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心の自由

被曝を最小限にして命を繋ごう!

<「死の空間」伝え続け>チェルノブイリから27年 東京新聞

2013年04月26日 | 記事

チェルノブイリ原発事故から明日で27年    四半世紀たったいまも爆発で錯乱された核燃料が放置されたまま。2015年には石棺に変わり、巨大シェルターが完成する。たった2秒で規定の放射能が超える場所で撮影したカメラマンは誰も入れない死の空間を世界を知らせて、一旦起きてしまった原発事故が、いかに人の手に負えないかを命がけで伝えてます。    福島原発は石棺やシェルターをつくらない。いまも毎時1000万ベクレル放出されてる。再稼働より、閉じ込める、封じ込めるが先です。

チェルノブイリ原発事故から明日で27年

四半世紀たったいまも爆発で錯乱された核燃料が放置されたまま。2015年には石棺に変わり、巨大シェルターが完成する。たった2秒で規定の放射能が超える場所で撮影したカメラマンは誰も入れない死の空間を世界を知らせて、一旦起きてしまった原発事故が、いかに人の手に負えないかを命がけで伝えてます。

福島原発は石棺やシェルターをつくらない。いまも毎時1000万ベクレル放出されてる。再稼働より、閉じ込める、封じ込めるが先です。
 
FBより転載
 

海底土からプルトニウム 福島第1原発の港湾内 約1.4Bq 検出は二度目

2013年04月16日 | 記事

海底土からプルトニウム 福島第1原発の港湾内

 東京電力は15日、福島第1原発港湾内で採取した海底の土から、1キログラム当たり約1・4ベクレルのプルトニウムを検出したと発表した。土は昨年7月23日に港湾内の1号機東側で採取し、東電が分析していた。

 東電の尾野昌之原子力・立地本部長代理は「事故に由来するものだが、微量で健康に影響はない」としている。

 半減期が約2万4千年のプルトニウム239と同約6600年の240を合わせた濃度が土1キログラム当たり1・2ベクレル。半減期約88年の238は同0・21ベクレルだった。

 東電によると、第1原発港湾内の海底土からプルトニウムが検出されるのは2011年11月の採取に続き2度目。前回は、4号機前の海底土から239と240が0・76ベクレル、238が0・74ベクレル検出された。事故前の原発近海の239と240は、0・17~0・56ベクレルだったという。(2013.4.15 )

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130415/dst13041523310008-n1.htm?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter&utm_campaign=news_bot_1


【転載】福島県飯舘村 「大変なことが起こっているよ」2013.3.20 FB

2013年04月07日 | 記事

☆6月10日追加

 以下は細川牧場の馬の異常に関する第5弾の報告である。

 細川徳栄さんから、細川牧場の馬に関して、「起立困難」な馬の原因を究明するための調査の鑑定書が送られてきた。異常のベルジアン種の馬(No.1)と、それと同居する健全なベルジアン種の馬(No.2)との比較を行ったものである。この発案が細川さんによるものか家畜保険衛生所によるものかわからないが、よい調査だと思う。

 家畜保険衛生所による鑑定の結果を大書きすると、

「馬伝染性貧血の感染は否定されました

血液検査では、平成25年3月21日に実施した個体と同様、肝障害、筋障害を示唆する結果が得られていますが、その原因については特定できていません。」

 というものである。相変わらず原因を特定できていない。まだ「放射線障害」という字が出てこない慎重さである。飼料などの生化学的な検査が行われている模様である。現在給餌している飼料などに毒物の混入の可能性も否定できないからであろう。(なおこの考察に述べられている平成25年3月21日の調査結果というのは、前回のWINEPブログでも紹介したものであるので参考にしてもらいたい)

 別紙)をよく見ると、対照区に取った馬(No.2)も実は、脂質や肝機能の数値が正常値から極端に外れた値を示しており、あまり健全でないことがわかる。だから、細川さんにとって一見健康と思われた対照区として採用した馬(No.2)でも、徐々に潜在的に病気が進行しているらしいということが明らかになったわけなのである。すなわち、原因がわからないが、内臓や筋肉がやられて歩行困難となり、起立不能となり,死に至るという過程をたどっていることになる。

