リタイヤおじさんの日々

日常のほっとする風景を描いています

OBの写真個展

2010-06-02 05:40:35 | 日記
 会社OBのG氏が東京銀座で個展をやるというので行ってきました。趣味の世界、久しぶりに感じたものがありました。

 個展のテーマは東京湾周辺の景色や湾内の日常の姿を、望遠レンズで撮った作品に集約しておりました。

 何が良かったか、感心したかと言うと、結果としての作品だけでなく、写真作りの過程で、リタイヤオヤジの精神的タフさを写真・作品に感じたことです。

 作品の制作過程でのしつこいくらい、粘りっこく追っかけている様子が作品に表れていると感じました。またそれを楽しんでいる雰囲気もありました。

 専門家スジの評価はいろいろあるのでしょうが、私はその一枚、一枚を作り出した裏に多くの準備過程があることを感じ取りました。
何事もそうですが、事の七八割は下準備で、その準備のために必要な第一要素は精神的タフさ、そしてそのタフを得るのは体力だと私は理解しております。

 G氏、現役時代はお付き合いはありませんでしたが、同じ会社、同じ時代に生きた人間として、会場でさりげなく控え目に語るその会話の節々から人柄が、作品作りが理解できました。

 ・・・フィルムカメラで撮った。写真は基礎から習った。リタイヤ後に本腰を入れた。自宅は東京湾の近く地の利を生かした。日の出・撮影場所などは下調べをしている。年間、平均すると一日、2本ちょっと(36枚撮り)を撮る。撮影・移動は一人。などなど・・・・。

そして、さりげないG氏の発言の源泉には健康体があるようにみえました。

 「精神的なタフさの源泉は体力に比例する(増減する)」。と、信じている私としては身近なとこで実践をしていた仲間がいたことにココロ強さを感じました。


 G氏は意識していたかどうかは知りませんが、「精神的なタフ」さ、その源泉・即ち体力がなければなにごとも進歩、向上、満足なものは得られない。と、信じる自分として、G氏の個展から教えられました。

 写真、たしかに感性は大切でしょう。そのとおりです。でも感性だけは何事も”完成”しません。精神的タフさ、その源泉の体力が重要でしょう。

 それなりの歳、加齢からくる体力低下を受け入れつつも、趣味の世界、道楽の世界、改めて体力の重要性を再認識させてくれた素晴らしいG氏の個展でした。



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