 | The Assassination of Gianni Versace: American Crime Story (Original Television Soundtrack) |
| Mac Quayle | |
| 20th Century Fox TV Records |
American Crime Story：The Assassination of Gianni Versace #5 Don't Ask, Don't Tell
殺害される２年前の１９９５年、ジャンニは“カミングアウト”を決意するが、ドナテラはその決断に猛反対する。大口の顧客がそっぽを向くかも、NY市場上場にも痛手だと率直な意見を言う。エイズで亡くなったペリー・エリスの例を挙げて服は売れなくなったと反対。ジャンニは病に侵されても助かった、その奇跡に見合う生き方をしたいと主張する。
※以下、ネタバレあらすじです
1997年4月23日、ジェフリー・トレイル殺害の4日前、クナナンはサンディエゴからミネアポリス行きの航空券を購入。海兵隊で士官まで務めたジェフリーは退役してプロパン会社で働いていた。クナナンから連絡を受け空港へ向かったものの、今回で縁を切るつもりだった。彼の人生は嘘で塗り固められていると気づいているからだ。クナナンが宛名を間違えて送ったために父親にゲイだとバレそうなっていた。クナナンはデヴィッドに自宅に到着するなり、時計を贈りプロポーズする。結婚はできないと断られても週末かけて考えて欲しいと頼む。
その夜、デヴィッドはクナナンを連れバーへ繰り出し同僚のリンダに紹介する。また彼が嘘をついていると知り、答えは同じと断る。新しい仕事も家も嘘で、今度は僕が君を助ける、でも結婚はできないと時計を返す。今夜会う友達はジェフリーなのかと指摘するとデヴィッドは否定する。監視していたクナナンはデヴィッドが男と一緒に帰るのを目撃する。その夜、ジェフリーの家に宿泊するクナナンは、彼が不在なのをいいことに隠してあった銃を盗み出す。軍時代にジェフリーが匿名でインタビューを受けたビデオを見つける。
1995年11月、ジェフリー殺害の2年前。巡洋艦に乗船していたジェフリーはカミングアウトについての大きな決断を下す。ゲイであることを理由に殴られていた兵士を助ける。彼に対する暴力を止め、慰めているのを別の兵士に見られてしまう。ジェフリーが身を置く米海軍において当時タブーとされていた同性愛。ゲイの士官が基地で捕まったという。不名誉除隊の代わりに寝た相手の名前は分からないがタトゥーを覚えていると聞く。次第に周囲の反応もよそよそしくなり、大佐に呼び出されたジェフリーは規律は軍の要だと告げられる。
自殺を試みるほど追いつめられた彼は、初めて足を踏み入れたゲイバーでクナナンと出会う。クナナンのお陰で惨めな夜を過ごさずに済んだ。それからゲイの兵士としてCBSのインタビューを受けると話すと、犯罪者のように顔を隠し声も加工される、軍は魔女狩りのように君を追うと警告される。ジェフリーがインタビューを受けようとしている頃、ジャンニも雑誌のインタビューを受けようとしていた。
軍ではほとんどがゲイだと隠していて、この出演でキャリアは終わると覚悟していた。袋だたきに遭った兵士を助けてから疑われた。勇敢な行いをしたが見て見ぬ振りをすれば良かったと思うと答える。一方、ジャンニはアントニオを紹介し、一緒にインタビューを受ける。1997年4月27日、ジェフリー殺害当日。ジェフリーが帰宅するとクナナンが脱ぎ捨てた軍服を見つけ激怒する。なぜ捨てないと言われ、軍人だった頃の自分に戻りたいという。クナナンはあの日出会ったのが間違いだったと否定され、お前に愛されたくないと拒絶される。
ジェフリーの家を飛び出したクナナンはデヴィッドの家に押しかける。デヴィッドが恋人を帰らせると、今夜話がしたいと頼む。そしてジェフリーに銃を借りたのはデヴィッドのためだと言って彼をおびき寄せる。訪ねてきたジェフリーをデヴィッドに迎えに行かせ、クナナンはハンマーを握りしめていた…。ジェフリーが殺されたとは知らない家族は伝言を残し続けていた。姉のローラが娘を出産したのだ。
ジャンニがカムアウトを決意したのと同じ時期に奇しくもジェフリーもインタビューを受けていたとは…。
前回、ジェフリーがすぐに殺されてしまったので彼のことがよく分からないままでしたが、今回は彼を中心に展開。
ほんの20年前でさえ軍ではゲイがタブーだったなんて。あんな袋叩きにされたりしたら隠したくもなる。ジェフリーがインタビューを受けるのは大きな決断だけど、それと同時に居場所も失っていたんですね。
それ以上にゲイバーでクナナンと出会ってしまったのが運の尽き。あれほどクナナンを拒絶しなければあんな風に殺されることもなかったのかも知れない。
ジェフリー役のフィン・ウィットロックはこの演技でエミー賞助演男優賞にノミネート。アメホラの坊ちゃんとは全く違うタイプの役だったので彼の演技の幅の広さを感じましたね。それにこんなにイケメンだとは！
そしてジャンニはドナテラの反対を押し切ってインタビューを受けますが、これも世に出たのか気になりますね。ドナテラが握りつぶしてそうだ。
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