海底土からプルトニウム 福島第1原発の港湾内
東京電力は15日、福島第1原発港湾内で採取した海底の土から、1キログラム当たり約1・4ベクレルのプルトニウムを検出したと発表した。土は昨年7月23日に港湾内の1号機東側で採取し、東電が分析していた。
東電の尾野昌之原子力・立地本部長代理は「事故に由来するものだが、微量で健康に影響はない」としている。
半減期が約2万4千年のプルトニウム239と同約6600年の240を合わせた濃度が土1キログラム当たり1・2ベクレル。半減期約88年の238は同0・21ベクレルだった。
東電によると、第1原発港湾内の海底土からプルトニウムが検出されるのは2011年11月の採取に続き2度目。前回は、4号機前の海底土から239と240が0・76ベクレル、238が0・74ベクレル検出された。事故前の原発近海の239と240は、0・17~0・56ベクレルだったという。(2013.4.15 )
朝日新聞 4月8日
http://digital.asahi.com/articles/TKY201304070303.html?ref=comkiji_txt_end_s_kjid_TKY201304070303
著作権侵害にあたるとの事で、記事転載を中止します。4月16日
☆6月10日追加
異常馬と健康馬との比較をした病性鑑定書について 2013-05-23
以下は細川牧場の馬の異常に関する第5弾の報告である。
細川徳栄さんから、細川牧場の馬に関して、「起立困難」な馬の原因を究明するための調査の鑑定書が送られてきた。異常のベルジアン種の馬(No.1)と、それと同居する健全なベルジアン種の馬(No.2)との比較を行ったものである。この発案が細川さんによるものか家畜保険衛生所によるものかわからないが、よい調査だと思う。
家畜保険衛生所による鑑定の結果を大書きすると、
「馬伝染性貧血の感染は否定されました。
血液検査では、平成25年3月21日に実施した個体と同様、肝障害、筋障害を示唆する結果が得られていますが、その原因については特定できていません。」
というものである。相変わらず原因を特定できていない。まだ「放射線障害」という字が出てこない慎重さである。飼料などの生化学的な検査が行われている模様である。現在給餌している飼料などに毒物の混入の可能性も否定できないからであろう。(なおこの考察に述べられている平成25年3月21日の調査結果というのは、前回のWINEPブログでも紹介したものであるので参考にしてもらいたい)
(別紙)をよく見ると、対照区に取った馬(No.2)も実は、脂質や肝機能の数値が正常値から極端に外れた値を示しており、あまり健全でないことがわかる。だから、細川さんにとって一見健康と思われた対照区として採用した馬(No.2)でも、徐々に潜在的に病気が進行しているらしいということが明らかになったわけなのである。すなわち、原因がわからないが、内臓や筋肉がやられて歩行困難となり、起立不能となり,死に至るという過程をたどっていることになる。
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25相家保第40号
平成25年4月30日
細川徳栄様
福島県相双家畜保険衛生所長
鑑定成績について(第一報)
平成25年4月23日付けで依頼のありましたこのことについて、下記のとおり第1報をお知らせします。
なお血液検査の一部項目と資料検査は、現在実施中です。
記
1 依頼目的
起立困難を呈する馬の原因究明
2 検査内容
(1) 血液検査(検査項目は別紙のとおり)
(2) 馬伝染性貧血抗体検査
(3) 飼料の生化学的検査
3 検体個体
No. 名号 品種 年齢 性別 備考
1 つるひめ ブルドン 4歳 ♀ 発症馬
2 リンダ ブルドン 3歳 ♀ No.1の同居馬(健康)
4 検査結果
(1) 血液検査
別紙のとおり
(2) 馬伝染性貧血抗体検査
全頭陰性
(3) 飼料の生化学的検査
現在実施中
5 考察
馬伝染性貧血の感染は否定されました。
血液検査では、平成25年3月21日に実施した個体と同様、肝障害、筋障害を示唆する結果が得られていますが、その原因については特定できていません。
(事務担当 防疫課 獣医技師 太田 電話0244-24-3451)
------------------------------------------------(別紙) | |||||||
検査項目 | 単位 | 正常値 | No.1 | ※ | No.2 | ※ | |
栄養指標 | T-pro | g/dl | 5.2~7.9 | 8.1 | ↑ | 6.5 | |
Alb | g/dl | 2.6~3.7 | 2.8 | 2.6 | |||
脂質代謝 | T-Cho | mg/dl | 7.5~150 | 169 | ↑ | 308 | ↑ |
TG | mg/dl | 30~150 | <25 | <25 | |||
