一味だった。

2013年08月17日

 ✖✖✖ 大阪のおかん blog泥棒  悪子 ✖✖✖ につぐ!


 上州の木枯し紋太姐さんをなめたらアカんぜよ!

てめえの悪事は 意気地なしのTW大阪男が見ているぜ。

ライダーの愚痴聞いた大量の電話代も 全部お前が返しやがれ。

ライダーも嘘ついて誤魔化したのが許せない。二度と話さぬ

今日の先生への依頼調査費も 悪子が全部払え

費やした時間給2500円は 負けてやるわ。

お前らのエゴによる運動に 一円も使わぬ。

それで運動とは 笑わすな! 三流の猿芝居じゃ。

こっちは命がけだ、我欲の奴らに負けるわけがない。

心に住む田中正造先生が、後押ししてくれる。

大阪のヘタレ男ども、

紋太姐さんが大阪瓦礫の為に何したか もう忘れたか!

 

★汚染地帯から命からがら移住したお母さん達の支援に使う。

盗んだものすべて返しやがれ!


 blog盗人発見 ⇊  かかった費用を全額お前が返せ。

義子 ‏@satomama14 8月17日

大阪の大気から人工ウラン235検出!バズビー博士のレポート 翻訳を載せました!


 blog盗人発見 ⇊  かかった費用を全額お前が返せ。

義子 ‏@satomama14 8月15日

USJから子供無料のメール!←焼却所由来のウラン235出てるのに行く訳ないやろ!


4時間:

Y先生、やはり泥棒に貴重なblogを盗まれたようです。料金を丸ごと払って貰うしかありません。
 

 


 テクネットパソコン教室 ‏@info009 3分

今回、以来を受けて調べてた物ですが、丸々データを流用されてる可能性大です。

転載を禁止としてあるデータを、勝手にコピーして掲載されてる方の心情が理解出来ま

せん。

掲載されてる方に一言あるならまだしも、知らん顔で勝手にコピペする行為はいかがで

しょうか?


 ☆8月19日更新

丸ごと記事の盗用がされた模様。15時頃見た。

貧しい東京人のポケットマネーを出しての運動応援に

大阪のおかんのお返しは何もなく、更なる泥棒か??

PCの先生に調査依頼済み。盗作が分かったら、かかった費用を全額返せ!

貧乏人から盗むな。


☆8月17日更新 

こちらのblog URL を断りなく掲載したことに強く抗議する。

注意事項を無視してのコソ泥は許されない。

ライダ―さんが、多忙な仕事に支障をきたしながら、翻訳した。

それに敬意を表するためのブログアップである。

東京の勇敢な虎が乏しい財布の中から、大枚をはたいて文書作成依頼した。

四日たっても、まともなねぎらいの言葉を言えないものが、

行政を動かす働きかけをまとめるられるか、

答えはノーである。


 

 転載・一部の引用 すべて禁止】

 線量測定ライダーは2/1よりフルアーマー ‏@tc96btm 8月10日   ※本業の傍らライダーさんによる翻訳です。

【大拡散お願い】大阪府下で空気中のman-madeの若干濃縮されたウラン235がクリスバズビー博士によって検出されています。若いお母さんたちが自腹でバズビー博士に試料を送った結果です。なんでそんなもんがあるんや?大阪市は調査する義務があります。社会問題化する必要が有ります。 







 

 

 

 

 

 

-9


【資料】<環境放射能水準調査結果(月間降下物)>2013.6.28

2013年07月01日 | 資料・論文

< 各都道府県の月間降下物リスト H25年5月分>: 19都道府県で検出された。赤字表記

宮城県は、今回初めてデータが出された。 単位: MBq/㎢ (=Bq/㎡ )    2013.6.28 

                           [I-131]      [Cs-134]      [Cs-137]

1北海道(札幌市)      不検出   0.12      0.24
2青森県(青森市)      不検出   不検出    0.075
3岩手県(盛岡市)      不検出    0.63         1.3
4宮城県(仙台市)        不検出       2.2           4.4
5秋田県(秋田市)        不検出       0.16          0.24
6山形県(山形市)        不検出       3.2            6.4
7福島県(双葉郡)        不検出   681          1380
8茨城県(ひたちなか市)不検出     6.0        11
9栃木県(宇都宮市)   不検出     2.0       3.7
10群馬県(前橋市)    不検出     2.8       5.6
11埼玉県(さいたま市)  不検出     3.9       7.8
12千葉県(市原市)      不検出       1.9             3.6
13東京都(新宿区)    不検出    5.9      11
14神奈川県(茅ヶ崎市) 不検出    1.2       2.5
15新潟県(新潟市)   不検出    不検出     0.064
16富山県(射水市)   不検出    不検出    不検出
17石川県(金沢市)   不検出    不検出    不検出                          18福井県(福井市)   不検出    不検出    不検出                          19山梨県(甲府市)   不検出     不検出        0.23
20長野県(長野市)      不検出       0.14          0.25
21岐阜県(各務原市)   不検出    不検出    不検出                                       

22静岡県(静岡市)      不検出       0.089        0.15
23愛知県(名古屋市)   不検出    不検出    不検出 
24三重県(四日市市)   不検出    不検出    不検出                                       

25滋賀県(大津市)      不検出    不検出    不検出                                       

26京都府(京都市)      不検出    不検出    不検出 
27大阪府(大阪市)      不検出    不検出    不検出                                       

28兵庫県(神戸市)      不検出    不検出    不検出                                        

29奈良県(奈良市)      不検出    不検出    不検出 
30和歌山県(和歌山市)不検出    不検出    不検出 
31鳥取県(東伯郡)   不検出     不検出         0.099
32島根県(松江市)      不検出    不検出    不検出                            