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              25相家保第40号

平成25年4月30日

細川徳栄様

         福島県相双家畜保険衛生所長 
  
鑑定成績について(第一報)

平成25年4月23日付けで依頼のありましたこのことについて、下記のとおり第1報をお知らせします。

  なお血液検査の一部項目と資料検査は、現在実施中です。

             記

1 依頼目的

起立困難を呈する馬の原因究明

2 検査内容

(1)  血液検査(検査項目は別紙のとおり)

(2)  馬伝染性貧血抗体検査

(3)  飼料の生化学的検査

3 検体個体 

 No. 名号   品種   年齢  性別  備考

 1  つるひめ  ブルドン 4歳  ♀   発症馬

 2  リンダ   ブルドン 3歳  ♀   No.1の同居馬(健康)

 4 検査結果

(1)  血液検査

別紙のとおり

(2)  馬伝染性貧血抗体検査

全頭陰性

(3)  飼料の生化学的検査

現在実施中

5 考察

馬伝染性貧血の感染は否定されました。

血液検査では、平成25年3月21日に実施した個体と同様、肝障害、筋障害を示唆する結果が得られていますが、その原因については特定できていません。

 (事務担当 防疫課 獣医技師 太田 電話0244-24-3451)

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<colgroup> <col width="78" /> <col width="64" /> <col width="58" /> <col width="72" /> <col width="49" /> <col width="28" /> <col width="45" /> <col width="30" /></colgroup>
(別紙)              
検査項目 単位 正常値 No.1 No.2
栄養指標 T-pro g/dl 5.2~7.9 8.1 6.5  
Alb g/dl 2.6~3.7 2.8   2.6  
脂質代謝 T-Cho mg/dl 7.5~150 169 308
TG mg/dl 30~150 <25   <25  
ミネラル Ca mg/dl 11.2~13.6 14.3 14.8
IP mg/dl 3.1~5.6 4   4.6  
Mg mg/dl 1.8~2.3 2.2   2.1  
赤血球 RBC 104/µ 850~1200 789 676
白血球 WBC 102/µl 70~110 134 60
ヘマトクリット値 Ht % 36~47 38.9   29.7
肝機能 GOT IU/L 226~366 470 274
GPT IU/L 3~23 <10   <10  
GGT IU/L 4.3~13.4 35 33
T-Bill mg/dl 1.0~2.0 1.7   1.1  
ALP IU/L 143~395 563 1060
肝、筋肉、腎 LDH IU/L 162~412 637 469
筋肉 CPK IU/L 160~315 332 115
腎機能 Cre mg/dl 1.2~1.9 1.2   1.1
BUN mg/dl 10~20 8   12  
UA mg/dl 0.9~1.1 <1   <1  

(森敏)
付記1:

本ブログの細川牧場の馬の記事に対して、「なぜ馬だけがそんなに異常なんだ? 牧場の管理が悪いのではないか? 飯館村に残してきた身近な犬や猫などがどんどん死んでいるという報告は聞かない、という「飯館っ子」さんからのクレームが来ている。一見健全な犬や猫などの小動物たちも、きちんと調べてみれば内臓や筋肉の異常が始まっている可能性があるのではないだろうか。小生が野生動物のタヌキが田んぼの真ん中で死んでいることを目撃したことは、以前のWINEPブログでも報告しておいた。野生動物は見えないところでどんどん死んでいる可能性がある。

付記2:この鑑定書の紹介に関しては細川さんの許可を得ています。 
 

☆6月8日追加

6.8中野ZEROホール「福島の子供保養プロジェクト」西尾正道医師の発言から。

「飯舘村で次々に馬が死んだ。解剖して放射性物質を測定したら、筋肉から2000bq/kg出た。500Kgの馬なら10万Bqとなる。こんなに被爆したら馬も死んでしまいます。」

