スケッチしとこ

世界の巨匠の作品や動画をじ~っくり眺めてインスパイアさせていただき
自分のモノになったら、これって最高~

読図塾に参加する ~祖母山~ 3

2020-11-20 15:45:37 | 石段と山

読図塾(祖母山)2の続き。

 

お弁当をもぐもぐしたら、【国観峠】コースで下山します。

製置してコンパスを国観峠に合わせて出発。

こちらも同じように各ポイントまで交代で進みます。

 

(製置 - コンパスを地図の現在地に合わせる)

このコンパスで合わせていると、途中でスマホを見なくても

コンパスで目的地の方角が分かるんですよ。面白いよね。

 

【千間平】は、ヘリポート用に整地されていました。

 

こんなに人気のお山だけど、他のお山を含めて遭難事故はなくならない。

こんなヘリポートを見て、自分が(迷子に)ならないようにしなければ

と、改めて思う。

 

 

大人迷子のMさんを観察して

思う所もあり。なかなか勉強になる。

お山の高い低いは関係ないのね。

 

 

ベテラン登山家のMさんなので

地図なし、コンパスなし、スマホなし ← えーーーーーーー!!!

 

む・・・・・

 

無謀である。 (◎_◎;)

 

最初の渡渉(としょう- 川などを歩いてわたること)の時に

本物の川と一時的に流れている川の違いに戸惑っておられた。

 

「ここがポイント4番と思う!」と、言い張るMさん。

 

コゾノさんと我々が違いますよ と、言うけど聞かないベテラン。( 一一)

 

 

大人チャイルドを発揮しながら、それに根気よく付き合うコゾノさん。

さすが教育者である。

 

登山熟練者Mさんなので、踏み跡など気づくことも多い。

三角点。↑

 

風穴に落ちちゃったのも、年齢的にバランスを崩したんだろう。

過信するのが1番怖いな。と、思う。

 

 

みんなで見つける三角点。 

これは四方が石で囲ってなくて、新しい。

 

 

自分はダイジョウブ なんて、絶対思っちゃいけないね。

そんなことを考える。

 

 

陽はどんどん傾き、遠くに見える祖母山を振り返りながら

思いをはせる1日となりました。

 

 

遭難する事例も教えてもらいました

パーティーが別れるのが1番悪いらしい。「先に行きます」「すぐに追いつきます」は✕である。

こういうのを知るのも貴重な時間である。

 

 

KさんとMさんは、足がつったり痙攣したりしていたので

これは時間差でクルのだろうな・・・と、ひそかな期待をしながら帰宅。

 

 

また機会があれば、絶対に参加したいと思います。

コゾノさん。今回も本当にありがとうございました。

12月から冬場はしばらく参加しませんと伝えておりましたが

お礼のメールの返信で、

「2月の某山の福寿草(雪割草)の群落は実に見事です・・・」と、ある。

 

( 一一) 行きたくなるではないかーーーーー。

 

 

 

追記。

で、

めちゃめちゃ期待していた筋肉痛が数日経っても起きない。( 一一)

数日後にいつもの石段へそそくさと行くのであった。

 

 

いつもありがとうございます。


読図塾に参加する ~祖母山~ 2

2020-11-20 15:43:10 | 石段と山

読図塾(祖母山)1の続き。

 

 

途中にパワースポット『風穴』があります。

ここまで、よじ登り系。はしご登りの腕の筋肉を使う道中。

 

しみじみ登山って、全身筋肉を使うのね。

 

 

覗き込むIさん。

 

私も下りて、覗くが 真っ暗闇が広がっていて何も見えず。

せっかくだからと、高齢Mさんも下りてきて

 

 

 

 

・・・・・・・ 

 

スゴい鈍い大きな音が響く。

Mさんが落ちた。

みんなの緊張が高まる。

 

「頭を打った」と、声は聞こえるが姿は見えず。全員が焦る焦る。

 

スマホのライトをIさんと私でかざすが、見えん!!

