富士山と矢倉岳を結んだ線は、相模湾を横断して三浦半島に至る。その上陸先は「葉山」。
芝崎海岸から富士山方向を見た。地図上では概ねこの界隈で富士山と矢倉岳の延長線上に立つようだ。このプランは視程が良い冬を選んで撮影を行った。だが、案外冬の晴天でもクッキリとした富士山の眺望は限られるようだ。この日は「前回ブログでの江の島」撮影の後に芝崎まで足を延ばしてみたのだが、なんとなく靄が掛かった夕方になった。
コントラストを上げてみた。目を凝らすと「矢倉岳」が確認できる。目視では確認出来た「矢倉岳」だが、微妙なコントラストだったので画像上では確認が厳しい。
富士山から視線を右に振ると、鳥居のある岩礁は「菜島」。その先に江の島が見える。
更に視線を右に振ると「葉山灯台(裕次郎灯台)」がある。
日を改めて湘南国際村に向かう。
雲が多い。
待っていると微かに見えた。
無理やり画像処理でコントラストを上げた。
夕方まで待って、ようやく以下の画像が得られた。
撮影場所は「湘南国際村配水池」。この制作プランを実行したのは2009年のことなので撮影出来た。2018(平成30)年1月28日をもって展望台は立ち入ることが出来なくなったらしい。以前は「よこすか水道 水の広場」として一般開放されて「ベラビスタ」という名前のレストランもあった。
この日はこれで帰宅したものの、ここの眺望はもう少しクッキリとした画像が欲しかった。なぜなら富士山と矢倉岳との位置関係を見ることが出来る、最も遠いポイントの一つと考えられたからだ。
そして再訪。
強風注意報が出ていたので、眺望を期待して出かけた。実際、かなりの強風の中で撮影した。
位置関係を見ると、ややセンターからズレている。もう少し北寄りの展望の方が良さそうだ。この山一帯は「葉山国際カンツリー倶楽部」なので、ゴルフ場内の何処かに絶好の眺望ポイントがあれば理想的だろう。
「湘南国際村」での撮影初日は、遠望が霞の中だった。時間待ちの間に「大楠山」に上ってみた。
標高を上げても富士山は霞んで見えなかった。
大楠山からは、相模湾とは反対側に東京湾の展望が開けていた。遠くに横浜ランドマークタワーも見えた。
眼下には横須賀の街並みと「猿島」、そしてその先に房総半島の富津が見えた。「浦賀水道」の狭さが良く分かる。この画面からは右にズレるがそこに最終目的地の「走水」がある。
薄っすらと伊豆半島の影が見えた。
次回に続く。