ミネラル | Ca | mg/dl | 11.2~13.6 | 14.3 | ↑ | 14.8 | ↑ |
IP | mg/dl | 3.1~5.6 | 4 | 4.6 | |||
Mg | mg/dl | 1.8~2.3 | 2.2 | 2.1 | |||
赤血球 | RBC | 104/µl | 850~1200 | 789 | ↓ | 676 | ↓ |
白血球 | WBC | 102/µl | 70~110 | 134 | ↑ | 60 | ↓ |
ヘマトクリット値 | Ht | % | 36~47 | 38.9 | 29.7 | ↓ | |
肝機能 | GOT | IU/L | 226~366 | 470 | ↑ | 274 | ↑ |
GPT | IU/L | 3~23 | <10 | <10 | |||
GGT | IU/L | 4.3~13.4 | 35 | ↑ | 33 | ↑ | |
T-Bill | mg/dl | 1.0~2.0 | 1.7 | 1.1 | |||
ALP | IU/L | 143~395 | 563 | ↑ | 1060 | ↑ | |
肝、筋肉、腎 | LDH | IU/L | 162~412 | 637 | ↑ | 469 | ↑ |
筋肉 | CPK | IU/L | 160~315 | 332 | ↑ | 115 | ↓ |
腎機能 | Cre | mg/dl | 1.2~1.9 | 1.2 | 1.1 | ↓ | |
BUN | mg/dl | 10~20 | 8 | 12 | |||
UA | mg/dl | 0.9~1.1 | <1 | <1 |
(森敏)
付記1:
本ブログの細川牧場の馬の記事に対して、「なぜ馬だけがそんなに異常なんだ? 牧場の管理が悪いのではないか? 飯館村に残してきた身近な犬や猫などがどんどん死んでいるという報告は聞かない、という「飯館っ子」さんからのクレームが来ている。一見健全な犬や猫などの小動物たちも、きちんと調べてみれば内臓や筋肉の異常が始まっている可能性があるのではないだろうか。小生が野生動物のタヌキが田んぼの真ん中で死んでいることを目撃したことは、以前のWINEPブログでも報告しておいた。野生動物は見えないところでどんどん死んでいる可能性がある。
6.8中野ZEROホール「福島の子供保養プロジェクト」西尾正道医師の発言から。
「飯舘村で次々に馬が死んだ。解剖して放射性物質を測定したら、筋肉から2000bq/kg出た。500Kgの馬なら10万Bqとなる。こんなに被爆したら馬も死んでしまいます。」
☆6月4日追加
本日の「さようなら原発 北海道集会」で飛び出した、がんセンター名誉院長西尾正道氏の爆弾発言。
「飯舘村で次々に馬が死んだ。解剖して放射性物質の量を計測したら、筋肉から2000bq/kg出た。東北大学の先生は『大変な事だ』とデータを持っていってしまった。」たぶんiwjの中継にあるよ。
福島県飯舘村 「大変なことが起こっているよ」 2013.3.20 FB





週刊金曜日記事”瓦礫焼却地の横手市で子どもたちの尿からセシウム”と、今日の記事、”横手市大沼で魚の大量死”が放射能によるものであるとしか思えず!期せずして、離れた浜松市で、同じ4月1日に天竜川でアユ1万匹が死んだという。こちらも、相関関係があるのだろうか?行方を注視したい。
★4月4日(木)掲載
天竜川の水質「強いアルカリ性」 アユ大量死で調査 (2013/4/4 7:56)
国土交通省浜松河川国道事務所は3日、稚アユ1万1千匹が1、2日に大量死した浜松市浜北区の天竜川の八幡樋管付近で水質調査を行った結果、水素イオン濃度が、強いアルカリ性を示す値だったと発表した。
水が流れ込む支流の八幡川を含む4地点で採水した。天竜川の環境基準の6・5~8・5pHを1日は全地点、2日は3地点で超えていた。いずれも上流地点の値が高かった。水中の有機汚濁の度合いを示す化学的酸素要求量は、1日は上流3地点、2日は上流2地点で基準値を超えていた。
残留塩素や重金属の全シアン、六価クロムは検出されなかった。
http://www.at-s.com/news/detail/618038154.html
<アユ再び大量死 浜北・天竜川>
国土交通省浜松河川国道事務所は2日、大量の死んだ稚アユが1日に発見された浜松市浜北区の天竜川の同じ場所で、稚アユ約千匹が再び死んでいたと発表した。パトロールをしていた同事務所職員が2日午後2時前に、支流の八幡川の水が天竜川本流に流れ込む八幡樋管付近で発見した。
同事務所は、八幡川も含めた周辺の水質と死んだアユの検査を民間業者に委託し、詳しい原因を調べている。
◇
国土交通省浜松河川国道事務所は2日、浜松市浜北区の天竜川で1日に発見された死んだ稚アユの数は約1万匹だったと発表した。
同事務所は当初約3千匹と推計していたが、天竜川漁協がアユの回収後に行った計算で正確な数が判明したという。
