Ost: the Handmaid's Tale | |
Imports | |
Imports |
The Handmaid's Tale Season 1
圧政国家ギレアドでは環境汚染で出生率が低下。数少ない生殖能力のある女性に、司令官と不妊の妻の代わりに子を宿す侍女という役目を与えていた。侍女の1人であるオブフレッド(エリザベス・モス)は、大物の司令官フレッド・ウォーターフォード(ジョセフ・ファインズ)と不妊の妻セリーナ・ジョイ(イヴォンヌ・ストラホフスキー)に仕えながら、実の娘との再会を夢見て懸命に生き延びようとする。
※以下、ネタバレあらすじです
中絶や同性愛は縛り首となり、妊娠できない欠陥女性はコロニーへ送られる。汚染物質の処理をさせられ皮膚が剥けて死んでしまうのだ。侍女たちは”おば”と呼ばれる管理者に教育・管理され、外に出る際はパートナーと行動しなければならない。オブフレッドは子を宿す儀式を行い、淡白なセックスをする。救済の儀式では、身重の侍女をレイプした男に対し、侍女たちによる集団処刑が執行される。オブフレッドは親友のモイラがコロニー送りになったと知らされた上に、家に"目"がいると警告される。
他の侍女たちとジャニーンの出産に立ち会ったオブフレッドは、娘を産んだ時のことを思い出す…。出産直後に子を亡くした母親に娘を奪われかけた。ジャニーンは健康な女の子を産み、喜びに包まれるのだった。パートナーであるオブグレンと親しくなる一方、司令官から密会の誘いを受け、理由が分からず恐怖に苛まれる。ゲームしたいと誘われスクランブルをすると、またゲームに誘われる。そんな中、オブグレンではない新たなパートナーが現れる。
ギレアド誕生前の革命の時代、女性従業員は突如クビを宣告された。女性名義の口座は凍結され逃げることすら出来ない。デモでは発砲され死にかける。一方、オブフレッドはセリーナ・ジョイと共にジャニーンの産まれた子供に会いに行く。パットナム夫人を噛んだジャニーンは追い出されようとしていた。オブグレンは性の反逆罪で拘束され、オブフレッドはリディアおばの厳しい尋問を受ける。オブグレンは女中と関係を持ち、女中は縛り首に、オブグレンは快感が得られないよう処置される。
オブフレッドが妊娠してないと知ったセリーナは罰を与え、部屋に閉じ込める。儀式の最中に司令官が勃たず、彼女はこの家に留まれるか不安になる。そんな中、前の侍女がラテン語で「奴らに虐げられるな」とメッセージを残していたのを発見する。彼女は耐えきれず自殺したと司令官から聞き、耐えられるようよう謹慎を解いてもらう。まだセンターにいた頃、オブフレッドとモイラは侍女の役割は体外受精で妊娠すると思っていたが、儀式では妻の脚の間で司令官と交わると知り恐ろしくなる。2人はおばの衣服を奪って脱走を図る。地下鉄のホームで離れ離れとなりモイラはボストンへ、捕まったオブフレッドはセンターに戻される。
セリーナ・ジョイはオブフレッドに運転手のニックと試してはどうかと提案をする。それを承諾したオブフレッドはニックと交わった夜に司令官との儀式に臨むことになる。司令官の眼差しと腿に触れた手に夫人が気づくのではないかと気が気でない。愛など悲劇しか生まないと言う司令官の言葉に幻滅する。そしてニックに"目"かと尋ねると肯定される。そんなオブフレッドことジューンが夫ルークと出会った時には妻がいた。恋に落ちたルークは妻と別れることになったのだ。
一方、違う家に移ったオブグレンは侍女たちの前で車を奪って暴走する。彼女の全ては奪えなかったと知ったオブフレッドは、その夜ニックを訪ね欲望のままに抱かれる。メキシコ通商代表団がギレアドを訪れ、侍女としての生活についてオブフレッドに質問する。パーティでは傷物の侍女たちを隠して子供たちを披露し交渉を成立させる。その夜、司令官は久しぶりにセリーナ・ジョイの体を求める。かつてセリーナ・ジョイはフェミニストで暴動を扇動し逮捕された。ギレアド建国当初、セリーナ・ジョイが生殖能力を国家資源とすべきと提案するが、女性という理由で締め出されたのだ。
後にギレアドの特産物は侍女で、輸出されると知ったオブフレッドは代表団に真実を話し助けを求める。だがシピカでは子供が6年産まれておらず力になれないと断られる。だが代表団の1人から「夫ルーカスは生きていて伝言を届けられる」と持ちかけられる。国外脱出を図ろうとしたジューンたち一家は山小屋に一時身を寄せる。だが逃走を余儀なくされジューンや娘と引き裂かれたルーカスは撃たれたが一命を取り留める。北へ逃げていたグループに助けられカナダへ逃げ延びる。三年後、ルーカスは妻ジューンからの伝言を受け取る。