33岡山県(岡山市)      不検出    不検出     不検出                                        

34広島県(広島市)      不検出    不検出    不検出      
35山口県(山口市)      不検出    不検出    不検出      
36徳島県(徳島市)      不検出    不検出    不検出                                        

 37香川県(高松市)      不検出    不検出    不検出                                        

38愛媛県(松山市)      不検出    不検出    不検出      
39高知県(高知市)      不検出    不検出    不検出 
40福岡県(太宰府市)   不検出    不検出    不検出                                        

41佐賀県(佐賀市)      不検出    不検出    不検出
42長崎県(大村市)      不検出    不検出    不検出
43熊本県(宇土市)      不検出    不検出    不検出
44大分県(大分市)      不検出    不検出    不検出
45宮崎県(宮崎市)      不検出    不検出    不検出
46鹿児島県(鹿児島市)不検出    不検出    不検出
47 沖縄県(うるま市)   不検出    不検出    不検出


1. 原子力規制委員会が各都道府県等からの報告に基づき作成 
   環境放射能水準調査結果(月間降下物)(H25年5月分)   MBq/km2・月
2. 1ヶ月間採取し続けた降下物を測定した結果                                                     3. 検出下限値は都道府県によって異なるが、放射性ヨウ素、放射性セシウムとも、最も検出下  限値の高いところで約7MBq/km2となっている。

 

 

 


【資料】<甲状腺超音波検診の実施状況について>東海村 H25年6月26日

2013年06月30日 | 資料・論文

甲状腺超音波検診の実施状況について

 平成25年6月26日
東    海    村

 【甲状腺超音波検診の状況】  

 東海村では,平成24年11月5日から甲状腺超音波検診事業を開始し,未就学児から検診を順次行っておりますが,今回は平成25年4月30日までの検診結果を公表します。

  公表に当たっては,専門家で構成された東海村甲状腺超音波検診事業検討委員会にて以下のような意見とともに注意点が指摘されましたが,本村としては,受診者やそのご家族,村民の皆さまのご心配に配慮し公表することにしました。

 【検討委員会にて指摘されたこと】

   ■ 検査実施者数が少ないこと

   ■ 検査実施者の年齢構成が,未就学児の一部のみで偏りすぎていること 

   ■ 医学的には,この結果が,現時点で

       *受診対象者の全体を反映していないこと

       *他県や厚労省の結果との比較対象にならないこと

       *放射能などの危険因子の特定は出来ないこと(不明である)

   ■ 結果報告は,時期尚早であること

   ■ 「数字がひとり歩き」しないよう留意すべきであること

 この検査は「スクリーニング検査」ですので,通常の健康診断と同様に一定程度の割合で「要精密検査」となる方がいらっしゃいます。精密検査の結果「異常なし」となることもありますが,念のため,要精密検査となった方には検査を受けていただくことをお勧めしています。 

  なお,検査結果で,要精密検査となった方には,村の保健師が各家庭を訪問し,専門医療機関のご紹介や精神的なケアを含めて対応させていただきます。
 
 
  

【資料】<福島第一原子力発電所事故により放出されたヨウ素131の地表面沈着量を導出>

2013年06月27日 | 資料・論文

 

平成25年6月27日
独立行政法人日本原子力研究開発機構

新たに開発した航空機モニタリング解析手法を用いて福島第一原子力発電所事故により放出されたヨウ素131の地表面沈着量を導出
-米国エネルギー省が事故後初期に測定した結果を日米共同研究により解析-

【ポイント】

  • 独立行政法人日本原子力研究開発機構と米国エネルギー省(DOE)は、共同研究によりスペクトル解析を用いた新たな航空機モニタリングの解析手法を開発した。
  • 新手法を用いて、DOEが実施した事故後初期に測定した航空機モニタリング結果からエネルギー情報を抽出し、初めてヨウ素131の地表面沈着量を解析し、地図上に“面”で示した。
  • 航空機モニタリングの測定結果は、その後、地上で測定された“点”のデータと符合している。

独立行政法人日本原子力研究開発機構(理事長 松浦祥次郎、以下「原子力機構」という)は、文部科学省原子力災害対策支援本部(当時)の依頼を受け、米国エネルギー省(以下、「DOE」という。)が早い段階(平成23年3月17日~同年4月5日)で実施した航空機モニタリングの測定結果をDOEから入手し、スペクトルの解析を行った。測定結果の中に、ヨウ素131(半減期:8日)を示すエネルギーのピーク(365keV)が検出されるものがあったことから、原子力機構はDOEと共同でヨウ素131の地表面沈着量を解析する手法を開発し、ヨウ素131の地表面沈着量の分布を求めマップ化した。

本解析手法は初めての試みであることから、その後の航空機モニタリングでも検出されている半減期の長いセシウム134(半減期:2年)についても同様の手法を適用し、文部科学省原子力災害対策支援本部(当時)が実施したヨウ素131とセシウム134の土壌試料の測定結果(同年6月14日)と、その後の航空機モニタリング(同年7月2日)によるセシウム134の沈着量分布との比較を行った。その結果、両方の測定結果とも、今回新たな手法を用いて解析した結果に半減期補正したものと良く一致していることから、事故後早い段階でのヨウ素131の地表面沈着量分布が明らかとなり、初めてヨウ素131の“面”的な分布図(マップ)が得られたと判断した。

本解析の結果、放射性セシウム(セシウム134、137)と同様に東京電力株式会社福島第一原子力発電所(以下「福島第一原子力発電所」という。)の北西方向に高い濃度のヨウ素131の沈着が認められた。また、同発電所付近ではヨウ素131が南側にも広がっている傾向が見られた。

