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《 あずさからのメッセージ 》 ダウン症

2014-01-28 16:46:41 | 日記

《 あずさからのメッセージ 》 
十数年前、障がいのある子がいじめに遭い、 多数の子から殴ったり蹴 
られたりして、 亡くなるという痛ましい事件が起きました。 それを知 
った時、私は障がい児を持った親として、 また一人の教員として、 伝 
えていかなくてはならないことがあると強く感じました。 

そして平成十四年に、 担任する小学五年生の学級で、 初めて行ったのが「あずさからのメッセージ」という授業です。 梓は私の第三子でダウン症児として生まれました。 梓が大きくなっていくまでの過程を、 子供たちへの質問も交えながら話していったところ、 ぜひ自分たちにも見せてほしいと、 保護者から授業参観の要望がありました。 以降、他の学級や学校などにもどんどん広まっていき、 現在までに福岡市内六十校以上で、 出前授業や講演会をする機会をいただきました。 

梓が生まれたのは平成八年のことです。 私たち夫婦はもともと障がい児施設で、 ボランティアをしていたことから、 我が子がダウン症であるという現実も、 割に早く受け止めることができました。 迷ったのは上の二人の子たちに、 どう知らせるかということです。 私は梓と息子、娘と四人でお風呂に入りながら、 「梓はダウン症で、これから先もずっと自分の名前も書けないかもしれない」 と伝えました。 息子は黙って梓の顔を見つめていましたが、 しばらくしてこんなことを言いました。 

「さあ、なんと言ったでしょう?」 という私の質問に、 子供たちは、 「僕が代わりに書いてあげる」 「私が教えてあげるから大丈夫」 と口々に答えます。 この問いかけによって、一人ひとりの持つ優しさが、 グッと引き出されるように感じます。 実際に息子が言ったのは次の言葉でした。 「こんなに可愛いっちゃもん。 いてくれるだけでいいやん。なんもできんでいい」 この言葉を紹介した瞬間、 子供たちの障がいに対する認識が、 少し変化するように思います。 自分が何かをしてあげなくちゃ、 と考えていたのが、 いやここにいてくれるだけでいいのだと、 価値観が揺さぶられるのでしょう。 さて次は上の娘の話です。 彼女が、 「将来はたくさんの子供が欲しい。 もしかすると私も障がいのある子を産むかもしれないね」 と言ってきたことがありました。 

私は、「もしそうだとしたらどうする?」 と尋ねました。 ここで再び子供たちに質問です。 「さて娘はなんと答えたでしょう?」 「どうしよう……私に育てられるかなぁ。お母さん助けてね」 子供たちの不安はどれも深刻です。 しかし当の娘が言ったのは、 思いも掛けない言葉でした。 「そうだとしたら面白いね。 だっていろいろな子がいたほうが楽しいから」 子供たちは一瞬「えっ?」と、 息を呑むような表情を見せます。 そうか、障がい児って面白いんだ――。 いままでマイナスにばかり捉えていたものを、 プラスの存在として見られるようになるのです。 逆に私自身が子供たちから、 教わることもたくさんあります。 

授業の中で、梓が成長していくことに伴う、 「親としての喜びと不安」には、 どんなものがあるかを挙げてもらうくだりがあります。 黒板を上下半分に分けて横線を引き、 上半分に喜びを、 下半分に不安に思われることを書き出していきます。 ・中学生になれば勉強が分からなくなって困るのではないか。 ・やんちゃな子たちからいじめられるのではないか……。 将来に対する不安が次々と挙げられる中、 こんなことを口にした子がいました。 「先生、真ん中の線はいらないんじゃない?」 理由を尋ねると、 「だって勉強が分からなくても周りの人に教えてもらい、 分かるようになればそれが喜びになる。 意地悪をされても、その人の優しい面に触れれば喜びに変わるから」 これまで二つの感情を分けて考えていたことは、 果たしてよかったのだろうかと、 自分自身の教育観を大きく揺さぶられた出来事でした。 子供たちのほうでも授業を通して、 それぞれに何かを感じてくれているようです。 