 

(◎_◎;) ハッと、リュックに”ヘッドライト”を入れてたのを思い出す。

足場が元々悪いので、リュックをおろせず。

真後ろに居た同僚Kさんに背中のリュックから出してもらい点けると

 

そこにMさんの頭が見えた。近い。良かった。

 

Iさんにヘッドライトを渡し、コゾノさんも細引きを2本握って下りてきた。

 

 

Mさんは、自力で上がってきたが軽い流血である。

 

ペットボトルの水で洗って、絆創膏を貼って

思ったよりしっかりしていたので、安堵する一同。

 

買ったものの1度も使うことがなく

リュックのお飾りアイテムとなっていたヘッドライトだが

さすが”PETZL”。

 

いやぁ、こういうの。大事だなぁ。

(ヘッドライト・細引き・ペットボトルの真水)

 

その後は、すっかり元気になったMさんと我々は読図に戻り

頂上まで上ります。

 

 

触れちゃいけん話かと思っていたが

昨年8月に4日間遭難していた話をするので

ここはと思い、色々と聞きましたよ。

 

高齢男性Mさんは、小さくて細いけど足腰丈夫な方で

(遭難した時は77歳) ← 元気!

本人曰く「遭難しても”1週間ぐらいは大丈夫”と思っていた」らしい。

ヘリも出ていたと聞いたが、自力で下山して

釣り男性に「3日間ほどさ迷っていた」と伝えたそうな。

 

その後、この読図塾に参加されて

コゾノさんと同じお山に行ったらしいが

当時のさ迷いコースは、2度と分からなかったらしい。

不思議だよね。山が隠したのかな。

 

 

そんな話をしながら、登頂。

 

雲が同じ高さー !

 

 

もうちょっとキチンと描き直して

来年の年賀状にしてもいいなぁ。 (*´ω`)

 

 

山頂では、お楽しみのお弁当。

 

こんな景色を見ながら食べるお弁当。

最高の贅沢である。

 

 

祖母山頂は1,756.4m。

こんな高いお山に登ったのは、初めて。テンション上がる。

 

つづく。


読図塾に参加する ~祖母山 1,756.4m~ 1

2020-11-20 15:40:09 | 石段と山

11月15日(日) 2回目の読図塾に参加する。

(前回の読図塾-俵山)1 2

 

読図とは、

地図や図面などを見て、その内容を読みとること。

スマホや野生の感でお山を登ると、バッテリー切れやうっかりコースアウトで迷子になることがあるため

アナログで”地図とコンパス”を見ながら、あーでもないこーでもないと

自力で遭難を回避することである。

 

朝6時に俵山の真っ暗闇の駐車場で一旦 集合。

挨拶しても相手が暗闇でわからん。

 

今回は、実はめちゃめちゃ楽しみにしておりまして。

 

昨年8月に、4日間遭難していた方が参加されるという。

4日間 (◎_◎;) すごくないですか。

 

これは参加せねば。奇跡の生還をされた生の声を聞かんとー。

 

講師の先生と奇跡のMさんと同僚Kさんと私の4人のパーティー。

 

【祖母山 北谷登山口】で再び集合して

地図やらなんやらを頂き、装備を整えて行きます。

 

いや、この北谷登山口の駐車場までは超絶ガタガタ道。

一人だったら、怪しんで引き返してたかも(汗)

 

 

ここの唯一のトイレで気持ちを新たにしていたら

お一人様の女の子がいる。

話してみると、最近 メルカリで海外製のコンパスを手に入れたばかりという。

 

(◎_◎;) 一緒に行きましょう!

 

聞けば、コンパスを持ったものの使い方がまったくわからず

本日の祖母山に挑んだと言う。

 

(◎_◎;) ぜひ!無料ですし!

 

講師のコゾノさんも地図を渡して、使い方を教えます。

 

あ。先に絵を載せますね(この後 長いので)

 

祖母山山頂の絵。

 

途中で見かけた”ケルン”。

 

この若いIさんの参加で

グッと平均年齢が若くなる。

 

前回のように、地形や尾根・谷、そして目印に気を付けながら

各ポイントまでを交代で読図しながら登ります。

 

 

途中、それぞれでコースアウトしそうになる。

いやいや、一人で行ってたら間違いなく迷ってましたよ。

 

女性3人になったので、楽しくわいわいと。

天気もよし、気温もどんどん暖かくなってこの日はTシャツで良かったかもね。

 

はい、コレはなんですか?

