神奈川県西部地域は、富士山の姿が良く見えると思われる。だが、小田原城のある街中では富士山が見えない。それは箱根外輪山の裾部分の影に入ってしまうからだ。また、南足柄市も同様に箱根外輪山の縁に沿っている地域が多く、隠れてしまう。
足柄平野で富士山を鑑賞するには、小田原市北部・東部地域から南足柄市の東部、そして大井町、開成町、松田町、山北町の一部だ。
前回は、富士山の頂上と矢倉岳の頂上が接するところまで近づいてみた。では、その先はどの様になるかを、今回は見て行こうと思う。
この画像を撮影した場所を、グーグルストリートビューで探してみたが、該当する場所はまるで変ってしまっている。更には山並みも建てられた住宅によって遮られて、このように見ることが難しくなってきている。洞川沿いの道である。
現在では見ることが難しくなってきた山並みだが、この画像のように矢倉岳に富士山が隠れてしまい、ほんの一部だけ雪の白さによってその存在が分かる。
洞川を遡っていくと、ほぼ矢倉岳の背後に富士山が入ってしまった。
この場所は高圧線鉄塔のお陰ではっきりと分かる。
https://goo.gl/maps/svFQoz5LZmeBKzJn8
右に見える学校らしき建物は「南足柄市立向田小学校」。
この先は矢倉岳の姿も隠れるので、黄色い車のT字路を左折して大雄山線「和田河原」駅に向かう。
「和田河原」駅の「富士フイルム前」駅側にある「和田河原踏切」からの富士山と矢倉岳の姿。
さて、富士山と矢倉岳の見え方の面白そうなところを探して、開成町方向へ歩いた。
画面右は「富士フイルム先進研究所」。
https://goo.gl/maps/TLCqVsKq6tU4nZdi8
富士山と矢倉岳の斜面を合わせられる場所にて。
※ 2023/06/27追加画像
「富士フイルム先進研究所」近くを概ね北北西方向に移動中。
夕暮れ時に見てみた。
https://goo.gl/maps/7Bjq6g2cYwAdB2Jk8
ここは酒匂川の堤から降りたところで、小田急線「栢山」駅と「開成」駅の中間である。
酒匂川右岸堤から「神奈川県立小田原城北工業高校」グランド裏に下りる小道からの眺望。
小田原市曽比地区。
この日は手前の矢倉岳が影になり、コントラストがハッキリとして富士山との重なり方が分かりやすかった。
住宅街の路地からも、さりげなく富士山と矢倉岳が重なって見えた。
かなり象徴的ともいえる重なり方をする、富士山と矢倉岳である。
なにか神話的なものと繋がりがでてきそうな神秘性を感じてもおかしくはなさそうだ。
次回に続く。
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