スケッチしとこ

世界の巨匠の作品や動画をじ~っくり眺めてインスパイアさせていただき
自分のモノになったら、これって最高~

#怖い話14 パワーストーン

2015-11-17 00:00:00 | 怖話

怖い話ファンの方

いつもありがとうございます。

 

絵ブログ以外に、趣味で書いてる話なので

過去記事に載せてます。時系列メチャメチャ。

申し訳ないです。

 

怖い話が苦手な方は、

次の『小狐コンコンですよ』をお楽しみください。

     ↑ そんなタイトルではない。

 

今日のは、怖くないです。

 

しかし、不思議な話なのです。

声を聴いたのは、初めてでして。

 

では、始まります。

 

数年前の話である。

 

職場のランチ時間に、ふと目がいった。

 

同僚フルタさん(仮名)の手首である。

 

そして

そこから目が離せなくなった。

 

フルタさんは、パワーストーン大好き女子で

両腕にジャラジャラと付けている。

 

数珠系というよりも、キレイな石が色とりどりにあり

ブレスレット代わりにもなっていたと思う。

 

 

本人は、

 

時々だが、仕事を休んだり

辞めたい と、漏らしていたり

いつもだるそうにしているので

 

そういうパワー的なモノに頼りたくなっていたのかもしれない。

 

 

 

そんな両腕にあるパワーストーンに

どす黒い”もや”が漂っていた。

 

目が離せずにいると

 

 

「重たいって、言ってるなぁ」

 

と、耳元で声が聞こえたのである。

 

ぎょっとした。

 

図太い男性の声だったからである。

ランチ室に男性は数人居たが

そんな中年男性の声の主は、私の近くには居なかったのだ。

 

 

”もや”は、消えることなく

フルタさんのパワーストーンから立ち上がっていた。

 

 

 

いやなモン 見ちゃったなぁ・・・

 

とは、思ったが

本人に告げるべきか、悩むコトになる。

 

 

気にする人は気にするし

電波系と思われてもシャレにならんし。

☆電波系(でんぱけい)は、荒唐無稽な妄想や主張を周囲に向かって公言する者のことを指す言葉。

 

と、

実はこの話を違う場所でしたら

「パワーストーンの取り扱いを間違えている」と指摘された。

 

エネルギーや気は、左手側から入り右手側から出ていくらしい。

他にも注意書きがあったが、省略させてもらう。

 

なるほどな。

めっちゃ良いヤツじゃん。教えてくれるなんてさ。

誰かよくわからんけども。

 

 

最初に”もや”を目撃してから1ヵ月ほど経ってから

ようやくフルタさんに、話をすることにした。

 

できるだけ明るく。

笑いながら。 ←違うイミで怖いわ

 

 

いやぁ!! と、パワーストーンをむしり取るフルタさん。

 

そちらもビックリしたかと思うが

こちらもまさかの反応にビクついた。

 

落ち着くよう話をし、取り扱いを説明し納得してくれた。よかった。

 

 

で、

その男性の声なんだが

 

 

 

 

「イケボの守護霊なんて、心当たりあります?」

 

おわり。


#怖い話13 人を呪わば穴二つ

2015-10-07 20:35:33 | 怖話

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     ↑ そんなタイトルではない。

 

では、始まります。

 

昔から霊感があるせいか

妙な体験をすることがある。

 

例えば

実家の応接間に座っていると

空いてるドアから、父が入ってくる気配がする。

 

父は、20年以上前に

亡くなっているので、

そんなことはないと頭では理解している。

 

ドアから部屋の中に入り、

私の背後に立ってる様子すら

感じられる。

 

そんな時は、決まって線香の香りが漂ってくる。

 

あぁ。

まだ、居るんだなぁ

 

と、懐かしさすら覚えるが

念のため、奥の仏壇まで急いで行き

線香が焚かれているか、確認してみる。

 

 

 

あのお香の匂いは、どこから漂ってくるんだろう。

謎である。

 

残した家族が気になって、見にきちゃうのかな。

 

 

こんな体質なのかどうかは、わからないが

こちらも妙な話。

 

 

職場でいじめに遭った。

 

職場Aに勤めていた時に

毎日毎日、社長に怒鳴られた。

 

同じ内容の仕事をしていても、他の社員の失態まで

私が怒鳴られる。

 

目の敵にされてるのかと思うが

その理不尽さに辟易する日が続いた。

 

自宅には、以前

わら人形の呪詛返しのために

読み漁った呪術系の本が数冊ある。

 

