幸田文さんの父幸田露伴さんが教えた掃除の仕方をネットで読み、あっ!私達も同じ事をやらされてた。[表現が悪いですね]
家政塾に入るとまずは物置小屋の整理です
どのように整理したかは忘れましたが
箒の手入れだけは覚えている
熱湯に塩をいれ、箒を洗う事で曲がった先も真っ直ぐになった。 箒って洗える物なのだと、驚いた記憶があった。
障子戸へのハタキのかけ方、サンに沿ってハの字にパタパタとやる。
箒は畳の目に沿って掃き出すが、ゴミを跳ね出さずに箒先は止める。
トイレの雑巾は、弟一、弟二、弟三雑巾とあり、三回雑巾でふき浄める
終わったら石鹸で洗い出す。
まだまだ他にもありますが、いろんな事を教えて下さいました。何も知らない少女達がその先、家庭人になっても困らないように仕込んで下さった事、今でも私の身体に染み付いていることが、沢山ある事に気づいたワタシです。
鬼教官と思ってたのが、有難い教育だったと気付いたのは、家庭を持ってからの事だった。
あとみよそわかの掛け軸を見かけた事で、若い頃の教官の教えを思い出し、かけがえのない体験を有難く思います。