母は私とは、今は一緒に住んでいない。
昔からの母の夢で、『長男と暮らす』が実現して早8年。
私の弟(長男)の所へ移り住む直前、
(いいや。思い起こせば私が物心付いた頃から)
『私(母)の本当の家は、ここではない。(弟の所が本当の場所)』
と豪語していて、引越しの時は、嬉々として旅立って行ったのに…
都合の宜しい事に、今又私と住みたがっている。
弟の嫁さん・嫁さんの実家・腑抜けてしまった弟・知らない土地、
が性に合わないらしい…。
私としたら『知るかーっ!?』である。大体、母は我侭だ。
嫁さんと、弟と実家と土地?…それって、全部じゃん!
この期に及んで
『だって、長男は家を取る者って教わってきたもの!
誰も年取ったら女の子と暮らす方が幸せだよナンテ、
誰も教えてくれなかった!』
とノタマウ…。おいおい…。
ソレが正論だと思っている所がコワイ。
それでも、あんたが選んだ人生だ。
ましてや捨てゼリフ残して嬉々として旅立ったあんたの姿を
私はしっかり覚えているよ。
正月もそうなのだが、ウチへ時々連れて来てやると凄く喜ぶ。
喜んだついでに、嫁の愚痴やら弟の愚痴やら繰り返し聞かされる…。
そして、私を褒め称える。
人の悪口は聞いていて気分が良い物ではない。
吐いている方は良いが、吐かれている方は堪ったもんじゃない。
当てつけに褒め称えられても嬉しかない…。
『ドウ考えても、あんたの方が間違ってるよ』
『時代錯誤もはなはだしい』と思いながらも、
返すとソレはそれで又ウルサイし可愛そうと思う気持ちもあって、
とりあえず聞いていてやるが、数日一緒に居ると非常に疲れる。
良くしゃべる…。
寝てるか、しゃべってるか…(寝ててもウルサイからずっと?)
TVを見ていても解説者並みにしゃべるし
独り言も大きいので、自分の声で何も耳に入らなくなるらしい。
TVのクイズ番組等で、自論を1人でしゃべり続け
解答も聞こえず、『答えなんだって?!』
と聞いてくる事がよくある。
私だって、あんたの声で何にも聞こえなかったョ…。
そんな母は、数々の武勇伝がある。
とりあえず、新しい所から言うと、正月ウチに2~3日泊まらせた時の話…。
実は子うさぎが彼氏を正月に連れてきた。
なんでも、今年籍を入れる事にしたそうだ。
母(子うさぎにとって婆ちゃん、以下:婆ちゃん)が
こちらに来ているので、いい機会だから顔合わせに
一度連れてくるように言ってあり、皆で外でご飯を食べる事にした。
初めて彼氏と婆ちゃんが顔を合わせる瞬間…
婆ちゃんは、玄関でブーツと格闘していた。
玄関が狭かったので、ドアの外へ出て皆で婆ちゃんを
待っていたのだが、婆ちゃんが外へ出て来ない。
何をしているのかと思ったら、靴下を重ね履きし過ぎて
(4枚!ドコの雪国だ?!)
ブーツが入らなかったのだ…。
(そりゃそうだ…)
やっとこさ、靴を履いて出てきた婆ちゃんに
「こちらが、子うさぎの彼氏。こちらが婆ちゃん」
と紹介すると、婆ちゃん一言。
「いつも、孫がお世話になっています。【ミニうさぎ】の祖母です。」
…一同、し~ん。
で、婆ちゃんは…????