職場のストレスが、我慢の限界を迎え

とうとうやってしまった。

 

式を放ってみたのである。

 

 

翌日

社長からいきなり

「昨夜、夢の中におまえが出てきた」

と、静かに言われた。

 

「おまえが、頭からバスタオルを長い髪のように垂らして

じっと立って、こちらを見ていた」と。

 

 

当時、

風呂上がりは、しばらくバスタオルを頭から被って過ごしていたので

その描写に、私も驚くこととなった。

 

 

それからは、

社長のいじめは、治まり

怒られることが激減するのである。

 

 

 

 

職場でいじめにあった。

 

職場Bの話である。

 

新人で入った同期は、辞めていき

残った私は、ターゲットの対象となった。

 

その上司のやり方は、

 

提出用紙は、破かれる。

人前で罵倒される。

入力の仕方が悪い。

言ってる意味がわからない。

などと、何かにつけて こき下ろすのだ。

 

ストレスも限界になり

歯を食いしばって眠るので、毎朝痛みがある。

仕事にも行きたくなくなっていった。

 

気づけば

 

やってしまった。

 

 

寝る前に、想像の人形を

頭の中で作り上げ

細くて長い針をゆっくりと刺す。

 

刺し終えると

落ち着いて眠る日が続いた数日後

 

そういえば、上司の姿が見えないことに気付いた。

 

4日後

久しぶりに出勤してきた上司が

他の同僚に「すみません」と体調不良で休んだことを

謝っていた。

 

上司は、腰をさすり歩き方がおかしくなっていた。

 

 

腰は、私が・・・。

 

 

(おわり)


#怖い話12 ビジネスホテルで視たもの

2015-08-09 10:47:45 | 怖話

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( ↑ そんなタイトルではない)

 

では、始まります。

 

 

ご先祖様のお墓を移転したのは2月の話。(2016年)

 

4月中頃には、転居先に新しい墓石も建ったのだが

なかなかお参りに行く時間が取れず

ようやく紅葉の見事な季節になり

 

行くことに・・・

 

そんなお参り後の、泊まったホテルでの怖い話。

 

東京界隈で、1泊だけの安いホテルを探すが

満室で見つからない。

 

飛行機の予約チケットも取ってたし

お墓参りの日程も確保していたので、この日は外せない。

焦る気持ちが先走っていた。

 

と、今になって思う。

 

ネットで検索をかけていたら、

 

霊園(関東)~東京間で、ヒットした場所があった。

 

 

セミダブルの部屋を一人で予約し

 

日がとっぷり暮れた頃に、ホテルへ着いた。

 

そこは駅から5分ぐらいで、看板がでかでかと掲げてあったので

すぐにわかったのだが

2階フロントを前にして、気づいた。

 

ビジネスホテルとは、こんなものでしたっけ?

まるでワンルームマンションを無理やりホテルにした建物ですやん。


部屋は、9階。


エレベーターを降りると、まんま外廊下だし(笑)

カギは暗証番号式。

 

部屋の中も、ワンルームマンションとまったく一緒。

玄関があるし、ミニキッチンもある。

 

長期滞在型っていうのかな。

 

以前のワンルームマンションを

こういうホテルに改造するのも、ありなんかなー

なんて、思ってた。

 

 

夜。


さて、寝ようとしたら

玄関から黒いモヤがたくさん視える。


おやぁ?と、思ったら

まぁ、そこからヤツもこちらが気づいたコトに気を良くしたのか

ジャンジャカ画像が脳に入り込んでくる。



夜中何度もイヤな気配で起こされた。

追い払うとかそんなコトはできなくて

安眠妨害するヤツである。


ファブリーズが置いてない。(ちッ) ←舌打ち

 

お墓参り直後だから、

ご先祖が守ってくれることに期待しつつも

墓地から何か拾ってきちゃったかな~感も

ぬぐえない。

 

とりあえず、

玄関から入って来れない気配はセーブする。

 

 

この部屋。

 

ドアの前に外階段があり

そこから這いずって登ってくるヤツ


嫌だなぁ、飛び降りたヤツが視える。

 


同じヤツだったのかなぁ

繰り返されてたから、同一人物か?



隙あれば入り込もうとする

ずっと朝までいやぁーな気分でした。



この9階

女性専用にしてる理由はひょっとしてコレが原因か?


