シーサイド発

海外ドラマのあらすじをネタバレでレビュー!ゲーム・オブ・スローンズ、ウォーキングデッド、アメコミなど

ザ・クラウン シーズン1

2016年11月19日 23時15分18秒 | 歴史ドラマ
Crown
Imports
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【Netflixオリジナル】The Crown Season 1 #1〜10

 現イングランド女王、エリザベス2世の半生を描いたドラマ。エリザベス役に「ウルフホール」でアン・ブーリンを演じたクレア・フォイ。フィリップ役は「ドクター・フー」の11代目ドクターのマット・スミス。チャーチル役は「デクスター」のジョン・リズゴー、ジョージ6世は「フリンジ」のジャレッド・ハリス、タウンゼント役は「ホロウ・クラウン」のベン・マイルズ、画家のサザーランドは「ゲーム・オブ・スローンズ」のスタニス。



※以下、ネタバレあらすじです

 エリザベスとフィリップの結婚から始まります。フィリップはギリシャとデンマークの国籍を捨て、エリザベスと結婚。たいそう反対されてたそうですがエリザベスが説き伏せたとか。エリザベスとフィリップが外遊中に父王ジョージ6世が病で亡くなり、エリザベス若くしては王位を継承することに。その一方で政治的駆け引きが始まり、首相のチャーチルはエリザベスの戴冠式を引き延ばすことで自身の任期を延ばそうと画策。

 王冠より愛を選んで退位した伯父エドワード8世ことウィンザー公が弟ジョージ6世の葬儀のため帰国する。彼は離婚歴のあるアメリカ人女性と不倫の末に結婚を望み、王家及び政府はそれを許さず退位を迫りイギリスから追放していた。王太后はウィンザー公のせいでジョージ6世が王冠の重圧で死んだと憎んでいた。エリザベスは伯父に王位を放棄したせいで自分が王位を継ぐことになったと謝罪を求めるシーンはとても印象的だった。誰しも望んではいないのね。

 フィリップの叔父がマウントバッテンの姓を子供たちに継がせようとしていることが王家の耳に入る。エリザベスは戴冠式を延期する代わり夫の姓を継ぐ件をチャーチルに頼む。チャーチルは年金支給の件でウィンザー公の力になる代わり、マウントバッテンの姓を継ぐのは無理だと女王を説得させる取引をする。

 濃霧の対策を取らないチャーチルの首相としての能力を疑問視する声が上がる。マウントバッテン卿は女王に首相の辞任要請すべきと提案。チャーチルは友人が濃霧の影響で事故死したことで問題を理解し、記者を集め濃霧対策を発表。エリザベスはチャーチルに辞任要請を突きつける寸前で決断を翻す。

 マーガレットはフィリップを戴冠式の委員長に任命。太王太后を見舞うためウィンザー公がふたたびロンドンへ。大主教は戴冠式に出席すべきではないとウィンザー公に苦言。太王太后の葬儀を終え、フィリップは戴冠式をテレビ中継すべきと大胆な提案をし周囲を驚かせる。王室を大衆化し国民の支持を得るべきと女王を説得し、戴冠式で王冠に跪くことで合意する。戴冠式のテレビ中継を見ていたウィンザー公は戴冠式までしなかったことを後悔したかな?

 妹マーガレット王女とタウンゼント大佐から結婚したいと報告を受けたエリザベスは祝福する。しかし二人の熱愛が報道されスキャンダルとなってしまう。結局、政府は離婚経験者との結婚を許さず、マーガレットは女王の同意が必要なくなる25歳になるのを待たされることになり、タウンゼント大佐はブリュッセルに左遷される。

 女王秘書官トミーが退職することいなり、女王は後任に上級秘書官マイケルではなく下級秘書官のマーティンを希望する。しかしトミーは私情を優先すれば王室の慣習を逸脱し崩壊につながるとエリザベスを説き伏せる。エリザベスは政治家たちと同等な気持ちで渡り合えるよう一般教養を学ぶ。チャーチルは健康問題を女王に隠し、首脳会談のためアイゼンハワーを女王に招待させる。容態を知った女王はチャーチルとソールズベリー卿を叱りつける。

 自治領を繋ぎ止める重要な外遊をこなすエリザベスとフィリップ。スコットランドへ行った王太后に代わりマーガレットは公務にあたる。最初は成功したが個性を出すあまりヘマをする。チャーチルからも個性を主張すれば国家が崩壊すると叱られる。首相は王太后を呼び戻しマーガレットから公務を奪う。エリザベスとフィリップは予定どおり全ての外遊を遂行し、イギリス連邦の安定を確保。

 エリザベスは競走馬に情熱を注ぎ、フィリップは自由を満喫する。チャーチルは両院から贈られた肖像画の老いた自分を見て、ようやく辞任を決意する。でも絵は燃やさせてしまうのでした。これは"失われた傑作"言われたそう。後任としてイーデンが首相に選出され、チャーチルは女王からこれまでの感謝を伝えられる。イーデン首相はエジプトのナセル大佐との会談において全て裏目に出てしまい、難しい立場に追い込まれる。

 マーガレットが25歳を迎え女王の同意がなくても結婚できる歳になったが、両院の了承が必要でその後1年を得て結婚できると判明。両院の了承は得られず、王族の権利を捨てるしか結婚の道はなくなる。常に"エリザベス"よりも"女王"が勝たねばならないと教えられていたエリザベスは、2人の結婚をめぐって、姉として女王としての思いに引き裂かれる。ウィンザー公の助言により王冠を守る道を選ぶ。

 タウンゼント大佐はマーガレットと結婚しないことを発表し、ブリュッセルに戻る。職務を優先させた王女を見たフィリップは、女王の代理としてオーストラリアのオリンピック開会宣言と外遊へ旅立つ。ナセル大佐はイーデン首相から侮辱されたとみなし徹底的に戦うと宣告する。

思っていた以上に王族の慣習を守るっていうのは大変なのね。離婚歴がある人との結婚は宗教改革か王位放棄しか道はないらしく、女王として姉として悩むエリザベスの姿が印象的だった。
個性を主張したがったり、離婚歴ある人の結婚を望む伯父のウィンザー公とマーガレット王女はよく似ているな〜。
今後描かれるだろうチャールズ王太子とダイアナ王太子妃の離婚やカミラ夫人との結婚の王族側での背景が楽しみ。
しばし問題発言で話題となるフィリップ殿下ですが、戴冠式のテレビ中継はいいアイデアだと思う!王太后も言っていたけど、あれほど自由な王家の配偶者はいないよね。
外遊があんなに大変なものでイギリス連邦に重要なことだというのもこのドラマ見て分かった気がする。女王が果たすべき職務がどれだけ重要で、個人よりも優先させなければいけないなんて重圧はものすごいだろうな。
全6シーズンの構想があるそうですが、そろそろサッチャーとかも登場するのかな?マーガレット王女のその後も気になる。

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クレア・フォイ,マット・スミス,ヴァネッサ・カービー,ジョン・リスゴー,ベン・マイルズ
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視聴環境:Netflix

©︎2009 シーサイド発


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