リタイヤおじさんの日々

日常のほっとする風景を描いています

老いについて考える・そのx

2014-06-12 08:21:41 | 日記
引き出しの奥の方にWさんからの手紙を見つけた。年数回やりとりしていた数年前の直筆の手紙だ。そのWさん。このところ音信が途絶えた。
風の便りに入院しているという。
五十代の終わりごろ胸部の大きな手術を成功させ、笑顔で退院して福島に立ち寄ったりしたとき食事をし、毎年東北の山でスキーで供にした。
ウン十年前、仕事で転勤し住居を構えた福島市。休日に東北の山々では毎年スキーをしているが、白馬・八方尾根には30年以上、行っていない、行ってみたい。。。。と言っていた。
数年前、
奥さんと共に我が山小屋に泊まり語り、「八方尾根はやはりいい」。と感激しながら滑ったのが、私のWさんとの最期のスキーとなった。
そのスキーシーズンが終わって、白馬は楽しかった。との手紙と共に、Wさんが山行き・山スキーで常に携帯していたツエルトと簡易テントが「使ってよ」と宅配で送られてきた事もあった。

その後、暫くやりとりはあったが、アル次期から音信は途絶えた。
・・体調を崩したのだろうか、、。福島市に住む同じ仲間に聞くとWさんの親友も「そっとしといてやれ」の助言。
Wさんは奥さんにもその旨のこと言っているのだろう。Wさんの彼の生きざまのような気がしてならない。
これも“Wさんの美学”なのだろう。75歳になると言う。

過って、雪山でのあの笑顔、ひと滑りしてふたりで飲んだビール。過去のことになりつつある。
今は奥さんとの時間を楽しんでいることだろう。
「そんな生き方もある」それでいい。


20140527見えてくるモノ・高齢化社会

参照)
01月14日 見えてくるモノ・高齢化社会




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