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Medici Masters of Florence Season 1 #3 Pestilence
薬剤師を刺した剣はアルビッツィと親しいルポ・コロナのものだった。黒死病の蔓延により街が封鎖される。だが労働者のリチャルドは飢え死によりマシだと円蓋の完成を望む。アルビッツィは疫病を利用して、フィレンツェの民がコジモと彼の円蓋に反発するよう仕向ける。メディチ家の人間が2人命を落とし、マルコは衝撃的な告白を耳にする。
▼以下、ネタバレあらすじです
コジモと家族はトレッビオの丘にある別荘に避難する。円蓋の建設による負債を返済するためコジモは、シエナの銀行への貸付を回収すべくロレンツォを送り込む。手元の現金は金貨2万枚しかなく、1万5000枚は債権者への返済に充て、5000枚を手元に置くことにする。そんな中、アルビッツィはコジモが疫病の元凶で独裁者だと民に訴えていた。壁を破壊しコジモの罪を告発すれば神は疫病から救ってくれる、協力する者には給料を払うと呼びかける。
20年前、結婚したばかりのコジモがローマへ行くことになるとコンテッシーナは女に会うのかと尋ねる。コジモはなぜ妻に話したと母ピッカルダに詰め寄り「結婚相手の選択肢がなかった、これ以上人生を破壊しないでくれ」と告げる。そして母が自分を恨むのは双子のダミアーノが溺死したのを自分のせいにしていると指摘する。一度もごめんと言わず、私の責任じゃないとしか言わないコジモを憎んでいた。ピッカルダは、相応しくない女を引き離しただけでメディチ家が築いたものを守れと告げる。
アルヴィッツィがコジモを破滅させ円蓋を破壊せよと触れ回っているとマルコから報告を受けたコジモ。シニョリーアが彼を支持する前に手を打たなければならない。そんな時、ピッカルダが疫病に倒れてしまう。ロレンツォもシエナから駆けつける。翌朝、コジモは「街も銀行も失いつつあり、家族も神にも見放された。私からの謝罪の言葉で母さんが救われるならそうする」と言って謝罪する。するとピッカルダはダミアーノが生きていればと夢見すぎていてコジモの成長から目を背けてしまったと謝り、立派になったと讃える。死ぬのを待たずにフィレンツェに戻りなさいと背中を押す。
フィレンツェでは円蓋が破壊され、混乱に陥っていた。舞い戻ったコジモは「円蓋を壊しても疫病は終わらない。あなたたちこそが神の声であり手である」と民衆に訴える。だが反発の声は高まり石を投げられる。疫病の勢いが止むまでシニョリーアは何もできないと告げられてしまう。コジモはリチャルドを訪ねると息子が病に臥せっていた。一方、シエナでも疫病が流行し銀行が倒産したと判明。このまま業務を続ければ週内には債務超過に陥ってしまう。ロレンツォは毛織物工場をパッツィ家に売却すると決意。そんな中、ルクレツィアが流産しかけていた。
ルクレツィアは流産で気を落とすが、コンテッシーナは女の役目は子を産むことだけじゃない、夫の支えとなりこの家族に必要な存在になれと励ます。ピッカルダはピエロの子に祖父の名を付けるよう言い残し息をひきとる。有力者の嫉妬心がコジモを苦しめていたが、彼はある秘策を思いつく。コジモが大聖堂に病人を収容したため労働者は中に入りたがらず、アルヴィッツィは撤退を余儀なくされる。そして病人たちに回復の兆候が現れる。
一方、マルコは剣の持ち主がロレンツォだと衝撃的な告白を耳にする。1カ月後、フィレンツェに疫病の脅威が去り、コジモの家族も戻ってくる。毛織物工場の売却を知ったコジモは一族が困窮していることを世間に知られたとロレンツォを責める。そしてコンテッシーナにロレンツォが君を無視するような真似はさせないと約束する。そしてコジモはアルヴィッツィとの対峙が待っていた。殺人の黒幕だとして捕われてしまう。
コジモに双子の兄弟がいたとは〜。助けようとしなかったコジモを母君が恨んでいたなんて知らなかった。そんな母君も病に倒れたけど、最後にはコジモと和解できて良かった。
コンテッシーナとコジモも若い頃はギクシャクしていたけど、彼女の支えにコジモが感謝しているのが言葉にしなくても分かる。良い夫婦になったんですね。
疫病を逆手にとってコジモを破滅に追い込もうと汚い手段に出るアルヴィッツィ。でもコジモのが一枚上手で、神も味方した!
ロレンツォが父殺しの黒幕だったなんて。コジモより自分の方が後継者に相応しいという思いからの犯行なんだろうか?きっとマルコは証拠を掴んでからコジモに報告しようとしているのかな。
コジモはかなりの窮地を脱したと思ったらまた。アルヴィッツィを追い払わないことには邪魔ばかりされるんだろうなぁ。
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*執筆当時の情報であり現在掲載されているかはご自身でご確認ください
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