司令官に秘密の冒険を持ちかけられたオブフレッド。着飾って連れて行かれた先は闇の娼館"イゼベルの店"だった。そこで死んだと思っていたモイラと再会を果たす。彼女は侍女たちを逃していたが捕まりイゼベルの店へ。司令官とベッドを共にした後、オブフレッドはニックから関係の終わりを告げられる。一方、問題を抱えていたニックは"ヤコブの息子たち"の幹部、プライスに勧誘される。幹部たちは妻たちに儀式に参加させればレイプに見えないと考えたのだ。だが最初のオブフレッドは自殺してしまう。ニックは目としてウォーターフォード司令官の行動を報告するよう命じられていた。
オブフレッドはレジスタンスの力になろうと決意し、危険な任務を引き受ける。司令官を唆して再びイゼベルの店へ行き、小包を受け取ろうとする。モイラにスパイを頼むが断られ、奴らに虐げられないでと説得する。一方、ジャニーンは司令官との約束を信じてパットナム家から新しい任地へ異動。しかし儀式を拒否し、赤ん坊を誘拐して橋の上に立つ。オブフレッドはその子に生きる機会を奪わないでと説得。ジャニーンは赤ん坊を渡し川に飛び込んでしまう。一命を取り留めるが意識はなく、パットナム司令官は連行される。
オブフレッドはモイラから届けられた小包を受け取り、モイラはイゾベルの店から脱走を図る。夫の不貞を疑ったセリーナ・ジョイは真実を突き止めオブフレッドと司令官を糾弾する。彼女は妊娠したオブフレッドに娘ハンナの姿を見せ、お腹の子が無事ならハンナも無事だと脅迫。オブフレッドは身の安全を保障するよう司令官に頼む。そして包みの中身は侍女たちの身に起きた真実が綴られていた。一方、肉欲の罪に問われたパットナムは腕を切り取られる。
ジャニーンは子供を危険に晒したと石打ちの刑が待っていた。オブフレッドが「できない」と放棄すると侍女たちも続いて義務を放棄する。一方、オンタリオに逃げのびたモイラは難民として受け入れられる。そしてルーカスと再会を果たす。少しでも世界を変えようとしたオブフレッドは希望を感じていた。そんな中、オブフレッドはニックから「信じろついて来い」と言われ、目に連行される。
<登場人物>
◇ジューン“オブフレッド”(エリザベス・モス)/夫と娘と引き離され侍女としてウォーターフォード家へ
◆ルーカス/ジューンの夫。家族と離れ離れになったがカナダに逃げ延びた
◇モイラ/ジューンの親友で一緒に捕らわれたが脱走した
◇エミリー“オブグレン”(アレクシス・ブレデル)/侍女でオブフレッドのパートナー。建国前はゲイで妻がいた
◇ジャニーン“オブウォーレン”/パットナム家の侍女。反抗して片目を抉られた
◇リディアおば/侍女を統括している"おば"のひとり
◆フレッド・ウォーターフォード(ジョセフ・ファインズ)/大物司令官。ギレアド建国にも携わった
◇セリーナ・ジョイ・ウォーターフォード(イヴォンヌ・ストラフスキー)/ウォーターフォード司令官の妻
◆ニック・ブレイン/ウォーターフォード家の運転手。実は"目"
◇リタ/ウォーターフォード家の家政婦
家畜のように耳に赤いタグを付けられている侍女たち。侍女は赤、司令官の妻はグリーン、おばは茶系、下働きはベージュで女性たちは色で識別されているんですね。本を読んだだけで手を切られたり、反抗的だと目を抉られたり、人間として扱われてない。こんな世界、下手したらあり得そうで恐ろしい。侍女の名前はof+司令官のファーストネームに準じるので、オブフレッドになるんですね。
そんな劣悪な環境に置かれた侍女たちが時折見せる笑顔や反骨心が健気なんですよね。ジャニーンへの石打ちの刑に抵抗する侍女たちの姿には感動しました。
セリーナ・ジョイにも同情すべきところがあるなと思っていたら、生殖能力を資源にするアイデアが彼女が考えたと知ってガックリ。更にオブフレッドの娘をダシに脅迫したりで最悪。
一番最低なのは建国した幹部たちですが、司令官は肉欲を捨てちゃいないし、そもそも種なしかも?なので国の役にも立っていない。
モイラは無事にカナダに逃げ延びましたが、オブフレッドが解放されるのはいつになることか。ニックによって連れ出された先がどんなところなのかも気になりますね。
賞レースではエミー賞、ゴールデングローブ賞共に総ナメなのも納得の面白さでした!
本国では来週からシーズン2の配信が始まりますが、日本はいつ見れるんでしょうね。Huluさんお願いしますよ!
↓参考になったと思ったらポチッと!
にほんブログ村
侍女の物語 (ハヤカワepi文庫) | |
斎藤 英治 | |
早川書房 |
Handmaid's Tale: Season 1/ [Blu-ray] [Import] | |
クリエーター情報なし | |
メーカー情報なし |
視聴環境:Hulu
©︎2009 シーサイド発