タチの悪い輩でした。


久々、怖いと思った。 (滅多に怖がらないもんで)


 

 

 

後日談。

 

某事故物件サイトでこのホテルを調べてみると

ホテル自体の表示はなかったものの

周囲にぐるりと、ホテルを取り囲むように

事故物件の炎がありましたね。

 

「飛び降り」数件と「階数不明の転落事故2件」などなど。

 

やっぱり飛び降りてましたか。

 

モヤモヤ視えてたのは、複数体だったのか?

 

精神が病んでたら、引っ張られてたかもしれないね。

(実際、引っ張られて落ちる画像も視えてたんだが・・・)

隙を見せたら終わりだったかもね。

 

 

教訓。

ファブリーズがないときは、

「笑ってみな。おっかないのが逃げちゃうから。」

 

(おわり)


#怖い話11 更地になった墓地跡で

2015-07-10 17:56:47 | 怖話

怖い話ファンの方

いつもありがとうございます

 

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『イヤホンジャックを巡る冒険』をお楽しみください

( ↑ そんなタイトルではない)

 

皆さまは、こういう場面に遭遇した時に

警察に届けますか?

それとも、

誰かに相談しますか?

こんな経験したら、皆さまは

どうします?

 

少し前に体験した不思議な話です

 

では、始まります

 

それは、トンネル内で 

危うく事故になりかけた そんな後の話

(「フロントガラスが突然 真っ白に」を参照)

 

今年の2月に

先祖の墓を移転したが

 

その墓跡地は、墓地管理組合で

すぐに区画整理され

お墓の売却は済んでいる、と聞いた

 

 

俺たちは、

なんの気もなしに、ちょっと見に行くことにしたんだ

 

 

今、考えると

「呼ばれた」ということかもしれない

 

 

俺は小さい頃から霊感が強く

いわゆる 『感じる人』 だ。

 

幸か不幸か、視えない。


 

お墓に着くと

ぽっかりと空いた更地に ヒモが引っ張ってあり

3つの棒が点々と刺さっている

 

棒には、

新しい土地主の名前がマジックで書いてあった

 

名前を見ても、知り合いじゃないようで

さっぱりわからなかった

 

 

ふぅ~ん・・。あっという間に売れるんだな。

今は年寄りが多いから、みんな墓地の土地は欲しいんだなぁ

 

なんて、思ってたら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あれ~。こんな所に骨がある~」

 

 

振り返ると、身内Sが手に

白い棒を握っている

(身内S = Sとする) 


 

は?え?ちょ、おま

 

 

 

 

人骨だ!!

 

 

え?なんで?何ふつーに握ってるんだS!

 

先日のお墓掘起しの時に

フレッシュなモノから、火葬済のモノまで

ご先祖様の骨を拾いまくってた俺たちは

 

 

それが人骨だとすぐにわかった

(一見、普通の細い白い棒に見える)

 

「この場所に落ちてたから、じいちゃんかなぁ~」

 

なんて、のんきに言うなS

 

ほ・・他に落ちてる骨はないのか?

足元を見る俺たち!

 

骨をブンブン振るなS

 

 

突然、動きを止め

ジッと骨を見たSは

「じいちゃんじゃない・・」と言い出した

 

は? 

 

そういえば、この女

 

ご先祖様のお墓をスケッチしていたし

墓堀りの時は、あろうことか

一部始終をムービー撮っていた。

 

そして、

視えるはずだ

 

わかるのかS!それが誰の骨か、感じるのかS!

 

 

「白すぎるよね~」

 

なに?

 

ごそごそと、iPadを取り出したSは

お墓掘起しの 一部始終を録画した部分の

後半を開いている

 

iPadを覗くと、

掘起し終わって

ユンボで地ならしをし

真っ平らになった土地が映っている

 

俺たちは、無言で足元を見た

 

 

土がぷっくりと盛り上がってる 


こ・・・この場所に

何かが 

 

 

 

 

埋められてる (ごくり) 

 

 

Sも俺も

拾い集めたご先祖様たちのモノ(骨)は

こんなに真っ白なことはなかったので

これは明らかに

 

他人の骨に違いない

 

それも、最近火葬されたばかりの骨だ

 

という結論に達した

 

 

警察に届けたとしても

場所が場所だけに(墓地に骨が落ちてましたっていう?)