本解析で得られた結果は、米国保健物理学会誌Health Physics 8月号に掲載され、同誌ON-LINE版でも発表される(米国時間で平成25年6月26日予定)。
(http://journals.lww.com/health-physics/pages/currenttoc.aspx)

 

http://www.jaea.go.jp/02/press2013/p13062701/index.html


 

[研究の背景]

福島第一原子力発電所の事故により、放射性物質が広い範囲にわたって拡散した。事故後、DOEは平成23年3月17日から同年4月5日まで航空機モニタリングを実施した。文部科学省は4月6日からDOEと共同で第1次航空機モニタリング(~80km圏)、第2次航空機モニタリング(80~100km圏、一部120kmまで)を行った後、第3次(~80km圏)航空機モニタリングからは文部科学省が単独で行っていた(原子力機構は第3次航空機モニタリングから参加)。

通常の放射性物質の沈着量の解析評価は、航空機に搭載している大型NaIシンチレーション検出器の信号(検出器に入射した放射線の計数率)の全計数率から評価する手法(GC法)により、航空機の飛行高度による放射線計数率の減弱割合を用いて地上高さ1mでの空間線量率を逆算し、その値に地上での放射性セシウムの測定結果から算出した換算係数を掛けることによって、放射性セシウムの沈着量を求めてきた*1。このため、地上での測定結果がなければ個々の核種を同定できず、また、ヨウ素131やセシウム134、137などの複数の放射性物質(核種)が存在し、その割合が場所により異なる場合は、核種別の沈着量の評価が困難であった。

一方、同年11月に文部科学省原子力災害対策支援本部(当時)から依頼を受けた原子力機構は、DOEからデータの提供を受けるとともに、スペクトルデータから地表面沈着量を解析する新たな手法の開発研究をDOEと共同で行った。しかしながら、ごく初期の測定結果は機体への放射性物質の付着による影響や他の核種(放射性セシウム等)が放出するγ線の大気中での散乱による影響が無視できず、地表面沈着量の評価が課題であった。

[研究内容と成果]

今回、ヨウ素131のエネルギー・ピーク(365keV)が検出でき、面的な分布が評価できる平成23年4月2日と3日に実施した3回のフライト測定(図1)に着目し、測定データの中にわずかに含まれるヨウ素131のピークを抽出し、ガンマ線の挙動をシミュレーションするモンテカルロ計算法を用いてヨウ素131に対する検出器の感度特性や地表面から上空に届くまでの減弱量を求める手法を開発し、地表面の沈着量を解析した。

測定が終了した4月3日時点で評価したヨウ素131の沈着量の解析結果を図2に示す。また、セシウム134についても、ヨウ素131の解析と同様の手法を用いて解析を行っている*2

本手法の妥当性を検証するため、文部科学省原子力災害対策支援本部(当時)が実施した土壌データ(同年6月14日)と今回の解析結果を半減期補正して比較した。その結果、地上で測定したヨウ素131、セシウム134の沈着量は本航空機モニタリングの結果とよく一致していることが確認された(図3)。また、ヨウ素131に比べて半減期が長いセシウム134については、第3次航空機モニタリングの結果(同年7月2日)と比較した。第3次モニタリングは、今回使った解析手法と異なり、GC法を用いているが、第3次航空機モニタリングが終了した同年7月2日時点に半減期補正して比較した結果、両者は高い相関が認められた。これらの結果から、本手法のヨウ素131の地表面沈着量の解析が妥当と判断した。

*1 その後、原子力機構が文部科学省から受託した広域航空機モニタリング以降、天然核種の影響を取り除いたMMGC (Man-Made Gross Count) 法を採用している。
http://radioactivity.nsr.go.jp/ja/contents/6000/5847/view.html

*2 航空機モニタリング等で用いられているNaIシンチレーション検出器で放射性セシウムを測定するとき、セシウム134は他の核種の影響を受けないピーク (796keV) を持つが、セシウム137は662keVのピークが、セシウム134の605keVと重なる部分があるため、セシウム134を評価した後にセシウム134の寄与分を差し引いて求める必要がある。このため、引き算による誤差を生じることからセシウム134のみを解析した。

 


【資料】<放射性物質汚染対処特措法に基づく汚染状況重点調査地域の指定の解除について>H25 6 21 環境省

2013年06月25日 | 資料・論文

平成25年6月21日  環境省

放射性物質汚染対処特措法に基づく汚染状況重点調査地域の指定の解除について(お知らせ)

 「平成二十三年三月十一日に発生した東北地方太平洋沖地震に伴う原子力発電所の事故により放出された放射性物質による環境の汚染への対処に関する特別措置法(放射性物質汚染対処特措法)」に基づき、汚染状況重点調査地域として指定されていた宮城県石巻市の指定を解除することとしたので、お知らせいたします。
 なお、汚染状況重点調査地域として指定されている市町村は、100市町村になります。

 放射性物質汚染対処特措法では、環境大臣は、その地域内の事故由来放射性物質による環境の汚染の状況について重点的に調査測定をすることが必要な地域を汚染状況重点調査地域として指定するものとされており、指定の要件となった事実の変更により、その指定を解除することができるものとされています。
 今般、汚染状況重点調査地域として指定されていた宮城県石巻市について、空間線量の測定の結果、市全域の平均的な空間線量率が毎時0.23マイクロシーベルト未満となっていることが確認されたことから、汚染状況重点調査地域の指定の要件となった事実の変更があったこととして、その解除を以下のとおり行うこととしましたので、お知らせいたします。なお、正式には6月25日(火)に告示を公布することとなる予定です。

■今回指定を解除する地域

  市町村数 指定を解除する地域
宮城県 石巻市の全域

【参考】汚染状況重点調査地域として指定されている地域(平成25年6月25日時点)