「もし将来僕に障がいのある子が生まれたら、 きょうの授業を思い出してしっかり育てていきます」 と言った子。 「町で障がいのある人に出会ったら、 自分にできることはないか考えてみたい」 と言う子。 「私の妹は実は障がい児学級に通っています。 凄くわがままな妹で、喧嘩ばかりしていました。 でもきょう家に帰ったら一緒に遊ぼうと思います」 と打ち明けてくれた子。 その日の晩、ご家族の方から学校へ電話がありました。 「 “ お母さん、なんでこの子を産んだの?” と 私はいつも責められてばかりでした。でもきょう、 “ 梓ちゃんの授業を聞いて気持ちが変わったけん、 ちょっとは優しくできるかもしれんよ ” と、 あの子が言ってくれたんです……」 涙ながらに話してくださるお母さんの声を聞きながら、 私も思わず胸がいっぱいになりました。 授業の最後に、私は決まって次の自作の詩を朗読します。 「あなたの息子は あなたの娘は、 あなたの子どもになりたくて生まれてきました。 

生意気な僕を しっかり叱ってくれるから 無視した私を 諭してくれるから 泣いている僕を じっと待っていてくれるから 怒っている私の話を 最後まで聞いてくれるから 失敗したって 平気、平気と笑ってくれるから そして一緒に泣いてくれるから 一緒に笑ってくれるから おかあさん ぼくのおかあさんになる準備をしてくれていたんだね 私のおかあさんになることがきまっていたんだね だから、ぼくは、私は、 あなたの子どもになりたくて生まれてきました。」 上の娘から夫との馴初めを尋ねられ、 お互いに学生時代、障がい児施設でボランティアをしていたからと答えたところ、 「あぁ、お母さんはずっと梓のお母さんになる準備をしていたんだね」 と言ってくれたことがきっかけで生まれた詩でした。 昨年より私は特別支援学級の担任となりましたが、 梓を育ててくる中で得た多くの学びが、 いままさにここで生かされているように思います。 「お母さん、準備をしていたんだね」 という娘の言葉が、より深く私の心に響いてきます。 

ー 是松いづみ(福岡市立百道浜小学校特別支援学級教諭) 『致知』2013年2月号「致知随想」より ー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

障がいを持って生まれた子供も、 あなたのところに、選ばれて生まれてきたのだと思いませんか? 子育てをしていると、子供に教えられることが度々あります。 無意識のうちに、親が障がい児を線引しているのかもしれませんね。 

「いてくれるだけでいい」 「いろんな子がいたほうが楽しいから」 子供の素直な感想を聞くと、教えていたと思っていたら、 子供に教えられてしまいますね。 誰もが、差別なく生きていける社会を作るためには、 まずは、自分の意識を変える必要があると感じませんでしたか? 障がいはその子の個性であり、そのままの存在を受け入れる寛容さが必要なのだと思います。 

障がい者が差別やいじめを受けないで、いきいきとお互いの存在を認め合って生きていけるような社会にしていかなければならないと、思いました。 この気持に共感していただけたら、シェアをお願いします。 画像は、ブログ「しおりんといっしょ」より、ご好意により提供いただいたものですので、投稿の記事の人物とは関係ありません。 

「しおりんといっしょ」▽ http://s.ameblo.jp/ayanyan911/ 


これを読んで、とても切ない気持になりました。 

ぎすぎすした人間関係や思いやりのない社会がこのような悲劇や現象を 

生み出しているのかもしれません。 

思いやりのある暖かい社会であるよう、私達は努力し目指して行かなけれ 

ばならないと痛感しております。


車いす競技

2014-01-27 15:37:17 | おしらせ

京から明日へ。京都マラソン2014オフィシャルサイトです。

http://www.kyoto-marathon.com/lib/images/carousel/mv06.jpg

京都マラソン 車いす競技
http://www.kyoto-marathon.com/outline/

 