 

ドイツ語の”ケルン”。

 

かわいいのでスケッチ。

 

 

目印なんですね。ピンクのテープが場所によっては付けられない所もあるので

ケルンがあると「この道で間違いない」と、

ありがたい道しるべである。

 

 

つづく。


日本一の石段 ~松ぼっくり~

2020-11-19 19:50:08 | 石段と山

石段に今年も秋がきた!

 

 

先に絵を。

 

いつもの『民宿 幸登里(ことり)』さんの駐車場に

いそいそと、愛車を停めてたら

オーナーの奥さんが、ニコニコしながらやってきた。

 

 

「また絵を描いてね・・・」 

と、軽めにプレッシャーかけられる。ワロタ

 

どうやら、楽しみにしていらっしゃる模様・・ですか。

 

ふふ。ありがたいなぁ。

 

幸登里さんのお庭にいた 猫ちゃん。

 

絵を描き終わった時に現れて、もふもふさせてくれた。

 

さて、

本日11/19 の石段は、

大型バスが停車してました。小学生が上ってました。

 

 

紅葉はギリ。

あと数日遅かったら、終わっていたかもね。

 

 

写真に入ってませんが、小学生のちびっ子たちがわらわら。

 

 

みんな賑やかだなぁ。

すれ違う時に「こんにちはー!」と、元気に挨拶してくれる。

 

どこ小学校?

えー。北(小学校)?熊本市内の?

おばさんは西(小学校)だよー

 

なんて、話しながら わらわらと上る。

 

しかし、

小学生の成分よ。

 

君たちは、追い越されると追い抜こうとするのだな。

 

ヘロヘロで上っている真横を、ダッシュしようとする

そんな君たちが、まぶしいよ!

 

 

 

1,600段過ぎにある、いつものハートに見える空↓を写真に撮り

そこらへんに居た子らに、おススメする。

 

みんな、一斉にこの絶景ポイントへ。

 

振り切ってやったわ。誰もついてこん。  ← 大人げない

 

いやいや、

iPadらしき物を各班で持っていたみたいだから

ハートの空の写真を記念に撮影していたんだよ。

 

家に帰ったら、お母さんに話すかもよー。

 

 

ここから、しばしの単独時間。

 

 

あぁ・・・ 癒される。

 

 

この小学生の引率で来ている先生に脱帽ですよ。

 

体育の先生じゃなかったら

1週間は、筋肉痛だな。

 

 

ぽちぽち下りてたら、さっき振り切った ご一緒していた

小学生たちが上っていたので、再び挨拶(´ー`)

 

これからお昼ご飯と言ってた。え!?

 

(◎_◎;) もう2時だよ・・・・

 

 

今夜はよく眠れるといいねぇ。

 

 

 

いつもありがとうございます。


読図塾に参加する ~俵山~ 2

2020-10-19 13:30:18 | 石段と山

続きです。

 

山アプリ『YAMAP』に登録されているコゾノ マサイさんに連絡して

読図塾に参加することになりました。

 

10月18日(日)

朝7時に俵山(熊本)の萌の里に現地集合。

 

話が長くなるので、先に絵を。

 

俵山山頂(標高1,095m)から見た景色 ↓

 

山のツアーに参加して、行ったコトのない山に連れていってもらうのもいいですが

急に思い立って行きたくなることもあります。

 

そんな時の便利アイテム”山アプリ” ですが

単独でお山を楽しむのもいいけど、そこは電子機器。

 

万が一、バッテリー切れや不測の事態になった時に

アナログに勝るものはなし! 

 

 

知ってるのと、知らないのじゃあ 目に見えてますって。

困るのは自分ですもんね。

 

連絡してすぐに、コンパスを買いました。

老眼に優しいルーペ付き。( ̄▽ ̄)

SILVAコンパス。初心者にも大きくて見やすい。

 

1日の保険にも入って(保険に単独で申し込むのもお初)

この時点ですでにテンションがあがる。単純である。

 

無料で、無料で教えてくれるありがたい塾講師は ← 2回言う

元高校の山岳部顧問の国語の先生でした。

 