  市町村数 指定地域
岩手県 一関市、奥州市及び平泉町の全域
宮城県 白石市、角田市、栗原市、七ヶ宿町、大河原町、丸森町、亘理町及び山元町の全域
福島県 40 福島市、郡山市、いわき市、白河市、須賀川市、相馬市、二本松市、伊達市、本宮市、桑折町、国見町、大玉村、鏡石町、天栄村、会津坂下町、湯川村、柳津町、三島町、会津美里町、西郷村、泉崎村、中島村、矢吹町、棚倉町、矢祭町、塙町、鮫川村、石川町、玉川村、平田村、浅川町、古殿町、三春町、小野町、広野町及び新地町の全域並びに田村市、南相馬市、川俣町及び川内村の区域のうち警戒区域又は計画的避難区域である区域を除く区域
茨城県 20 日立市、土浦市、龍ケ崎市、常総市、常陸太田市、高萩市、北茨城市、取手市、牛久市、つくば市、ひたちなか市、鹿嶋市、守谷市、稲敷市、鉾田市、つくばみらい市、東海村、美浦村、阿見町及び利根町の全域
栃木県 佐野市、鹿沼市、日光市、大田原市、矢板市、那須塩原市、塩谷町及び那須町の全域
群馬県 10 桐生市、沼田市、渋川市、安中市、みどり市、下仁田町、中之条町、高山村、東吾妻町及び川場村の全域
埼玉県 三郷市及び吉川市の全域
千葉県 松戸市、野田市、佐倉市、柏市、流山市、我孫子市、鎌ケ谷市、印西市及び白井市の全域
100  
平成24年12月27日に指定を解除した地域
福島県昭和村、群馬県片品村及び同県みなかみ町 3町村

http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=16808


【資料】<安心して魚を食べるために知っておきたい回遊ルートのまとめ>

2013年06月15日 | 資料・論文

安心して魚を食べるために知っておきたい回遊ルートのまとめ

 毎朝、食品中の放射性物質検査結果についてまとめてTwitterで情報を公開していますが、最近目に付くのが魚介類の汚染です。

福島・茨城・宮城の近海ものからはほぼ例外なく放射性物質が検出され始めてしまっています。

さらに残念ながら近海物ではない秋の食事の代名詞ともいえるサンマや戻りカツオからも微量ではありますが検出されてしまっています。

(参考:房総沖北東500kmで獲れ千葉水揚げカツオから16.1Bq/kg

 しかし、魚を食べるたびに放射能汚染されてしまってはいないだろうか?と悩んだり、もしくは魚を食べるの止めてしまうのもったいない。

と、いうことで近海物ではない主な魚の回遊ルートや漁場をRadioactive Seawater Impact Map(Linkに載せてまとめてみました。

こちらのRadioactive Seawater Impact Mapは簡単に言うと放射性物質の海洋汚染をラグランジュ粒子分散方法で予測しているものです。

注意点としては見た目のインパクトが酷く、日本の海は完全に死んでしまったのではないか!と思わせてしまいますが、そもそもの色の濃淡で数値を発表しているわけでもなんでもない地図ですのでどれほどの濃さの放射性物質がでている、ということが分かるものではありません。

あくまで参考にする程度にしてください。

カツオ

それではまず前述の鰹から

katuo

初鰹、戻り鰹という言葉は聞いたことがあると思います。

鰹は春3-5月にかけて北上していき、Uターンののちに秋9-11月に漁獲されます。

今回、残念ながらセシウムが検出されてしまったものは福島沖の濃いところを通過している際に汚染されてしまったのだと思います。

(※追記 鰹節などに使用されるために漁獲されるカツオはフィリピンやインドネシアなど赤道付近が主たる漁場ですが、この南方地域で漁獲されるカツオのうち、日本近海に来遊したことのあるものはいくらかはいるのでしょうが、その割合はわかっていないそうです。)

サンマ

秋の味覚といえばサンマです。

sanma

サンマは北海道から茨城あたりまでが漁場で(特に三陸沖など)春・夏の間は北へ餌を探して汚染地域にはいなかったのですが戻ってきたところを軽く汚染されてしまったものがいたということだと思います。

北海道近海でとれたものはほぼ汚染されてはいないと考えるのですが、三陸沖でとれたものは港の再建が完全に終わっていないのと「風評被害」のために北海道(根室漁港など)で水揚げされることが多かったために被害状況がいまいち分かりづらくなってしまっています。

ただし、福島原発から100km圏内での漁獲が遅ればせながら禁止されたので今後の動きに注目です。

サケ

sake

秋以降の検査では汚染がまだ確認されていないサケですが、これから母川に戻ってきた鮭から汚染が見つかってくるかもしれません。

検査結果を注視していきたいと思います。

マグロ(鮪)

日本人が世界のマグロの3分の1を食べているほど愛してやまないマグロ

お寿司屋さんに行って食べないことはないと思います。

マグロにはいろいろな種類があることはご存知だと思います。

本マグロ(クロマグロ)、ミナミマグロ(インドマグロ)、ビンチョウマグロ、キハダマグロ・・・

しかし、実は日本の近海にくるのは本マグロ(クロマグロ)のみで他はまったく離れた場所で漁獲されているのです。

本マグロ(クロマグロ)

まずは本マグロ(クロマグロ)

honmaguro

本マグロはまず北上してくる際に太平洋側と日本海側にわかれます。

その後、図のように北上をしていき大間の本マグロで有名な青森までたどり着くのです。

現在のところ、クロマグロから放射性物質が検出されたという発表はありませんので、やはり今後の動きに注意が必要だと思います。

※10/12 福島県沖クロマグロ(メジマグロ)から(Cs134:15Bq/kg Cs:17Bq/kg)検出

ついでに、本マグロは太平洋のアメリカ側や地中海でも漁獲されるので、すべてが日本近海でとれたものではありません。

また、最近では「蓄養」といって九州付近を北上する本マグロの稚魚を捕まえて養殖することが盛んになっています。

スーパーなどで「養殖」と書かれたホンマグロはほぼこの「蓄養」で育てられたものです。(おそらくは水揚げが鹿児島や長崎中心だと思います)

