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Medici:Masters of Florence Season 1 #8 Epiphany
[シーズン1最終回]
パッツィは教皇を説得して、メディチ銀行を教皇庁の銀行から外すことに成功する。しかしコジモも自ら築き上げてきたものを簡単に諦めるつもりはなかった。すぐさま教皇に面会しブルネレッスキの遠近法を用いて視点によって小さなものも大きく見える、自分は食卓の友に好ましくなくとも、より大きな世界では富と権力を持っていると話す。自分ならヴィスコンティと公に対抗でき、教皇をローマに帰還させられると説得する。
▼以下、ネタバレあらすじです
ヴィテレスキ卿がローマ郊外に野営地を築き市の奪還の準備を進めている、自分が資金を提供すれば兵士と武器を増強できると説明する。すると本当に告解したいことはないのかと問われる。コジモはパッツィが人殺しだと噂を広めた、それは教皇に取り入るためだと耳打ちする。そしてアルヴィツィを殺してはいないと釈明すると、噂に一片でも真実があればその罪を一生背負えるのかと問われる。真っ直ぐ目を見て黙っていると、人殺しを教皇庁の銀行には絶対にできないと拒否される。
そんな中、ロレンツォはコジモに疑われたことが一生許せないからと街を出ようとする。コジモはお前の助けがなければメディチ銀行は破綻すると引き留め、心の底からの謝罪をする。マルコには動機がなく真犯人とは考えられず、ロレンツォはパッツィが黒幕だと言う証拠を探すことに。一方、コンテッシーナはマッダレーナが妊娠しコジモの子供ではないかと疑っていた。相手がマルコである可能性もあるが、子供が生まれればコジモの目は彼女に向くのではないかと恐れていた。ルクレツィアは妊娠を知られる前にマッダレーナを売ればいいと助言する。
コジモはヴィスコンティ公からローマを取り戻す軍資金を用意し、ローマへ発つ。ピエロがシニョリーアで新しい税の導入を提案し、それが通れば負担は減るという算段があった。不安になっているピエロにルクレツィアは、マッダレーナが妊娠したと明かし、彼女の息子が跡継ぎになるかもとプレッシャーをかける。期待に応え跡継ぎとしての地位を確かなものにすべきと後押しする。一方、ロレンツォが情報を求めに酒場へ行くと、マルコが尾行していた。フェルツェッティという殺し屋がローマへ向かった、金袋の紋章がパッツィだったと聞き出す。
シニョリーアではピエロが新しい税の導入を提案。それは教皇をローマへ帰還させるため軍事費を捻出するための一回限りの税であることを説明すると、反対の声が吹き荒れる。税を払うのは商人でも貧しい者でもなく、銀行だと提案する。ヴィテレスキ卿に金貨4万枚を渡し兵士と武器を増強してもらうと説明し、反対ならメディチ家が軍事費を全て負担すると主張する。そうなればローマを奪還した時にメディチ家だけが栄誉に浴することになると突きつける。パッツィでさえ賛同し可決される。
その頃、コジモはローマに到着しヴィテレスキ卿に会うが遅かったと苦言される。ヴィテレスキ卿から教皇庁の軍司令官の地位と、メディチ銀行に懐を温めて欲しいと要求され取引が成立。一方、ロレンツォはフェルツェッティを宿屋で見つけるが、不意を突かれて殺されかける。そこへマルコが現れ彼を捕らえるのに成功する。マルコがロレンツォを尾行したのはコジモに忠実かを見るためであり、助けたかったからだった。ロレンツォは犯人扱いしたことを謝罪するが、マルコは容疑が晴れるまで戻る気はなかった。
コンテッシーナがマッダレーナに誰の子か追求すると、マルコは有り得ないと告げられる。マルコはマッダレーナに指一本触れていないからだった。コンテッシーナは家を出ようと考えていた。その夜、ロレンツォがフェルツェッティを連れ帰り、ヴィスコンティ公宛の手紙でパッツィを破滅させられる証拠も持ち帰る。フェルツェッティを牢に入れるが、パッツィの差し金によりロレンツォが兵士たちに刺し殺されてしまう。
ピエロがシニョリーアを説き伏せ、ロレンツォがブレダーニ殺しの犯人を捕らえたと報告を受けるコジモ。コンテッシーナはジョヴァンニの死のことで嘘をつき、奴隷女と寝てアルヴィッツィを殺した、そして愛人が妊娠したと責める。そこへロレンツォの死と犯人が逃亡したことが伝えられる。ロレンツォの死を深く悲しむコジモ。彼は教皇に面会し、ヴィテレスキ卿がローマを奪還すると報告する。ロレンツォが殺されパッツィが黒幕だが証拠はない、でもパッツィがヴィスコンティと密約を結んでいた証拠があると言って手紙を見せる。
そこには、パッツィは教皇をすげ替えるのはお金を移し終えてからにするよう要請していた。更にブレダーニを殺してプリオーレの地位をものにしたとも書かれていた。コジモは教皇庁の銀行が人殺しではあってならないなら新しい銀行が必要だとして、取引を引き受けると申し出る。2ヶ月後、ヴィテレスキがローマを奪還したが多くの血が流れた。大義のために必要悪を説いていた父以上に、コジモは父のようになりすぎていた。弟を失い、呪われた私生児をもうけたと言うコジモにコンテッシーナは、やり直すキッカケとして子供を育てようと提案。
マッダレーナはマルコの濡れ衣を晴らそうと、鞍袋は2週間前に買ったばかりで証拠を新しい鞍袋に入れるはずがないとウーゴに話す。だが容疑が晴れてもマルコは戻らないからと口外しないよう助言される。実はウーゴが薬剤師を殺し、証拠をマルコの鞍袋に入れたハメていた。ローザと子供の死に責任を感じたウーゴがジョヴァンニを毒殺していた。だがウーゴは何食わぬ顔でコジモたちに仕えていた。いよいよ教皇はローマへ帰還することになる。ルクレツィアは妊娠し、ロレンツォと名付けることをコンテッシーナに報告。大聖堂の円蓋も完成しつつあった。
コジモの手腕はお見事!!ロレンツォもパッツィの証拠を入手し、ピエロもシニョリーアを説き伏せた!なのにロレンツォが殺されちゃうなんて〜(´;ω;`)
教皇はまんまとパッツィに騙されて干されるところをメディチ家に救われたら頭が下がる。
コジモは父以上に父らしくと言っていたけど、ジョヴァンニとは全く違う。やっぱりアルヴィッツィ殺しの指示はコジモだと思うけど、ジョヴァンニほど非情でもない。
何よりもジョヴァンニ殺しの黒幕がウーゴだったことに驚いた。彼は死ぬまで隠し通すんだろうけど、マルコが戻れないのは悲しい。マッダレーナは子供を産んだらどうなるのかな?
パッツィを教皇庁から閉め出せたけど、パッツィとの確執はますます深くなっていきます。シーズン2では、ピエロの息子ロレンツォの代になりメディチ家は最盛期を迎え、パッツィ家の陰謀も描かれていきます。ロレンツォ役が「ティーンウルフ」のダニエル・シャーマン、弟ジュリアーノを「魔術師マーリン」のブラッドリー・ジェームズ。宿敵ヤコボ・デ・パッツィをショーン・ビーンが演じます。ボッティチェリやダヴィンチの時代でもあるのでどのくらい絡みがあるのかも楽しみです!早くHuluで配信されますように!
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*執筆当時の情報であり現在掲載されているかはご自身でご確認ください
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