 ☆6月4日追加

本日の「さようなら原発 北海道集会」で飛び出した、がんセンター名誉院長西尾正道氏の爆弾発言。

「飯舘村で次々に馬が死んだ。解剖して放射性物質の量を計測したら、筋肉から2000bq/kg出た。東北大学の先生は『大変な事だ』とデータを持っていってしまった。」たぶんiwjの中継にあるよ。

@karitoshi2011さん TWから 6月1日


福島県飯舘村 「大変なことが起こっているよ」 2013.3.20 FB

 
 山津見神社の鳥居から険しい参道を750mほど登ると本殿があり、豊かな自然に恵まれた美しい飯舘村が一望できました。とあるTV番組が発端で山津見神社が放射線を食い止めたという噂がたったのですが、神社の方にうかがうとまったくのガセネタ。「あー、それですか」と一笑に付されてしまいました。村を神社が守ってくれたなどという美談にでもしたかったのかもしれません。
 あいにくの曇り空でしたが、映画にでも出てきそうな美しい村に震災以前は6000人の人が暮らしていたそうです。しかし、今は数えるほど。放射能の影響で全村避難を強いられていますが、この村にたった1人牧場に残り馬の世話を続けている人がいました。細川徳栄さん、飯舘村で3代続く家畜商の方です。
 
 細川さんは会うなり「この国は狂ってる。大変なことが起こってるよ」と切り出すと、挨拶も早々に牧場へと案内してくれました。この数週間で馬がバタバタと倒れはじめたんだそうです。牧場には32頭の馬がいましたが、そのうちの4頭はヨロヨロと腰が立たない状態で、一番症状がヒドい白いミニチュアホースは毛並みもボロボロ。同行した獣医さんの診察では目に黄疸症状が出ていて、原因は不明ですが肝臓をやられているようでした。何より膝がガクガクと崩れることを不思議がっていました。細川さんは「こいつはもう今月もたないと思うんだ。かわいそうに」と言いながら横たわる馬を撫でていました。牧場の脇を野生の猪が突っ切っていきました。
 今年に入って15頭の馬が生まれたものの、14頭は1週間から1ヶ月足らずで亡くなったそうです。
「小さい頃から馬と暮らしてきたけれど、こんなことは初めてだ。異常だよ。それもこれも放射能だと思うんだ」と細川さんは放射能の影響を強調していました。もちろん科学的な根拠はありません。長年、馬と触れ合ってきた感覚なんだと思います。
 これまで避難区域で亡くなっていった牛たちのことは報道でも伝えられていましたが、その多くは餌を与える人がいなくなったことでの栄養失調が原因でした。この牧場の馬たちは十分ではないでしょうが餌は与えられています。症状が出ていない馬たちは決してやせ細ってもなく、食欲もあるように見えました。後日、保健所にお願いし血液検査を行ったところ、結果は伝染病でも栄養失調でもないことは断定されました。ですが、放射能の影響が懸念される白血病という判断もでませんでした。もっと詳しい検査をしないと衰弱の原因はわからないそうです。
 先日、飯舘村を含めた福島原発周辺で動植物の異常が相次いでいるという4人の研修者の調査結果が東京大学で報告されました。ですが、子どもが甲状腺癌になっても放射能の影響はないとする現在の基準では、馬の異変を放射能の影響と断定するのは難しいでしょう。仮にそうでも影響があるから避難地域なのだと言ってしまえばそれまでです。でも、生き物が異常な状態で亡くなれば話の次元は変わると思います。この馬たちにいったい何が起こっているのか。
 