http://www.at-s.com/news/detail/618037866.html
<秋田県、原因特定できず 横手市・大沼の魚大量死>
横手市大屋新町の大沼で1日に魚が多数死んでいるのが見つかった問題で、県は2日、県健康環境センターによる水質検査結果を発表した。採取した2カ所の水のうち、沼への流入地点付近で亜鉛が1リットル当たり0・13ミリグラムと国の環境基準(同0・03ミリグラム以下)を上回ったものの、飲用基準となる水道水質基準(同1・0ミリグラム以下)は下回った。県平鹿地域振興局は「大量死につながるレベルではない」としており、原因の特定には至らなかった。
流出する水については全ての項目で環境基準を満たしていた。魚の死骸は腐敗が進んでおり、死因は特定できなかった。
- この九月から東北被災地のがれき焼却が始まった秋田県横手市で、11月に尿検査した四人の子どもからセシウムが検出された。このため、がれき焼却に反対している地元住民の不安が高まっている。
横手市は、市内の「東部環境保全センター」などで岩手県野田村から搬入したがれき(今年度660トン。来年度は未定)を今後二年かけて焼却。だが、住民から(1)なぜ周囲に学校・保育園が接する同「センター」を選んだのか(2)岩手県ではがれきの県内処理が可能なのに、受け入れる必要性がない(3)放射性物質を外に出さない割合が不明だ――などの批判が出ていた。
だが、市側は「安全」として焼却を強行し、不安を感じた親が11月、山形市で尿検査を実施。その結果、微量ながら五歳の男子から0.095、四歳の男子から0.1各ベクレル/kgのセシウム137が検出された。市のがれき焼却灰の「放射性物質測定結果」では、10月の時点で同「センター」など2カ所で12~42ベクレル/kgのセシウム134・137が測定されている。
だが、五月の段階でも尿検査した8歳の双子の男女から0.1ベクレル/kgのセシウム137が検出。さらに焼却直前に検査した13歳の女子から0.1、4歳の女子から0.075各ベクレル/kgのセシウム137が検出された。このため、がれき焼却との因果関係は今のところ不明だ。双子の母親は「市ががれき焼却を始めると聞いて、焼却後の比較ができるよう事前検査した。
ところが焼却前と後で計6人の子どもたちからセシウムが検出され、何が原因かわからず、とても不安だ。行政は尿検査を実施し、住民の健康状態を調査して対処するべきだ」と語る。
これについて市の生活環境課は、「市内の医師と相談し、通常の健康診断で十分とのことだった。今後、尿検査など特別の検査は予定していない」と話している。
(週刊金曜日 成澤宗男・編集部、12月7日号)
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原因は判りきっています。内部被曝は主に呼吸と飲食によって起こるわけですから,瓦礫の焼却と食べて応援しようキャンペーンが原因なのは明白です。
鼻血などの体調の悪化とは違い,尿検査は言い訳ができないので,日本中で行なったら大変なことになると思います。
因みに,ハワイの子どもたちの尿からも放射性セシウムが検出されているそうです。これは呼吸が主な経路ですかね。
とある原発の溶融貫通(メルトスルー)さんより 全文転載(2012 12 21)http://blog.livedoor.jp/home_make-toaru/archives/6819775.html
白ロシア共和国のミンスク大学放射線化学研究室のエフゲニー・ペトリャエフ教授が明らかにした。ゴメリ州の住民がほとんど。7割の人の肺からホットパーティクル(0.01~4ミクロン)を、数百から2万前後検出したという。排出されないで、死ぬまで肺に留まり、放射線を出し続ける。二万個で何年後かにほぼ確実に癌になるとのこと。
(1990) http://ameblo.jp/x-csv/entry-10963879692.html
★4月16日 著作権侵害とのことで転載中止。
震災がれき:受け入れ北九州市への修学旅行を拒否
松山市の日浦小(小野誠一校長、児童数44人)が、24日から1泊2日で予定していた北九州市などへの修学旅行を延期したことが分かった。北九州市が東日本大震災の被災地のがれきを受け入れたことで、保護者が「子供たちを行かせるのは不安」と反対したため、行き先を変更する方針を決めた。
同校によると、修学旅行は6年生6人全員が参加。24日に広島市から北九州市の遊園地「スペースワールド」へ向かい、同市内で宿泊。25日に山口県を訪れる日程だった。
しかし、北九州市が23日、宮城県石巻市のがれきを受け入れ、西日本で初の試験焼却を始めたため、6年生の保護者全員が反対し、学校側が延期を決定。児童には24日朝に説明した。小野校長は「安全を確認して説得したが、保護者の総意なので受け入れた」と説明している。【栗田亨】