【ミニうさぎ】は【子うさぎ】の妹。
彼氏もミニうさぎの事は聞いていたので、
『誰それ?』とはならなかったが、苦笑い…。
子うさぎも苦笑い…。
私は呆れ…。
ようやく、場の白けた原因が自分にあると(指摘され)判った婆ちゃん。
「や、や、【ミニうさぎ】の婆ちゃんでもあり【子うさぎ】の婆ちゃんじゃん!」
と訳のわからない言い訳を持ち出した。
良いんだろうか、こんなんで…。この人の血が私にも半分流れている…。
婆ちゃんの武勇伝は他にもあるので暫く書いていく。
昔からの母の夢で、『長男と暮らす』が実現して早8年。
私の弟(長男)の所へ移り住む直前、
(いいや。思い起こせば私が物心付いた頃から)
『私(母)の本当の家は、ここではない。(弟の所が本当の場所)』
と豪語していて、引越しの時は、嬉々として旅立って行ったのに…
都合の宜しい事に、今又私と住みたがっている。
弟の嫁さん・嫁さんの実家・腑抜けてしまった弟・知らない土地、
が性に合わないらしい…。
私としたら『知るかーっ!?』である。大体、母は我侭だ。
嫁さんと、弟と実家と土地?…それって、全部じゃん!
この期に及んで
『だって、長男は家を取る者って教わってきたもの!
誰も年取ったら女の子と暮らす方が幸せだよナンテ、
誰も教えてくれなかった!』
とノタマウ…。おいおい…。
ソレが正論だと思っている所がコワイ。
それでも、あんたが選んだ人生だ。
ましてや捨てゼリフ残して嬉々として旅立ったあんたの姿を
私はしっかり覚えているよ。
正月もそうなのだが、ウチへ時々連れて来てやると凄く喜ぶ。
喜んだついでに、嫁の愚痴やら弟の愚痴やら繰り返し聞かされる…。
そして、私を褒め称える。
人の悪口は聞いていて気分が良い物ではない。
吐いている方は良いが、吐かれている方は堪ったもんじゃない。
当てつけに褒め称えられても嬉しかない…。
『ドウ考えても、あんたの方が間違ってるよ』
『時代錯誤もはなはだしい』と思いながらも、
返すとソレはそれで又ウルサイし可愛そうと思う気持ちもあって、
とりあえず聞いていてやるが、数日一緒に居ると非常に疲れる。
良くしゃべる…。
寝てるか、しゃべってるか…(寝ててもウルサイからずっと?)
TVを見ていても解説者並みにしゃべるし
独り言も大きいので、自分の声で何も耳に入らなくなるらしい。
TVのクイズ番組等で、自論を1人でしゃべり続け
解答も聞こえず、『答えなんだって?!』
と聞いてくる事がよくある。
私だって、あんたの声で何にも聞こえなかったョ…。
そんな母は、数々の武勇伝がある。
とりあえず、新しい所から言うと、正月ウチに2~3日泊まらせた時の話…。
実は子うさぎが彼氏を正月に連れてきた。
なんでも、今年籍を入れる事にしたそうだ。
母(子うさぎにとって婆ちゃん、以下:婆ちゃん)が
こちらに来ているので、いい機会だから顔合わせに
一度連れてくるように言ってあり、皆で外でご飯を食べる事にした。
初めて彼氏と婆ちゃんが顔を合わせる瞬間…
婆ちゃんは、玄関でブーツと格闘していた。
玄関が狭かったので、ドアの外へ出て皆で婆ちゃんを
待っていたのだが、婆ちゃんが外へ出て来ない。
何をしているのかと思ったら、靴下を重ね履きし過ぎて
(4枚!ドコの雪国だ?!)
ブーツが入らなかったのだ…。
(そりゃそうだ…)
やっとこさ、靴を履いて出てきた婆ちゃんに
「こちらが、子うさぎの彼氏。こちらが婆ちゃん」
と紹介すると、婆ちゃん一言。
「いつも、孫がお世話になっています。【ミニうさぎ】の祖母です。」
…一同、し~ん。
で、婆ちゃんは…????
【ミニうさぎ】は【子うさぎ】の妹。
彼氏もミニうさぎの事は聞いていたので、
『誰それ?』とはならなかったが、苦笑い…。
子うさぎも苦笑い…。
私は呆れ…。
ようやく、場の白けた原因が自分にあると(指摘され)判った婆ちゃん。
「や、や、【ミニうさぎ】の婆ちゃんでもあり【子うさぎ】の婆ちゃんじゃん!」
と訳のわからない言い訳を持ち出した。
良いんだろうか、こんなんで…。この人の血が私にも半分流れている…。
婆ちゃんの武勇伝は他にもあるので暫く書いていく。