 細川さんは牧場を経営しながら、「花塚ボランテイア活動」の会長を務め、これまでさまざまな機会に馬を提供してきました。東京の神田明神、相馬野馬追など数多くの有名な神事イベントや、水戸黄門、暴れん坊将軍、大河ドラマなどにも主人公を乗せた細川さんの馬が登場しています。各地の小学校や盲人施設でのホースセラピーにも積極的に貢献してきました。
 震災後、一度は避難したものの家族同然の馬や牛たちを見捨てられず、奥さんと娘さんを残してすぐに村に戻ったそうです。家畜商の仲間たちに頼まれて、自分の牧場以外の牛や馬までトラックで助けにいき、以来、まさにたった1人で戦い続けています。馬たちを他の地域に避難させたいと村や東電に訴えて来ましたが、受け入れ先がないと断られ仕方なく村に1人残り世話を続け、それどころかこれまで自ら全国の伝手をたどって、なんとか引き取ってもらった87頭の補償に対する賠償請求も「飼育していた証拠がない」と東電から突っぱねられている。
 「本当はもう限界だよ。だけど、今まで先祖代々自分たちを助けてくれた馬たちを置いていけない。処分なんてできるわけもない。俺は馬と一緒にここで死んだっていいんだ」
細川さんは、周りの説得も無視して健康診断もホールボディカウンターの検査も拒否しています。細川さんにとって、その結果がどうあれ、今やるべきことは馬への恩返ししかないのだと思います。
 
 牧場には1ヶ月ほど前に亡くなった馬の亡骸が、鳥や狐などに食べられ骨と皮だけになったまま放置されていました。
「違法なんだけど馬が死んでいった証拠を東電に見てもらうために残しているんだ。本当は埋葬したいんだけどね」
 特に症状の重かった白いミニチュアホースは細川さんが言っていた通り、一週間後の3月末に亡くなりました。亡くなるとすぐにカラスが目玉をくり抜いていったそうです。
僕らは鬼気迫る細川さんにただただ圧倒され、想像以上にシリアスな状況を前に呆然としてしまいました。けれど何かが押し迫っていることは確かだとは思いました。
 
「この国は狂ってる。この先も大変なことが起こるよ」
細川さんは、誰に言うともなく、そう何度も何度もつぶやいていました。
 
4月1日。山津見神社が全焼しました。住宅部分から女性の遺体が見つかったそうです。
 
 文:小林通孝/写真:中村治
 
 【細川さんから皆さんへのお願い】
 
細川さんは、これまで人に迷惑がかかるからと馬の異常をほとんど他言してきませんでした。ですが、異常がエスカレートしていくなか、お彼岸が過ぎたことを機会に公表することにしたそうです。
ご本人の希望により、細川さんの置かれている状況、名前、住所、電話番号を公表いたします。関心のある方は連絡下さい、とのことです。
特に獣医畜産の関係者や放射能関係の専門家はぜひ細川牧場を訪れて、本格的な調査を検討していただけませんか。細川さんからのお願いです。
 
細川牧場 細川徳栄さん
福島県相馬群飯舘村臼石字町123-1
090-9742-3141
 
写真
細川徳栄(家畜商・60歳)
写真
1ヶ月ほど前に亡くなった馬の亡骸。鳥や狐、野犬に食べられ骨と皮だけになっていた。
写真
ほとんど歩くこともできなくなっていた白いミニチュアホース。
写真
横たわる馬に寄り添う細川さん。この馬は1週間後に亡くなった。
写真
山津見神社本殿からは美しい飯舘村が一望できる。
 
 
 
☆5月15日追加
 
【講演会情報】
 
<「馬を見捨てられない」飯舘村から 牧場主・細川徳栄さんを囲むつどい>
東京 5/19 大阪 5/26
 

秋田県横手市,大沼の魚大量死・尿からCsの過去記事★アユ再び大量死 浜北・天竜川

2013年04月04日 | 記事

週刊金曜日記事”瓦礫焼却地の横手市で子どもたちの尿からセシウム”と、今日の記事、”横手市大沼で魚の大量死”が放射能によるものであるとしか思えず!期せずして、離れた浜松市で、同じ4月1日天竜川でアユ1万匹が死んだという。こちらも、相関関係があるのだろうか?行方を注視したい。


 ★4月4日(木)掲載

天竜川の水質「強いアルカリ性」 アユ大量死で調査   (2013/4/4 7:56)