DNA鑑定できないだろうし(やっても誰のかわからないだろう)

 

最近、掘起したばかりの土地で

下手すれば、

(元の地面の持ち主の俺たちに)他人の骨を押し付けられるかもしれない

 

 

知らない人の骨は、持って帰りたくないわ俺

 

 

ということで、

Sと二人で盛り上がった地面を少しばかり掘って

拾った骨を丁寧に埋めてきた

 

 

 

そんな話

(終わり)


#怖い話10 フロントガラスが突然、真っ白に

2015-06-12 16:17:57 | 怖話

絵の姑息な小ワザ披露から飛んできていただいた方

怖い話ファンの方ですね

いつもありがとうございます

 

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( ↑ そんなタイトルではない)

 

では、始まります

 (ちょっと笑える怖い話)

 

皆さまは、突然

運転中のトンネル内で

フロントガラスが、

一瞬にして真っ白になったことはあるだろうか。

 

 

死ぬ!

 

そう思った瞬間だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「すごぉ~い~」

 

後部座席から、Sの声がしたのだ。

 

 

 

話は数日前に遡る

 

俺は小さい頃から霊感が強く

いわゆる 『感じる人』 だ。

 

幸か不幸か、視えない。

 

某日

お墓移転ということで、

親戚が一通り集まり

墓堀りを行った。

 

分家なので、

墓といっても

明治時代からの比較的新しいものだ。

 

業者がユンボを使い、丁寧に作業してくれ

土葬されていたものも、一体一体拾い集める。

 

役場へ申請に行き、

翌日は

火葬されているものも含め、再度火葬。

 

拾い集め、それぞれの骨壺へ。

取り敢えず、分家の床の間へ連れ帰ったことがあった。

 

遠くからこのために来た者もいたので

 

俺は、

 

空港まで送っていくことにしたんだ。

 

 

夕暮れのちょうど魔の刻っていうの?

 

逢魔時(おうまがとき)っていうのかな。

 

そんな言葉の意味を考えることがあるなんて。

 

 

空港で身内を見送りして

車のエンジンをかけた時は、小雨が降り始めていた。

 

ぼやぁっと、もやがかかっていて

水の中に

いるみたいだな・・って

なんとなく思ったんだ。

 

空港駐車場から出て

右折すると、

 

すぐにトンネルに入る。

 

対向車のライトを見て

日曜日だけど、夕方だし

車の量が増えてるなぁ・・

なんて、考えたりして。

 

ここ数日、色々忙しかったけど

片付いて良かった。

 

ちょっと、疲れが出てきたかな・・・

 

そう、思った瞬間だった。

 

フロントガラスが、全面 真っ白に!!

 

え?

ナニこれ!

 

ちょ、

死ぬ!

え?

俺、このまま死ぬの!?

 

前が見えん!

ナニコレ!

 

まだ、トンネル中ほどだ。

まずいまずいまずい

まずい!まずい!コレは絶対にマズい!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「すごぉ~い~」

 

後部座席の身内Sの声に

ハッと我に返る。

(身内S = Sとする) 

 

 

Sを振り返って見たいが

今 俺の全神経は

200%前方へ集中しているので

ムリだ!

 

Sの声が

 

嬉しそうに聞こえたのだ。

 

 

そういえば、この女

 

ご先祖様のお墓をスケッチしていたし

墓堀りの時は、あろうことか

一部始終をムービー撮っていた。

 

ご先祖様を

それぞれ保管していた袋は

Sの車で運んでいたし

 

墓→分家→火葬場→分家

など

ご先祖様の移動は、すべて

Sの車、

そう

 

 

 

 

 

 

 

 

この車だー!!!!

 

 

 

 

急ブレーキをかけて

追突されても困るし、

後方車に、迷惑かけることも避けたい

 

徐々に速度を落としながら

窓全開!

冷房MAX!

 

 

にもかかわらず

フロントガラスは相変わらず真っ白だ。

 

視えないが、『感じる』

 

なんといっても、

後部座席のSの(楽しそうな)あの声。

 

 

霊・・

霊の仕業かー!

 

中央線に注意しながら

壁に激突しないよう気を付けながら

 

俺は思った!

 

お前ら(霊)、覚えとけよ!

俺がもしも、事故って死ぬときは

同じステージに立つってことだ!

 

お前ら(霊)と同じ、

不死身のカラダを手に入れたってことだ!

 

逃げられると思うなよ!

昇天する前に、

お前ら(霊)を見つけ出し

この世の終わりまで

 

いたぶり続けてやる!

 

 

俺のビジョンを確認したら

お前ら(霊)、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

泣いて喜べ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気付いた時は

フロントガラスは

曇りがすっかり消えて

トンネルを抜けた景色が広がっていた。

(おわり)