これらの本マグロでしたら現在のところ安心して食べても大丈夫だと考えています。

ミナミマグロ(インドマグロ)

本マグロの高騰の中、人気が出てきたのがミナミマグロです。

minamimaguro

漁獲できるのが完全に日本から離れた熱帯ですので安心して食べても大丈夫だと考えます。

脂身が多く、最近のトロブームから寿司ネタによく利用されています。

回転寿司などのトロはこちらのミナミマグロも多いと思います。

ビンナガ(ビンチョウ)マグロ

binchoumaguro

さっぱりとした身で缶詰などに利用されますが、最近では脂身の多いところを「ビントロ」などといわれてお寿司のネタになることが多いです。

この地図だと汚染されているように見えなくもないですが、汚染された福島沖からはかなりの距離が離れていますので現状は問題ないと考えられます。

主な漁場ではないですが、日本近海まで来てしまったビンナガマグロから微量検出がありました

(2011/10/19 宮城 ビンナガマグロ Cs134:1.4Bq/kg Cs137:1.4Bq/kg)

まとめ

メジャーかつ、福島沖近くでとれる魚(サンマ・カツオ・サケ)と人気のあるマグロ(本マグロ・ミナミマグロ・ビンチョウマグロ)をとりあえずまとめてみました。

回転寿司などのチェーン店では産地を公開しています。

そちらで産地が「太平洋」などと大雑把に書かれているものをピックアップしただけですので(※参考 スシロー)他にも回遊ルートや漁獲地を知りたい魚がございましたらご連絡ください。

追加で調べていきたいと思います。

これらの情報でマグロも食べていいものがあるんだ!と思っていただけたら嬉しいです。

 また、以前もオススメしましたがこちらの日本の魚は大丈夫かには1章を割いて魚の放射能問題について説明されています。

こちらを読めば魚関連の放射能についての知識は最低限身につくと思いますのでぜひ読んでみてください。

日本の魚は大丈夫か―漁業は三陸から生まれ変わる (NHK出版新書 360)
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by ヨメレバ
食品の放射能汚染 完全対策マニュアル (別冊宝島) (別冊宝島 1807 スタディー)
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「製造所固有記号データベース」 さんより転載http://seizoushokoyuubangou.yummy.fm/2011/10/11/%E5%AE%89%E5%BF%83%E3%81%97%E3%81%A6%E9%AD%9A%E3%82%92%E9%A3%9F%E3%81%B9%E3%82%8B%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AB%E7%9F%A5%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%8A%E3%81%8D%E3%81%9F%E3%81%84%E5%9B%9E%E9%81%8A%E3%83%AB/


【資料】<40万人の子どもと、放射線>原発事故追加放射線量別14才以下の人口 FBより

2013年06月04日 | 資料・論文

40万人の子どもと、放射線

0~14歳の子どもたち約40万人が、原発事故による追加の年間放射線量1ミリシーベルト以上(正確には0.87)にさらされています。さらに、2ミリシーベルト(正確には2.17)以上は、12万2千人で、すべて福島県です。これは、もともとある困難ではなく、福島原発事故によって、おとなが作った人為的...困難です。いま、この困難を子どもたちに背負わせようとしています、私たちと、この国は。


二人の女性がGWや休日をつぶし、1ヶ月間調査したKAZEオリジナル資料です。全国の市町村を、文部科学省の放射線量別マップで分類し、該当人口を割り出しました。線量区分は文科省の区分であり、0~14歳で区切ったのは各県から公開されている共通データで、私たちの意図はありません(他の年齢群、市町村別などの詳細、計算方法などはWeb解説を参照下さい)。

ここであつかう量は、自然界にもともとある放射線を除いた、福島原発事故によって追加された、直近の追加年間被ばく線量(ミリシーベルト=mSv)です。今回は、被ばく=外部被ばく+内部被ばくのうち、外部被ばくに着目しています。また、人口は住民票をベースとしています。ただし、国による避難地域のみ2012年2月現在の数値を用い、その後、さらに高線量地域へ帰還した数は考慮されていません。

かりに追加線量1mSv/年を意識して、0.87 mSv/年以上に居住する0歳~14歳の人口(オレンジ、赤)を読みとると、福島県200,609人、宮城県5,853人、茨城県51,966、栃木県57,542人、群馬県27,787人、千葉県54,640人、合計398,397人、およそ40万人となります。2.17~4.35mSv/年に限ると(赤)、福島県で121,926人となります。

放射能感受性は、児童より幼児、幼児より乳児、とより小さな子どもほど高く、より深刻になると言われています。また、地域や年間で平均化するシーベルト計算だけでなく、ホットスポット土壌・水質の存在、そして吸引・食事などの内部被曝により着目する必要があります。

私たちは、「子ども」という代名詞ではなく、対象人数と該当地域を明らかにできる精密な調査を、政府に強く要求します。


詳細データ、調査方法、計算方法はこちらを
http://www.kaze-to-hikari.com/2013/06/40-1.html
文責・解析責任:高橋仁也
調査:北中瞳、村野雪、そして沖のぼる、Nagi Wind
北中瞳http://www.facebook.com/hitomi.kitanaka
村野雪http://www.facebook.com/soratoaika
 
 FBより
 

【資料】<福島と広島 放出された放射性物質比較> H23 8 26 経済産業省

2013年05月20日 | 資料・論文

(別表1)
解析で対象とした期間での大気中への放射性物質の放出量の試算値(Bq)