 国土交通省浜松河川国道事務所は3日、稚アユ1万1千匹が1、2日に大量死した浜松市浜北区の天竜川の八幡樋管付近で水質調査を行った結果、水素イオン濃度が、強いアルカリ性を示す値だったと発表した。
 水が流れ込む支流の八幡川を含む4地点で採水した。天竜川の環境基準の6・5~8・5pHを1日は全地点、2日は3地点で超えていた。いずれも上流地点の値が高かった。水中の有機汚濁の度合いを示す化学的酸素要求量は、1日は上流3地点、2日は上流2地点で基準値を超えていた。
 残留塩素や重金属の全シアン、六価クロムは検出されなかった。

http://www.at-s.com/news/detail/618038154.html


<アユ再び大量死 浜北・天竜川>

(2013/4/3 8:14)

  国土交通省浜松河川国道事務所は2日、大量の死んだ稚アユが1日に発見された浜松市浜北区の天竜川の同じ場所で、稚アユ約千匹が再び死んでいたと発表した。パトロールをしていた同事務所職員が2日午後2時前に、支流の八幡川の水が天竜川本流に流れ込む八幡樋管付近で発見した。
 同事務所は、八幡川も含めた周辺の水質と死んだアユの検査を民間業者に委託し、詳しい原因を調べている。

                                 ◇

 国土交通省浜松河川国道事務所は2日、浜松市浜北区の天竜川で1日に発見された死んだ稚アユの数は約1万匹だったと発表した。
 同事務所は当初約3千匹と推計していたが、天竜川漁協がアユの回収後に行った計算で正確な数が判明したという。
http://www.at-s.com/news/detail/618037866.html


<秋田県、原因特定できず 横手市・大沼の魚大量死>

 横手市大屋新町の大沼で1日に魚が多数死んでいるのが見つかった問題で、県は2日、県健康環境センターによる水質検査結果を発表した。採取した2カ所の水のうち、沼への流入地点付近で亜鉛が1リットル当たり0・13ミリグラムと国の環境基準(同0・03ミリグラム以下)を上回ったものの、飲用基準となる水道水質基準(同1・0ミリグラム以下)は下回った。県平鹿地域振興局は「大量死につながるレベルではない」としており、原因の特定には至らなかった。

 流出する水については全ての項目で環境基準を満たしていた。魚の死骸は腐敗が進んでおり、死因は特定できなかった。

(2013/04/03 08:00 更新)
 

瓦礫焼却地の横手市で子どもたちの尿からセシウム


ホットパーティクルが住民の肺に存在していた。 白ロシア

2013年01月10日 | 記事

  白ロシア共和国のミンスク大学放射線化学研究室のエフゲニー・ペトリャエフ教授が明らかにした。ゴメリ州の住民がほとんど。7割の人の肺からホットパーティクル(0.01~4ミクロン)を、数百から2万前後検出したという。排出されないで、死ぬまで肺に留まり、放射線を出し続ける。二万個で何年後かにほぼ確実に癌になるとのこと。

  (1990) http://ameblo.jp/x-csv/entry-10963879692.html

★4月16日 著作権侵害とのことで転載中止。

 


北九州市への修学旅行を拒否  毎日新聞

2012年05月25日 | 記事

震災がれき:受け入れ北九州市への修学旅行を拒否

 松山市の日浦小(小野誠一校長、児童数44人)が、24日から1泊2日で予定していた北九州市などへの修学旅行を延期したことが分かった。北九州市が東日本大震災の被災地のがれきを受け入れたことで、保護者が「子供たちを行かせるのは不安」と反対したため、行き先を変更する方針を決めた。

 同校によると、修学旅行は6年生6人全員が参加。24日に広島市から北九州市の遊園地「スペースワールド」へ向かい、同市内で宿泊。25日に山口県を訪れる日程だった。

 しかし、北九州市が23日、宮城県石巻市のがれきを受け入れ、西日本で初の試験焼却を始めたため、6年生の保護者全員が反対し、学校側が延期を決定。児童には24日朝に説明した。小野校長は「安全を確認して説得したが、保護者の総意なので受け入れた」と説明している。【栗田亨】