怖い話ファンの方
いつもありがとうございます。
絵ブログ以外に、趣味で書いてる話なので
過去記事に載せてます。時系列メチャメチャ。
申し訳ないです。
怖い話が苦手な方は、
次の『小狐コンコンですよ』をお楽しみください。
↑ そんなタイトルではない。
今日のは、怖くないです。
しかし、不思議な話なのです。
声を聴いたのは、初めてでして。
では、始まります。
数年前の話である。
職場のランチ時間に、ふと目がいった。
同僚フルタさん(仮名)の手首である。
そして
そこから目が離せなくなった。
フルタさんは、パワーストーン大好き女子で
両腕にジャラジャラと付けている。
数珠系というよりも、キレイな石が色とりどりにあり
ブレスレット代わりにもなっていたと思う。
本人は、
時々だが、仕事を休んだり
辞めたい と、漏らしていたり
いつもだるそうにしているので
そういうパワー的なモノに頼りたくなっていたのかもしれない。
そんな両腕にあるパワーストーンに
どす黒い”もや”が漂っていた。
目が離せずにいると
「重たいって、言ってるなぁ」
と、耳元で声が聞こえたのである。
ぎょっとした。
図太い男性の声だったからである。
ランチ室に男性は数人居たが
そんな中年男性の声の主は、私の近くには居なかったのだ。
”もや”は、消えることなく
フルタさんのパワーストーンから立ち上がっていた。
いやなモン 見ちゃったなぁ・・・
とは、思ったが
本人に告げるべきか、悩むコトになる。
気にする人は気にするし
電波系と思われてもシャレにならんし。
☆電波系(でんぱけい)は、荒唐無稽な妄想や主張を周囲に向かって公言する者のことを指す言葉。
と、
実はこの話を違う場所でしたら
「パワーストーンの取り扱いを間違えている」と指摘された。
エネルギーや気は、左手側から入り右手側から出ていくらしい。
他にも注意書きがあったが、省略させてもらう。
なるほどな。
めっちゃ良いヤツじゃん。教えてくれるなんてさ。
誰かよくわからんけども。
最初に”もや”を目撃してから1ヵ月ほど経ってから
ようやくフルタさんに、話をすることにした。
できるだけ明るく。
笑いながら。 ←違うイミで怖いわ
いやぁ!! と、パワーストーンをむしり取るフルタさん。
そちらもビックリしたかと思うが
こちらもまさかの反応にビクついた。
落ち着くよう話をし、取り扱いを説明し納得してくれた。よかった。
で、
その男性の声なんだが
「イケボの守護霊なんて、心当たりあります?」
おわり。