全国車いす駅伝競走大会
第25回大会は、2014年3月9日(日)に開催いたします。
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/tk7716/ekiden.html

 

【京都の介護タクシーグループ リレーションズ】

http://sites.google.com/site/kaigorelations/


宮川町の舞妓さん

2014-01-18 20:34:48 | 日記
 
 

鴨川付近の懐石料理店でのお食事会の模様。
初めて、まじかに観た本物の舞妓さんとのささやかなひと時です。
宮川町の舞妓さんで、年齢なんと17歳!
会話も、とても17歳とは思えない位の大人です。
祇園小唄のおどりと、少々のお茶遊びを体験しました。


 時々、こういった特別企画のお食事会が催されております。

お茶屋さんで、遊ぶのとは比較にならないほど格安で行けますよ。


近年は、昼間こうしたイベント企画に宮川町の置き屋さんと舞妓さんが採算度外視で参加されております。

伝統芸能の普及として幅広い層に支持されたいようです。

京都は宮川町のほかにも複数、花街がありますが上七軒のほうは昔ながらで、

格式が異常に高く、一見さんお断りだそうです。ちなみにVIP専用と言っても過言ではないようです。

どこも、夕方からは一見さんお断りですが昼間は開放しているところもあり、

ネットやなんかで事前に調べて行くことをお勧めいたします。

京都市内各地の節分行事

2014-01-18 01:10:31 | おしらせ

京都市内各地の節分行事

地主神社 節分祭 2014/2/3(月) 14:00~
http://www.jishujinja.or.jp/jishu/gyouji/setsubun/index.html

北野天満宮 節分祭 http://kitanotenmangu.or.jp/kitano_event/節分祭と追儺式/

下鴨神社 節分祭 http://www.shimogamo-jinja.or.jp/saijik.html

廬山寺 節分会 http://www7a.biglobe.ne.jp/~rozanji/50_setubun.html

伏見稲荷大社 節分祭 http://inari.jp/rite/?month=2月#301

平安神宮 節分行事 http://www.heianjingu.or.jp/02/0201.html

壬生寺 節分会 http://www.mibudera.com/k_annai.htm

知恩院 追儺式(ついなしき) 
http://www.chion-in.or.jp/03_gyoji/recordEvent.php?id=1103&PHPSESSID=6ad2ff6b12d4146eb4fef556dbe97c1b

八坂神社 節分祭 http://www.yasaka-jinja.or.jp/event/setsubun.html

清水寺 節分会 http://www.kiyomizudera.or.jp/news/2014/01/213.html

吉田神社 節分祭 http://www5.ocn.ne.jp/~yosida/setubunsai.htm

京都のバリアフリー観光・旅行
https://www.facebook.com/wonderfulcare

京都のバリアフリー観光・旅行 お役立ち情報まとめ
http://matome.naver.jp/odai/2136877283891323601

【京都の介護タクシーグループ リレーションズ】

 http://sites.google.com/site/kaigorelations/


希少難病患者支援

2014-01-09 12:49:09 | おしらせ

希少難病約7000種類あるといわれる中
国の支援対象はわずか約400種類5%程度
この先、国だけに頼っていても解決しない、、
希少難病問題。。。

治療法、治療薬が無く、国の支援が受けられな
希少難病患者の支援、研究を民間で支援するのが『L&M』

NPO法人 希少難病患者支援事務局(SORD-ソルド
http://www.sord.jp/

【京都みやこメッセ 大展示場】で今年の【3月1日】に開催する
チャリティーイベント『L&M』
https://www.sord.jp/r7000/live_market
https://www.facebook.com/NPO.SORD

ここで得た収益は、国の支援対象とならない患者会、
コミュニティーへの活動費助成や希少難病研究費として、
また、SORDの運営資金として大切に活用させて頂きます。