核種        1 号機        2 号機       3 号機        放出量合計
Xe-133   3.4×1018 3.5×1018 4.4×1018   1.1×1019 (10の19乗)
Cs-134   7.1×1014 1.6×1016 8.2×1014   1.8×1016
Cs-137   5.9×1014 1.4×1016 7.1×1014   1.5×1016
Sr-89     8.2×1013 6.8×1014 1.2×1015   2.0×1015
Sr-90     6.1×1012 4.8×1013 8.5×1013   1.4×1014
Ba-140   1.3×1014 1.1×1015 1.9×1015   3.2×1015
Te-127m 2.5×1014 7.7×1014 6.9×1013  1.1×1015
Te-129m 7.2×1014 2.4×1015 2.1×1014  3.3×1015
Te-131m 2.2×1015 2.3×1015 4.5×1014  5.0×1015
Te-132   2.5×1016 5.7×1016 6.4×1015   8.8×1016
Ru-103   2.5×1009 1.8×1009 3.2×1009   7.5×1009
Ru-106   7.4×1008 5.1×1008 8.9×1008   2.1×1009
Zr-95     4.6×1011 1.6×1013 2.2×1011   1.7×1013
Ce-141   4.6×1011 1.7×1013 2.2×1011   1.8×1013
Ce-144   3.1×1011 1.1×1013 1.4×1011   1.1×1013
Np-239   3.7×1012 7.1×1013 1.4×1012   7.6×1013
Pu-238   5.8×1008 1.8×1010 2.5×1008   1.9×1010
Pu-239   8.6×1007 3.1×1009 4.0×1007   3.2×1009
Pu-240   8.8×1007 3.0×1009 4.0×1007   3.2×1009
Pu-241   3.5×1010 1.2×1012 1.6×1010   1.2×1012
Y-91       3.1×1011 2.7×1012 4.4×1011   3.4×1012
Pr-143    3.6×1011 3.2×1012 5.2×1011   4.1×1012
Nd-147   1.5×1011 1.3×1012 2.2×1011   1.6×1012
Cm-242  1.1×1010 7.7×1010 1.4×1010   1.0×1011
I-131     1.2×1016 1.4×1017 7.0×1015   1.6×1017
I-132     1.3×1013 6.7×1006 3.7×1010   1.3×1013
I-133     1.2×1016 2.6×1016 4.2×1015   4.2×1016
I-135     2.0×1015 7.4×1013 1.9×1014   2.3×1015
Sb-127  1.7×1015 4.2×1015 4.5×1014   6.4×1015
Sb-129  1.4×1014 5.6×1010 2.3×1012   1.4×1014
Mo-99    2.6×1009 1.2×1009 2.9×1009   6.7×1009

※出典:原子力安全に関するIAEA 閣僚会議に対する日本国政府の報告書-東京電力福島原子力発電所の事故
について-(平成23年6月)原子力災害対策本部
注)Te-131m、Te-132、I-132、I-133、I-135、Sb-129、Mo-99 のデータに誤りが判明したため、下線のとおり
平成23年10月20日に訂正しました。

(別表2)
広島原爆での大気中への放射性物質の放出量の試算値(Bq)

核種        放出量
H-3        1.1×1016  (※10の16乗)
C-14      1.3×1013
Mn-54    2.4×1014
Fe-55     9.2×1013
Sr-89     1.1×1016
Sr-90     5.8×1013
Y-91      1.1×1016
Zr-95     1.4×1016
Ru-103   2.3×1016
Ru-106   1.1×1015
Sb-125   6.9×1013
I-131     6.3×1016
Ba-140   7.1×1016
Ce-141   2.5×1016
Ce-144   2.9×1015
Cs-137   8.9×1013
※出典:「原子力放射線の影響に関する国連科学委員会2000年報告 付属書C」より試算 

http://www.meti.go.jp/press/2011/08/20110826010/20110826010-1.pdf

http://www.meti.go.jp/press/2011/08/20110826010/20110826010-2.pdf


 【補足】東京電力福島第一原子力発電所から放出された放射性物質と広島原爆との比

経済産業省から公表されている放射性物質のうち、東京電力福島第一原子力発電所
から放出された放射性物質と広島原爆とに共通する11の放射性物質について比較し
たものです。
 

放射性物質      今回の事故(Bq)広島原爆(Bq)半減期
セシウム137      1.5京             89兆           30.1671年
ストロンチウム89   2,000兆          1.1京          50.53日
ストロンチウム90   140兆             58兆           28.79年
バリウム140          3,200兆          7.1京          12.752日
ルテニウム103       75億               2.3京          39.26日
ルテニウム106       21億               1,100兆      373.59日
ジルコニウム95      17兆                1.4京          64.032日
セリウム141          18兆                2.5京          32.508日
セリウム144          11兆                2,900兆      284.91日
イットリウム91        3.4兆               1.1京          58.51時間
ヨウ素131            16京                 6.3京          8.02070日

出典:東京電力株式会社福島第一原子力発電所及び広島に投下された原子爆弾から放
出された放射性物質に関する試算値について(平成23年8月26日、経済産業省)
半減期:「平成24年理科年表(丸善出版)」国立天文台(編)

※1 「東京電力株式会社福島第一原子力発電所及び広島に投下された原子爆弾から放
出された放射性物質に関する試算値について」(平成23年8月26日報道発表)経済産業省ホームページ(平成23年10月20日付にて一部訂正)
http://www.meti.go.jp/press/2011/08/20110826010/20110826010.html

 http://www.enecho.meti.go.jp/radi_qa/45.pdf より一部抜粋


【資料】<いわき市 甲状腺検査結果>H25 5 7 独自調査342名 H24 12 17実施分

2013年05月16日 | 資料・論文
市長記者会見資料
平成25 年5月7日

平成24 年度までの放射線に対する取り組みと今後について
Ⅰ 内部被ばく検査等放射線健康管理に関する対策について ・・・・・ 1頁
Ⅱ いわき産農作物安全確認モニタリング検査等の結果について ・・・ 7頁
Ⅰ 内部被ばく検査等放射線健康管理に関する対策について
1 これまでの実施状況について