事前に、簡単に予習するよう言われていたので、

ネットで拾い読みする。

(かなり前に図書館で山の本を読んだ時に眺めたが、あまり記憶に残らず。今は便利ですよね。ネットでいくつも読図の読み方は出てきますね)

 

駐車場で、

”国土地理院の地図”コピーをいただき、

1cm=100m / 10000分の1

1cm=250m / 25000分の1

から、教えてもらう。 なんにせよ超ド級の初心者である。

 

元高校の先生ということで

最初に「先生という職業柄、上から物を言う言い方をしますがすみません」と、断られる。

 

宣言通りにドS指導でビシバシ ( ̄▽ ̄)

でも、めちゃめちゃ褒めてくれるし

今までのナゾがどんどん溶けていくこの快感よ。

 

途中に見かけた花の名前も全部教えてくれますし

(途中でペンをなくしてしまった。(´;ω;`)ウゥゥ)

木の名前もしかり。

低木があるのは、ブッシュ。

葛のツタや木の実も立ち止まって、ゆっくり教えてくれる。

 

 

もうすっかり忘れた『地図記号』

目印になった小石が山のように積まれた「ケルン」や

等高線の間隔は10m

谷や尾根

緩やかな傾斜や土塁

なんだったかな、横切って行くのをなんとかー と、言ってた。 ←ダメじゃん

 

 

途中途中で、標高を確認するよう言われて

自分が地図のどの辺りを歩いているか。

 

これは目印のケルン ↑(足で蹴るん のケルン)

 

面白い。面白い。

コンパスやスマホ・スマートウォッチで確認しながら地図を見る。

 

これはハマりますわ ( ̄▽ ̄)

 

基本、私の行く所を後ろから付いてきてくれる見守りスタイルの講師のコゾノさん。

 

間違えたり、判断に迷ったら

「踏み固められた足場を注意深く観察する」とか

「ピンクのテープ」を探してみる

間違えたら、この判断で引き返す。 

などなど 指導というよりアドバイスをくれるんですね。

 

いやぁ、これ 絶対大事でしょ。命がかかる必須事項ですよ。

 

↑ 教えていただいたコゾノさんがいる

 

最後は、『三角点』を一人で見つけるよう指示。

 

あっさり見つけて、

「コゾノさ~ん!ありました~!」 の三角点 ↓

 

草むらに隠れていた。

30分は見つけるのにかかると思われてたらしい。

地図見ながら、こんなちっこいのを探すのも、めちゃめちゃ面白い!

 

 

この教室は、ほぼ申し込む人がいないので 人気がないんだな。

そろそろ閉じようかと思っていたところでした。

そんな時にお一人でも参加希望を出していただいて

コンパスもキチンとした物を準備されて、スマホカバーも山専用だし

ホンキで読図を習おうとする姿勢が嬉しかったです。

ありがとうございました。  ・・・と、コゾノさん。

 

いやいや、無料ですよ。こんな無料で教えてくれる所なんて

ないですよ。ありませんって。

 

人気がないというよりも、知らない人が多いのではなかろうか。

 

また来月も参加させていただきます。こちらこそ本当にありがとうございました。

 

 

このブログに載せていいと了解を得たので

コゾノさんの【熊本、読図塾ベーシック参加者募集(無料)

 

・目 的:読図自由自在。

・対 象:道に迷いたくない人。

・開催日:毎月第1日曜日と第3日曜日に実施。希望があれば、場所・日時を相談の上実施。

7時00分開始 14時終了予定  会場・その他の都合により変更があります。また、雨天の場合は延期または中止。

・会 場:脊梁山域・久重山域・祖母傾山域・阿蘇山域・その他、山域をかえながら実施。 

・人 数:2~5人。

・参加条件:登山アプリ付スマホ・ベースプレートコンパス・雨具・昼食・行動食等登山装備食料を持参してください。地形図は当方で準備、持っている方はご持参ください。

・申 込:希望の方は、参加希望日・住所(市町村名のみ)・あだ名+氏名・年齢

・ 加入登山保険名・連絡先(携帯番号・メールアドレス)を記入し、 下記メールアドレスに送付してください。 yamakozono@gmail.com ※ 質問のある方はお問い合わせください。

 

 

地図も読める絵描きに近づいてしまった・・・

 

いつもありがとうざいます。