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True Detective Season 1 #8 Form and Void
［シーズン1最終回］
犯人は人里離れた一軒家に父親を監禁していた。彼はベティという女と暮らしていて、痕跡を残して数週間経つためそろそろ見つけるだろうかと思っていた。「昇天して繰り返しの輪から抜け出す。最終段階だ。朝に冥界を垣間みる時がある」と話す。そして彼女に花を咲かせてやる。
※以下、ネタバレです。
ラストとマーティンは儀式のテープをジェラシに見せる。マリーの失踪の調書を取りテッド・チルドレスが遠い親戚か何かで取り消した、命令に従っただけと主張。ラストは自分らに何かあればテープはお前が持っていた、少女の失踪も否定した、証拠はメディアやFBI連邦検事局に送付可能だと脅す。脅しは本当だと警告するため待機させていたバーのオーナーにライフルで車を撃たせる。その頃、犯人は学校のペンキを塗っていた。
調査するとチルドレス保安官に子供はなく手掛かりが掴めない。そんな中、マーティンが見つけた一枚の写真が光明をもたらす。95年のドーラの事件で撮影した家のペンキが新しく塗り直されていたのだ。緑のペンキが耳に付着し、それが緑の耳のスパゲッティモンスターなのではと推測。その家を訪ねるまでの車内で、10年前のケンカで手加減しただろうとマーティンが指摘。マギーがラストを責めるな彼が選んだんじゃなく、自分のせいだと言っていたと話すと、相棒を利用し別れたいと思うほど彼女を追い込んだとマーティンを責めたと言われる。でも彼女は今も心配していたと教える。
その写真に写っていた家を訪ねた二人は、かつてそこに住んでいた老婦人から、その家のペンキを塗った男の顎に傷があったとの証言を得る。塗装業の営業許可証はビリー・チルドレスで発行されており、沿岸地域の学校や公園、墓地で仕事をしていた。ビリーは1944年エラス生まれで父はウィリアム、母はリズベスだが息子の記録はなかった。ラストはFBIや州警察、州検事局やメディアに宛て証拠やテープのコピーなどを準備し、24時間以内に連絡がなければ発送して欲しいとオーナーに託す。その頃、マーティンは連絡したら来いとパパーニアに頼む。
二人は人里はなれた場所に建つ一軒の家の前にたどり着く。ラストはここだと確信を持つ。電話を借りにマーティンが押し入り、ラストは犯人を見つけ後を追う。マーティンは汚い部屋の奥でベティを見つけ電話は何処だと銃で脅す。小屋で拘束された父親のビリーを見つけ、ラストの後を追う。ラストは入り組んだ敷地内のトンネルへ。そこには大きな枝細工がいくつもあり、犯人に導かれ奥へと進んでいく。吹抜けに辿り着くと黄色い王のオブジェがあり、見上げると青い渦が見える。すると背後から斧で襲われる。
腹を刺され窮地に追い込まれたラストは頭突きで反撃。駆けつけたマーティンが発砲するが斧で胸を刺されてしまう。ラストが犯人を射殺しマーティンを救う。重傷のラストのそばで彼を励ますマーティン。ようやく連絡を受けた警察が駆けつける。病院に運ばれたマーティンは事件の経過をパパーニアたちから聞く。小児性愛やブードゥー信奉も関わり、犯人はビルの息子だったが記録はなし。女とは腹違いの兄妹だったという。押収したナイフがレイクチャールズ事件とドーラの傷と一致し、男の指紋も出た。ラストはまだ昏睡だというがマギーや娘たちが面会にやってくる。
その後ニュースでルイジアナ連続殺人事件の犯人はエロール・チルドレスだと報道される。しかし州司法長官とFBIは容疑者がタトル上院議員の親族とは否定的だった。ようやく目覚めたラストをマーティンが見舞う。ラストは95年のペリカン島の学校で芝刈りしていたエロールに会っていたと話す。ラストはタトルやビデオの連中を逮捕出来ず不機嫌だった。
退院を控えたラストにマーティンが後の事は考えてあると伝え、包装されたタバコを贈る。ラストは闇の中で別の世界があり温かい本質の世界があった、そこで娘を感じ父親がいるのを感じたという。娘の愛を強く感じそして目覚めた。マーティンは「夜空を見上げ物語を作ったんだろう？」と問いかけると、それは"光”対"闇"だったという。そのまま車で連れて行けとマーティンにせがみ、「前は闇一色だったが今は光が優勢だ」と言う。
こんなに最終回が待ち遠しかったのは久しぶり。そして完璧なラスト。
犯人との対決はとてもハラハラして、ラストが死んでしまうのではないかと緊張。
犯人のエコールは敢えて痕跡を残して終わらせようとしていたんだね。
前にラストが会っていたそうで、これは見なおさなきゃと思った。
トンネルにあったあの大きな枝細工、これ作るの大変だったろうなぁ。芸術にさえ感じた。
黄色い王に青い渦もしっかりあったのには驚いた。
17年に渡る捜査がようやく実を結び、ラストとマーティンのコンビだったからこそ解決出来た事件。
パパーニアたちではとても解決は無理だったよなぁ。でも危険を犯さず解決出来たんだから一番オイシイ。
再会してからのラストとマーティンは既に過去を許していて、事件の解決と共に真の友情だと分かったところも良かった。
お互いに中指立て合ってたり、前はラストに興味がなかったマーティンが夜空を見て物語を作った話を持ちだしたシーンなんか泣けてきた。
そして何より闇しか見えていなかったラストが光のほうが優勢なのは良かった。
巧妙に作られた脚本も良かったし、最後の方で映し出す犯罪現場のカメラワークが映画みたいで素晴らしかった。
これでシーズン2はさらにハードルが上がるなぁ。
見応えある8時間映画といった感じでした。是非ソフト化してもらってイッキ見してもらいたい作品。
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