⑴ 内部被ばく検査の結果
平成23年11月21日から平成25年3月29日まで実施した、事故当時、本市に住民登録があった18歳以下の方と平成22年8月1日から平成23年7月31日の間に親子健康手帳が交付された方、及び現在、親子健康手帳が交付されている方の検査結果は、次のとおりです。
なお、受検者46,557人の預託実効線量は、全て、健康に影響がないとされている
1mSv 未満であり、検出限界値を下回った方は、全体の98%となっています。
区 分 対象者 受検数 不検出 預託実効線量1mSv以下 最大預託実効線量 受検率

先行調査 4,665 4,235 3,833(90.5%) 402(9.5%) 0.340 mSv 90.8%
本格調査 59,681 42,322 41,791(98.7%) 531(1.3%) 0.053 mSv 70.9%
全 体 64,346 46,557 45,624(98.0%) 933(2.0%) ― 72.4%

※ 預託実効線量は、体内から受ける内部被ばく線量の累積線量(成人は50 年、子どもは70 歳まで)
※ 下限値は、放射性セシウム134=200 ベクレル、放射性セシウム137=220 ベクレル(下限値を預託実効線量に換算した場合、「3~7 歳」の例で示すと、0.058mSv となります。)

甲状腺検査の結果福島県では、東京電力福島第一原子力発電所の事故を踏まえて、将来にわたる健
康管理を行い、県民の安全・安心の確保を図ることを目的として、全県民を対象と
する福島県「県民健康管理調査」を行っており、この調査の一環として、現時点の
甲状腺の状況を把握するとともに、生涯にわたる健康を見守るために甲状腺(超音
波)検査を実施しています。

① 実施主体
福島県・公立大学法人福島県立医科大学(県が同大学へ事業を委託)

② 本市における検査の状況
平成24年12月17日、本市独自の判断で自主避難を要請した久之浜・大久地区な
らびに川前地区の小中学生342名の検査を実施しました。

対象地区       検査人数   検査場所
久之浜第一小学校   174 人 久之浜第一小学校
久之浜第二小学校   29 人 久之浜中学校
久之浜中学校     131 人 久之浜中学校
川前小中・桶売小中   8 人  久之浜中学校 合計 342 人

結果判定状況(県速報値) 結果判定状況 341 人※

A1判定(結節や囊胞を認めなかったもの) 140 人 (41.1%)
A2判定(5.0 ㎜以下の結節や20.0 ㎜以下の囊胞を認めたもの)198 人 (58.1%)
A判定計 338 人 (99.1%)
B判定 (5.1 ㎜以上の結節や20.1 ㎜以上の囊胞を認めたもの) 3 人 (0.9%)
C判定 (甲状腺の状態等から判断、直ちに二次検査を要するもの)0 人 (0.0%)

※ 対象人数341 人については、本市に住民票がある方のみ。


http://www.city.iwaki.fukushima.jp/dbps_data/_material_/localhost/01_gyosei/0130/250507shiryou.pdf

【必見】<除染作業で生じた放射能汚染廃棄物の保管>楢葉町 2013年3月11日

2013年05月13日 | 資料・論文

Retweeted 石川梵 Bon Ishikawa (@bonlamafa):  除染作業で生じた放射能汚染廃棄物を、田畑を次々と潰し、保管する。福島第一周辺の町々は、あたかも巨大な核汚染物質の集積場のように見えた。楢葉町 2013年3月11日撮影石川梵

Retweeted 石川梵 Bon Ishikawa (@bonlamafa):
除染作業で生じた放射能汚染廃棄物を、田畑を次々と潰し、保管する。福島第一周辺の町々は、あたかも巨大な核汚染物質の集積場のように見えた。楢葉町 2013年3月11日撮影石川梵
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 FBより
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【資料】<アユの放射能汚染地図>日本国土の20%以上で激しい汚染!

2013年05月13日 | 資料・論文

【資料】<アユの放射能汚染地図>日本国土の20%以上で激しい汚染! 

海外のサイトで日本の放射能汚染地図が公開されていたのでご紹介します。この放射能汚染地図はアユの汚染状況を地図化したものです。アユという魚は日本中に生息しているため、この地図はある程度の目安になります。


☆Figure 3: The isogram map shows average active cesium (quasi-Cs137) contamination level of the Ayu (Plecoglossus) captured in between May and September 2011 on each prefectures in eastern Japan.
URL http://www.nature.com/srep/2013/130429/srep01742/fig_tab/srep01742_F3.html

srep01742-f3.jpg

ゴールデンウィーク前にこっそりと、「関東の鬼怒川支流で1万3300ベクレルの放射性物質を検出した」というニュースが流れていましたが、このニュースは上記の放射能汚染地図の正しさを裏付けるものであると言えるでしょう。鬼怒川の場所は、アユの放射能汚染地図でオレンジ色の場所です。
 
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-190.html  より転載。
 
 
関連記事:<GW前にこっそり発表 北関東の河川、高濃度セシウム汚染>4/26栃木・群馬・岩手・4/19宮城・茨城
 
http://blog.goo.ne.jp/rainbowgarnet1/e/589e2c14ac41722149569610e786e81e

【資料】<Plutopia(人体実験プロジェクト)詳細報告>放射能でやられるのは、ミトコンドリアである。

2013年05月03日 | 資料・論文
 
野呂美加さんよりシェア (カラーは筆者)
必ず読んでください、そして拡散願い!
ミトコンドリアだお~!ぐぐれば今はあれこれ出てくるから。
〇〇〇〇さんからまるっとシェア

... Plutopia【4】ロシア:Ozerskから・・・  Knowledge at best.

Plutopiaとは、プルトニウムを中心とした放射能の影響を調べる人体実験プロジェクトである。これが、RichLand(USA), Ozersk(USSR)で行われていた。その詳細報告(歴史上初めて公開)が、Plutopia(Oxford Univ. Press, 2013, Kate Brown)である。

ナタリア・マンズロヴァ(Natalia Manzurova、Plutopia で働いていた女性研究者で、チェルノブイリの収束に当たった)の話しの中で瞠目すべき表現がある。それは、放射能の第一影響として、細胞膜破壊や、DNA損傷ではなく、
「放射線に当たって最初に起こることはよい働きをする微生物叢びせいぶつ そう:体内の特定の場所にいる無害なバクテリア)が死んでいって、悪い働きをするバクテリアが繁殖し始めるのです。を挙げていることだ。

これは、現実の被爆者の大多数の供述と符合する。

なぜなら、微生物叢が死んでいって、悪い働きをするバクテリアが繁殖することで、当たり前に起こることは、下痢(diarrhea)だからだ。これは最も多く観測されている、初期被ばく症状である。(チェルノブイリだと56%が初期症状としてあげている。フクシマでも多数の観測がある。)

実は、放射能でやられるのは、ミトコンドリア(人間のエネルギーのもと)である。(これで私の持つ最重要な情報群(ここでは話せない)が完全符合した。)

結論だけ述べれば、必然的にこれは、CFS(Chronical Fatigue Syndrome, 慢性疲労症候群)をもたらす。いわゆるぶらぶら病である。(これは、ヒロシマ、チェルノブイリ、で一貫して見られる被ばく症状である。日本では肥田瞬太郎氏がこの存在を広く知らしめた。)

そのメカニズムの概要は以下の様だ。骨子は、前にも述べたが、
1.放射能物質の体内への取り込み
2.内部放射(Internal Emitter)⇒
3.ヒドロキシラジカルの発生(体内の水と反応)⇒
4.細胞膜破壊、DNAの鎖の切断、
このときに同時に、ミトコンドリアがやられるのだ。

体内に取り込まれた放射性物質は、ここではガンマ線ばかりでなく、アルファ線やベータ線が強力な影響力を発揮する。ただそれらの飛距離は短く、細胞中ではアルファ線はわずか40ミクロン(ミクロン=1000分の1ミリ)、ベータ線でも1cmだ。

 しかし、1か所に長く留まるために、"継続的な局所集中被曝"が発生する。

 ”細胞核”では攻撃により遺伝子の損傷という問題が発生するが
”細胞質内”では、ヒドロキシラジカルなどによって、ミトコンドリアなどが損傷を受ける。

 エネルギー生成装置(ミトコンドリア)がやられれば、力が出なくなるのは当然の帰結だ。」

なぜ、Internal Emitter (低線量長期内部被ばく)が、絶対にいけないのか。チェルノブイリを経験した世界中のExpertsが口を揃えて言うのは、このことだ。)
これで自明である。ミトコンドリアが、日常的に破壊され続ければ、必ず、SFC症状は発生するのである。
癌になるのは、遥か先のことである。(現在検証されているのは、膀胱癌であるが、15年かかることが知られている(エピゲノム効果)。ただし、5Bq/Dayの継続的摂取で15年で100%癌化する。前立腺癌とセットであることが多い。紹介済み)

また、CFSは、慢性疲労とは異なり、現在では病気として認定されている。
(昔は、怠けているだけだ、怠け病だと責められた。)
厚労省の慢性疲労症候群に対する現在の診断基準によると、自分の意志で働くことが出来無い状態で、次の11項目中8項目以上の症状が該当する人。
①微熱または悪寒、②のどの痛み、③首かわきの下のリンパ節の腫れ、④脱力感、
⑤筋肉の痛み、⑥軽く動いただけで24時間以上続く全身倦怠感、⑦頭痛、
⑧関節の痛み、⑨物忘れ、思考や集中力の低下、まぶしい、⑩不眠または過眠、
⑪これらの症状の急激な発現

これは、ミトコンドリアの継続的破壊による影響が大きいことが、推測される。
要するに、長期の激しい疲労困憊と全身倦怠感、それに思考力の低下という精神神経症状も加わり、社会生活に支障をきたしている状況である。脱力そのものだが、実は最近になって、まさに体、それぞれの細胞に活力を与えるエネルギー生成装置の異常が疑われるようになった。
 それは、細胞の細胞質内に存在するミトコンドリアの継続的損傷である。」

Knowledge at best.

おそらく、これが、日本で”科学的に、かつ社会的に”立証、認知されるには、これから20-30年がかかるだろう。この国内最高研究組織は、放影研(文科省管轄下の独立行政法人)であるが、ここは過去60年間!!!!、内部被曝を無視してきた(リスクファクターに入れない。紹介済み)。

ここが、内部長期慢性被ばくについて研究を開始し、その世界の中心拠点になることを2012年(ま、去年だ)宣言した。フクシマを原発のPlutopiaにしようとでも言うのだろうか????

チェルノブイリが25年かかって、発見したことを、これから再発見することになるだろう。
もちろんその時には、手遅れだ。

その時には、山下俊一は、もう居ないだろう。
「私はもう死んでいる、責任を取ることは出来ない」
本人も、そう言っている。

写真は、Internal Emitter(局所的体内放射) と DNA異常(恐いのは断ではなく修復ミス